大きな画面に様々な情報を映し出し、文書作成やスライド作成もできる便利なiPad。
タブレットのため持ち運びがしやすく、最近では仕事用のパソコン代わりにiPadを使う方も増えてきています。
ところで、iPadで文字入力をしようとすると、タッチパネルが使いにくくて苦労したという経験がある方も多いでしょう。
そこで今回は、Smart Connectorに対応したiPadキーボードに注目し、メリットやデメリットも交えつつおすすめの商品を5点ご紹介します。
目次
Smart Connector対応iPadキーボードを使うメリット
文字入力がしやすくなる
LINEやSlackなどのメッセージアプリや文書作成をする際、キーボードは作業の快適性を左右する重要なアイテムです。
iPadではタッチパネルを使って文字入力ができますが、直感的な入力ができないために使いづらさを感じる人もかなり多くいます。
Smart Connector対応iPadキーボードを使うことで、ストレスフリーな文字入力ができるようになるでしょう。
ショートカットキーで作業が快適に
ノートPCに搭載されているキーボードや外付けのものの多くには、様々な作業ができるショートカットキーが搭載されています。
ショートカットキーの機能の中には、画面輝度の調節や音量調節など、iPadでも使えると嬉しいものも多くあります。
Smart Connector対応iPadキーボードにはショートカットキー対応のモデルもありますので、よりパソコンに近い快適な操作考えられるでしょう。
Smart Connectorで簡単接続
Smart Connectorとは、iPadとデバイスを接続するための端子の一つで、Lightning端子と同じくApple独自の端子の一つです。
一般的に、タブレットとデバイスの接続にはBluetoothが使われますが、Smart ConnectorはBluetoothよりも接続が早く簡単というメリットがあります。
コンピューターにあまり詳しくないという方でも、Smart Connector対応iPadキーボードでしたら簡単に扱うことができるでしょう。
Smart Connector対応iPadキーボードを使うデメリット
汎用性が低い
Smart Connectorは非常に便利なコネクターですが、iPad限定の端子であるために、その汎用性の低さは大きなデメリットとなります。
Bluetooth接続で使うデバイスは、iPadのみならずパソコンなどの様々なデバイスとペアリングすることで様々な使い方ができます。
オフィスや自宅で色々な種類のデバイスを使うという方でしたら、Bluetooth接続で使うキーボードを選ぶとよいでしょう。
種類が少ない
Smart Connector対応のiPadキーボードは外付けキーボードの中ではかなり希少な部類に入るため、バリエーションが少ない傾向にあります。
製造、販売しているメーカーも少なく、Appleやロジクールの2社に限られます。
色々なタイプのキーボードを使ってみたいとお考えの場合は、Smart Connector対応のiPadキーボードは選ばないことが賢明です。
価格が高価
Smart ConnectorはApple独自の端子ですので、Lightningケーブルなどと同様に開発コストやライセンスなどで販売するまでにコストが掛かります。
そのため、価格帯も他のBluetoothキーボードよりもかなり高く、最低でも20,000円以上するものがほとんどです。
そのため、キーボードの購入前には、一度予算やその必要性を十分に考える時間を取ることを強くおすすめします。
Smart Connector対応iPadキーボードの選び方
キーボードのタイプ
キーボードと一口に言っても、そのキースイッチの形式やキーボードの組み込み方によって様々なタイプがあります。
今回紹介するSmart Connector対応iPadキーボードは、パンタグラフ式のケース一体型キーボードであることがほとんどです。
パンタグラフ式はノートパソコンのキーボードでよく見られる形式で、薄型・静音のキースイッチが扱いやすいタイプです。
ケース一体型とは、手帳型のiPadケースの内側がキーボードとなっているタイプで、キーボードを手軽に持ち運ぶことができます。
タッチパッドの有無
普段、ノートパソコンのタッチパッドやマウスをよく使うという方には注目してほしいポイントです。
Smart Connector対応iPadキーボードの中にはタッチパッドが搭載されているモデルがあり、iPadをよりパソコンに近い形で使うことができます。
価格も安く、ほとんどすべてのタッチ操作が手を伸ばさずできるため、ぜひ搭載モデルを選ぶことをおすすめします。
対応している世代
iPadやiPhoneはよく、「第9世代」や「第7世代」などといった呼び方でそのデバイスのバージョンを表すことがあります。
これはApple公式でも使われている呼び方で、例えば商品名の中に「iPad(第9世代)用キーボード」という書き方がされていることがあります。
そのため、購入前に自分が使っているiPadの世代を確認しておかないと、買い直すことになる可能性があるため注意が必要です。
iPadの世代や型番などは検索すると簡単に調べられますので、一度調べてチェックしておくようにしましょう。
メーカー
Smart Connector対応iPadキーボードを販売しているメーカーは、現時点ではAppleとロジクールの2社だけです。
AppleはiPadを開発・販売している公式のメーカーで、そのデザイン性や使いやすさが世界中から高く評価されています。
ロジクールは無線技術に優れたパソコン周辺機器メーカーで、蓄積されたノウハウにより素晴らしい商品を多数販売しています。
価格帯
Smart Connector対応iPadキーボードは、一般的なBluetoothキーボードよりも価格はかなり高くなっています。
一般的なBluetoothキーボードは、安くて2,000円代から標準的なものが購入できますが、Smart Connector対応iPadキーボードの価格帯はその10倍です。
つまり、最低でも20,000円はかかってしまうということになります。
メリットもたくさんあるSmart Connector対応iPadキーボードですが、購入前にはしっかりと予算を吟味しましょう。
Smart Connector対応iPadキーボードおすすめ5選
メーカー・製品名 | 対応世代 | タッチパッドの有無 |
---|---|---|
Apple iPad(第9世代)用 USB Smart Keyboard | iPad Pro(10.5インチ) iPad Air(第3世代) iPad(第9~7世代) | なし |
ロジクール Combo Touch トラックパッド付きキーボードケース | iPad 10.2インチ( 第9~7世代) | あり |
ロジクール Combo Touch 10.9インチ キーボード一体型ケース | iPad Air 10.9インチ 第5~4世代) | あり |
ロジクール Folio Touch バックライト付きキーボードケース | iPad Air 10.9インチ 第5~4世代) | あり |
ロジクール CREATE バックライト付きキーボードケース | iPad Pro 12.9インチ(第1世代) | なし |
【Apple】
iPad第9世代用 USB Smart Keyboard
iPad純正アクセサリーの一つで、iPadとのデザインの親和性が高くスタイリシュなSmart Connector対応iPadキーボードです。
タッチパッドがない分縦が短く設計されており、設置時にスペースを圧迫しにくくどこにでも設置することができます。
ただし、キーボードはiPadの背面に収納され、iPadの画面自体を保護する機能はないため、その点には注意が必要です。
対応世代 | iPad Pro(10.5インチ) iPad Air(第3世代) iPad(第9~7世代) |
---|---|
タッチパッドの有無 | なし |
【ロジクール】
Combo Touch トラックパッド付きキーボードケース(iK1057BKA)
高精度のトラックパッドにより、まるでノートパソコンのようにiPadを操れる便利なSmart Connector対応iPadキーボードです。
キーボード部分は脱着可能な構造になっており、自由なキーボードレイアウトを実現しています。
iPadの機能の一つであるトラックパッドジェスチャにもしっかり対応しているため、操作がしやすく快適に作業ができるでしょう。
対応世代 | iPad 10.2インチ( 第9~7世代) |
---|---|
タッチパッドの有無 | あり |
【ロジクール】
Combo Touch 10.9インチ キーボード一体型ケース(iK1095GRA)
タイピングモード、リーディングモードなどの4種類の使い方で自由に作業やコンテンツを楽しめるSmart Connector対応iPadキーボードです。
周囲の明るさに合わせて輝度を自動で調節するオートバックライト機能により、暗いところでも適度にキーを視認できます。
キーボード部はロジクールの中でも最も薄く設計されており、ケース全体が分厚くなってしまう心配も少ないでしょう。
対応世代 | iPad Air 10.9インチ 第5~4世代) |
---|---|
タッチパッドの有無 | あり |
【ロジクール】
Folio Touch バックライト付きキーボードケース(iK1094BKAr)
アメリカ国防総省の落下試験基準を満たした頑丈なケースにより、作業性とiPadの保護性能を両立したSmart Connector対応iPadキーボードです。
キーボード部には適度な静音性を有するパンタグラフ式が採用されており、静かな場所での作業も周りを気にせず集中できます。
キーピッチも一般的なキーボードと同等の標準的な仕様となっており、違和感なくキー入力ができるでしょう。
対応世代 | iPad Air 10.9インチ 第5~4世代) |
---|---|
タッチパッドの有無 | あり |
【ロジクール】
CREATE バックライト付きキーボードケース(Ik1200)
ファブリックではなくアルミニウムを使用したよりノートパソコンに近いデザインで、一風変わったSmart Connector対応iPadキーボードです。
アルミニウム製の外装を使ったキーボード部は剛性が高く、速いタイピングでも安定した入力性能を保つことができます。
ただし、タブレットスタンドとしての機能は他のモデルよりもやや劣っており、セットできる角度が2種類しかありません。
対応世代 | iPad Pro 12.9インチ(第1世代) |
---|---|
タッチパッドの有無 | なし |
まとめ
Smart Connector対応iPadキーボードには、対応している世代やタッチパッドの有無など、様々な特徴を持った製品が数多く販売されています。
みなさんもこの記事を参考に、自分に合ったキーボードを是非一度探してみてください。
Smart Connector対応iPadキーボードの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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