前傾姿勢で手に体重がかかるロードバイクにおいて、手にかかる負担を抑えるためにもグローブは必須アイテムの一つですよね。
皆さんは、グローブの内側に着用する「インナーグローブ」を活用されているでしょうか?
寒さの厳しい冬だけでなく、夏でもインナーグローブを使うことで、より快適にライドを楽しめるようになります。
この記事では、ロードバイク向けのインナーグローブを検討中の方に向けて、メリットとデメリット、選び方のポイントを解説します。
記事の最後には、おすすめのインナーグローブ10選もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 ロードバイク用インナーグローブを使うメリット
- 2 ロードバイク用インナーグローブを使うデメリット
- 3 ロードバイク用インナーグローブの選び方
- 4 ロードバイク用インナーグローブおすすめ10選
- 4.1 【パールイズミ】サイクルグローブ 120
- 4.2 【おたふく手袋】冬用防寒手袋インナーグローブ(JW-144)
- 4.3 【ミズノ】インナーグラブ スマホU(A2JY6513)
- 4.4 【ゴールドウィン】ウインドブロック インナーグローブ(GSM26860)
- 4.5 【MEPOKI】グローブ 夏用 UV手袋
- 4.6 【フリーノット】レイヤーテック インナーグローブ(Y4612-S-93)
- 4.7 【シマノ】サイクリンググローブ ウィンドブレーク(ECWGLBWVS72ML0105)
- 4.8 【Chern Yueh】グローブ インナー ライナー(4718018171136)
- 4.9 【Unigear】インナーグローブ 高弾力 吸湿
- 4.10 【Santic】サイクリンググローブ 吸湿 衝撃吸収パット
- 5 まとめ
ロードバイク用インナーグローブを使うメリット
冬用グローブと兼用で保温力アップ
インナーグローブは薄手の手袋で、基本的には寒い時期に厚手の冬用グローブの内側に着用します。
冬用グローブに加えてインナーグローブを併用することで、さらに保温力がアップします。
また、寒さが厳しくない地域であれば、インナーグローブと秋用グローブの併用で冬のライドを乗り切れるでしょう。
真冬用のグローブは価格が高いため、少しでも安価な秋用グローブで済めばお財布にも優しいですよね。
グローブ内のムレを解消し快適さを保つ
冬用のグローブは厚手の生地で作られており、大量に汗を吸うと蒸発が追いつかずグローブ内が濡れてしまうことがあります。
グローブ内が汗で濡れているとかなりの不快感を覚えますし、汗冷えにより手が冷たくなってしまうことも。
インナーグローブの多くは吸湿速乾性に優れており、手から発する汗を適切に発散することでグローブ内を快適に保ちます。
手軽に洗濯できるため衛生的
長時間にわたり汗をかくグローブの中は、悪臭の原因となる雑菌が繁殖するため、定期的な洗濯が推奨されています。
しかし、厚手の生地で作られている冬用のグローブは、乾燥するまでかなりの時間がかかるため日々の洗濯は難しいのが現実です。
インナーグローブは薄手のため乾くまでの時間が短く、頻繁に洗濯することが可能なため、ライド毎に清潔さを保てます。
薄手のグローブは春や秋にも活躍する
多くのインナーグローブは、アウターグローブ内でごわつかないように薄手の素材で作られています。
そのため、夏用の指ぬきグローブでは寒く、冬用の厚手グローブでは暑すぎる春秋用のグローブとしても活躍します。
季節を問わず長い期間使用できるインナーグローブは、コストパフォーマンスの高いツールと言えるでしょう。
夏の日焼け対策にも便利
夏に着用するグローブは一般的に指ぬきタイプですが、デメリットは、日光を浴びる指先だけ日焼けをしてしまう点です。
夏用グローブの下に薄手のインナーグローブを着用することで、違和感のある日焼けを回避できます。
夏にインナーグローブは暑いと思われがちですが、水で濡らせば気化熱で涼しさを感じるというメリットもありおすすめです。
ロードバイク用インナーグローブを使うデメリット
吸湿性には限界がある
インナーグローブは、グローブ内を快適に保つために吸湿性や速乾性を持たせていますが、その機能には限界があります。
真冬であっても、強度が高くなるとかなりの汗をかくため、吸湿が追いつかずグローブ内が汗で水浸しになってしまうことも。
グローブ内の汗が気になる方は、運動強度や暑さに応じて、グローブを適宜脱着することを心がけましょう。
汗冷えに注意が必要
ロードバイク走行中はグローブをつけっぱなしであっても、コンビニやトイレ休憩の時にはグローブを外しますよね。
寒さの厳しい冬には、汗で濡れたグローブは再度着用する際に汗冷えで冷たくなってしまいます。
汗冷えで指の動きが鈍くなってしまうと、ブレーキやシフト操作に影響があり危険です。
対策としては、予備のインナーグローブを用意しておくと汗冷えを気にすることなくライドを楽しめます。
耐久性が低く破れやすい
インナーグローブは薄手の素材で作られているため、一般的なロードバイク用のグローブと比べて耐久性が低い傾向にあります。
使用頻度や使い方にもよりますが、ワンシーズンで縫い目が破れてしまうケースも。
インナーグローブ自体の価格はそこまで高いものではありませんが、買い替えの頻度によってはランニングコストがかさんでしまうかもしれません。
ロードバイク用インナーグローブの選び方
手のサイズに合うモデルを選ぶ
ロードバイク用インナーグローブ選びでは、手のサイズに合っているモデルを選ぶことが重要です。
大は小を兼ねるとして大きめのサイズを選ぶ方もいますが、サイズが大きい場合、冬用グローブの中で生地が余り着用感を損ねてしまいます。
快適にインナーグローブを使うためにも、製品を選ぶ際には、あらかじめ手のひらの幅や長さを測り、サイズ表を参考にすることをおすすめします。
生地の厚みをチェックする
ひとえにインナーグローブといっても、厚みはモデルによってさまざまです。
氷点下に達する寒さが厳しい真冬や、衝撃吸収性能を重視する方であれば、ある程度厚みのあるインナーグローブがおすすめです。
一方、薄手のインナーグローブは自然な付け心地にこだわったり、真夏の日焼け用として使いたい方に向いています。
インナーグローブと組み合わせるグローブとの相性を考えて生地の厚みを考えると良いでしょう。
速乾性能を確認する
インナーグローブには、ナイロン・ポリエステル・ポリウレタンなどの素材が使われていることが多く、素材によって通気性や耐久性が異なります。
夏用と冬用どちらであっても、インナーとして快適に使うためには通気性や速乾性能に優れた素材がおすすめです。
各メーカーによって差別化を図るため、生地自体に特殊な加工を施し快適さを向上させているグローブもあるので、よく比較しましょう。
タッチパネル対応の有無を確認する
サイコンやスマホをタッチ操作する場面が多い方は、タッチパネルに対応するインナーグローブがおすすめです。
最近ではタッチパネル対応の冬用グローブが増えてきていますが、分厚いグローブでスマホの細かいタッチ操作は簡単ではありません。
手袋を全て外してスマホやサイコンを操作すると手が冷えてしまいますので、タッチ対応のインナーグローブが使えると便利です。
サイクルウェアメーカーから選ぶ
単に薄手のグローブということであれば、サイクルウェアメーカーからアパレルブランド、無名のモデルまでさまざまな選択肢があります。
しかし、少しでも快適さを追い求めるのであれば、ロードバイク用に作られたサイクルウェアメーカーから選ぶのがおすすめです。
ロードバイク用グローブは多くのメーカーが展開していますが、代表的なメーカーとしてはパールイズミやシマノなどが挙げられます。
価格帯
ロードバイク用インナーグローブは、安いモデルであれば1,000円を切り、メーカー品でも2,000円から3,000円程度のモデルが一般的です。
基本的には、インナーグローブは高機能なほど価格が高くなります。
ただ、前述したようにインナーグローブは薄手で破れやすいため、買い替えにかかるランニングコストも考慮しながらモデルを選びましょう。
ロードバイク用インナーグローブおすすめ10選
メーカー・製品名 | 素材 | サイズ | 機能 |
---|---|---|---|
パールイズミ サイクルグローブ 120 | ポリエステル | フリー | 吸湿発熱、吸汗速乾、保温 |
おたふく手袋 冬用防寒手袋インナーグローブ | ポリエステル(蓄熱粉末練りこみ)・ナイロン・ポリウレタン | S~LL | 蓄熱 |
ミズノ インナーグラブ スマホU | ポリエステル, 合成繊維(ブレスサーモ)ポリウレタン | S~L | 吸湿、発熱、保温 |
ゴールドウィン ウインドブロック インナーグローブ | サーマストレッチ、フリース、ストレッチメッシュ | S~3L | 防風、透湿 |
MEPOKI グローブ 夏用 UV手袋 | ポリエステル | フリー(メンズ) | UVカット、速乾、滑り止め |
フリーノット レイヤーテック インナーグローブ | ポリエステル | S~LL | 光電子、THERMOLITE、吸汗速乾、抗菌防臭 |
シマノ サイクリンググローブ ウィンドブレーク | リサイクル ポリエステル スエード | S~XL | 伸縮性、防風、グリップ |
Chern Yueh グローブ インナー ライナー | ポリエステル | XS〜XL | 吸湿、速乾、弾力回復 |
Unigear インナーグローブ 高弾力 吸湿 | ポリエステル、シリコーン(滑り止め) | M、L | 吸湿、保温、通気、滑り止め |
Santic サイクリンググローブ 吸湿 衝撃吸収パット | ナイロン、アンモニア | S~XL | 衝撃吸収、通気 |
【パールイズミ】
サイクルグローブ 120
安心の国内サイクルウェアメーカーであるパールイズミのインナーグローブで、モデル選びに迷った方はこちらのモデルがおすすめです。
独自の「ヒートテックセンサーライト」を採用しており、汗を吸収することで生地が熱変換し、保温力を持続させます。
吸汗性が高くムレにくい素材で作られており、保温力と快適さの両面から冬のライドを快適にしてくれます。
素材 | ポリエステル |
---|---|
サイズ | フリー |
機能 | 吸湿発熱、吸汗速乾、保温 |
【おたふく手袋】
冬用防寒手袋インナーグローブ(JW-144)
プロ向けの作業用手袋などを展開する、おたふく手袋のインナーグローブです。
ロードバイク用として販売されているモデルではありませんが、安価な割に機能性が高く、ロードバイク向けとしても支持されています。
蓄熱粉末を練り込んだポリエステルが使われており、厳しい冬のライドに使うインナーグローブとしてぴったりです。
スマホなどのタッチ操作にも対応している便利なモデルです。
素材 | ポリエステル(蓄熱粉末練りこみ)・ナイロン・ポリウレタン |
---|---|
サイズ | S~LL |
機能 | 蓄熱 |
【ミズノ】
インナーグラブ スマホU(A2JY6513)
日本の総合スポーツブランドであるミズノのインナーグローブをご紹介します。
ミズノ独自開発の「ブレスサーモ」と呼ばれる吸湿発熱素材を使うことで、グローブ内をドライに保ちながら高い保温性を誇ります。
縫い目のないホールガーメント設計を採用しており、快適な付け心地を実現しました。
親指、人差し指、中指の3本がタッチパネル対応となっています。
素材 | ポリエステル, 合成繊維(ブレスサーモ)ポリウレタン |
---|---|
サイズ | S、M、L |
機能 | 吸湿、発熱、保温 |
【ゴールドウィン】
ウインドブロック インナーグローブ(GSM26860)
ゴールドウィンが開発した高機能素材を採用しているインナーグローブです。
手の甲側には伸縮性と防風性に優れたサーマストレッチを、手のひら側にはソフトなフリース素材が使われています。
ゴールドウィンのロゴが入ったデザインも人気で、インナーとしてはもちろん春秋にはグローブ単体でお使いいただけるでしょう。
レディース対応のSサイズも展開しており、男女問わず人気のモデルです。
素材 | サーマストレッチ、フリース、ストレッチメッシュ |
---|---|
サイズ | S〜3L |
機能 | 防風、透湿 |
【MEPOKI】
グローブ 夏用 UV手袋
こちらのモデルはUVを98%カットする加工が施されており、夏にインナーグローブとして使えば指ぬきグローブの不自然な日焼けを回避できます。
手のひらには滑り止め機能がついているため、クッション性が不要であればこちらのグローブ単体でもお使いいただけます。
通気性や速乾性もありますので、冬用のインナーグローブとしての機能性も間違いありません。
素材 | ポリエステル |
---|---|
サイズ | フリー(メンズ) |
機能 | UVカット、速乾、滑り止め |
【フリーノット】
レイヤーテック インナーグローブ(Y4612-S-93)
身体から出る熱を吸収し、遠赤外線で手を温める光電子と呼ばれる機能を搭載するインナーグローブです。
汗をかいてもドライな快適さを保ち、熱くなりすぎないように心地よい温かさを持続してくれます。
保温機能の高さの割に薄くて軽いため、インナーグローブとして使う際のゴワゴワ感を感じさせません。
グローブとしては珍しいチャコールカラーが、女性からも人気なグローブです。
素材 | ポリエステル |
---|---|
サイズ | S~LL |
機能 | 光電子、THERMOLITE、吸汗速乾、抗菌防臭 |
【シマノ】
サイクリンググローブ ウィンドブレーク(ECWGLBWVS72ML0105)
海外製のグローブは、日本人が着用すると指先が余るとの声がありますが、国内メーカーシマノが作るこちらのモデルは日本人の指にぴったりです。
伸縮性の高い3層構造の防風素材を使用し、冬場の寒いライドを快適にしてくれます。
レースでの使用も想定したダイレクトなグリップ感を追求しているため、強度の高いトレーニングを行う方にも向いているグローブです。
素材 | リサイクル ポリエステル スエード |
---|---|
サイズ | S~XL |
機能 | 伸縮性、防風、グリップ |
【Chern Yueh】
グローブ インナー ライナー(4718018171136)
吸湿発散性のある繊維は速乾性で汗を発散しやすく、加えて脱臭機能も持つためグローブ内の臭いを防ぎます。
DuPont SORONA REVIVE繊維と呼ばれる生地は優れた弾力回復性を持ち、長期間使い続けても生地にたるみが発生しづらくなっています。
サイクリングはもちろんスキーや登山、ランニングにも使える用途の広さが特徴で、多趣味な方の選択肢としておすすめです。
素材 | ポリエステル |
---|---|
サイズ | XS〜XL |
機能 | 吸湿、速乾、弾力回復 |
【Unigear】
インナーグローブ 高弾力 吸湿
ランニング向けグローブとしてAmazonのベストセラー1位に輝いたこちらのモデルは、ロードバイク用としても活躍します。
吸湿性と保温性、通気性を持たせているため、冬用のインナーグローブとしての機能は十分です。
親指と手のひらの境目をシームレスにするなど、細かい着用感にもこだわっています。
摩耗性も高く、長くお使いいただけると好評です。
素材 | ポリエステル、シリコーン(滑り止め) |
---|---|
サイズ | M、L |
機能 | 吸湿、保温、通気、滑り止め |
【Santic】
サイクリンググローブ 吸湿 衝撃吸収パット
ロードバイク乗車中の、手に体重がかかることによる負担を軽減させたい方は、インナーグローブにも衝撃吸収パッドがついていると安心です。
手のひらと指には多くの小さい穴が開いており、素早い換気で快適さを保ちます。
カラーラインナップも豊富で、春秋のおしゃれなアウター用グローブとしてもお使いいただけます。
素材 | ナイロン、アンモニア |
---|---|
サイズ | S~XL |
機能 | 衝撃吸収、通気 |
まとめ
寒さが厳しい冬のライドこそ、適切な装備を揃えることがロードバイクを楽しむポイントです。
インナーグローブを活用することは、快適さだけでなく、手の冷えを防ぎブレーキやシフト操作の正確性や安全に関わります。
この記事をご覧になり、快適なロードバイク用インナーグローブが見つかれば幸いです。
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