出張や打ち合わせ、会議等でノートやメモを使用する機会も多いですが、紙ノートだと何かと不便に感じた方もいると思います。
紙ノートやペンは消耗品のため、切らしてしまうと買い直す必要がありますし、管理も大変です。
ですが、近年は紙を消費せずビジネスシーンに最適な電子ノートが登場しており、導入を検討される方も多いでしょう。
そこで本記事では、ビジネス向け電子ノートおすすめ製品を紹介し、メリットデメリット・選び方を解説します。
目次
- 1 ビジネス向け電子ノートを使うメリット
- 2 ビジネス向け電子ノートを使うデメリット
- 3 ビジネス向け電子ノートの選び方
- 4 ビジネス向け電子ノートおすすめ12選
- 4.1 【HOMESTEC】A4 スマートノート
- 4.2 【RocketBook】Fusion
- 4.3 【RocketBook】Everlast(EL02)
- 4.4 【XPPen】Note Plus
- 4.5 【SHARP】Elink(WG-PN1)
- 4.6 【SHARP】6インチ 電子ノート(WG-S50)
- 4.7 【SONY】A5 デジタルペーパー(DPT-CP1)
- 4.8 【Supernote】A6X
- 4.9 【Kingjim】フリーノ(FRN10)
- 4.10 【富士通】QUADERNO(FMVDP51)
- 4.11 【HUAWEI】MatePad Paper
- 4.12 【ReMarkable】10.3インチ 電子ノート
- 5 まとめ
ビジネス向け電子ノートを使うメリット
ペーパーレスでかさばらない
紙ノートを使用する場合、少ない情報量なら1枚で問題無いですが、情報量が増えると複数枚の用紙を使用します。
1つのカテゴリーで複数枚の用紙を使用する場合、管理する際にかさばってしまうため、携帯性等にも欠けるのが欠点です。
ですが、電子ノートは1台で何度も使い回しつつ、端末やPCで管理できるため、用紙がかさばる心配がありません。
繰り返し使用できる
紙ノートを使用する場合、ページを消費するごとに新しいページに記入する必要があり、同じ用紙は使い回せません。
ですが、電子ノートは記入後に内容を本体やPC端末に保存し、記入した内容を削除することで使い回しが可能です。
これにより、無駄なノート消費を防げますし、何度も新しいノートを買い直さずに済ませられます。
ノートを管理しやすい
紙ノートを使用する際に異なるカテゴリーの情報を管理するため、ノートを切り離し、別のファイル等に綴じるのが基本です。
しかし、ファイルが増えるにつれて「このメモはどのファイルだったかな」と管理でストレスを抱いた方も多いでしょう。
ですが、電子ノートは書いた内容をタグ付けし、PC端末やクラウドストレージで把握しやすく管理できます。
小物を買い揃える必要が無い
紙ノートに内容を記入する際、ペンや消しゴム、修正液等の消耗品が必要ですし、切れてしまった際には買い直しが必須です。
定期的に買い揃えておかないと必要な時に記入できない、という失敗を招く恐れもありますが、電子ノートなら心配ありません。
電子ノートはペンが付属されていますし、記入部分の修正機能等も搭載されているため、1台で完結させられます。
ビジネス向け電子ノートを使うデメリット
導入コストが高い
電子ノートは1台で繰り返し使用できるだけでなく、1台で記入や修正をはじめ、管理までを完結させられるのが強みです。
ビジネスシーンではもちろん、日常シーンでも大いに役立つアイテムですが、早々の初期コストが発生します。
紙ノートなら数百円程度で済ませられますが、電子ノートは最低限でも5千円程度の予算が必須です。
バッテリー管理が必要なケースもある
ビジネス向け電子ノートには、バッテリーや電池式を採用した製品が登場しており、稼働時間が大きく異なります。
電池式は1か月以上稼働できるためバッテリー管理の必要は無いですが、充電式バッテリーの場合は別です。
バッテリータイプは定期的な充電が必要になりますし、1日未満しか稼働できない製品もあるため、こまめなチェックが必須です。
ビジネス向け電子ノートの選び方
スクリーンサイズで選ぶ
電子ノートのスクリーンサイズは幅が広く、5インチ程度~10インチ以上で展開されています。
5インチ程度の小型サイズはちょっとした内容のメモ、スケジュールの記録等に最適なサイズです。
10インチを超えるサイズは紙ノートと同程度のサイズであり、多くの情報を記入したり、イラストにもバッチリなサイズです。
ビジネスで使用するなら手帳サイズで申し分無いですが、会議等の資料作成も視野に入れるなら10インチ以上を選びましょう。
駆動時間で選ぶ
ビジネス向け電子ノートはスケジュール管理をはじめ、会議や打ち合わせの資料作成にも最適なアイテムです。
ですが、本体が稼働できる時間は製品によって異なり、1日未満~3か月以上と幅が広めです。
こまめな充電を苦に感じないなら短時間稼働で良いですが、充電管理が面倒に感じるならある程度稼働できる製品を選びましょう。
また、出張が多い場合、出張先で電力源が確保できるとは限らないため、長時間稼働できる製品がおすすめです。
その他機能性で選ぶ
ビジネス向け電子ノートはスケジュールや保存共有をはじめ、様々な機能を活用できるのが強みです。
ですが、全ての製品が全機能に対応しているわけでは無いため、適した機能を持つ製品の見極めが重要になります。
スケジュール管理は出張や打ち合わせに最適ですし、バックライトは視認性を確保できるため、長時間使用される方におすすめです。
職業をはじめとした環境により適した機能は異なるため、ご自身の環境を考慮して選択しましょう。
メーカーで選ぶ
ビジネス向け電子ノートは国内外のメーカーから製品化されており、ラインナップが豊富です。
しかし、メーカーによって価格=品質が大きく異なるため、メーカーを選ぶ際には慎重な見極めが重要になります。
製品情報が不透明なメーカーは製品イメージが掴みにくく、失敗しやすいため、必ずレビュー評価が多いメーカーを選択しましょう。
日本国内では「SONY・SHARP・富士通」あたりがレビュー数が多く、製品イメージを掴みやすいのでおすすめです。
価格帯で選ぶ
ビジネス向け電子ノートは豊富なラインナップが展開されており、5千円以下~5万円以上と価格幅も広めです。
可能な限りコストを抑えるなら5千円以下の製品から選ぶ形になりますが、価格=機能性に比例する点には注意です。
保存共有をはじめ様々な機能を搭載した製品の場合、最低でも1万円程度はコストが掛かります。
最低限ので良いなら低価格帯、様々な機能を搭載し、実用性の高い製品を求めるなら高価格帯の製品を選択しましょう。
ビジネス向け電子ノートおすすめ12選
メーカー・製品名 | スクリーンサイズ | サイズ/重量 | 最大稼働時間 |
---|---|---|---|
HOMESTEC A4 スマートノート | 14インチ | 29.9×22.4×1.5cm/314g | 半永久 |
RocketBook Fusion | 14インチ | 28×21.6×2.1cm/210g | 半永久 |
RocketBook Everlast | 10インチ | 22.5×15.5×0.5cm/100g | 半永久 |
XPPen Note Plus | 13.3インチ | 24.5×17.6×1.5cm/340g | 16時間 |
SHARP Elink | 6インチ | 15.7×11.4×1cm/210g | 10日 |
SHARP 6インチ 電子ノート | 6インチ | 15.5×11.1×1cm/215g | 30日 |
SONY A5 デジタルペーパー | 13.3インチ | 24.4×17.4×0.6cm/240g | 3週間 |
Supernote A6X | 7.8インチ | 18.8×13.8×0.7cm/255g | 2週間 |
Kingjim フリーノ | 6.8インチ | 17.5×13.2×1cm/240g | 10日 |
富士通 QUADERNO | 10.3インチ | 24.3×17.3×0.5cm/261g | 2週間 |
HUAWEI MatePad Paper | 10.3インチ | 22.5×18.3×0.7cm/360g | 6日 |
ReMarkable 10.3インチ 電子ノート | 10.3インチ | 25.6×17.7×0.5cm/404g | 2週間 |
【HOMESTEC】
A4 スマートノート
A4サイズをリング型で設計し、書いた内容をラクに削除して何度も使い回せる電子ノートです。
横罫線やドット方眼フォーマットで扱いやすく、耐水性をはじめ、劣化への耐久力も高められています。
また、iPhone/Android専用アプリを使用し、書いた内容のクラウド保存や共有がラクに行える点もおすすめです。
スクリーンサイズ | 14インチ |
---|---|
サイズ/重量 | 29.9×22.4×1.5cm/314g |
最大稼働時間 | 半永久 |
【RocketBook】
Fusion
A4サイズをリング状に設計されており、実際のノートのように扱える電子ノートです。
タスク・カレンダー・リストなど、用途に最適化されたページを採用しており、マルチでパフォーマンスを発揮できます。
スクリーンサイズ | 14インチ |
---|---|
サイズ/重量 | 28×21.6×2.1cm/210g |
最大稼働時間 | 半永久 |
【RocketBook】
Everlast(EL02)
A5サイズ+リングタイプで設計されており、実用性と携帯性を両立させた電子ノートです。
濡れたタオル等で拭き消し、再利用を可能にしつつ、紙ノートに記入するような心地良さも実現しています。
iPhone/Android専用アプリを活用し、記入した内容の保存や共有が行えるため、ラクに管理できる点もおすすめです。
スクリーンサイズ | 10インチ |
---|---|
サイズ/重量 | 22.5×15.5×0.5cm/100g |
最大稼働時間 | 半永久 |
【XPPen】
Note Plus
A5サイズを採用し、Bluetooth機能でiPhone/Androidへの連携が行える電子ノートです。
専用アプリを活用し、記入した内容のデータ化が可能であり、自在な編集や共有にも対応しています。
最大稼働時間は16時間と短めですが、スタンバイモードで省電力に抑えられるため、急なバッテリー不足に陥る心配もありません。
スクリーンサイズ | 13.3インチ |
---|---|
サイズ/重量 | 24.5×17.6×1.5cm/340g |
最大稼働時間 | 16時間 |
【SHARP】
Elink(WG-PN1)
手帳サイズをスリムフォルムで設計し、Type-CケーブルでPC端末と連携できる電子ノートです。
スケジュールやノート、リストが各1000ページ以上が確保されており、あらゆる用途でパフォーマンスを発揮してくれます。
ワンタッチで直感的にコントロールできる操作性をはじめ、セキュリティ機能で安全に管理できる点も魅力です。
スクリーンサイズ | 6インチ |
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サイズ/重量 | 15.7×11.4×1cm/210g |
最大稼働時間 | 10日 |
【SHARP】
6インチ 電子ノート(WG-S50)
6インチ手帳型に専用ブラックカバーを付属し、スタイリッシュに仕上げた電子ノートです。
ノート最大5000ページ、スケジュール最大1000ページを保存できるため、1台で半永久的に機能してくれます。
多彩な表現ができるペン機能をはじめ、白黒反転や図形描画と用途に適した記入形式で運用できる点が好評です。
スクリーンサイズ | 6インチ |
---|---|
サイズ/重量 | 15.5×11.1×1cm/215g |
最大稼働時間 | 30日 |
【SONY】
A5 デジタルペーパー(DPT-CP1)
フル充電時に最大3週間稼働できるバッテリーを搭載し、A5サイズで実用性を高めた電子ノートです。
薄型ノンスリップパネルに加えて、新開発されたスタイラスペンにより、滑らかな書き心地が体験できます。
ノートをはじめ、方眼やスケジュールフォーマットを完備しつつ、セキュリティ機能で安全な管理も可能です。
スクリーンサイズ | 13.3インチ |
---|---|
サイズ/重量 | 24.4×17.4×0.6cm/240g |
最大稼働時間 | 3週間 |
【Supernote】
A6X
7.8インチコンパクトサイズで携帯性を高めつつ、極細セラミックペンで心地良く記入できる電子ノートです。
スライドバーメニューにより、直感的なアクセスを実現し、セキュリティ機能で安全に管理できます。
専用クラウドをはじめ、DropBoxやQRコードを活用し、リアルタイムで記入した内容の保存や共有が行える点も好評です。
スクリーンサイズ | 7.8インチ |
---|---|
サイズ/重量 | 18.8×13.8×0.7cm/255g |
最大稼働時間 | 2週間 |
【Kingjim】
フリーノ(FRN10)
6.8インチサイズで携帯性を高めつつ、1440×1080高解像度を採用した電子ノートです。
4096段階の筆圧感知により、スムーズな書き心地を実現しつつ、バックライト機能で視認性も確保できます。
ノートをはじめ、ドキュメントやカレンダーフォーマットが用意されており、日常からビジネスまで幅広く活躍できる1台です。
スクリーンサイズ | 6.8インチ |
---|---|
サイズ/重量 | 17.5×13.2×1cm/240g |
最大稼働時間 | 10日 |
【富士通】
QUADERNO(FMVDP51)
10.3インチサイズに高解像度を採用し、タッチパネルで快適な操作性を実現した電子ノートです。
最大2000%までの拡大機能をはじめ、電子書籍のようなページめくりにも対応しています。
フル充電時には最大2週間稼働できるバッテリーを搭載しており、こまめなバッテリー管理が不要になる点も好評です。
スクリーンサイズ | 10.3インチ |
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サイズ/重量 | 24.3×17.3×0.5cm/261g |
最大稼働時間 | 2週間 |
【HUAWEI】
MatePad Paper
10.3インチフルビューディスプレイを採用し、32段階調節が可能なバックライト機能を搭載した電子ノートです。
4096段階の筆圧感知により、スムーズで正確な記入を可能にしつつ、分割表示でマルチタスク運用にも対応できます。
フル充電時には6日間稼働できるため、こまめなバッテリー管理の必要が無く、外部アプリで実用性を強化できる点も魅力です。
スクリーンサイズ | 10.3インチ |
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サイズ/重量 | 22.5×18.3×0.7cm/360g |
最大稼働時間 | 6日 |
【ReMarkable】
10.3インチ 電子ノート
厚みを抑えた10.3インチサイズで携帯性を高めつつ、前面ホワイトカラーで仕上げた電子ノートです。
ノートスタイルをはじめ、多数のテンプレートが用意されており、イラストや製図等でもパフォーマンスを発揮できます。
超レイテンシーで設計されているため、入力時に遅延が起きる心配が無く、集中して書き込める最高の1台です。
スクリーンサイズ | 10.3インチ |
---|---|
サイズ/重量 | 25.6×17.7×0.5cm/404g |
最大稼働時間 | 2週間 |
まとめ
ビジネス向け電子ノートは記入した内容を管理しやすく、スケジュール管理や会議等でもパフォーマンスを発揮できるアイテムです。
機能性に応じてコストは掛かりますが、気軽に導入できる製品も展開されているので、本記事を参考に選んでいただければ幸いです。
ビジネス向け電子ノートの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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