中空アイアンおすすめ16選！人気メーカーのモデルを徹底比較！

多くのメーカーからさまざまな中空アイアンを選ぶことはできますが、自分にとって合うタイプがどれかを迷うことがあります。

まずは中空アイアンについて理解すること、その上でクラブを比較して違いについて知ること、そして自分との相性を確かめることが必要です。

そこで今回は、人気の中空アイアンのなかからおすすめの品16選と、選び方やメリット・デメリットについてご紹介します。

クラブ選びに迷っている人は、是非参考にしてみてください。

1 中空アイアンとは
2 中空アイアンを使うメリット
3 中空アイアンを使うデメリット
4 中空アイアンの選び方
5 中空アイアンおすすめ16選
6 まとめ

中空アイアンとは

アイアンのヘッド内部に空洞部分のあるモデルが、中空アイアンです。

フェース内部が空洞なので、インパクトでフェースにたわみが生じ、スプリング効果による飛距離向上が期待できます。

また、空洞によってヘッド全体の重量バランスは底部に集まり、ボールが高く上がりやすい低重心設計モデルが一般的です。

さらに、ヘッドの後方に厚みを持たせたことで、ミスヒットに対する寛容性を備えたアイアンと言えます。

一方で、スプリング効果による反発性能の高さは、繊細なショットが要求される場面でも、意図せずヒットすることがあり注意が必要です。

総じて中空アイアンには、さまざま特性を備えたモデルがあるので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

中空アイアンを使うメリット

飛距離の向上

内部に空洞を持つ中空アイアンは、ドライバーのようなスプリング効果が得られることから、高い初速性能を備えています。

弾き感の良いフェースの瞬発力によって、ボールは勢いよく飛び出し、飛距離アップを狙うことが可能です。

また、ヘッドの厚みによる深重心は直進性も増すため、最短距離でターゲットを捉えることができます。

スキルを問わず扱える

中空モデル特有の初速性能や直進性は、スキルを問わず誰もが共有できるオートマチックな機能です。

初心者から上級者まで、また年齢や性別を問わず、必要とする距離までボールを運ぶことができます。

特に、初心者や中級者にとって、ミスヒットをカバーしてくれるオートマチックな機能は信頼できるクラブとなるものです。

許容範囲が広い

スイートスポットで捉えることができるゴルファーは1握りで、多くのゴルファーはわずかに芯から外れてショットします。

スイートスポットから外れても、同様の弾みが得られるスイートエリアの範囲が広ければ、飛距離を落とすことはありません。

許容範囲が広い中空モデルであれば、スキルを問わず安定したショットが可能です。

高い打ち出しが可能

ヘッド内部に空間を設けた中空アイアンは、その構造上から底部が重くなるように設計されています。

低重心設計のモデルは、スキルを問わず高く打ち出すことができるため、失速の心配もなく安心してターゲットを狙うことができます。

高弾道になることで高い位置から鋭角的にボールを落せるので、ピンポイントな攻めが可能です。

オートマチックな性能

アスリートが好むマッスルバックと比べると、中空アイアンのヘッドはやや大きめで、厚みを持っています。

この大きさと厚みによって、スキルを問わず直進性が増して飛距離が向上するオートマチックな性能を備えています。

スイング幅を変えるだけで距離をコントロールすることができ、止まるボールを打ち分けることも可能です。

中空アイアンを使うデメリット

フィーリングの欠如

打感の良いマッスルバックに比べると、スプリング効果の高い中空アイアンは弾き感の強いモデルです。

繊細な距離感を大事にしたい場面でも、意図せずヒットしてしまう可能性があり、ミスヒットにつながる可能性があります。

ボールコンタクトで感じることができないフィーリングの薄さは、中空アイアンのデメリットと言えます。

制御の難しさ

ミスヒットでもスイートスポットと変わらぬショットは中空アイアンの特性ですが、その分だけ繊細なショットの難易度は上がります。

距離感を大事にする操作性の高いショットが必要な場面で、ヒットの加減ができずに打ち過ぎてしまうことがあります。

中空の特性である低重心・深重心は、操作性の観点からはデメリットと言えます。

ショットのバラつき

中空アイアンは、飛距離性能と許容性を備えていますが、その一方で距離にバラツキには注意が必要です。

飛距離はショットの強さで加減しますが、オートマチックなモデルは、一定のスイング軌道を保ちスイング幅を変えて距離を調整します。

振り幅で1ヤード単位の打ち分けを習得するまでは、距離感が合わない可能性があります。

アプローチショットの難しさ

飛距離に魅力のある中空アイアンですが、反面で距離を調節するショートアプローチは、精度を欠く場合があります。

一般的に中空アイアンは、トップブレードが薄くトール幅を厚くした設計になっているため、フェースを開くショットには向いていません。

特に、ピンに向けて高いショットを打つ場面では、扱いにくいので注意が必要です。

風への影響

中空アイアンに限らず、高弾道タイプのモデルで打ち出したボールは、風の影響を受けることになります。

左右の風は横に流されることになりますが、そのブレ幅を予測することで、一定程度の修正が可能です。

問題は前後の風のとき、フォローであればホームランの可能性がありますし、アゲインストが強ければショートしてしまいます。

中空アイアンの選び方

ヘッドの形で選ぶ

中空アイアンを選ぶときには、モデルによって違うヘッドの形状やサイズをチェックする必要があります。

好みのデザインやサイズ感もありますが、ヘッドの形はそのまま性能や機能の違いにもなります。

ソール幅の広いタイプは、芝の上をヘッドが滑るようにボールを捉えることから、ダフリ気味に入る人に向いているモデルです。

ヘッドが肉厚なタイプは、重心深度が深く直進性が増すことから、ボールが左右に曲がる人に向いているモデルです。

ロフト角で選ぶ

反発性能を備えた中空モデルは、飛距離向上を目的として選ぶことが一般的です。

その飛距離は、初速と打ち出し角とスピン量を必要としますが、そのすべてに影響を与えるのがロフト角です。

特にインパクトのエネルギーを打ち出し方向に向けるフェースの角度、つまりロフト角の立っているタイプほど飛距離は増します。

ただし、自身のスキルとパワーに合わせることで、初速とともに適正な打ち出し角やスピン量もコントロールできます。

特性を理解して選ぶ

アイアンは、番手ごとに役割は異なり、ロングは距離を必要とし、ミドルは精度を重要視し、ショートは操作性を重視します。

それぞれの特性を理解した上で、セット内容のスペックと自身のスキルを確認することが必要です。

特に、中空モデルはロングの飛距離やミドルの番手が担う距離は重要です。

なかには、ショートやウェッジを中空以外のヘッドでセットを組んでいるものもあるので、自分との相性を確かめる必要があります。

メーカーで選ぶ

それぞれのメーカーの特性の違いを確認しておくことが必要です。

多くのメーカーは、ゴルフレベルに合わせたセッティングをしています。

初心者向きは扱いやすさ、中級者は操作性、上級者はフィーリングの良さがチェックポイントです。

同様に、性能もメーカーによって特性が異なるのでチェックが必要です。

飛距離・高弾道・振り抜きの良さは、ほぼすべてのモデルが備えていますので、どれを優先しているかがチェックポイントとなります。

価格帯で選ぶ

中空ヘッドは、複雑な構造をしていることと、それに伴って素材や加工技術が必要となることから、高めの価格設定です。

スタンダードモデルと比較すると価格は高いため、セットで購入するときには、自身が使用する番手であるかを確認する必要がります。

ユーティリティと飛距離が被る場合や、ショートアイアンやウェッジなど距離調節が必要な番手だと、中空効果が薄くなることもあります。

予算や必要な本数に応じて選ぶことが重要です。