ミズノの名器と言えば、伝統的な軟鉄鍛造のマッスルバックアイアンに代表される、上級者向きのモデルです。
原稿のモデルはもちろんのこと、歴代のモデルのなかには、現在でも高評価を受けている名器があります。
そこで今回は、新品モデルに中古モデルも含めた、ミズノの名器アイアンおすすめ10選をご紹介します。
さらにアイアンを選び方や、名器モデルのメリットやデメリットなども含めてご案内しますので、最後までご覧ください。
目次
- 1 ミズノの名器アイアンを使うメリット
- 2 ミズノの名器アイアンを使うデメリット
- 3 ミズノの名器アイアンの選び方
- 4 ミズノの名器アイアンおすすめ10選
- 4.1 【ミズノ】JPX 923 ホットメタル プロ
- 4.2 【ミズノ】ミズノプロ 221 (5KJSS31506)
- 4.3 【ミズノ】ミズノプロ 225 ブラック (211041)
- 4.4 【ミズノ】JPX 921 ホットメタル プロ (5KJXS35806S)
- 4.5 【ミズノ】JPX 919 ツアー (5KJSS35106)
- 4.6 【ミズノ】MP-66 (5KJXS67506S)
- 4.7 【ミズノ】MP-69 (43SS87506)
- 4.8 【ミズノ】JPX E III sv ホットメタル (5KJBS75605)
- 4.9 【ミズノ】MP-5 (5KJSS66506)
- 4.10 【ミズノ】ミズノプロ TN-87 復刻版 (5KJSD60610)
- 5 まとめ
ミズノの名器アイアンを使うメリット
高い精度と安定度
名器と呼ばれるモデルの多くは、高品質の素材と高い加工技術によって作り出された製品です。
製造プロセスはもちろんのこと、ヘッド形状や重量のバラツキが少ない安定した製品作りが、高い信頼へと繋がっています。
一貫性のある精度の高いアイアンを使用することで、精度の高いショットが可能となり自信を持つことができます。
安心感と信頼感
名器と呼ばれるアイアンは、上級者が好む打感や打音など、フィーリングにおいて高い評価を受けているモデルです。
ソフトタッチのショットが飛び過ぎることのない安心感と、プレーヤーの意思が確実に反映できる信頼感のあるクラブです。
ミズノの名器モデルは、やわらかいヒットのときでも、ダイレクトに打感が伝わってきます。
優れた設計と製造品質
名器とは、優れた設計のもと適正な形状・重量・バランスなどを備えているクラブです。
ミズノのモデルは、厳密な設計プロセスと高度な製造技術によって、高度なパフォーマンスに耐えうる品質の高さが評価されています。
またヘッドの強度を高めエネルギー伝達を向上させるフォージド製法を採用しているモデルも用意されています。
レベルに合わせた選択肢
ミズノに限らず名器と呼ばれるアスリートタイプのモデルは、限定的な品揃えとなっているものです。
ただし、ひと握りのローハンデ者の評価とは違い、幅広いゴルファーから高く評価されているモデルもあります。
ミズノには初心者から上級者まで、ゴルファーのスキルレベルやプレースタイルに合わせた選択肢が用意されています。
飛距離とコントロール性能
アイアンは、ターゲットまでの距離と打ち出すボールの方向について、高い精度が求められるクラブです。
飛び過ぎてしまうと精度は落ちますし、打ち出すボールが意に反して曲がるようではコントロールができません。
ミズノのアイアンは、良質な素材と高い加工技術によって、適正な飛距離と、安定した方向性を保つことができます。
ミズノの名器アイアンを使うデメリット
レベルの適合性
ミズノのなかで、名器と呼ばれているものは上級者向け仕様なので、スキルによっては扱いにくい場合があります。
上級者が好む操作性の高いモデルは、わずかなミスにも敏感に反応するため、ミスショットに繋がる可能性のあるクラブです。
特にマッスルバックタイプは、初心者やハイハンディキャップ者にとって難しいモデルです。
選択肢の制約
名器と呼ばれるクオリティーの高いモデルは、ミズノのなかで選択肢が多い方ではありません。
毎年のようにニューモデルは発表されていますが、マッスルバックのようなプロトタイプなみの品質を備えたクラブは1モデル程度です。
ニューモデル以外で選ぶのであれば、製造年度を遡って探すか、中古クラブから見つけることになります。
フォージドモデルのメンテナンス
ミズノのアイアンのなかには、使用後に手入れを必要とする「クロモリ」のフォージドタイプもあります。
通称クロモリと呼ばれている、クロムモリブデン鋼(SCM420)のヘッドは、やわらかい打感で人気の素材です。
ただし、使用後に適正な手入れをしないと錆びてしまうため、その錆がほかのクラブに移す可能性もあるので注意が必要です。
フィーリングの適応性
名器と呼ばれるアイアンの多くは、上級者が好む打感を備えています。
打感の良さを備えたクラブとは、しっかりとヒットした感触がありながらも、やわらかいタッチで打ち出すことができるモデルです。
ただし、すべてのゴルファーがやわらかい打感を求めているわけではなく、カツンっと音がするほどハードヘッドを好む人もいます。
予算外の設定価格
名器と言われるフラッグシップモデルは、高品質の素材が使われ、最新テクノロジーや匠の技を施したクラブです。
高価な素材に複雑な工程の製品ですから、適正な価格とは言え、高価で設定されている商品となっています。
あらかじめ決めていた予算と合わないようであれば、予算外の出費を覚悟しなければならない場合もあります。
ミズノの名器アイアンの選び方
プレースタイルとスキルレベル
ミズノは幅広いタイプのアイアンを用意しているので、プレースタイルとスキルレベルに合わせて選ぶことができます。
ただし、名器と呼ばれるアイアンは、アスリート向けに造られたモデルが多く、自分自身のスキルチェックが必要です。
ヘッドスピードや弾道の測定は、専用機器が用意されている専門店や量販店をりゆすれば分かります。
さらに、自分にとって適正なクラブを知るためには、専門スタッフのアドバイスを受けることをおすすめします。
打感・打音とフィーリング
アイアンを選ぶときには、打感・打音の良さや、自分のフィーリングに合っているかを確認したいものです。
製品の精度と感覚は違うものですから、個々の好みに合うかを確かめられるかは、選ぶ上で重要なことです。
試打用クラブを用意しているショップであれば、実際にボールを打って確かめることはできます。
ただし、試打用クラブはニューモデルを対象としているので、歴代の名器と呼ばれるモデルに試打用は用意していな場合もあります。
ヘッド形状と性能
ミズノで名器と呼ばれるモデルのヘッドには、マッスルバックタイプとキャビティバックタイプがあります。
初期のマッスルバックは打感の良さ、キャビティバックは許容性の広さに特徴があるタイプです。
ただし、現行モデルは初期型の良さを残しながらも進化しているので、試打をして確認することが必要です。
同じシリーズのなかに、マッスルバックとキャビティバックを用意しているので、自身のスキルや好みに合わせて選ぶことができます。
口コミと評価
名器とは、メーカーが自らから名乗ったものではなく、ユーザーから高い評価を受けたことによる称号のようなものです。
評価者が多いほど精度の高い情報とはなりますが、限られた評価数でも名器と呼ばれている場合もあります。
もともと評価や選択の基準が示されているわけではないので、確認方法の1つとして口コミや評価を調べてみることをおすすめです。
肯定的な口コミや辛辣な意見などを参考にすることで、確証を得ることができます。
価格帯
一般的にミズノのアイアンは、他のブランドと価格を比較して高めに設定されています。
特に、名器と呼ばれるようなトップモデルは、同じミズノ製のなかでも高めのプライスゾーンとなっています。
高い品質に高い技術が融合したモデルは高い価格帯になりますが、とりわけ人気モデルの復刻版は設定価格が高額です。
予算額を超えるプレミアタイプは、大切に使っているケースが多い、中古モデルも考慮して選ぶことをおすすめします。
ミズノの名器アイアンおすすめ10選
商品名 | ロフト角(°) | ライ角(°) | 長さ(インチ) | ヘッド形状 |
---|---|---|---|---|
JPX 923 ホットメタル プロ | 22 ~ 42.5 | 60.5 ~ 63 | 37.75 ~ 35.25 | キャビティ |
ミズノプロ 221 | 27 ~ 46 | 60.5 ~ 63 | 37.75 ~ 35.25 | マッスルバック |
ミズノプロ 225 ブラック | 24 ~ 44 | 60.5 ~ 63 | 37.75 ~ 35.25 | マッスルバック |
JPX 921 ホットメタル プロ | 22 ~ 44 | 60.5 ~ 63 | 37.75 ~ 35.25 | キャビティ |
JPX 919 ツアー | 24 ~ 46 | 60 ~ 63 | 38.25 ~ 35.25 | キャビティ |
MP-66 | 21 ~ 46 | 59.5 ~ 63 | 38.75 ~ 35.25 | キャビティ |
MP-69 | 21 ~ 46 | 59.5 ~ 63 | 38.75 ~ 35.25 | マッスルバック |
JPX E III sv ホットメタル | 23 ~ 55 | 60.5 ~ 63 | 37.75 ~ 35.25 | キャビティ |
MP-5 | 21 ~ 46 | 59.5 ~ 63 | 38.75 ~ 35.25 | マッスルバック |
ミズノプロ TN-87 | 21 ~ 56 | 57 ~ 62 | 38.5 ~ 35 | マッスルバック |
【ミズノ】
JPX 923 ホットメタル プロ
独自開発した「シームレスカップフェース」によって、ボールの初速が向上し、飛距離アップが可能なモデルです。
同じく独自開発した重心設計によって、打点のブレを抑えて、コントロール性能が向上しています。
さらにミズノ独自の「Vシャーシ」は、名器の要件とも言える、心地よい打感と打音を実感できる上級者向けモデルです。
ロフト角(°) | 22 ~ 42.5 |
---|---|
ライ角(°) | 60.5 ~ 63 |
長さ(インチ) | 37.75 ~ 35.25 |
ヘッド形状 | キャビティ |
【ミズノ】
ミズノプロ 221 (5KJSS31506)
ミズノの伝統的な形状を継承しつつも、最新のテクノロジーによる飛距離とコントロール性能を備えたアイアンと言えます。
丸棒から成型する鍛造製法「グレインフローフォージドHD」によって、打感と打音の良さを実現したモデルです。
名器と呼ばれるマッスルバックをコンパクトサイズに設計した、操作性に特化したモデルです。
ロフト角(°) | 27 ~ 46 |
---|---|
ライ角(°) | 60.5 ~ 63 |
長さ(インチ) | 37.75 ~ 35.25 |
ヘッド形状 | マッスルバック |
【ミズノ】
ミズノプロ 225 ブラック (211041)
ミズノの伝統的なマッスルバックを継承した形状に、ソールが薄く重心を低くして、操作性を高めたアイアンです。
4~8番までは、クロモリとステンレスの複合構造で造られたヘッドなので、高初速・高弾道でグリーンを捉えることができます。
ショートアイアンは軟鉄とステンレスの複合構造で、低打出し高スピンでピンを狙えます。
ロフト角(°) | 24 ~ 44 |
---|---|
ライ角(°) | 60.5 ~ 63 |
長さ(インチ) | 37.75 ~ 35.25 |
ヘッド形状 | マッスルバック |
【ミズノ】
JPX 921 ホットメタル プロ (5KJXS35806S)
5~7番までは、クロモリにコアテックを施したフェースとステンレスのボディの複合構造なので、高初速・強弾道でグリーンを狙うことができます。
スタビリティフレームを搭載したキャビティヘッドは心地よい打感とやさしさを両立を感じさせてくれます。
ミスヒットに強く、自分の意思を反映できる、上級者向けアイアンです。
ロフト角(°) | 22 ~ 44 |
---|---|
ライ角(°) | 60.5 ~ 63 |
長さ(インチ) | 37.75 ~ 35.25 |
ヘッド形状 | キャビティ |
【ミズノ】
JPX 919 ツアー (5KJSS35106)
名称の通りツアープロ向けに開発されたアイアンを、一般ユーザー向けに限定販売したモデルです。
ミズノが誇る高度な鍛造技術、世界特許の「グレインフローフォージド製法」を、さらに進化させ搭載しています。
併せて「スタビリティフレーム」も搭載したことで、高い安定性と扱いやすさを備えたプロモデル仕様のアイアンです。
ロフト角(°) | 24 ~ 46 |
---|---|
ライ角(°) | 60 ~ 63 |
長さ(インチ) | 38.25 ~ 35.25 |
ヘッド形状 | キャビティ |
【ミズノ】
MP-66 (5KJXS67506S)
2016年に発売された「和顔」に特徴のある、軟鉄鍛造のキャビティアイアンです。
球を潰してフェースに乗せたいと言う、国内ツアープロの要望を受けて、ミズノのクラフトマンが監修したプロ用のモデルです。
フェースデザインは、日本人好みの構えやすさが感じられる和顔タイプに、構えやすいストレートネックを採用しています。
ロフト角(°) | 21 ~ 46 |
---|---|
ライ角(°) | 59.5 ~ 63 |
長さ(インチ) | 38.75 ~ 35.25 |
ヘッド形状 | キャビティ |
【ミズノ】
MP-69 (43SS87506)
上級者好みの打感に操作性をプラスした軟鉄鍛造の、4Dマッスルバックアイアンです。
立体構造でチェックができるCAD設計と、クラフトマンシップが融合したフォルムデザインは、構えやすく操作性の良いモデルです。
上級者向けの軟鉄鍛造ヘッドには、あらゆるライでも抜けの良さを可能な、ソールデザインを採用しています。
ロフト角(°) | 21 ~ 46 |
---|---|
ライ角(°) | 59.5 ~ 63 |
長さ(インチ) | 38.75 ~ 35.25 |
ヘッド形状 | マッスルバック |
【ミズノ】
JPX E III sv ホットメタル (5KJBS75605)
正確なスイング軌道を持ち、安定した打点でボールを捉えることができる、上級者向きのモデルです。
正確なショットによってつかまりの良さが感じられ、高い反発性能が享受できることから、精度の高いパフォーマンスが可能です。
球筋はハイドロータイプなので、十分な飛距離を備えていて、確実にグリーンを捉えることができます。
ロフト角(°) | 23 ~ 55 |
---|---|
ライ角(°) | 60.5 ~ 63 |
長さ(インチ) | 37.75 ~ 35.25 |
ヘッド形状 | キャビティ |
【ミズノ】
MP-5 (5KJSS66506)
ブレードの厚みをコンパクトにしながらも、大きな慣性モーメントを備えたニューマッスルバックタイプの軟鉄鍛造アイアンです。
マッスルバックの操作性の良さを残しながらも、大きな慣性モーメントにより扱いやすさも備えたタイプです。
ミスヒットのときの寛容性を抑えたことで、繊細なショットが可能な上級者モデルと言えます。
ロフト角(°) | 21 ~ 46 |
---|---|
ライ角(°) | 59.5 ~ 63 |
長さ(インチ) | 38.75 ~ 35.25 |
ヘッド形状 | マッスルバック |
【ミズノ】
ミズノプロ TN-87 復刻版 (5KJSD60610)
「TN-87」の名称で、TNは中嶋常幸のイニシャル、87は当時の発売年度を表したマッスルバックタイプのアイアンです。
37年前に名器と呼ばれたモデルを、2014年に再現したのが復刻版となります。
90年代に入るとプロもキャビティタイプを使用するようになり、「最後の名器」と高い評価を受けた希少性の高いモデルとも言えます。
ロフト角(°) | 21 ~ 56 |
---|---|
ライ角(°) | 57 ~ 62 |
長さ(インチ) | 38.5 ~ 35 |
ヘッド形状 | マッスルバック |
まとめ
自分自身のスキルとモデルのポテンシャルを確認してから、試打をして選ぶことベストな方法です。
ただし中古モデルの多くは、試打クラブを用意していないため、選ぶときには口コミなどを参考にすることをおすすめします。
ミズノの名器アイアンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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