ゲーミングPCを買った後に、恐らく最初に購入で悩むデバイスの1つであるゲーミングキーボードですが、プロゲーマーやストリーマーが使用していて人気のあるメカニカル式のものを選ぶことが殆どです。
しかし、よく見てみると同じゲーミングキーボードのモデルでも「赤軸」や「青軸」といった違いがあり、知識が必要な部分もあります。
そこで今回は、
- メカニカル式ゲーミングキーボードとは何か?
- 使うメリットやデメリットは?
- 軸色によっての違いは?
について触れながら、安いメカニカル式ゲーミングキーボードのおすすめ商品も紹介します。
- PCゲーム歴15年
- 中古PC組立・販売会社に勤務
幼少期からゲームが大好きで、10代後半に初めてゲーミングPCを購入し、そこからPCゲームにのめりこんでいきました。 遊ぶゲームのジャンルは多岐に渡り、流行りのゲームは遊んでみるタイプです。
目次
- 1 メカニカル式ゲーミングキーボードとは
- 2 メカニカル式ゲーミングキーボードを使うメリット・デメリット
- 3 メカニカル式ゲーミングキーボードおすすめ8選
- 3.1 【e元素】メカニカル式ゲーミングキーボード 茶軸 Z-88
- 3.2 【エレコム】 ゲーミングキーボード メカニカル 茶軸 ECTK-G01UKBK
- 3.3 【iClever】 ゲーミングキーボード 赤軸 テンキーレス G01
- 3.4 【Logicool G】ゲーミングキーボード G512 GXスイッチ リニア メカニカル キーボード G512r-LN
- 3.5 【GM-JAPAN】 青軸 メカニカルゲーミングキーボード GM-KB-BK
- 3.6 【Mad Catz】 ゲーミングキーボード S.T.R.I.K.E. 4 メカニカルキーボード KS13MMUSBL000-0JI
- 3.7 【CoolerMaster】CK352 ゲーミングキーボード メカニカル CK-352-GKMM1-JP KB577
- 3.8 【Razer】ゲーミングキーボード テンキーレス BlackWidow V3 Tenkeyless JP メカニカル イエロー軸 RZ03-03491900-R3J1
- 4 まとめ
メカニカル式ゲーミングキーボードとは
メカニカル式ゲーミングキーボードとは、1つ1つのキーが独立した作りになっており、それぞれにスイッチが搭載されているキーボードのことです。
内部構造はメンブレン式やパンタグラフ式と違う為、打鍵感や打鍵音も全く違った感覚ですが、しっかりした打鍵感があり心地よいキーボードです。
「メカニカル」と付いている通り、中のキースイッチは機械式でバネを搭載しており、耐久性にも優れています。
後述しますが、メカニカル式ゲーミングキーボードはゲーム用途以外の普段使いでも活躍してくれる便利なキーボードで、家で長時間作業を行う人にもおすすめです。
メカニカル式ゲーミングキーボードを使うメリット・デメリット
メカニカル式ゲーミングキーボードを使うことで得られるメリットや、反対にデメリットについても簡単に紹介します。
メリット
メリットについては下記の4点が挙げられます。
- 軸色によって好みの打鍵感や打鍵音を選べる
- 応答速度や正確性などが高水準
- キーが故障しても直せる
- 長時間使っても疲れにくく普段使いでも役立つ
軸色によって好みの打鍵感や打鍵音を選べる
メカニカル式ゲーミングキーボードはキースイッチの軸色で打鍵感や音だけではなく、応答速度などの性能面での違いもあります。
搭載されているキースイッチもメーカー・軸色でそれぞれ特徴が若干違っていたり、デバイスメーカー独自の軸を採用しているゲーミングキーボードもあります。
キースイッチで悩んだら、癖も無く説明も分かりやすいcherry MXが搭載されているゲーミングキーボードを選ぶのも良いでしょう。
応答速度や正確性などが高水準
軸色にもよりますが、全体的にメンブレン式などと比べて正確性や応答速度、タイピングした際に反応するポイントなどの性能が高水準です。
応答速度とキータッチの軽さが重要なFPSゲームであれば、銀軸や赤軸が人気です。
また、ゲーム実況や配信、通話をしながら友達とプレイする際にもこの2つの軸は静音性が高いため選ばれる傾向にあります。
キーが故障しても直せる
耐久性にも定評のあるメカニカル式ですが、当然何かの原因で故障してしまうこともあります。
保証期間内であれば交換対応も取れますが、実は自分で修理することも可能です。
先述した通り、キースイッチが独立したタイプとなっていて、1ヵ所のキーが壊れてもその他は問題なく使えます。
その為、キースイッチのスペアがあれば、壊れた箇所のみ交換することで元通りになります。
しかし、有線タイプでケーブルがダメになってしまった場合は修理不可能なので注意が必要です。
長時間使っても疲れにくく普段使いでも役立つ
軸色やキーストロークの浅さにもよりますが、長時間使っていても疲れにくい設計になっています。
例えば銀軸や赤軸はストロークの浅さや応答速度の速さ、打鍵感の軽さがあり、打鍵に力がいらない為、かなり疲れにくいです。
その為、ゲーム以外の普段使いや作業にも向いていて、プログラマーや動画編集者もメカニカル式ゲーミングキーボードを使用していることが多いです。
デメリット
一方でメカニカル式ゲーミングキーボードのデメリットは下記の3点です。
- メンブレン式やパンタグラフ式と比べて高価
- 軸色によっては打鍵音がうるさい
- 本体が重い傾向にある
メンブレン式やパンタグラフ式と比べて高価
比較的安価な商品もありますが、機能性やキースイッチの関係で、メンブレン式やパンタグラフ式と比べて高価であることは間違いありません。
メンブレン式のゲーミングキーボードも増えてきましたが、故障のリスクなどを考えると少し高価でもメカニカル式をおすすめします。
何より、選ぶ軸色によってはゲームでの操作性がかなり増すことと、メカニカル式の方がゲーミングキーボードの種類が多く選びやすい為です。
軸色によっては打鍵音がうるさい
クリック感と打感が気持ちよい青軸ですが、その反面打鍵音が大きくうるさい傾向にあります。
他のメーカーでも青軸と似た性質を持ったキースイッチを探す際の目安としては「タクタイル」と記載があるものは打鍵音が大きいことが殆どです。
一人でゲームや作業をしているのであれば問題ありませんし好みもありますが、ゲーム実況や配信や通話など、マイクを使用する環境ではマイクに打鍵音が乗ってしまいます。
店頭で聴き比べるのが一番ですが、YouTubeなどのレビュー動画でも打鍵音が確認できますので、購入前に打鍵音の確認をしておくといいでしょう。
本体が重い傾向にある
独立したスイッチを使っていることや、本体が金属製である場合もあり、キーボード自体が重い傾向にあります。
しかし、キーボードを持ち運ぶことは殆どありませんし、少しでも軽くしたいのであればテンキーレスモデルもおすすめです。
重くても動作に支障はないため、持ち運ぶことが多い人でなければそこまで気にする必要はありません。
メカニカル式ゲーミングキーボードおすすめ8選
【e元素】
メカニカル式ゲーミングキーボード 茶軸 Z-88
安価でメカニカル式ゲーミングキーボードデビューが可能なことで人気のあるe元素。
今回は茶軸を掲載していますが、赤軸や青軸も用意されており、本体のカラーも4色と多く周りのデバイスに合わせてチョイスできます。
底板がゴールドなのは珍しく、ホワイトのキーキャップとマッチしていて高級感もあります。
英語配列な為、エンターキーや一部キーの配列が違う点には注意しましょう。
【エレコム】
ゲーミングキーボード メカニカル 茶軸 ECTK-G01UKBK
一般的なエレコムのキーボードに見えますが、しっかりと茶軸を採用したメカニカル式ゲーミングキーボードです。
珍しい特徴として、ゲームプレイで使われることが多いキー8ヵ所だけ取り替え用のキーキャップが付属しており、光るだけではなくゲーミングキーボードらしさを演出できます。
赤単色のライティングの為、レインボーに光らせたい人にはマッチしませんが、その他性能面は全く問題なくコスパの良さが伺えます。
【iClever】
ゲーミングキーボード 赤軸 テンキーレス G01
赤軸・日本語配列でこの価格帯は珍しく、安価だからといって性能面で他の商品に大きく劣っていることもなく、赤軸を試してみたいという人におすすめの商品です。
メーカーとしての認知度は低いものの、メカニカル式ゲーミングキーボードではAmazonの売り上げ上位に食い込むほど人気であり、評価も概ね好評です。
2層構造のキーキャップを採用しており、印字が消えにくい仕様になっています。
【Logicool G】
ゲーミングキーボード G512 GXスイッチ リニア メカニカル キーボード G512r-LN
ロジクール独自のキースイッチを採用しており、打感は赤軸に似ているとされています。
アクチュエーションポイントが浅く応答速度が速い為、FPSゲームで使用する人が多く、どちらかというとロジクールの中ではエントリーモデルに位置づけされている商品です。
USBパススルーを搭載している為、わざわざ背面USB端子を使わなくても急な充電などに対応できます。
【GM-JAPAN】
青軸 メカニカルゲーミングキーボード GM-KB-BK
青軸のみの展開とはなりますが、しっかりとした打感を求めている人におすすめの商品です。
薄型の設計ではありますが、剛性の高いアルミ製トッププレートを採用しており重量がある為、ゲームプレイ中に動いてしまう心配はありません。
オープンフレームでデザイン性も高く、実用性もあるコスパの良い商品と言えます。
【Mad Catz】
ゲーミングキーボード S.T.R.I.K.E. 4 メカニカルキーボード KS13MMUSBL000-0JI
価格は跳ね上がりますが、CHERRY MXの赤軸を採用したゲーミングキーボードです。
一度撤退したメーカーですが、根強いファンに人気があり再建したことで一躍有名になりました。
そんなメーカーのフラグシップモデルでもあるこの商品は、Nキーロールオーバーの他にもキーキャップやトップフレームに耐久性の高い素材を採用しており、タフなゲーム環境にも適応してくれます。
【CoolerMaster】
CK352 ゲーミングキーボード メカニカル CK-352-GKMM1-JP KB577
デフォルトでキーキャップが2色使われておりデザイン性の高い商品です。
日本正規代理店の商品で、展開は茶軸のみとなっていますが、海外の製品では青軸と赤軸もございます。
茶軸は青軸と赤軸の中間にあたる性能で、打鍵音は若干青軸より控えめですが、打感は軽くなっています。
あまり使っている人を見かけないので、特別感のあるゲーミングキーボードを探している人におすすめです。
【Razer】
ゲーミングキーボード テンキーレス BlackWidow V3 Tenkeyless JP メカニカル イエロー軸 RZ03-03491900-R3J1
Razer独自のキースイッチである黄軸は静音性が高く応答速度が速いのが特徴です。
同モデルで緑軸や英語配列も用意されている為、好みによって選べるのが助かります。
ゲームだけではなく作業にも使えるほど静かで疲れにくい設計ですので、家で仕事をしている人にもおすすめできます。
まとめ
メカニカル式ゲーミングキーボードは、ゲーム用途以外でも大変便利なデバイスで、ゲームをあまりせず作業用に購入する人が増えています。
メンブレン式やパンタグラフ式から乗り換える価値は十分にありますので、この記事が選ぶ参考になれば幸いです。
メカニカル式ゲーミングキーボードの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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