キャンプ向けの靴を選ぶにあたって、数多くの種類から何を選んだらよいか分からない、という方もいらっしゃるかと思います。
確かに「登山用」「ランニング用」というジャンルはあっても、「キャンプ用」というジャンルはないため、選択が難しいですよね。
そこで今回は、色んなジャンルのなかから、キャンプにピッタリなメンズ用の靴をピックアップしてご紹介していきます。
人気のシューズから隠れた名品までご紹介しますので、是非最後までチェックして下さい。
目次
- 1 メンズのキャンプ向け靴を使うメリット
- 2 メンズのキャンプ向け靴を使うデメリット
- 3 メンズのキャンプ向け靴の選び方
- 4 メンズのキャンプ向け靴おすすめ10選
- 4.1 【HOKA】ANACAPA 2 LOW GTX
- 4.2 【MERRELL】JUNGLE MOC 2.0
- 4.3 【Columbia】セイバー ファイブ ロウ アウトドライ ワイド(YI4204)
- 4.4 【KEEN】メンズ ジャスパー スニーカー(1002672)
- 4.5 【SCARPA】MOJITO(SC21050008)
- 4.6 【SALOMON】X WARD LEATHER GORE-TEX
- 4.7 【HI-TEC】AORAKI CLASSIC WP(HKU13)
- 4.8 【K-JOY】ミリタリーブーツ タクティカルブーツ
- 4.9 【THE NORTH FACE】ヌプシ ブーティ ウォータープルーフ VII(NF52272)
- 4.10 【NANGA×SUBU】 TAKIBI WINTER SANDAL(N1UYCYh4)
- 5 まとめ
メンズのキャンプ向け靴を使うメリット
耐久性が高く滑りにくい
キャンプ向けの靴は、普通のスニーカーと比べてアウトソールがしっかりとしているため、ソールがすり減りにくくなっています。
靴が滑る原因のひとつはソールのすり減りですが、ビブラムソールなどの高耐久ソールは、高いグリップ力が長く持続します。
そのため、足場の悪いキャンプ場や雨の日の濡れた路面でも、滑りにくく足元を気にすることがなく安心です。
長時間履いても疲れにくい
本格的な登山ブーツは、険しい山道にも対応できる作りとなっているため重量があり、長時間履いていると疲れやすい傾向にあります。
いっぽうキャンプ向けの靴は、登山ブーツほどしっかりと足をガードする必要がないため、軽量なものが多く長時間履くことができます。
特に、お座敷スタイルでないソロキャンプなど、寝る時まで靴を脱がないような場合でも、疲れることなく快適に過ごせるでしょう。
脱ぎ履きがしやすい
お座敷スタイルのファミリーキャンプであれば、テントと外の出入りで頻繁に靴を脱ぎ履きすることがあります。
そんな時は、モックシューズやサボサンダルに履き替えると、ストレスなく脱ぎ履きができ、夜トイレに立つ時にも便利です。
シューズタイプでも、ローカットタイプや、かかとの立ち上がったものを選ぶと、履く時に手を使う必要がなくおすすめです。
メンズのキャンプ向け靴を使うデメリット
有名ブランド品は値段が高い
有名ブランドの靴はアッパーにGORE-TEX素材を使ったり、ビブラムソールなど高耐久ソールを使っているため、値段が高くなってしまいます。
そのため、キャンプだけなく普段のファッションにも合わせられるものを選ぶと、普段使いもできて元が取れると言えるでしょう。
汚れが気になる
地面がぬかるんでいて泥だらけになったり、焚き火の灰がかかったりと、キャンプで使う靴はすぐに汚れてしまいます。
靴の素材によっては丸洗いができないため、汚れたらブラッシングしたり、ソールの土を落としたりと定期的なメンテナンスが必要です。
手入れが面倒という方は、防水・防汚スプレーをしたり、汚れても惜しくないような安い靴を選ぶのも選択肢のひとつです。
焚き火による穴開きが心配
キャンプ用の靴は、気づいたら焚き火の火の粉が飛んで穴が開いていた、ということも珍しくありません。
特に、ポリエステル系の素材は穴が空きやすいため、焚き火をする時は靴の上に焚き火用手袋を置いたりなどの対策が必要です。
また、火の粉に強い難燃素材を使ったサンダルもあるため、焚き火用として別途用意しておくのもよいでしょう。
メンズのキャンプ向け靴の選び方
タイプで選ぶ
キャンプ向け靴として選ぶ際は、以下のタイプから選ぶのをおすすめします。
タイプごとにそれぞれの特徴がありますので、活用シーンによって選ぶようにしましょう。
アウトドアシューズ
ソールのしっかりとしたアウトドアシューズであれば、高規格キャンプ場でなくとも安心して過ごすことができます。
なかでもハイキングシューズであれば軽量なものが多く、特にローカットタイプを選ぶと脱ぎ履きもしやすく便利です。
また、クライミング用のアプローチシューズは、グリップ力も高く歩きやすいため、キャンプ用としても重宝します。
モックシューズ
サンダルと違って足をすっぽりと覆うため怪我の心配がなく、靴紐がないので足入れがしやすいというメリットがあります。
なかには踵を踏んでサボサンダルとしても使える2ウェイタイプのものもあります。
サンダル
暑い時期のキャンプにはサンダルが快適ですが、肌の露出が多いものはケガや虫刺されの心配があるので避けたほうがよいでしょう。
秋冬用としては、足先が覆われた中がボアになっているサボサンダルを選ぶと、寒さをしのぐことができます。
仕様で選ぶ
アッパー部分に防水透湿機能を持った靴であれば、水の侵入を防ぐうえに汗を排出してくれるため、雨の日のキャンプも快適です。
素材としてはGORE-TEXが有名ですが、他にもコロンビアのアウトドライなど、メーカー独自の素材を使った商品もあります。
また、アウトソールはビブラムソールに代表されるような、高耐久性、グリップ力を持ったものを選ぶと滑りにくく安心です。
デザインで選ぶ
キャンプ向けの靴にはコレ、といった決まりがないため、普段使いもできるような気に入ったデザインのものを選ぶようにしましょう。
無骨なキャンプスタイルを目指すのであれば、タクティカルブーツと呼ばれる、サバゲーにも使用されるブーツなどもおすすめです。
色はベージュや茶系を選びがちですが、意外と黒を選ぶと普段のファッションにも合わせやすく、違和感なく履きこなすことができます。
メーカーで選ぶ
アウトドアシューズの定番、キーンやメレル、コロンビアなどからは定番商品が多数出ており、口コミも多いので参考になります。
また、ダナーやLLビーンのような名品と呼ばれるブーツも存在しますが、値段が高く脱ぎ履きがしにくいというデメリットも。
登山靴であればキャラバンやサロモン、スカルパなどが有名で、なかでもアプローチシューズは履きやすく値段も手頃でおすすめです。
価格帯で選ぶ
ノーブランド品であれば5千円以下で購入できるものもありますが、ソールの耐久性は低くあまり長持ちはしません。
使用頻度にもよりますが、長く履きたければ、1万円以上のアウトドアブランド品を選んでおくと安心です。
なかには、HI-TECHのような安めのアウトドアブランド品もあるため、口コミを参考にコスパのよい商品を選ぶようにしましょう。
メンズのキャンプ向け靴おすすめ10選
メーカー・製品名 | タイプ | 仕様 |
---|---|---|
HOKA ANACAPA 2 LOW GTX | ハイキングシューズ | GORE-TEXフットウェアファブリクス、防水ヌバックレザー、ビブラムソール |
MERRELL JUNGLE MOC 2.0 | モックシューズ | スエード(撥水加工)、Mセレクトグリップ、エアークッション |
Columbia セイバー ファイブ ロウ アウトドライ ワイド | ハイキングシューズ | アウトドライ(防水透湿)、アダプトトラックス |
KEEN メンズ ジャスパー スニーカー | アウトドアスニーカー | プレミアムレザー、ノンマーキングアウトソール |
SCARPA MOJITO | アプローチシューズ | 耐水スエード、ビブラムソール |
SALOMON X WARD LEATHER GORE-TEX | ハイキングシューズ | GORE-TEX、スエードレザー、Mud Contagrip |
HI-TEC AORAKI CLASSIC WP | ブーツスニーカー | DRI-HI Light(透湿防水)、合皮、高耐久アウトソール |
K-JOY ミリタリーブーツ タクティカルブーツ | タクティカルブーツ | 合皮、ゴム、サイドジッパー |
THE NORTH FACE ヌプシ ブーティ ウォータープルーフ VII | ウィンターブーツ | はっ水加工ナイロンリップストップアッパー、Vibram ICE TREKアウトソール |
NANGA×SUBU TAKIBI WINTER SANDAL | サボサンダル | ポリエステル、アラミド繊維混紡、合成ゴム |
【HOKA】
ANACAPA 2 LOW GTX
履き心地のよさに定評のあるホカオネオネのハイキングシューズはフィット感がよく、軽くて長時間履いていても疲れにくいのが特徴です。
このアナカパ2ローGTXは、アッパーはGORE-TEX素材で雨の日も安心、ビブラムソールで濡れた路面でも高いグリップ力を誇ります。
お値段はしますが、これ一足あればキャンプだけでなく軽登山やトレイルラン、タウンユースにもマルチに活躍してくれます。
タイプ | ハイキングシューズ |
---|---|
仕様 | GORE-TEXフットウェアファブリクス、防水ヌバックレザー、ビブラムソール |
【MERRELL】
JUNGLE MOC 2.0
メレルの定番、ジャングルモックのフォルムが細くスタイリッシュになり、ソールにビブラムソールを採用したモデルがこの2.0です。
ビブラムソールになったことにより、ソールがすり減りやすい、雨の日に滑りやすいという問題点を改善しました。
また、かかとが立ち上がった形状となり、両手にキャンプギアを持った状態でも手を使わず着脱できるようになったのも嬉しいポイントです。
タイプ | モックシューズ |
---|---|
仕様 | スエード(撥水加工)、Mセレクトグリップ、エアークッション |
【Columbia】
セイバー ファイブ ロウ アウトドライ ワイド(YI4204)
コロンビアの定番トレッキングシューズ、セイバーのローカット版で、幅広タイプのため甲高幅広の足の方でも楽に履くことができます。
独自の防水透湿機能「アウトドライ」により、多少の雨が降っても中まで浸透せず、長時間履いていても蒸れにくく快適です。
そのため、秋冬だけでなく夏でもオールシーズン履くことができ、キャンプに軽登山にとオールラウンドに活躍してくれます。
タイプ | ハイキングシューズ |
---|---|
仕様 | アウトドライ(防水透湿)、アダプトトラックス |
【KEEN】
メンズ ジャスパー スニーカー(1002672)
キーンの定番中の定番ジャスパーは、まるで足袋を履いているように足にフィットするため、リピート買いするユーザーも多いのが特徴です。
その秘密は足先まで調節が可能な靴紐で、あらゆる足の形に合わせることができるため、自分サイズの一足に仕上げることができます。
ただし、人気商品につきフェスやキャンプでの被り率が高く、類似品も多いため、靴紐の色でオリジナリティを演出するのもひとつの手です。
タイプ | アウトドアスニーカー |
---|---|
仕様 | プレミアムレザー、ノンマーキングアウトソール |
【SCARPA】
MOJITO(SC21050008)
こちらはアプローチシューズと呼ばれる、クライミングをする岩場までの移動のために作られたシューズとなります。
岩場を歩くことを得意とするため足にフィットし、高いグリップ力を誇るため、キャンプなどのアウトドアにもピッタリです。
柔らかい地面の場合、ソールのつま先のグリップゾーンを利用し、足を使ってペグ打ちをする、という裏ワザ的な使い方もできます。
タイプ | アプローチシューズ |
---|---|
仕様 | 耐水スエード、ビブラムソール |
【SALOMON】
X WARD LEATHER GORE-TEX
スキーブーツで培った技術を詰め込んだサロモンのシューズは、登山からランニング用まで幅広くラインナップされています。
この靴にも使われているシューレースが特徴的で、アッパーのキザギザ部分をぐっと引き上げることにより、足全体をホールドしてくれます。
そのため、足場の悪い地面を歩いても靴の中で足が遊ぶことがなく、靴紐がゆるんでもサッと絞ることができとても便利です。
タイプ | ハイキングシューズ |
---|---|
仕様 | GORE-TEX、スエードレザー、Mud Contagrip |
【HI-TEC】
AORAKI CLASSIC WP(HKU13)
イギリスの老舗アウトドアメーカー、HI-TECのアオラギは、一見重そうに見えますが、実は片足340gととても軽いのが特徴です。
クラシカルな見た目がアウトドアにぴったりで、透湿防水加工により雨も弾き、長時間履いていても蒸れにくくなっています。
他のアウトドアメーカーの靴と比べて約半額で購入できるため、ガシガシと履きつぶしても惜しくないところも魅力のひとつです。
タイプ | ブーツスニーカー |
---|---|
仕様 | DRI-HI Light(透湿防水)、合皮、高耐久アウトソール |
【K-JOY】
ミリタリーブーツ タクティカルブーツ
とにかく安くて見た目のよいキャンプ用シューズをお探しであれば、こちらのタクティカルブーツを選んでみてはいかがでしょうか。
サイドファスナー付きでサッと脱ぎ履きできるところが魅力で、あのヒロシもキャンプの時はこのブーツを履いているとのこと。
安いなりの作りで頑丈とは言えませんが、ガシガシと履きつぶして穴が開いたら買い替える、というラフな使い方ができるブーツです。
タイプ | タクティカルブーツ |
---|---|
仕様 | 合皮、ゴム、サイドジッパー |
【THE NORTH FACE】
ヌプシ ブーティ ウォータープルーフ VII(NF52272)
冬の定番ブーツ、ノースフェイスのヌプシはとても軽くて暖かく、水も染み込みにくいため、冬の雪中キャンプでも活躍します。
もちろんキャンプ以外でも、タウンユースに、子どもとの外遊びに、寒い冬には欠かせない存在となること間違いありません。
ビブラムソールを採用しているため雪の上でも滑りにくいですが、凍結した路面では滑りやすくなるのでご注意下さい。
タイプ | ウィンターブーツ |
---|---|
仕様 | はっ水加工ナイロンリップストップアッパー、Vibram ICE TREKアウトソール |
【NANGA×SUBU】
TAKIBI WINTER SANDAL(N1UYCYh4)
NANGAとSUBUがコラボしたサンダルは毎年発売されており、このTAKIBIサンダルは、難燃素材でできているのが特徴です。
そのため、焚き火の前で過ごしても火の粉による穴開きを気にする必要がありません。
暖かいボア素材が足全体を優しく包んでくれるため、キャンプ用のセカンドシューズとして、秋冬のキャンプで活躍してくれます。
タイプ | サボサンダル |
---|---|
仕様 | ポリエステル、アラミド繊維混紡、合成ゴム |
まとめ
メンズのキャンプ向け靴にもさまざまな種類があり、キャンプ用としてだけでなく、普段使いできるものもたくさんあります。
この記事を参考に、あなたのキャンプスタイルにフィットする、とっておきの商品を探してみて下さい。
メンズのキャンプ向け靴の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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