メインポール1本というシンプルな構造のため、誰でも簡単に短時間で設営できる「ワンポールテント」。
ソロからデュオキャンプ向けやファミリーキャンプ向けまで、サイズが豊富なことも魅力の1つです。
しかし、さまざまなメーカーから販売されているため、どれが自分に合うのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ファミリーキャンプにおすすめの3人用ワンポールテントのメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
目次
- 1 3人用ワンポールテントを使うメリット
- 2 3人用ワンポールテントを使うデメリット
- 3 3人用ワンポールテントの選び方
- 4 3人用ワンポールテントおすすめ10選
- 4.1 【DOD】ワンポールテントM(T5-47-TN)
- 4.2 【CAPTAIN STAG】レクタ TYPE2(UA-68)
- 4.3 【QUICKCAMP】ワンポールテント
- 4.4 【Visionpeaks】TCティピシェルター(VP160101I01)
- 4.5 【WAQ】Alpha TC/FT(WAQ-TCTF1)
- 4.6 【TOMOUNT】ベルテント(Bell tent5)
- 4.7 【Tent-Mark DESIGNS】サーカスTC BIG(01)
- 4.8 【Canadian East】グロッケ8(CETO1003)
- 4.9 【ogawa】グロッケ8TC(2787)
- 4.10 【NORDISK】Asgard 12.6(242023)
- 5 まとめ
3人用ワンポールテントを使うメリット
簡単に設営できる
ワンポールテントはシートを広げて数か所ペグダウンをし、テント内でポールを立ち上げればほとんど完成します。
使用するポールは1本とシンプルな構造であるため、誰でも簡単に短時間で設営できるでしょう。
小さなお子さんでもできる簡単な作業もあるため、家族で協力してテントを設営することも楽しいです。
自由にレイアウト可能
テント内でインナーテントやグランドシートを使用して、自由にレイアウトを楽しめることも魅力の1つでしょう。
ワンポールテントにはもともと前室はないですが、インナーテントを使用すれば前室やリビングを作ることもできます。
さらに、ドアパネルをポールで跳ね上げてキャノピーとして使用すれば、広々とした開放的な空間でキャンプを楽しめます。
1年中快適に過ごせる
ワンポールテントは機能性に優れる商品が多く、暑い季節から寒い季節までオールシーズン快適に過ごせるでしょう。
ベンチレーションやメッシュパネルがついていれば、蒸し暑い夏の夜でもテント内への虫の侵入を気にせず涼しく眠れます。
また、スカートや煙突穴がついていれば冬の寒い時期でも、換気を行いながら安全に暖房器具を使えます。
価格が安い商品が多い
シンプルな構造で必要なパーツも少ないワンポールテントは、比較的価格が安く手を出しやすい商品が多いです。
そのため、これからキャンプを始めたいという方にもおすすめできるテントの1つです。
ただし、インナーテントやグランドシートなどは別売りとなっている商品もあるため、購入前に必ず確認してください。
コンパクトで持ち運びしやすい
使用しているパーツが少なく、テント自体あまり大きくない3人用ワンポールテントは、コンパクトに収納できます。
生地にポリエステルやナイロンを、ポールにアルミやカーボンを使用していれば、さらに軽量で持ち運びしやすいでしょう。
徒歩やバイク、公共交通機関を移動手段としてキャンプに行く方には、とくにおすすめのテントです。
3人用ワンポールテントを使うデメリット
デッドスペースが生まれやすい
ワンポールテントは構造上、壁が近くなるにつれ天井が低くなるため、デッドスペースが生まれやすく窮屈に感じやすいです。
さらに、真ん中にメインポールがあるため、テント内のレイアウトをする際に邪魔と感じる方もいるでしょう。
立ち上がり部分が高い「ベル型」テントや「二股ポール」を使用すると、スペースを広々と使えるためチェックしてみてください。
風や雨に弱い
ワンポールテントはメインポール1本というシンプルな構造のため、強い風や雨には弱いというデメリットもあります。
キャンプに行く際は事前に天気予報を必ず確認して、あまりにも風や雨が強い日は中止を選択する必要もあるでしょう。
また、設営時に風が弱いときでもガイロープを説明書の指定通りに張って、強風対策を行ってください。
広い設営スペースが必要
ワンポールテントは壁に近づくにつれて天井が低くなる構造上、広い設営スペースが必要となります。
キャンプ場によっては設営できるスペースが限られている場合があるので、予約をする前に設営サイズを確認しましょう。
また、前室やリビングスペースが無いため、タープやシェルターテントを使用する方はさらに大きなスペースが必要です。
3人用ワンポールテントの選び方
サイズは「使用人数+2人」がおすすめ
デッドスペースを感じやすいワンポールテントは「使用人数+2人」の余裕を持ったサイズを購入するとよいでしょう。
スペースに余裕があれば、テント内を広々と使えるだけではなく、荷物を置くスペースとしても活躍します。
ただし、サイズの大きすぎるテントは重量が増え、持ち運びが大変となってしまいます。
テントを購入する際は、テント内の快適な居住性と持ち運びやすさのバランスを見ながら、自分に合ったサイズを選んでください。
「天井高200cm以上」だと快適
ワンポールテントは「天井高200cm以上」であれば、窮屈に感じることなく快適に過ごせるでしょう。
天井高が低いテントでは出入りや移動、着替えの際にいちいち腰をかがめる必要があり、腰に負担がかかります。
しかし、天井高の高いテントは外の風の影響を受けやすく、設営に時間がかかるというデメリットも。
テント内の過ごしやすさと設営のしやすさのバランスを見ながら、適切な天井高のテントを探してください。
使用用途に合わせた素材を選ぼう
ワンポールテントに使用される素材は2種類あるため、それぞれの特徴を理解して使用用途に合った素材を選びましょう。
化学繊維(ポリエステル・ナイロン)
軽量で持ち運びしやすく、速乾性があるためお手入れが簡単です。
価格も安く購入しやすいですが、通気性が悪く結露しやすいというデメリットも。
TC(ポリコットン)
ポリエステルとコットンの混紡素材です。
透湿性や防水性に優れるため夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。
火の粉にも強いですが、重量があり価格も高いです。
専用のインナーテントがあると便利
ワンポールテントには通常、2ルームテントのようなリビングスペースがありません。
しかし、専用のインナーテントを使用すれば、テント内をリビングと寝室にスペースを分けて使用できます。
「カンガルースタイル」として小さなテントを使用する方法もありますが、デッドスペースが生まれやすいためおすすめできません。
ぜひ購入する前に、専用のインナーテントがセットになっているか確認してみてください。
「耐水圧1,500~2,000mm」が安心
自然の中で楽しむキャンプでは、天気予報が晴れでも急に雨が降ってくることがあります。
雨が降っても「耐水圧1,500~2,000mm」程度の防水性能に優れたテントであれば、安心して使用できます。
また、TC素材に限っては耐水圧の表記が低くても問題ありません。
TC素材は吸水性に優れ、生地に水が染み込むと糸が膨張し空気すら通さないため、防水性に優れます。
ただし、吸水性の高いTC素材は水分を含むと、乾きにくいためお手入れの際は注意が必要です。
あると便利な機能をチェック
ワンポールテントにあると便利な機能を紹介します。
メッシュパネル・ベンチレーション
真夏の暑い日でもテント内への虫の侵入を気にすることなく、涼しく快適に過ごせます。
スカート
フライシートが地面まで伸びた部分を指します。
地面からくる冷気を遮断し、テント内の保温に役立ちます。
キャノピー
ドアパネルでポールを跳ね上げて作る日さしです。
テント内への出入りの際に、雨の侵入を防ぎます。
キャンパーに人気の高いおすすめメーカー
キャンパーに人気の高いメーカーを3つ紹介します。
DOD
大阪に本社がある「ウサギ」が目印のアウトドアメーカーです。
必要な機能は残しつつ価格を抑えた、コスパの良い商品が魅力です。
ogawa
100年以上続く日本の老舗アウトドアメーカーです。
高品質で耐久性や機能性に優れた商品を多く発売しています。
tent-Mark DESIGNS
アウトドアショップ「WILD-1」から創業したメーカーです。
「サーカスTC」シリーズはシンプルで使い勝手が良く、人気が高いです。
気になる価格帯を確認しよう
3人用サイズのワンポールテントは安いもので2万円台から高いものだと15万円を上回るものまで、価格帯に大きな幅があります。
使用している生地や機能性、メーカーのブランド力などによって価格帯が決められています。
高価なテントは品質が高く使い勝手の良いものが多いですが、使用する人によってはオーバースペックとなる可能性も。
購入する際は、価格はあまり気にせずに自分の使用用途やスタイルに合った適切なテントを選んでください。
3人用ワンポールテントおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 耐水圧 |
---|---|---|---|---|
DOD ワンポールテントM | 4.5kg | 370×325×200cm | ポリエステル | 2,000mm |
CAPTAIN STAG レクタ TYPE2 | 4.8kg | 270×345×180cm | ポリエステル | 2,000mm |
QUICKCAMP ワンポールテント | 13.7kg | 440×380×290cm | TC | 不明 |
Visionpeaks TCティピシェルター | 12.3kg | 440×420×290cm | ポリエステル | 2,000mm |
WAQ Alpha TC/FT | 16.5kg | 400×400×250cm | TC | 不明 |
TOMOUNT ベルテント | 17.5kg | 300x300x200cm | TC | 不明 |
Tent-Mark DESIGNS サーカスTC BIG | 11.4kg | 520×520×350cm | TC | 不明 |
Canadian East グロッケ8 | 11kg | 340x215x225cm | ポリエステル | 1,800mm |
ogawa グロッケ8TC | 11.7kg | 215×225×335cm | TC | 350mm |
NORDISK Asgard 12.6 | 16kg | 400×375×250cm | TC | 350mm |
【DOD】
ワンポールテントM(T5-47-TN)
ペグを打ち込みポールを立てるだけで誰でも簡単に設営でき、コンパクトに持ち運び可能な3人用ワンポールテントです。
身長の大きな人でも立てる天井高200cmを確保しつつ、重量は4.5kgと軽量なため、簡単に持ち運びできるでしょう。
また、インナーテントやペグなど設営に必要なアイテムがすべてセットになっているため、購入後すぐに設営できます。
重さ | 4.5kg |
---|---|
サイズ | 370×325×200cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【CAPTAIN STAG】
レクタ TYPE2(UA-68)
ペグダウンの位置も明確で誰でも簡単に設営できるスクエアタイプの、3人用サイズのワンポールテントです。
インナーシートがセットになっており、前室スペースもあるため、荷物置き場として活躍するでしょう。
また、吊り下げ式のインナーテントは取り外し可能で、外せばシェルターテントとしても使用でき、汎用性の高い商品です。
重さ | 4.8kg |
---|---|
サイズ | 270×345×180cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【QUICKCAMP】
ワンポールテント
遮光性や通気性に優れたTC素材を使用した、広々とした快適な空間が魅力のワンポールテントです。
設営時にペグダウンの位置がわかりやすい「設営ガイド」がセットになっているため、初心者の方にもおすすめですよ。
また、インナーテントはフルメッシュパネル仕様が可能なため、蒸し暑い夏でも虫の侵入を気にせずに快適に過ごせるでしょう。
重さ | 13.7kg |
---|---|
サイズ | 440×380×290cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【Visionpeaks】
TCティピシェルター(VP160101I01)
インナーテントがセットになっており広々とした前室空間が魅力で、3~4人用サイズのワンポールテントです。
通気性や保温性に優れたTC素材を使用しているため、夏は涼しく冬は暖かくオールシーズン快適に過ごせるでしょう。
インナーテントは取り外し可能で複数のドアパネルを備えているため、アイディア次第でさまざまなテントアレンジを楽しめます。
重さ | 12.3kg |
---|---|
サイズ | 440×420×290cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【WAQ】
Alpha TC/FT(WAQ-TCTF1)
透湿性や耐熱性、遮光性に優れたTC素材を使用した、ファミリーキャンプでも広々と使えるワンポールテントです。
耐久性の高いスチールを使用したメインポールには「ランタンフック付き」のためテント内でランタンハンガーとしても活躍します。
また、「煙突穴」や「スカート」がついているため、寒い季節でも冷気を遮断しながら快適に過ごせるでしょう。
重さ | 16.5kg |
---|---|
サイズ | 400×400×250cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【TOMOUNT】
ベルテント(Bell tent5)
手触りが良く耐久性や耐熱性、遮光性に優れたTC素材を使用した、快適な空間が魅力のベル型ワンポールテントです。
テントの壁部分の立ち上がりが高いため、天井の圧迫感を感じることなくファミリーキャンプでも広々と使えるでしょう。
また、「煙突穴」や「ベンチレーション」がついているため、寒い時期に暖房器具を使用する際も安心です。
重さ | 17.5kg |
---|---|
サイズ | 300x300x200cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【Tent-Mark DESIGNS】
サーカスTC BIG(01)
キャンパーに人気の「サーカスTC」の機能性はそのままに、ファミリーキャンプでも使用できる大きさとなったワンポールテントです。
側部と上部合わせて6か所のベンチレーションにより、真夏でも涼しく快適に換気できるでしょう。
また、専用のオプション商品も充実しており、使用用途に合わせてさまざまなテントアレンジが楽しめます。
重さ | 11.4kg |
---|---|
サイズ | 520×520×350cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【Canadian East】
グロッケ8(CETO1003)
テントサイズの割にコンパクトに収納可能で持ち運びしやすい、ファミリーキャンプにおすすめのベル型ワンポールテントです。
テントの立ち上がり部分は72cmあるため、身長の高い方でもテント内で窮屈に感じることなく過ごせるでしょう。
テント側面の下部には大型メッシュパネルを搭載しており、真夏でも虫の侵入を気にせずに換気できます。
重さ | 11kg |
---|---|
サイズ | 340x215x225cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 1,800mm |
【ogawa】
グロッケ8TC(2787)
通気性や遮光性、保温性を兼ね備えたTC素材を使用した、居住性に優れたベル型ワンポールテントです。
テント側面のメッシュパネルや複数のベンチレーションにより、夏の蒸し暑い夜でも快適に眠れるでしょう。
また、オプション商品の「ハーフインナー」を購入すれば、テント内を寝室とリビングに分けて使うことができます。
重さ | 11.7kg |
---|---|
サイズ | 215×225×335cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【NORDISK】
Asgard 12.6(242023)
誰でも簡単に設営可能で肌触りが良く通気性や遮光性に優れた、存在感のあるベル型ワンポールテントです。
立ち上がり部分があるため窮屈に感じることなく、複数のベンチレーションにより換気も簡単に行えます。
オプション商品の「ジップインフロア」や「ジップインフロア」を使用すれば、さまざまなテントアレンジが楽しめるでしょう。
重さ | 16kg |
---|---|
サイズ | 400×375×250cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
まとめ
今回は、ファミリーキャンプにおすすめの3人用ワンポールテントのメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合ったテントを見つけて、キャンプを快適に楽しんでください。
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