初めてテントを立てる方でも簡単に設営ができて、季節に関わらず快適に過ごせるTC素材のワンポールテント。
最近では、さまざまなブランドからおしゃれなデザインの商品がたくさん発売されていますよね。
しかし、商品の種類が多く、どのワンポールテントが自分に合うのかわからないという方も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、季節に合わせて快適に過ごせるTC素材のワンポールテントのメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
TCワンポールテントを使うメリット
季節問わず快適に過ごせる
TC素材を使用したテントは夏は涼しく冬は暖かく、季節に関係なく快適に過ごすことができるでしょう。
遮光性にも優れているため、真夏の鋭い日差しでも日焼けの心配がなく、お子さんやペットの熱中症予防としても活躍します。
また、通気性にも優れるためテント内に熱がこもりにくく、テント内が結露しにくいことも魅力の1つです。
耐熱性に優れている
TC素材は耐熱性に優れているコットンと、ポリエステルを使用した混紡素材となります。
そのため、テントの近くで焚火をしていて、万が一火の粉がテントに飛んできても生地に穴が空きにくいです。
しかし、耐熱性はありますが防炎加工ではないので、近くで焚火をする際も十分に注意する必要があるでしょう。
お手入れ次第で長く使える
湿気や摩擦に弱くテントを経年劣化させてしまうウレタンコーティングですが、TC素材のテントには施されていません。
さらにTC素材を使用したテントは耐久性に優れているため、お手入れは必要ですが長く愛用できる商品です。
しかし、TC素材はしっかり乾燥させてから保管しなければ、カビが生えやすくなってしまうので注意は必要でしょう。
設営方法が簡単
TC素材のワンポールテントは、テントを広げて数か所ペグ打ちをしてメインポールをテント内で立てるだけで設営できます。
テントの構造がシンプルなので、初めてテントを立てる方でも簡単に短時間で設営することができるでしょう。
そのため、初めてテントを購入する方やファミリーキャンプをされる方に特におすすめのテントなのです。
TCワンポールテントを使うデメリット
重量があり持ち運びは大変
TC素材のテントは吸湿性に優れるため水分を含みやすく、ポリエステルなどの化繊素材と比較すると重量があります。
そのため、自宅から車、車からキャンプサイトなど持ち運びの機会が多くなってしまうキャンプでは不便と感じる方もいるでしょう。
荷物を軽くしたい方には、ペグやポールにアルミを使用しているものであれば多少軽量となっているため、おすすめですよ。
価格が高い
TC素材のテントは、ポリエステルなどの化学繊維を使用した商品に比べると価格が高い傾向にあります。
そのため、初めてテントを購入するという方にとっては、なかなか手を出しにくい商品であるかもしれません。
しかし、TC素材のテントは機能性や耐久性に優れ、1度購入すれば長く使えるので、コスパの良い商品と言えるでしょう。
お手入れが大変
吸水性に優れているTC素材のテントは、1度雨などで濡れてしまうと、なかなか乾きにくい素材です。
しっかりとテントを乾燥させないまま収納袋の中で保管してしまうと、最悪の場合テントがカビてしまう可能性も。
使用後の乾燥や定期的なテントクリーニングなど、使用した後のメンテナンスが重要となるため、手間と感じる方もいるでしょう。
デッドスペースが生まれやすい
ワンポールテントは天井高の高い商品が多いですが、多角錘型になるため、テント内にデッドスペースが生まれやすいです。
また、テントの真ん中にメインポールが立つため、テント内のレイアウトに悩んでしまう方も多いでしょう。
しかし、ベル型やゲル型であればデッドスペースが少なく、テントを広々と使えるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
TCワンポールテントの選び方
テントのサイズは「人数＋1～2人」だと安心
テントを選ぶ際、サイズは「使用人数＋1～2人」の商品を選ぶようにしましょう。
テントの説明書には必ず「最大使用人数」や「使用可能人数」などの表記があります。
表記通りのサイズを購入すると荷物の置くスペースがなく、テント内で広々と快適に過ごすことができません。
しかし、サイズの大きすぎるテントは設営が大変で、重量も増えるため持ち運びに不便です。
購入する際は、自分の使用用途に合ったサイズに余裕のあるテントを選んでくださいね。
天井高は200cm以上を目安に
ワンポールテントは多角錘型で天井が低い部分が多くなるため、テントの天井高は200cm以上を目安に選ぶとよいでしょう。
天井高が低すぎるテントは出入りや移動、着替えの際に腰をかがめる必要があり、ストレスを感じてしまいます。
しかし、天井高があまりにも高いと外の風に影響を受けやすいため、設営が大変と感じる方もいるかもしれません。
購入時は、可能であればアウトドア専門店でテントの高さを確認しつつ、自分に合った天井高の商品を見つけてくださいね。
ベル型やゲル型なら広く使える
デメリットの部分で、ワンポールテントはテント内のデッドスペースが多くなってしまうと記載しました。
しかし、「ベル型」や「ゲル型」などの壁面に立ち上がりのあるテントであれば、デッドスペースを最低限に抑えられます。
そのため、テント内を有効活用しながら広々と使いたいという方にはおすすめですよ。
また、「ベル型」や「ゲル型」のテントを使用することで、キャンプギアのレイアウトの幅も広がること間違えなしでしょう。
前室やキャノピー付きなら雨の日でも安心
ワンポールテントは多角錘型のため、雨の日の出入りの際に、雨が入り込んでしまうことがあります。
しかし、前室やキャノピーという日さしがついたテントであれば、テント内を濡らすことなく出入りできるでしょう。
さらに、前室があれば外で使用したチェアやテーブル、焚き火台などのギアを片づけておくことができます。
夜間の就寝時や、ちょっとした外出時などの防犯対策としても役立つのでおすすめですよ。
快適に過ごせる便利な機能をチェック
ワンポールテントにはついていれば快適に過ごせる機能がいくつかあります。
ベンチレーションやメッシュパネル
ベンチレーションと言われる換気口のついたものや、出入り口部分がメッシュパネルになった商品は簡単に換気が可能です。
日本の蒸し暑い夏でも、虫の侵入を防ぎながら涼しく快適に過ごせるでしょう。
スカートや煙突穴
テントのフライシートが地面に伸びた部分のことをスカートと言います。
スカートや煙突穴は外の冷気を遮断し、テント内を保温する役割があります。
初心者にもおすすめのメーカー
初めてテントを購入する方におすすめのメーカーを2つ紹介します。
ogawa
100年以上キャンパーに愛され続けている、日本の老舗アウトドアメーカーです。
機能性や耐久性に優れた商品が多く、お手入れ次第で長く使えるでしょう。
DOD
大阪に本社がある、ウサギのマークが目印のアウトドアメーカーです。
良心的な価格で、かわいらしく機能性に優れたテントを多く発売しています。
価格帯
TC素材のワンポールテントは、安いもので2万円程度から高いものは17万円を上回り、価格帯に大きな幅があります。
TC素材は価格の高い傾向にあり、その他の機能性や耐久性、メーカーのブランド力により価格が上下します。
価格の高いテントが良いテントであるとは限らないので、ぜひ自分に合ったお気に入りのデザインのテントを見つけてくださいね。
TCワンポールテントおすすめ10選
| メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 |
|---|---|---|---|
| BUNDOK ソロティピー | 4.8kg | 240x240x150cm | TC |
| DOD ムシャテント | 5.7kg | 290×290×183cm | TC |
| WAQ Alpha TC | 6.5kg | 240×240×150cm | TC |
| Hilander Northgaze | 7.4kg | 306×306×250cm | TC |
| ogawa タッソTC | 10.5kg | 195~250cm×370~480cm | TC |
| テンマクデザイン サーカス TC DX | 12.3kg | 420×442×280cm | TC |
| S’more Bello 300 | 18kg | 300×300×200cm | TC |
| Nordisk アルフェイム19.6 | 20.5kg | 500×500×350cm | TC |
| Nordisk アスガルド 19.6 | 23kg | 500x470x300cm | TC |
| ogawa ピルツ15T/C | 17.6kg | 430×310×470cm | TC |
【BUNDOK】
ソロティピー（BDK-75TC）
誰でも簡単に設営でき、スカートがついているためオールシーズン快適に使用可能なTC素材のワンポールテントです。
フルクロース可能なフライシートは広々とした前室がついているため、荷物置き場として活躍するでしょう。
また、メインポールは軽量で耐久性に優れたジェラルミンを使用しているため、重量4.8kgと軽量で簡単に持ち運びができますよ。
| 重さ | 4.8kg |
|---|---|
| サイズ | 240x240x150cm |
| 素材 | TC |
【DOD】
ムシャテント（T1-819-KH）
さまざまなテントアレンジができるキャノピー付きで、ソロキャンプにおすすめのコンパクトサイズのワンポールテントです。
1人で使用するための広々とした前室があるため、天気の悪い日や日差しの強い日でも安心して過ごせるでしょう。
また、ベンチレーションやスカートがついているため、オールシーズンで気温に関係なくキャンプを楽しめますよ。
| 重さ | 5.7kg |
|---|---|
| サイズ | 290×290×183cm |
| 素材 | TC |
【WAQ】
Alpha TC
使用用途に合わせて合計3パターンのテントアレンジができる、ソロ～デュオキャンプにおすすめのワンポールテントです。
ベンチレーションやスカートがついているため、夏は涼しく冬は暖かく外気温に関係なく快適に過ごせるでしょう。
サイドフラップは付属のサブポールで跳ね上げ可能で、ランタンフックがついているため暗くなるとランタンを吊り下げられます。
| 重さ | 6.5kg |
|---|---|
| サイズ | 240×240×150cm |
| 素材 | TC |
【Hilander】
Northgaze
A型フレームを標準装備としているため、テント内の空間を自由度高く使えるソロ～デュオキャンプにおすすめのテントです。
日差しの強い日はキャノピーとしても使用でき、ランタンやシェラカップを吊り下げるためのベルトループがついています。
また、耐火布で保護された煙突穴やスカートがついているため、寒い冬でも外の冷気を遮断しながら暖かく過ごせますよ。
| 重さ | 7.4kg |
|---|---|
| サイズ | 306×306×250cm |
| 素材 | TC |
【ogawa】
タッソTC（2727）
使用する人によってさまざまなバリエーションのアレンジができる、ソロ～デュオキャンプにおすすめのワンポールテントです。
使用用途によってテントの形を6角形から8角形まで、さらにポールの高さを変えながら変化を楽しむことができます。
メッシュ付きのベンチレーションやスカートにより、暖房を使用する寒い季節でも十分に換気をしながら暖かく過ごせますよ。
| 重さ | 10.5kg |
|---|---|
| サイズ | 195~250cm×370~480cm |
| 素材 | TC |
【テンマクデザイン】
サーカス TC DX
テント内が結露しにくく、オールシーズン快適に使用できるソロ～デュオキャンプにおすすめのワンポールテントです。
初めてテントを立てる方でもペグ打ちの場所に迷わず、簡単に設営できるセットアップガイドがついています。
また、サイドフラップはオプションのポールを使用すれば跳ね上げ可能で、リビングスペースとして便利に使用できるでしょう。
| 重さ | 12.3kg |
|---|---|
| サイズ | 420×442×280cm |
| 素材 | TC |
【S’more】
Bello 300
品質が高くUVカットや抗菌性のあるTC生地を使用した、ファミリーキャンプにおすすめのベル型ワンポールテントです。
テント内に立ち上げ部分が高くあるため、デッドスペースを感じることなく家族で使用しても広々と快適に使えるでしょう。
また、ランタンハンガーやミニポケットなどがついているため、テント内のレイアウトに困ることもありませんよ。
| 重さ | 18kg |
|---|---|
| サイズ | 300×300×200cm |
| 素材 | TC |
【Nordisk】
アルフェイム19.6（142014）
シンプルな構造で誰でも簡単に設営でき、8〜10人が余裕で眠れる超大型でファミリーキャンプにおすすめのテントです。
天井高最大350cmとかなりの高さがありますが、天井のベンチレーションは紐1本で簡単に開閉できますよ。
別売りのシップインフロアを購入すれば、寒い冬はおこもりキャンプもできるため、汎用性の高いテントと言えるでしょう。
| 重さ | 20.5kg |
|---|---|
| サイズ | 500×500×350cm |
| 素材 | TC |
【Nordisk】
アスガルド 19.6（142024）
かわいらしい見た目でグランピングテントとしても多く使用されている、最大10人が眠れるサイズの大型ワンポールテントです。
テントの立ち上げ部分が85cmとかなり高く、デッドスペースを感じることなくテント内を広々と使えるでしょう。
また、ジップインフロアやインナーキャビンなどオプション商品が豊富で、使用用途によってさまざまなアレンジが楽しめますよ。
| 重さ | 23kg |
|---|---|
| サイズ | 500x470x300cm |
| 素材 | TC |
【ogawa】
ピルツ15T/C（2790）
通気性や吸湿性に優れたTC素材を使用した、高く広い開放的な空間のある八角錐型の大型ワンポールテントです。
ベンチレーションは5か所あり、出入り口部分がメッシュパネルとなっているため、日本の蒸し暑い夏でも涼しく過ごせるでしょう。
グランドシートをめくることで、土間としても使用できるため、使用人数に合わせてさまざまなテントアレンジが楽しめますよ。
| 重さ | 17.6kg |
|---|---|
| サイズ | 430×310×470cm |
| 素材 | TC |
まとめ
今回は、季節に合わせて快適に過ごせるTC素材のワンポールテントのメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介しました。
今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合ったお気に入りのワンポールテントを見つけて、キャンプを楽しんでくださいね。
TCワンポールテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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