昨今のドライバー事情は、以前までの460cc時代に比べ、やや小ぶりなドライバーも発売されるようになってきました。
ドライバーヘッドを小さくすることで、振り抜きの良さを実現できます。
さらに、デメリットであるスウィートスポットの小ささを、最新の技術でカバーすることが可能になってきているのです。
そこで今回は、小ぶりなドライバーが気になる方に向けて、430cc以下のドライバーを紹介していこうと思います。
目次
430cc以下のドライバーを使うメリット
操作性が良い
ヘッド体積が小さいドライバーは、ヘッドが返りやすく操作性が良くなります。
現在主流の460ccドライバーは、ヘッドが返りにくく、積極的にヘッドを返していくスイングのゴルファーには使いにくいです。
操作性の高いドライバーが好きなゴルファーは、430ccのドライバーを使用することで、自分のスイングを最大限に活かせるでしょう。
玉が吹け上がりづらい
ヘッドが小ぶりなドライバーを使用すると、玉が吹け上がりにくくなります。
ヘッド体積が小さければ小さいほど、ヘッドの開閉が起こりやすく、開いたままの状態でインパクトしづらいのです。
しっかりとヘッドターンが起こった状態でインパクトすることにより、球をしっかりと捕まえることができます。
結果的に、プッシュスライスや吹け上がりを防止し、捕まった強い弾道の球が出やすくなるでしょう。
振り抜きやすい
ヘッド体積が小さくなることで、スイング時の空気抵抗が減ります。
それにより、軽快な振り感を得やすく、気持ち良く振り抜くことができるでしょう。
460ccのドライバーを使っていて、振りにくさを感じているゴルファーは、一度430cc以下のドライバーを試してみることをおすすめします。
430cc以下のドライバーを使うデメリット
寛容性が下がる
ヘッド体積が小さい430cc以下のドライバーは、操作性が良く捕まった球を打ちやすいことが特徴です。
しかしその代償に、ヘッド体積が小さい故のデメリットが生じます。
それは、ヘッド体積が小さいことにより、スウィートスポットも小さくなることです。
それにより、許容されるミスの幅が狭くなり、寛容性が下がることになります。
曲がりやすい
ヘッドが小さくなる分、ヘッドの開閉が起こりやすくなります。
それにより、左右どちらにも曲がりやすくなり、コントロールできない場合は球が荒れてしまうのです。
昨今の技術により、直進性も上がっていますが、直進性だけで言えば460ccのドライバーには見劣りするでしょう。
430cc以下のドライバーおすすめ6選
【キャスコ】
POWER TORNADO UFO DD(PT-UFO)
キャスコから、ヘッド体積330ccのミニドライバーを紹介します。
シャフトの長さが43.5インチとなっており、通常のドライバーより1インチから2インチ短い設計です。
ヘッドを小ぶりにすることでミートしやすくなっているので、ドライバーが苦手なゴルファーには一度試してほしい逸品。
さらに、小ぶりなヘッドながら慣性モーメントは高い水準を保っているので、直進性の高い球を打つことができるのです。
操作性を重視する上級者よりも、ドライバーの苦手な初心者におすすめなドライバーとなっています。
【タイトリスト】
TSR4
タイトリストから、最新のTSRシリーズで最も上級者好みに仕上げられた、TSR4を紹介します。
1番の特徴は、小ぶりなヘッドと浅重心により、圧倒的なロースピンを実現できること。
前回のTSi4よりは少しマイルドな仕上がりとなっており、使いやすさがアップしています。
ミスをして右に吹け上がるようなインパクトになっても、3000回転程度のスピンに収まることで、右へのミスに対する寛容性がアップ。
通常のインパクトでは安定して2000回転を実現しており、圧倒的ロースピンモデルです。
その低スピン設計により、高い飛距離性を有しています。
上級者好みな小ぶりヘッドを、一度試していただきたいです。
【タイトリスト】
TSi4
TSR4のひとつ前のモデルであるTSi4。
同じヘッド体積430ccであり、こちらも圧倒的ロースピンにより、飛距離を追求したモデルとなっています。
TSR4よりもさらにハードなモデルとなっており、ヘッドスピードの速いハードヒッターでないと使いこなせないほど。
操作性の高さから、引っ掛けや捕まえきれないことなど、球を安定させることが難しいドライバーです。
しかし、使いこなすことができるゴルファーには、よく飛び球を操りやすい最高の相棒となるでしょう。
【ワールドイーグル】
WE-5Z-DR
ワールドイーグルからは、高コスパで優しいドライバーを紹介します。
『最高のクラブで楽しむ』が、コンセプトの5zシリーズ。
420ccの小ぶりなヘッドにすることで球を捕まえやすく、さらに460cc並の慣性モーメントとなっており、直進性も高くなっています。
そして1番の特徴は、小ぶりなヘッドを活かし低重心化したことにより、安定した高弾道のボールを打てること。
コスパも良く、初心者に非常におすすめできるドライバーとなっています。
【スリクソン】
Z745
2014年にスリクソンから発売されたZ745は、『中弾道でコントロールして飛ばす』をテーマに開発されたドライバーです。
操作性が抜群ばこのドライバーは、ドローやフェードなどを意図的に打ち分けることができます。
さらに、肉厚設計のフェースにより、オフセンターヒット時の飛距離ロスを抑え、非常に広いスウィートスポットを実現。
現在の大型ヘッドが得意でないゴルファーには、ぜひ一度試していただきたいドライバーとなっています。
【リンクス】
プレデター V-300
リンクスからは、ヘッド体積300ccでドライバーとしてもフェアウェイウッドとしても使用できるミニドライバーを紹介します。
低重心、深重心になっていることで、玉が上がりやすい設計。
さらに、球の高さを抑えたい場合には、ティーアップせずに使うこともできます。
ドライバーより簡単に、フェアウェイウッドよりよく飛ぶこのクラブは、ドライバーが得意でないゴルファーにおすすめです。
まとめ
今回はヘッド体積430cc以下のドライバーにフォーカスして紹介してみました。
ドライバーが苦手な方や、大型ヘッドに振りにくさを感じているゴルファーなど、意外と多くの方におすすめできます。
大型ヘッドの苦手なゴルファーは、一度小ぶりなドライバーに挑戦してみるのも良いのかもしれません。
430cc以下のドライバーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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