キャンプ用の鉄板を検索していると、シーズニングが必須なものが多いです。
シーズニングとは、鋳物製のお手入れの方法のことを指し、鉄板に油膜を張ることで焦げや錆びをつきにくくするために行います。
油膜を張るために、空焚きをしてから油を塗るという工程を繰り返す必要があり、少し手間がかかります。
ただ、全ての鉄板がシーズニングが必要なわけではなく、ステンレス製などの素材の鉄板は、シーズニングが不要なものが多いです。
この記事では、シーズニング不要な鉄板に絞って紹介をしていきます。
目次
シーズニング不要なキャンプ向け鉄板を使うメリット
手間がかからない
シーズニング不要の鉄板は、購入直後であってもすぐに使用でき、使用後の洗った後のメンテナンスも必要ありません。
鉄板によっては、食器と同じように洗剤で洗えるものや、特殊加工によって水だけで洗い流すだけでいいものもあります。
手間がかからないので、気軽に使用できるのがメリットの1つです。
べたつかない
シーズニングは、油を塗って保管するため、鉄板がベタベタしてしまうので、新聞紙に包むなどして収納する必要があります。
シーズニング不要の鉄板では、油を塗る必要がないので、べたつくことがありません。
持ち運びの際に、専用の収納袋に直接収納できたり、食器と一緒に持ち運んだりもできるので、べたつかないのは大きなメリットです。
シーズニング不要なキャンプ向け鉄板を使うデメリット
焦げ付きやすい
油を引いて、ちゃんと熱してから使用しないと焦げ付きやすいものが多いです。
特殊加工によってシーズニング不要な鉄板の場合は、洗いすぎなどでコーティングが取れてしまうと、焦げや錆が付きやすくなります。
焦げがついてしまうと、焦げを取るのが大変なので、使用するときに十分に熱して油を引くなど注意すると焦げ付きにくくなるでしょう。
育てる楽しみがない
シーズニングが必要な鉄板は、使えば使うほど味が出てきて、育てる楽しみがあると言われています。
その点シーズニング不要な鉄板は、メンテナンスがいらない分、長く使用しても劣化する一方です。
なので、”自分ならでは”の鉄板を育てることができないのがデメリットと言えます。
シーズニング不要なキャンプ向け鉄板の選び方
洗い方
同じ素材や特殊加工でも商品によって、洗い方が異なっています。
洗剤を付けてしっかり洗うことのできるものもあれば、洗剤は使用できなく、水のみで洗わなければならないものもあります。
ですので、汚れが気になる方やしっかり洗いたい方は、洗剤を付けれるかどうかを見ておくことが大事です。
洗い方を間違えると錆の原因になることがあるので、しっかり確認しましょう。
素材
ステンレス製やアルミニウムや鉄製でも特殊加工されているものなどあり、それぞれの特性があるので、把握した上で選びましょう。
ステンレス製は、丈夫で錆にくいので、お手入れがとてもしやすいです。
アルミニウムは、軽熱伝導率が高いのですぐに調理することができ、軽いので持ち運びにも優れています。
鉄製は、蓄熱性に優れ、食材にじっくりと火を通すことができるので、美味しく調理できますが、シーズニングが必要なものが多いです。
チタンは、錆びることがなくとても丈夫で、軽いのが特徴です。
サイズ
ソロ・デュオ用からグループ・ファミリー用など様々なサイズがあります。
ソロ・デュオであれば、A6からB6くらいのサイズがあれば問題なく料理ができ、複数人であれば、A5以上のサイズがオススメです。
キャンプ用の鉄板であれば、〇人用という風に推奨使用人数が表示されているものが多いので、参考すると良いでしょう。
形状
形状は、平型・深型・波型の3種類あり、それぞれの特徴を確認して選びましょう。
平型は、お手入れがしやすく、フラットなので隙間に収納できるので持ち運びがしやすいです。
深型は、高くフチが付いてるので、炒め物や汁物が調理しやすく、料理の幅が広がります。
波型は、お肉を焼いたときなど、油が落ちるのでヘルシーに料理をすることができるので、油が気になる方におすすめです。
シーズニング不要なキャンプ向け鉄板おすすめ10選
【キャンピングムーン】
不錆鉄板 ステンレス304(DO-21)
ソロやデュオキャンプ用の少し小さめの鉄板です。
ステンレス製ですが、板厚が4mmと分厚いので保温性が高く、鉄製の鉄板と同じようにじっくりと火を通すことができます。
フチがついているので、たっぷり目の油を使用してもこぼれにくく、野菜炒めもできるので、料理の幅が広がります。
専用のハンドルと収納ケースもついているので、持ち運びもしやすいです。
【JHQ】
鉄板マルチグリドル フラット 33cm(IKE0924DA)
複数人用で、フッ素加工によってシーズニング不要の鉄板なので、使用後はサッと拭き取るだけです。
真ん中が少しくぼんでいる形をしているので、焼きそばなどの炒め物も調理することができます。
IHでも調理可能で、料理後そのままお皿として使えるので、アウトドアでも家庭でも活躍できる鉄板です。
重さも約1kgと軽く持ち運びにも優れています。
【ビタクラフト】
スーパー鉄板 ACRスクエア(No.4109)
黒皮鉄にビタクラフト独自の「ACR処理(窒化4層加工)」がされており、丈夫で錆にくい鉄板です。
サイズは少人数用で、形状が深型なので、汁気の多い料理やアヒージョなども作ることができます。
こちらは、使えば使うほどに油なじみがよくなり、育てることのできる鉄板なので、自分ならではの鉄板を作りたい方におすすめです。
【SEIDO】
鈦板 チタニウムプレート
1~2人用で、チタン製なので錆びることはなく、約410gととても軽いので持ち運びに優れた鉄板です。
少しお値段は高いですが、錆が付くことがなく、洗剤でゴシゴシ洗っても長く使用できるのが魅力的です。
また、鉄やステンレスとは違い、熱すると鉄板がチタンブルーに焼き色が付くので、使い込む楽しみがあります。
【キャプテンスタッグ】
ステンレスグリルプレート(UG-1568)
B6サイズなので、ソロ・デュオ用の深型の取っ手が付いてる鉄板です。
鉄板としてはもちろん、そのままお皿で使えたりや調理の下準備のトレイとして使えるなどマルチな使い方ができます。
オーブンでの使用も可能で、自宅でもキャンプでも場所を問わずに使え、コスパがとてもいいのも魅力です。
また、カマドスマートグリルにぴったりのサイズなので、お持ちの方にもおすすめです。
【SWAG GEAR】
マルチグリドルパン
麦飯石コーティングされているので、料理後は汚れをサッと拭き取るだけでいいのでお手入れが簡単です。
デザイン性がとてもよく、取っ手もウッドハンドルで、お皿として使用してもおしゃれに盛り付けすることができます。
IH対応で、蓄熱性が高いので自宅でも焼肉やすき焼きなどする時に使用すると美味しく、後片付けが楽にできるのでおすすめです。
【あやせものづくり研究会】
Tetsu Nabe(AYS-NW-1001)
鉄に「チッカ黒染め処理」を施しているため、錆びにくく強度が非常に高く、ナイフで直接使っても傷をつけることがありません。
「チッカ黒染め処理」は、コーティングではなく化学処理を行なっているため、洗剤で洗うことができます。
IH・ガスコンロ・直火・炭火でも使えるので、場所を選ばず使うことができるのが魅力的です。
【EGy】
多機能鉄板EGy(FGL044)
イノーブルコーティングがされており、錆びも焦げもつきにくく、煮る・焼く・揚げる・炒めるなどあらゆる料理を作れます。
こちらは、何よりも5品同時に調理することができるのが特徴的な鉄板です。
例えば、真ん中でチーズとお肉を焼いてチーズダッカルビを調理しながら、4つ角で野菜やバター焼きなど料理できます。
数多く料理をしたい方におすすめです。
【FIRE BANK】
極厚鉄板 ステンレス製
ステンレス製なので、錆びにくく、4mmと極厚なので熱しても歪みにくい鉄板です。
A5サイズのソロキャンプ用で、シングルバーナーなどにぴったり合うように設計されて作られています。
極厚なので、焚き火でも使用でき、お肉や野菜も焦げ付くことなくふっくらと焼けるのが、魅力的です。
汚れても付属品のリフターがヘラとして使え、洗剤を洗えるので汚れを落とすことができます。
まとめ
シーズニングで育てる鉄板というイメージがありましたが、シーズニング不要の鉄板でも、育てる鉄板も出てきています。
手間が省けるだけでなく、自分に合った鉄板があると思うので、ぜひ探してみてください。
キャンプ 鉄板 シーズニング不要の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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