ロードバイクにキャリアを付けることで、ロングライドや自転車での旅行が格段に充実することになります。
特にリアキャリアは、ロードバイクの欠点であるあまり荷物を持ち運べないという課題を解決してくれる手段の一つです。
また、最近はロードバイクでソロキャンプをする方も増えてきていますので、ロードバイク用キャリアの注目度は高まっています。
今回は、実用性とコスパが高いおすすめのロードバイク用キャリアや荷台を厳選してご紹介します。
目次
- 1 ロードバイク用キャリアとは
- 2 ロードバイク用キャリアを使うメリット
- 3 ロードバイク用キャリアを使うデメリット
- 4 ロードバイク用キャリアの選び方
- 5 ロードバイク用キャリアおすすめ10選
- 5.1 【GORIX】シートポスト固定式自転車キャリア(KW-671)
- 5.2 【GORIX】フロントラック(GX-RACK)
- 5.3 【MINOURA】RC-1200 ロード・クロスバイク用キャリア
- 5.4 【MINOURA】GAMOH KCL-1R キングリアキャリアー
- 5.5 【GIZA PRODUCTS】CAR096 リアキャリア
- 5.6 【ROCKBROS】リアキャリア(HJ1008-1)
- 5.7 【CAPTAIN STAG】オッフル リアキャリア(Y-5683)
- 5.8 【Thule】 PACK N PEDAL(100090)
- 5.9 【ORTLIEB】バイクラック RACK3
- 5.10 【TOPEAK】エクスプローラー チューブラー ラック(TA2035-B)
- 6 まとめ
ロードバイク用キャリアとは
ロードバイクは、シティサイクルと違ってキャリアがついていないため、荷物はほとんど積むことができない点が難点です。
しかし後付けでリアキャリアを取り付けることによって、その難点を解決することができます。
リアキャリアは、主にシートステイとリアエンドに固定することで、バッグや荷物を載せて走ることが可能となります。
耐荷重は商品によって異なりますが、およそ20~30kg程度であれば積載しながら走ることができますため便利です。
また、取り外しも難しくないため普段走る際は取り外し、遠出する際にだけ取り付けるというのも一つです。
ロードバイク用キャリアを使うメリット
より多くの荷物を積載できる
ロードバイク用キャリアを用いることで、ツールケースやサドルバッグを使うよりも多くの荷物を積載することが可能です。
役に立つのは遠出の時だけでなく、スーパーに寄って買い物をしてもキャリアに積載して走行する際にも役立ちます。
街乗りでも遠出でも活躍し、シティサイクルのように多くの荷物を運べるキャリア・荷台は、非常に大きな恩恵があります。
ロードバイクで宿泊・キャンプができる
冒頭でも述べた通り、近年ロードバイクにテントやシュラフを積載してソロキャンプを楽しむ方が増えています。
リアキャリアとパニアバッグを組み合わせることで積載量は格段に増加し、キャンプに必要な一通りの道具が積載可能です。
ロードバイクの可能性を何倍にも増大させてくれるため、キャリアの取り付けは非常に大きなメリットとなります。
必要のない時は取り外せる
リアキャリアは比較的簡単に脱着可能となっているため、必要のない時は取り外しておくことが可能です。
頻繁に脱着したからといって、そう簡単に破損ないため、安心して脱着することができます。
荷物が乗っていないキャリアだけがついているロードバイクは、見栄えが良くないので外しておくことをおすすめします。
ロードバイク用キャリアを使うデメリット
見た目が悪い
ロードバイク用キャリアを取り付けることで見た目が悪化してしまうことは、最も大きなデメリットと言えます。
スポーティな見た目のロードバイクと、実用性を思わせるキャリアはあまりにミスマッチで、格好悪い見た目になってしまいます。
荷物を載せる必要がない時や、ロングライドをしない通勤通学などの際には外しておくことがおすすめです。
重量が増える
リアキャリアや荷台を取り付けると、それだけで重量増となってしまいますし、さらにバッグを積載するとかなり重たくなります。
重量が増えると当然坂道はつらくなりますし、重さに慣れていないと普段走れている距離も走り切れない可能性もあります。
またバランスも悪くなり、直進安定性も低下してしまう恐れがありますので、最初から高重量のものを積載しないほうが無難です。
カーボンフレームには向かない
カーボンホイールへキャリアを取り付けると、取り付け部分が割れたり、フレーム自体が破損したりしてしまうリスクがあります。
高重量のものを載せないことや、取付位置が直接カーボンフレームに干渉しない位置につけられるものを探すことが必要です。
カーボンフレームのロードバイクは破損したら容易に修理できませんので、キャリア選びも慎重に行う必要があります。
ロードバイク用キャリアの選び方
素材で選ぶ
ロードバイク用キャリア本体の素材は、主に「スチール」、「アルミ」、「カーボン」のものが大半を占めています。
スチールの特徴としては頑丈で壊れにくい点がメリットとして挙げられますが、一方でキャリア自体重たいことがデメリットです。
アルミの特徴としては軽さがメリットですが、スチールほどの強度はないため重量物やキャンプ用品の積載には不向きです。
カーボンの特徴としてはアルミよりさらに軽量な点がメリットですが、衝撃に弱く、一気に割れてしまうリスクがあります。
取り付け方法で選ぶ
キャリアをロードバイクに取り付ける際には、その方法や取り付け位置で選ぶことも重要となります。
シートポスト固定型のキャリアが最も楽に取り外しできますし安価ですが、コンパクト故に耐荷重が小さい点が特徴です。
ただしシートポストもカーボン製の場合は、破損の恐れがあるため取り付けを避けたほうが無難です。
ダボ穴固定型のキャリアは、支点が多いため安定感が高く、比較的重いものでも積載できる点が魅力です。
一方で、ダボ穴がなければそもそもロードバイクに取り付けられないため、注意しましょう。
耐荷重で選ぶ
キャリアの公表値以上のものを積載すると、キャリアが破損してしまうだけでなく、最悪ロードバイク自体が壊れてしまいます。
自身の想定している積載量をあらかじめ計測・把握しておき、それに見合ったキャリアを購入することをおすすめします。
耐荷重は、およそ2~3kgが限度のものから50kg程度まで耐えられるものまでありますので、スペックをよく確認することが重要です。
また、荷物を載せて走行した経験がない方は、積載によりロードバイクがどれほど不安定になるか未知数だと思います。
まずは軽めの積載から始めて走行し、荷物を積んで走るという動作に慣れておくことが無難です。
メーカーで選ぶ
ロードバイク用のキャリアを選ぶ上で迷った際には、メーカーから選ぶのもポイントの一つです。
「GORIX」や「MINOURA」はキャリアだけでなく、様々なロードバイク用品を販売しているメーカーです。
ブランドとしてのネームバリューももちろんですが、品質も十分に担保されているため、安心して使用できます。
ロードバイク用キャリアの価格帯
取り付け方や耐荷重、素材によってロードバイク用キャリアの価格は様々で、多種多様な商品が展開されています。
耐荷重が小さく、シートポストに固定するような簡素なキャリアであれば、およそ2~3千円から購入可能です。
一方、フレームへ留め具での固定が必要で、耐荷重も大きい頑丈なキャリアであれば、1万円ほどする商品もあります。
ロードバイク用キャリアおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | 耐荷重 | サイズ | 素材 |
---|---|---|---|---|
GORIX シートポスト固定式自転車キャリア | 660 g | 9 kg | 12 x 7.8 x 49 cm | ゴム |
GORIX フロントラック | 650 g | 9 kg | 29 × 29 cm | アルミニウム |
MINOURA RC-1200 ロード・クロスバイク用キャリア | 670 g | 7 kg | 天板の長さ 33 × 幅 6 cm 取付部までの長さ 41.5 cm | ステンレス、アルミニウム |
MINOURA GAMOH KCL-1R キングリアキャリアー | 2.3 kg | 18 kg | 29 × 43 × 11 cm | スチール+天然木(天板) |
GIZA PRODUCTS CAR096 リアキャリア | 500 g | 18 kg | 30× 15 × 31.5 cm | アルミニウム |
ROCKBROS リアキャリア | 1200 g | 50 kg | 記載なし | アルミニウム |
CAPTAIN STAG オッフル リアキャリア | 920 g | 記載なし | 記載なし | スチール |
Thule PACK N PEDAL | 990 g | 10 kg(フロント) 11 kg(リア) | 17 × 35.5 × 31 cm | アルミニウム |
ORTLIEB バイクラック RACK3 | 840 g | 30 kg | 記載なし | アルミニウム |
TOPEAK エクスプローラー チューブラー ラック | 620 g | 25 kg | 34 × 23.5 × 41 cm | アルミニウム |
【GORIX】
シートポスト固定式自転車キャリア(KW-671)
シートポストに固定するタイプのキャリアで、工具不要なため簡単に脱着することが可能です。
コンパクトで簡易的なキャリアながら、耐荷重も9kgと十分な耐久力がありおすすめできます。
本格的なリアキャリアの取り付けが困難なカーボンフレームのロードバイクには特におすすめです。
重さ | 660 g |
---|---|
耐荷重 | 9 kg |
サイズ | 12 x 7.8 x 49 cm |
素材 | ゴム |
【GORIX】
フロントラック(GX-RACK)
フロントフォークにダボ穴が開いているロードバイクであれば、取り付けられるフロント用の荷台です。
リアキャリアが圧倒的に多い中、フロントに取り付けられる荷台は非常に貴重で、かつ実用性も高い点がメリットです。
ロングツーリングの際はフロントの荷台が非常に便利で、雨具やすぐに取り出したいものはフロントに置くことをおすすめします。
重さ | 650 g |
---|---|
耐荷重 | 9 kg |
サイズ | 29 × 29 cm |
素材 | アルミニウム |
【MINOURA】
RC-1200 ロード・クロスバイク用キャリア
リアホイールにあるクイックレリーズとクランプで固定する方式のリアキャリアで、非常にコンパクトです。
大型バッグの積載には不向きですが、別売りのパニアバッグもあるため、通勤や買い物の際には非常に便利に感じます。
シーンとしては長距離の旅行に用いるというより、1泊程度の小旅行や街乗り、日常使いでの使用をおすすめします。
重さ | 670 g |
---|---|
耐荷重 | 7 kg |
サイズ | 天板の長さ 33 × 幅 6 cm 取付部までの長さ 41.5 cm |
素材 | ステンレス、アルミニウム |
【MINOURA】
GAMOH KCL-1R キングリアキャリアー
リアキャリアの中でも大型の商品で、スチール+天然木により重量はありますが、その分頑丈で積載量もかなりのものです。
街乗りで使うのはもちろんですが、キャンプ用品を積んでソロキャンプへ向かう際にも活躍してくれます。
しかし本体も重量があり、その上積載量が増えるとバランスを崩しやいため、少量の積載に慣れてからの走行をおすすめします。
重さ | 2.3 kg |
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耐荷重 | 18 kg |
サイズ | 29 × 43 × 11 cm |
素材 | スチール+天然木(天板) |
【GIZA PRODUCTS】
CAR096 リアキャリア
リアエンドのダボとシートステーのダボで固定するタイプのリアキャリアで、軽量でありながら耐荷重は大きい点が特徴です。
コンパクトですが造りがしっかりしていますし、ダボで固定するため走行時にも安定しています。
軽量ながら耐荷重は十分にありますので、様々なシーンで活躍してくれるリアキャリアとなります。
重さ | 500 g |
---|---|
耐荷重 | 18 kg |
サイズ | 30× 15 × 31.5 cm |
素材 | アルミニウム |
【ROCKBROS】
リアキャリア(HJ1008-1)
シートポストとシートステーに取り付けて固定するタイプのリアキャリアのため、ダボ穴がないロードバイクにも取り付け可能です。
また、専用の泥除けが同封されているため、泥や石はねから荷物の底面を守ってくれる点もおすすめです。
アルミ合金のため強度が高いのに加えて価格も安いため、非常にコスパが高いリアキャリアと言えます。
重さ | 1200 g |
---|---|
耐荷重 | 50 kg |
サイズ | 記載なし |
素材 | アルミニウム |
【CAPTAIN STAG】
オッフル リアキャリア(Y-5683)
アウトドア商品を数多く手掛けるCAPTAIN STAGから発売されたリアキャリアのため、キャンプ用品搭載の相性は抜群です。
キャリアの材質も鉄製のため頑丈で、フレームが変形したり折れたりする可能性も低いと思われます。
取り付けはダボ穴を介した固定式のため、取り付けられるロードバイクは限られますが、あると非常に便利なリアキャリアです。
重さ | 920 g |
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耐荷重 | 記載なし |
サイズ | 記載なし |
素材 | スチール |
【Thule】
PACK N PEDAL(100090)
様々なタイプの自転車に取り付けられるキャリアで、なおかつフロントとリア兼用な点がおすすめの商品です。
固定用のグリップはラバー加工されているため、天板の荷物のずれを防ぐだけでなく、ロードバイクのフレームも保護します。
反射板やライトを取り付けることも可能なため、安全性にも配慮している部分もこの商品のメリットです。
重さ | 920 g |
---|---|
耐荷重 | 記載なし |
サイズ | 記載なし |
素材 | スチール |
【ORTLIEB】
バイクラック RACK3
高品質な防水・防塵バッグメーカーで知られるORTLIEBが制作したリアキャリアで、同社のバッグとの相性が抜群です。
アルミニウム素材によって重量が1 kg以内に抑えられており、かつ耐荷重も30 kgと性能が非常に高いです。
他のバッグももちろん問題なく固定できますが、ORTLIEBのサドルバッグやパニアと一緒に使うことをおすすめします。
重さ | 840 g |
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耐荷重 | 30 kg |
サイズ | 記載なし |
素材 | アルミニウム |
【TOPEAK】
エクスプローラー チューブラー ラック(TA2035-B)
軽くて丈夫なダボ穴取り付け型のリアキャリアで、非常に汎用性が高いおすすめの商品です。
まだまだリムブレーキ用のリアキャリアが多い中、ディスクブレーキ対応型である点が特に魅力的です。
キャリアだけでなくバッグやテールライトまで手掛けるTOPEAKですので、全てTOPEAKで合わせるとよりオシャレに見えます。
重さ | 620 g |
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耐荷重 | 25 kg |
サイズ | 34 × 23.5 × 41 cm |
素材 | アルミニウム |
まとめ
ロードバイクで遠出をしたりキャンプをしたりすることを想定している方にとって、キャリアはマストアイテムです。
しかし誤った取り付け方や過積載は、キャリアだけでなくせっかくのロードバイクを壊してしまう危険性があります。
購入前に取り付け方法や位置、耐荷重をしっかり確認し、より充実したロードバイク生活を送っていただければ幸いです。
ロードバイク用キャリアの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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