パソコン・タブレット端末を使用し、動画撮影・編集やゲームプレイを行う方が増増加し、ストレージの需要も高まりつつあります。
中には4TBでも容量が不足してしまい、より大容量となる8TB/16TB外付けSSDを検討される方もいるでしょう。
しかし、製品数が非常に少ないですし、あまりに安すぎる怪しい製品も多く、迷う方も多いと思います。
そこで本記事では、大容量外付けSSDおすすめ製品を紹介し、メリットデメリット・選び方も解説します。
大容量の外付けSSDを使うメリット
容量不足に陥りにくい
外付けSSDの中でも8TB以上は非常に容量が大きい部類であり、あらゆるデータ・ファイルを大量に保存できます。
余程のことが無い限り、こまめなデータ削除を行う必要も無く、長期的に安定した容量確保が可能です。
メーカー保証期間を経過しても容量不足に陥ることの方が珍しいため、何年も使い続ける方に最適です。
スムーズにデータを転送できる
大容量外付けSSDはUSB端子で端末と接続し、簡単に大容量を増設できるのが強みですが、これだけではありません。
SSDはHDDと比較し、3倍以上の転送速度を実現しており、あらゆるファイルの瞬時な転送が可能です。
小さなファイルは数秒で完了しますし、10GB以上のファイルも数分で転送できるため、無駄な時間を消費することがありません。
携帯性に優れている
外付けSSDはHDDとは違い、内部に使用するパーツが非常に少なく、サイズが抑えられています。
軽量で設計された製品も多く、ノートパソコンやタブレット端末とセットでも持ち運びやすいのが特徴です。
中には片手で持ち運べる製品もありますし、バッグ等に収納しても圧迫せず、負担を掛けずにあらゆるシーンで運用できます。
保護力に優れている
大容量外付けSSDはUSBで簡易的に端末に接続し、8TB以上の容量増設が可能であり、あらゆるシーンに携帯できます。
さらにコンパクトサイズながらも金属・アルミニウム素材を採用し、衝撃や放熱性を高めています。
これにより、使用時・携帯時の故障リスクを軽減できますし、中にはセキュリティ機能でデータを確実に保護できる製品もあります。
大容量の外付けSSDを使うデメリット
コストが掛かる
大容量外付けSSDは簡易的に8TB以上の容量を拡張可能であり、大容量ファイルもスムーズに転送できます。
優れた製品が多いですが、高いパフォーマンスを発揮できる分、導入には高額なコストが掛かるのが欠点です。
8TB以上の製品は最低でも10万円程度は必要であり、パフォーマンス次第では15万円以上の予算が必要になります。
用途次第では容量が余る
8TB以上を搭載した外付けSSDは大容量が特徴であり、大きなファイルをスムーズに多数保存できます。
しかし、8TBを埋め尽くすほどのファイルを扱う用途は限られてくるため、容量を持て余す恐れがあります。
導入には相応のコストが掛かるため、持て余す程度の用途では無駄なコストを掛けてしまう点には注意です。
偽装品が多い
大容量外付けSSDはパフォーマンスに優れている分、基本的に高額な導入コストが掛かります。
ですが、中には8TB~16TB搭載と銘打ち、低価格で偽装品が販売されており、被害に遭う事例も発生しています。
大容量外付けSSDは10万円以上の製品が多いため、1万円以下で販売されている製品等は絶対に購入してはいけません。
製品数が少ない
8TB以上を搭載した大容量外付けSSDはあらゆるファイルを一括管理しやすく、非常に便利ですが、製品数の少なさが欠点です。
4TB以下が市場の9割以上を占めているうえに偽装品が非常に多く、正規で8TB以上を搭載した製品は限りなく少数となります。
理想のパフォーマンスを持つ製品を見つけにくいため、深くこだわりたいなら4TB以下での妥協がおすすめです。
大容量の外付けSSDの選び方
転送速度で選ぶ
大容量外付けSSDはあらゆるファイルを瞬時に転送し、一括で管理できますが、転送速度は各製品で違ってきます。
最大500MB/秒でしか転送できない製品もありますし、2000MB/秒以上で転送できる製品も登場しています。
転送速度は速いほどにスムーズな転送が見込めますが、パフォーマンスの高さに比例して製品価格が高騰する点に注意です。
ご自身の予算を加味しつつ、製品詳細をチェックし、手が出せる理想の転送速度を持つ製品を選択しましょう。
接続規格で選ぶ
大容量外付けSSDに採用される接続規格ですが、USB・Thunderboltが存在し、接続速度が異なります。
USBは3.1~3.2対応が基本ですが、10Gbps~20Gbpsと規格によって速度に倍の差が生じるのが特徴です。
Thunderboltはさらに速い40Gbpsで接続できますが、速度に比例して製品価格も高額となるのが欠点です。
予算次第で選択できる規格は異なるため、ご自身の予算を考慮し、線タックしましょう。
メーカーで選ぶ
大容量外付けSSDは製品数が限られてきますが、国外のデバイスメーカー数社から製品化されています。
しかし、どのメーカーも日本国内における知名度は高くは無いため、メーカー選びは非常に重要です。
メーカー選びで失敗しないポイントですが、ユーザー人気の高さ・レビュー評価を参考にしましょう。
中でも「Glyph・SABRENT」は人気が高く、高評価を獲得しているメーカーのため、予算が用意できる方にはおすすめです。
価格帯で選ぶ
大容量外付けSSDは製品数には限りがありますが、8万円前後~20万円前後と価格幅は広めです。
注意点としては価格=機能・転送速度に比例するため、機能や速度にこだわる場合、15万円~20万円は予算が必要になります。
8TB+最低限のパフォーマンスで問題が無ければ、8万円~10万円前後のコストで抑えることは可能です。
とはいえ、基本的に高額なコストが掛かるため、最低でも10万円以上は予算を確保し、手が出せる製品を選択しましょう。
大容量の外付けSSDおすすめ7選
メーカー・製品名 | サイズ/重量 | 転送速度 | 接続規格 |
---|---|---|---|
VectoTech 8TB 外付けSSD | 12.7×7.6×1cm/200g | 540MB/秒 | USB 3.1 |
Oyen Digital 8TB ポータブルSSD | 12.4×7.3×1.2cm/226g | 500MB/秒 | USB 3.1 |
BUSlink Disk-On-The-Go | 13.7×7.8×1.6cm/181g | 1000MB/秒 | USB 3.1 |
iStorage diskAshur PRO2 | 12.4×8.4×2cm/180g | 361MB/秒 | USB 3.1 |
Glyph Atom EV | 14.3×7.5×4.5cm/231g | 1000MB/秒 | Thunderbolt3 |
Glyph Atom Pro 2 | 10.4×6.1×1.5cm/322g | 2800MB/秒 | Thunderbolt3 |
SABRENT Rocket XTRM-Q | 10.5×4.5×1.4cm/520g | 2700MB/秒 | Thunderbolt3 |
【VectoTech】
8TB 外付けSSD(Rapid)
1050グレードアルミニウムをボディに採用し、落下や衝撃に対する耐性を高めた外付けSSDです。
最大10Gbpsで端末と接続できるため、遅延が起きる心配が無く、HDDの約5倍の速度で転送できます。
Type-A/Type-C両端子に対応しており、新旧モデルどちらにも適応できる点もおすすめです。
サイズ/重量 | 12.7×7.6×1cm/200g |
---|---|
転送速度 | 540MB/秒 |
接続規格 | USB 3.1 |
【Oyen Digital】
8TB ポータブルSSD(U32-C-SS-8T-G)
片手で持ち運べるサイズ+軽量で設計されており、あらゆるシーンに携帯できるポータブルSSDです。
Windows/MacOSをはじめ、PS4/PS5への互換性があり、あらゆるファイルを一括管理できます。
最大10Gbps安定接続で遅延が起きにくく、アルミニウムボディで効果的な排熱を実現し、内部からの故障も回避できます。
サイズ/重量 | 12.4×7.3×1.2cm/226g |
---|---|
転送速度 | 500MB/秒 |
接続規格 | USB 3.1 |
【BUSlink】
Disk-On-The-Go
放熱性に優れた金属合金素材を採用し、手のひらに収まるサイズで仕上げた外付けSSDです。
Windows/MacOSへの互換性を持ち、最大10Gbpsで接続できるため、ストレスを感じる心配もありません。
転送速度も申し分ないですし、8TBだけでなく、いくつかの容量バリエーションが用意されている点もおすすめです。
サイズ/重量 | 13.7×7.8×1.6cm/181g |
---|---|
転送速度 | 1000MB/秒 |
接続規格 | USB 3.1 |
【iStorage】
diskAshur PRO2(IS-DAP2-256-SSD-8000-C-G)
PC端末をはじめ、iOS/AndroidOSへの互換性を持ち、世界で初めてPIN認証を導入した外付けSSDです。
コンパクトながらも防水・耐衝撃性を強化しつつ、切断時にデータを暗号化できるため、盗難に遭う心配もありません。
転送速度は最低限となる点がデメリットですが、他の製品には無い軍用レベルのセキュリティを運用できる点が魅力です。
サイズ/重量 | 12.4×8.4×2cm/180g |
---|---|
転送速度 | 361MB/秒 |
接続規格 | USB 3.1 |
【Glyph】
Atom EV(A8000EV)
スティックタイプ+軽量で携帯性を高めつつ、稼働状態をLEDランプでチェックできる外付けSSDです。
Thunderbolt3規格に対応しており、最大40Gbps高速通信により、ストレスフリーな端末接続が行えます。
1000MB/秒転送速度により、スムーズなデータ転送をはじめ、起動・ロードに掛かる時間も大幅に短縮できます。
サイズ/重量 | 14.3×7.5×4.5cm/231g |
---|---|
転送速度 | 1000MB/秒 |
接続規格 | Thunderbolt3 |
【Glyph】
Atom Pro 2(A8000PRO2)
衝撃・振動をはじめ、防塵に対する耐性を強化し、コンパクトサイズであらゆるシーンに持ち出せる外付けSSDです。
8TB大容量で容量不足に陥る心配が無く、Thunderbolt3規格で安定した説遺族が行えます。
さらに、転送速度も2800MB/秒を実現しており、大容量SSDの中でも突出したパフォーマンスが魅力です。
サイズ/重量 | 10.4×6.1×1.5cm/322g |
---|---|
転送速度 | 2800MB/秒 |
接続規格 | Thunderbolt3 |
【SABRENT】
Rocket XTRM-Q(SB-XTMQ-8TB)
耐久性・放熱性を高水準で両立できるソリッドアルミ構造を採用し、コンパクトに仕上げた外付けSSDです。
USB 3.2/Thunderboltで安定接続を行いつつ、温度をはじめ、稼働時の状態もモニタリングできます。
転送速度も2700MB/秒と驚異的な速度で転送できるため、予算を気にせずにパフォーマンスを求める方に最適です。
サイズ/重量 | 10.5×4.5×1.4cm/520g |
---|---|
転送速度 | 2700MB/秒 |
接続規格 | Thunderbolt3 |
まとめ
大容量外付けSSDは大容量ファイルを多数保存できるため、動画編集やゲームプレイをメインにされる方に最適です。
上記以外の用途では持て余してしまう可能性には注意し、興味のある方は本記事を参考に選んでいただければ幸いです。
大容量の外付けSSDの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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