海や山の天気は変わりやすく、雨予報でなくとも急な雨に降られることも珍しくはありません。
雨に濡れたら困るようなギアはテント内に移動させても、外の灯りは必要なため、LEDランタンの1つは外に置いておきたいですよね。
そこで便利なのが防水LEDランタンで、なかでも強い雨にも耐えうるような高い防水性能を持ったものであれば安心です。
本記事では、防水性能の高いLEDランタンにターゲットを絞ってご紹介し、選び方やそのメリット・デメリットについても解説します。
目次
- 1 防水LEDランタンを使うメリット
- 2 防水LEDランタンを使うデメリット
- 3 防水LEDランタンの選び方
- 4 防水LEDランタンおすすめ10選
- 4.1 【LUMENA】LEDランタン LUMENA2
- 4.2 【PRISM】CLAYMORE ULTRA 3.0 M(CLC-1400BK)
- 4.3 【GENTOS】Explorerシリーズ(EX-200PB)
- 4.4 【GENTOS】Explorerシリーズ(EX-300H)
- 4.5 【Ledlenser】ML4 Warm Light(502231)
- 4.6 【Coleman】リチャージャブルハンギングランタン(2000038858)
- 4.7 【LOGOS】リモコンユニティーランタン-BA(74175032)
- 4.8 【EENOUR】LEDランタン(SB-6620)
- 4.9 【FLAME POD】防水LEDランタン 暖色
- 4.10 【LuminAID】Packlite Max
- 5 まとめ
防水LEDランタンを使うメリット
雨の日も安心
雨の日のキャンプは昼間でも明かりが足りず、タープの下で過ごす時も照明が必要な場合があります。
そんな時に防水LEDランタンがあれば、雨が降り込んでも問題ないため、ランタンを置く位置を気にする必要がありません。
また、少雨程度であれば一日中外に置いておけるため、雨の日の暗いサイトを明るく照らしてくれます。
夜露に濡れても大丈夫
昼夜の寒暖差が激しい季節や海辺のキャンプ場は、夜露でテントやタープがびっしょりと濡れてしまうことがよくあります。
そのような環境下でも防水LEDランタンであれば問題なく、ランタンをテント内に入れ忘れても壊れる心配がありません。
燃料切れの心配がない
暗い雨の日のキャンプは長時間ランタンを付けておく必要があるため、オイルやガスランタンでは燃料切れを起こしてしまうこともあります。
いっぽう防水LEDランタンであれば、長時間点灯させることができ、万が一充電が切れても、乾電池を入れて対応できるものもあります。
防水LEDランタンを使うデメリット
完全防水というわけでない
防水性能があるとは言っても、完全防水というわけではなく、使い方によっては水没してしまい正常に動作しなくなる場合もあります。
特に故障しやすいのは充電コネクタ部分になるため、防水カバーの閉め忘れには注意が必要です。
また、防水性能が高くても長時間雨の中で使用するのは不安なため、場合によっては雨がかかりにくい場所に配置することも必要となります。
価格が高め
防水性能の高いLEDランタンは、普通のLEDランタンに比べて価格が高い傾向にあります。
雨の日はキャンプに行かない、という方にとっては高い防水性能は必要ありませんので、ご自身の使用用途に合った商品を選ぶようにしましょう。
防水LEDランタンの選び方
防水規格で選ぶ
防水規格は0〜8の9等級で表記され、それぞれの等級で防水のレベルが変わってきます。
例えばIPX4(Xの部分は防塵規格)であれば、「あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない」という生活防水レベルです。
IPX5は「あらゆる方向からの噴水流」、IPX6は「あらゆる方向からの強い噴水流」による有害な影響がない、とレベルが上がっていきます。
ただし、数値が高ければいいわけではありません。
IPX7、IPX8の場合、水没には耐えられるけど噴水流には耐えられないこともあるため注意が必要です。
メイン or サブで選ぶ
LEDランタンの明るさはlm(ルーメン)で表記されています。
購入予定の防水LEDランタンを、メインランタンとして使用するか、サブランタンとして使用するかによって選ぶ明るさが変わってきます。
メインランタンとして使用したければ1000lm以上あったほうが安心ですが、サブランタンの場合は100〜300lmもあれば十分です。
特に、雨の日はテントやタープ内で長時間点灯させることが多くなるため、サブランタンを複数個用意するというのも選択肢のひとつです。
点灯時間で選ぶ
先述のとおり、昼でも暗い雨の日は長時間ライトを点灯させる必要があるため、点灯時間は長いもののほうが安心です。
スペック表に記載の最長点灯時間をチェックするか、バッテリー容量をチェックしてどれくらい持つかを確認しましょう。
ただし、明るさの選択によって点灯時間に大きな差が出てくるため、長く照らすためには光量の調節は不可欠になってきます。
光り方で選ぶ
雨の日のキャンプはテントやタープの下で過ごすことが多く、焚き火を楽しむことができないため、テンションも下がりがちです。
そんな気分を盛り上げるためにも、焚き火風や、ロウソク風の光り方をするものを選ぶのもひとつの手です。
メーカーで選ぶ
耐久性、耐水性に優れた老舗メーカーGENTOSをはじめ、ColemanやLOGOSなどの有名アウトドアブランドからも数多くリリースされています。
最近では、クラウドファンディングサイトで高評価を得てヒット商品となるケースが多く、機能も充実した商品が多いので要チェックです。
価格帯で選ぶ
安い中華ブランド品であれば高い防水性能を持つものでも3千円前後で購入できますが、コストカットされた部分が気になる場合もあります。
いっぽうレッドレンザーなどの老舗メーカー品は、小型でも6千円ほどしますが、しっかりとした作りで安心感があります。
なかには安くて質の高い商品も多く存在するので、ユーザーレビューを参考に、予算に合ったコスパのよい商品を選ぶようにしましょう。
防水LEDランタンおすすめ10選
メーカー・製品名 | 防水規格 | 明るさ(最大) | 点灯時間 |
---|---|---|---|
LUMENA LUMENA2 | IP67 | 1,500lm | 約8(1500lm)~約100時間(100lm) |
PRISM CLAYMORE ULTRA 3.0 M | IP54 | 2,200lm | 9〜90時間 |
GENTOS Explorerシリーズ EX-200PB | IP66及びIP68 | 580lm | 10〜111時間 |
GENTOS Explorerシリーズ EX-300H | IP68 | 1,300lm | 6〜270時間 |
Ledlenser ML4 Warm Light | IP66 | 300lm | 2.2〜40時間 |
Coleman リチャージャブルハンギングランタン | IPX4 | 400lm | 5〜60時間 |
LOGOS リモコンユニティーランタン-BA | IPX4 | 240lm | 20〜40時間 |
EENOUR LEDランタン | IPX6 | 280lm | 1.5〜48時間 |
FLAME POD 防水LEDランタン | IP65 | 記載なし | 15時間 |
LuminAID Packlite Max | IP67 | 150lm | 50時間(10lm) |
【LUMENA】
LEDランタン LUMENA2
とにかく明るいと評判のルーメナー2は、IP67という高い防水性を持ち、強い雨にも耐えうる設計となっています。
そのため、急な強い雨に打たれても問題なく、テントの外でも安心して使用することができます。
少々お値段はしますが、防水性能が高く、ファミリーキャンプのメインランタンとして使いたい、という方にとってはおすすめの商品です。
防水規格 | IP67 |
---|---|
明るさ(最大) | 1,500lm |
点灯時間 | 約8(1500lm)~約100時間(100lm) |
【PRISM】
CLAYMORE ULTRA 3.0 M(CLC-1400BK)
ルーメナー同様韓国発のLEDランタンですが、こちらの方が価格が安く、最大2,200lmの明るさを無段階調節することができます。
防水性能はIP57と申し分なく、三脚のネジ穴が開いていたり、Type-C充電であったりと、かゆいところに手が届くような商品です。
無骨な筐体は男性受けしそうなデザインですが、その分サイズが大きく重量があるというデメリットもあります。
防水規格 | IP54 |
---|---|
明るさ(最大) | 2,200lm |
点灯時間 | 9〜90時間 |
【GENTOS】
Explorerシリーズ(EX-200PB)
ジェントスのExplorerシリーズは、頑丈かつ防水性に優れていますが、こちらの商品はさらに1mの防水で水に浮く仕様となっています。
そのため、万が一水没させてしまっても問題なく、急な激しい雨に見舞われても慌てる必要がありません。
最大580lmの明るさはソロテントにちょうどよく、室内が暗くなりがちな雨の日のキャンプでも、ほどよい光で辺りを照らしてくれます。
防水規格 | IP66及びIP68 |
---|---|
明るさ(最大) | 580lm |
点灯時間 | 10〜111時間 |
【GENTOS】
Explorerシリーズ(EX-300H)
こちらはIP68で2mの防水性を誇り、1300lmとかなり明るめのためファミリーキャンプでも活躍します。
充電は乾電池/専用充電池のハイブリットタイプのため、急にバッテリーが切れても乾電池を購入することで対応できます。
キャンドルモード搭載で、テント内で過ごすことがメインになる雨の日のキャンプにも癒やしを与えてくれそうです。
防水規格 | IP68 |
---|---|
明るさ(最大) | 1,300lm |
点灯時間 | 6〜270時間 |
【Ledlenser】
ML4 Warm Light(502231)
老舗メーカー、レッドレンザーのLEDランタンは小さいのにしっかりとした光量で、暖色系の明かりは眩しくなく心地のよい光です。
カラビナフック付きのため、高い位置に吊るせば、ソロキャンプの場合はこれ1つでも十分な明かりを確保することができます。
防水・防塵性能はIP66と高く、少雨程度であればランタンを仕舞うことなく、そのまま外で使用できるところがポイントです。
防水規格 | IP66 |
---|---|
明るさ(最大) | 300lm |
点灯時間 | 2.2〜40時間 |
【Coleman】
リチャージャブルハンギングランタン(2000038858)
その名の通り、オープンフックであらゆるところにぶら下げることができ、底面がクリアなため、より明るさを感じることができます。
全方向からの水しぶきに耐える、というIPX4の防水性能につき、雨の日でもタープポールに吊るした状態で明かりを灯すことができます。
コロンとした形も可愛らしくおしゃれ見えするうえに、Type-C充電で繰り返し使えるというのもありがたい商品です。
防水規格 | IPX4 |
---|---|
明るさ(最大) | 400lm |
点灯時間 | 5〜60時間 |
【LOGOS】
リモコンユニティーランタン-BA(74175032)
可愛らしい手のひらサイズのランタンが3つセットになった、置く・吊り下げる・持つ、を使い分けることができるLEDランタンです。
IPX4の防雨仕様となっているため、1つは屋外の常夜灯として明かりを灯しておくこともできます。
この商品の最大の特徴はリモコンでON/OFFができるところで、わざわざランタンの近くまで行く必要がなく便利です。
防水規格 | IPX4 |
---|---|
明るさ(最大) | 240lm |
点灯時間 | 20〜40時間 |
【EENOUR】
LEDランタン(SB-6620)
豆電球のようなデザインのライトがおしゃれなLEDランタンで、2000mAhのバッテリーを内蔵しているため長時間の連続使用が可能。
IPX6の防水性能で、長時間の雨に打たれても問題ないため、雨の日のキャンプや湿度の高い海辺のキャンプ場でも安心して使用できます。
ただし、上部に付いた電源ボタンは軽く押すだけで点灯するため、コンテナに入れて運ぶと誤って点灯する可能性もあるのでご注意下さい。
防水規格 | IPX6 |
---|---|
明るさ(最大) | 280lm |
点灯時間 | 1.5〜48時間 |
【FLAME POD】
防水LEDランタン 暖色
クラウドファンディングで高評価を得たこのLEDランタンは、60個のLEDで作り出される炎のような灯火がとてもリアルです。
そのため、焚き火を楽しむのが難しい雨の日のキャンプでも、焚き火のような灯火を見て癒やされること間違いありません。
防塵・防水規格はIP65と高いためアウトドアでも安心して使用でき、小さいお子さんがいるご家庭にもおすすめできる商品です。
防水規格 | IP65 |
---|---|
明るさ(最大) | 記載なし |
点灯時間 | 15時間 |
【LuminAID】
Packlite Max
持ち運ぶ時はコンパクトに、使用する時は空気を入れて大きなランタンにするという、面白い発想のLEDランタンです。
ソーラー充電は災害時の備えとしても最適で、天候が悪い時はUSB充電も可能、さらにスマホの充電もできるという、機能面も充実しています。
水に沈めても大丈夫というIP67の防水性能は、ナイトカヌーなどの水辺のアクティビティでも活用できます。
防水規格 | IP67 |
---|---|
明るさ(最大) | 150lm |
点灯時間 | 50時間(10lm) |
まとめ
今回は、生活防水レベルから本格的な防水仕様のものまで、さまざまなLEDランタンをご紹介しました。
本記事を参考に、雨の日のキャンプを楽しく過ごすのに最適な防水LEDランタンを厳選して下さい。
防水LEDランタンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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