マルチペアリング対応のBluetoothキーボードは、複数のデバイスを1台のキーボードで使用できます。
対応していない場合、切り替えの時に都度ペアリングが必要となり、デバイス間の切り替えにとても手間がかかります。
複数のデバイスを扱う方が増えているので、切り替えの手間を省きたい方は多いはずです。
本記事では、マルチペアリング対応しているキーボードに注目し、選び方などを交えながらおすすめ10選を紹介します。
目次
- 1 マルチペアリング対応キーボードとは
- 2 マルチペアリング対応キーボードを使うメリット
- 3 マルチペアリング対応キーボードを使うデメリット
- 4 マルチペアリング対応キーボードの選び方
- 5 マルチペアリング対応キーボードおすすめ10選
- 5.1 【Logicool】ワイヤレスキーボード(K780)
- 5.2 【Logicool】CRAFT(KX1000s)
- 5.3 【Logicool】ワイヤレスキーボード(KX800)
- 5.4 【Ewin】Bluetoothキーボード 折りたたみ式(EW-ZR050B)
- 5.5 【FILCO】Majestouch MINILA-R Convertible(KOBO-ASG08-MPS-NSG)
- 5.6 【東プレ】REALFORCE R3(R3HC11)
- 5.7 【PFU】HHKB Professional HYBRID Type-S(PD-KB420WS)
- 5.8 【ELECOM】Bluetooth キーボード(TK-FBM120KBK)
- 5.9 【Logicool】MX Mechanical(KX850)
- 5.10 【Logicool】ERGO(K860)
- 6 まとめ
マルチペアリング対応キーボードとは
2台以上のパソコンなど、複数のデバイスのペアリング情報を記憶して、簡単な操作でデバイス間を切り替えながら使えるキーボードです。
1台のパソコンで資料を作りながら、もう1台ではチャットの返信をするなど、キーボード上の操作でデバイスを切り替えながら作業が可能です。
マルチペアリングに対応していない場合だと、デバイス間を切り替えるためにその都度ペアリングをする必要があります。
しかし、接続はあくまでも1対1の関係が続き、1台のキーボードで複数のデバイスに同時に文字を入力することは不可能です。
また、キーボードによってぺリングできる台数が異なり、使用するデバイスの台数に応じて製品の選定が必要です。
マルチペアリング対応キーボードを使うメリット
デバイス切り替え時に手間がかからない
マルチペアリングに対応していない場合では、デバイスを切り替えたい場合にはペアリングし直す必要があるのでとても手間がかかります。
仕事などで複数のデバイスを扱う場合、切り替え時の手間が省けるので作業効率がとても上がります。
製品によってはワンボタンで切り替え可能など、切り替え時の操作が簡単でストレスフリーな作業が可能です。
1台のキーボードで複数のデバイスと接続可能
マルチペアリングに対応していない場合、デバイスの台数分のキーボードを用意する必要があります。
しかし、複数のデバイスを1台のキーボードで操作可能となるので、日常的にデバイスの切り替えを行う方にはとても便利です。
操作感覚も慣れている1台のキーボードで済むので、経済的に優しく作業効率も上がります。
デスクの作業スペースが広くなる
複数のデバイスに対してそれぞれキーボードを用意する必要が無く、1台にまとめれる事でデスク上がスッキリとします。
デスク上にキーボードが複数台あるのは、大きなスペースを取ってしまうのでストレスになりやすいです。
省スペースで済む分、デスク上のスペースが広く確保できるので、他のタスクもこなしやすくなります。
マルチペアリング対応キーボードを使うデメリット
電池の減りを早めてしまう
マルチペアリングは1台の端末と接続しながらも、複数の端末との接続をスタンバイしているような状態になります。
目には見えませんが、内部の処理がずっと続いているので、その分電池の減りが早くなります。
電池の減りはバッテリーなどの性能による部分も大きいですが、マルチペアリングは電池の消耗を早める要因の1つです。
意図していない切り替えが行われる時がある
デスク上のものが切り替えボタンに触れた時などに、意図しない切り替えが行われてしまう場合があります。
接続されているデバイスが意図しないタイミングで切り替わると、作業が滞ってしまいとてもストレスを感じます。
キーボードが故障した際は仕方ありませんが、デスク上のものなどは切り替えのボタンに触れないようにする工夫が必要です。
価格が高くなる
複数のデバイスと接続を可能にするための機能や部品が必要なので、その分価格も高い傾向にあります。
1日の間に5回以上端末切り替えを行うのであれば、値段が高くなってもマルチペアリングがついていた方が便利です。
デバイスの切り替え回数が多い方は、多少予算オーバーしてでも作業効率向上につながるので購入をおすすめします。
マルチペアリング対応キーボードの選び方
ペアリングが可能な台数から選ぶ
マルチペアリングの台数の上限は、キーボードによって異なるので、事前に1台のキーボードで何台のデバイスを使う予定か把握する必要があります。
最大3台のデバイスに接続できるキーボードが多く、自宅でパソコンやスマホなどを1台のキーボードで扱う場合、3台は問題ない台数上限です。
なお、購入後にペアリングしたい台数が増え上限が超えた場合、新しくペアリングすると日時が古いデバイスの情報から削除されていきます。
購入前とマルチペアリングしたい台数が変わった場合には、都度ペアリングが必要となってしまうので注意が必要です。
どうしても仕事に支障が出てしまうなどの場合には、買い替えが必要となる可能性があります。
対応しているOSで選ぶ
キーボードが使いたいデバイスのOSに対応していない場合、せっかく購入しても使うことができないので必ず確認が必要です。
自宅などでWindowsとMacを1台のキーボードで使いたい場合に、OSが異なる事で対応していない製品も存在します。
スマホやタブレットなどもキーボードで操作したい場合には、AndroidやiOSに対応している必要があります。
複数のOSのデバイスを扱いたい場合には、購入前に対応しているかについて確実に確認が必要です。
電池式か充電式の給電方式で選ぶ
電池式の場合、充電の手間が必要無いことが最大のメリットで、仮に電池切れを起こしても入れ替えを行えばすぐに使えるようになります。
しかし、新しい電池を用意したりしないといけない分、ランニングコストはどうしても発生します。
充電式の場合、充電すれば良いのでランニングコストがかかりにくい事が最大のメリットで、電池式と違い新しい電池を用意する必要が無いです。
日頃から充電していれば問題ありませんが、外出先などで電池切れが発生した場合には、充電を待たないと再度使うことが出来ないです。
モバイルバッテリーなどから充電することで、外出先でも一時的な処置は出来ますが、ケーブルなどで荷物がかさばるなどの場合があります。
マルチペアリング対応キーボードおすすめ10選
【Logicool】
ワイヤレスキーボード(K780)
最大3台のデバイスのマルチペアリングに対応しており、Easy-Switchボタンを使うことで、簡単にデバイス間の切り替えができます。
対応しているOSが多く、スマホやタブレットを立てかけられるスタンドがキーボード上部に装備されています。
PCだけでなくスマホやタブレットにおいても、キーボードで入力を行いたい方にはとてもおすすめの1台です。
【Logicool】
CRAFT(KX1000s)
クリエイティブ入力ダイヤルが搭載されており、Adobeやofficeなどの対応しているソフトの作業効率があがります。
ダイヤルを回すことでタブの切り替え、画面の拡大縮小やテキストなどのコピーなど機能を自由にカスタマイズ可能です。
複数のデバイスを扱うだけでは無く、キーボード上でできる作業を増やしたい方にとてもおすすめです。
【Logicool】
ワイヤレスキーボード(KX800)
手が近づくとバックライトが光る、スマートイルミネーションが搭載されており、手元が暗くても正確なタイピングが可能です。
フル充電で最大4時間、バックライトオフだと最長5ヶ月稼働し、電池持ちに非常に優れています。
WindowsとMacの両方のOSに対応しており、最大3台のデバイス間をワンボタンで切り替え可能です。
【Ewin】
Bluetoothキーボード 折りたたみ式(EW-ZR050B)
折り畳んだ状態だと、ズボンのポケットに入るほどコンパクトなサイズになる折り畳み式のキーボードです。
キーボードを開くと電源が入りますが、無操作で10分経過すると自動でスリーブモードに入るので、無駄な電力を消費せずに済みます。
フル充電で最大60時間稼働するので、充電切れを気にせず使用でき、コンパクトサイズなので外出時の使用に最適です。
【FILCO】
Majestouch MINILA-R Convertible(KOBO-ASG08-MPS-NSG)
レトロなデザインが特徴的なメカニカルキーボードで、WindowsとMacのデバイスに対応しております。
最大4台のデバイスとマルチペアリングが可能で、USB接続も含めると5台のデバイス間の切り替えができます。
背面のDIPスイッチを操作することでMacモードや省電力モードなど、多様な機能に切り替えが可能です。
【東プレ】
REALFORCE R3(R3HC11)
静電容量無接点方式が採用されているので、非常に耐久性が高く長期間使えます。
キーの印字には昇華印刷と呼ばれる方式が採用されており、長期間使用し続けても摩耗などで文字が薄れる心配が無いです。
キーの押下圧は3種類から選べて、キーストロークの深さは購入後に自由にカスタマイズ可能なので、どんな人でも合う1台です。
【PFU】
HHKB Professional HYBRID Type-S(PD-KB420WS)
タイピングをするためにデスクと向き合いたい、と思うほど打鍵感が心地よく幅広い方から人気のある製品です。
独特のキー配列でF1など一部のキーなどは単独で存在しませんが、その分コンパクトなサイズなのでデスク上の幅を取らずに済みます。
デバイス間の切り替えがとても早く、ワンタッチで行えるため、デバイス間の切り替え時のストレスが少ないです。
【ELECOM】
Bluetooth キーボード(TK-FBM120KBK)
非常にリーズナブルな価格なので、マルチペアリング対応のキーボードを使ってみたいという方にとてもおすすめします。
最大接続台数は3台、対応しているOSも幅広いので使い勝手はとても良いです。
キーボード表面は細菌の増殖を防ぐ抗菌仕様となっており、衛生面でもとても安心です。
【Logicool】
MX Mechanical(KX850)
最大3台のデバイス間をボタン1つで切り替え可能で、WindowsからMac間でもスムーズに切り替えできるメカニカルキーボードです。
3種類のキースイッチから選ぶことができるので、自分の好みの打鍵感に応じて選べます。
独自のLogi Boltに対応しており、Bluetooth接続でも通信が乱れることが無く安定しています。
【Logicool】
ERGO(K860)
人間工学に基づき設計されたエルゴノミックキーボードで、1日中複数のデバイスを1台のキーボードで操作する人におすすめです。
特徴的な曲線状のデザインは、キーボードに手を置くと自然と楽な姿勢になり、肩や腕がとても疲れにくいです。
慣れるまで少し時間がかかりますが、エンジニアやライターなど1日中キーボードを触る方の生産性を高めてくれます。
まとめ
マルチペアリング対応のキーボードは、複数のデバイスを1台のキーボードで使用できます。
対応しているOSや対応台数などはキーボードによって異なるので、購入の際は自分の環境に合う1台を選ぶ必要があります。
マルチペアリング対応キーボードの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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