ヘッドカバーの始まりは「高価なクラブを傷つけたくない」という思いから、靴下をクラブに付けたことだと言われています。
その後靴下が手編みのニットのヘッドカバーになり、多くの人に浸透するようになりました。
ヘッドカバーの元祖とも言えるニットのヘッドカバーですが、その中でも今回はニットのパターカバーがテーマです。
ニットのパターカバーのメリットやデメリット、選び方に加え、おすすめのニットのパターカバーも多数ご紹介していきます。
ニットのパターカバーを使うメリット
洗濯できる
パターカバーには汚れが付きにくい合成皮革や、ヘッドに傷が付きにくいボア素材などさまざまな素材があります。
合成皮革素材は汚れが付きにくい反面、洗濯不可のものが多いので、気軽に洗濯ができず汚れた場合は拭くしかありません。
一方ニット素材は洗濯ができるものがほとんどなので、多少汚れても洗濯できるというメリットがあります。
伸縮性がある
合成皮革やナイロンのパターカバーは、ヘッドの種類を確認して選ぶ必要があります。
なぜなら、ヘッドの形状が違ったものを選ぶと、きつくて入らなかったり反対に緩すぎて取れてしまう場合があるためです。
一方、ニットは伸縮性にとても優れた素材です。
そのため、多少のヘッドとカバーの違いであれば、大きさが違っても問題なく入ります。
シャフトも守れる
一般的なパターカバーの場合、ヘッドの部分のみ覆う形状になっているものがほとんどです。
一方、ニットのパターカバーはネックが長いものも多く、シャフトまである長いタイプもあります。
そのため、ヘッドはもちろんのこと、シャフトも守ることが可能です。
ニットのパターカバーを使うデメリット
汚れやすい
ゴルフは外でプレーするスポーツです。
しかも、多少の天候不良でもラウンドが中止になることはないので、雨や汚れに強いアイテムは重宝されます。
ニットのパターカバーの場合、毛糸で作られているので雨や汚れに弱いのが特徴です。
そのため、雨が降ってしまうと水や汚れがすぐに染みてしまい、落ちにくいというデメリットがあります。
長い
ニットのパターカバーは、ネック部分が長く作られているものも多くあります。
そうすると、グリーン上でカバーを外して持っておく際、ポケットに入れてもだらんとぶら下がってしまいます。
その姿はあまりカッコいいとは言えないので、見た目にこだわる人にとってはデメリットとなってしまうかもしれません。
ツノ型パターには不向き
ツノ型パターとはネオマレット型の一種で、ヘッドの後方部に角のような出っ張りがあるパターのことを言います。
ニットは毛糸を編んだものなので、ツノ型パターの場合、ニットを突き抜けてツノが出てきてしまう場合も。
そうなると、パターカバーの一番の役割である「ヘッドを守る」ことができなくなってしまいます。
そのため、ツノ型パターを使っている人は、ニットのパターカバーは避けたほうが良いでしょう。
ニットのパターカバーの選び方
ヘッドのタイプで選ぶ
パターのヘッドは長方形のピン型、半円型のマレット型、多角形のネオマレット型と大きく分けると3つのタイプがあります。
ニットのパターカバーは伸縮性はありますが、一点に力がかかる状態が続くと穴が開きやすいのが難点です。
カバーに穴が開くだけならまだしも、カバー本来の目的であるヘッドを守るという役割も果たせない可能性があります。
そのため、ニットのパターカバーは、ピン型やマレット型のパターに使用することをおすすめします。
シャフトの種類で選ぶ
パターはほかのクラブと違い、シャフトの位置がさまざまです。
ヘッドの中央に付いているセンターシャフトや、ヘッドの根元に付いているL字シャフト。
形状もストレートだけでなく、ベントネックやクランクネックなど、さまざまな種類があります。
L字シャフトなどヒール側にシャフトが付いている場合は、ウッドカバーのようなパターカバーでも使用することが可能です。
しかし、センターシャフトの場合、トゥとヒール両方に余裕があるカバーを選ばないといけません。
また、ベントネックやクランクネックの場合、ネックが細いと出し入れがしにくいです。
そのため、ある程度ネックに余裕があるタイプを選ぶと良いでしょう。
ニットのパターカバーおすすめ10選
【Scott Edward】
ニットゴルフパターヘッドカバー
ネイビーやブラックなど落ち着いた色から、ピンクやライムグリーンなど明るい色まで10種類から選ぶことができます。
どのカラーも大きく「PATTER」の文字が入っており、シンプルながら遊び心があるかわいらしいパターカバーです。
ネック部分は短めでかなりスリムな作りなので、ピン型パターに最適のカバーとなっています。
非常に軽量で外したときも邪魔にならずに、コンパクトにポケットにしまっておくことが可能です。
【ビームスゴルフ】
ニットパターカバー(81040056833)
一見ビームスのロゴのみのシンプルなデザインに見えますが、よく見るとソール部分に3色のボーダーが入っています。
しかし、ベースがブラックなので派手になりすぎず、ビームスらしいカジュアルさも兼ね備えたデザインです。
ネック部分に余裕があるピン型タイプのカバーなので、厚めのヘッドでも出し入れしやすい形状になっています。
【テーラーメイド】
ニットパターカバー(TD519)
中央部のくびれ以外は幅広に作られていて、大きなマレットやネオマレットも出し入れしやすく外れにくく作られています。
ニットが2重で厚みを持たせた作りなので衝撃にも強く、ヘッドだけでなくネックもしっかりと守ってくれます。
色はホワイト、イエロー、ネイビーの3種類。
どれもシンプルな色合いとデザインで、男女問わず使用できます。
同デザインでウッドカバーもあるので、揃えるのもおすすめです。
【テーラーメイド】
ニットパターカバー(TD520)
先ほどのカバーのピン型タイプで、色は先ほどの3色にオレンジを加えた4種類です。
ネック部分が短くコンパクトなので、ポケットにもしまいやすいサイズとなっています。
マレット型のパターカバーと同様に、同デザインでウッドやユーティリティーのカバーも販売されているので、揃えることが可能です。
【SM SunniMix】
パターカバー2個入り
ネックが細く、ヘッド部分に余裕がある作りなので、ピン型、マレット型のどちらにも使うことが可能です。
また、パターだけではなく、ユーティリティーなどにも使用できるようになっています。
2個セットなので、洗濯しているときの替えとして使用でき、連日プレイで汚れてしまっても安心です。
かわいらしいポンポンが付いており、長いネックでシャフトも守ることができます。
【JP Lann】
ゴルフヘッドカバー
ピン型パター用のカバーとなっていますが、伸縮性と余裕がある作りなので、マレット型でも使用することが可能です。
シンプルなネイビーと、ブラックにビビットなレッドが差し色となっているUSAモデルの2種類。
ネイビーはパター用ではなくハイブリッド用なのですが、ネックが絞られているタイプなのでパター用としても使用できます。
同デザインのドライバーカバーもあるので、お揃いにするのもおすすめです。
【BLUE TEE GOLF】
ニットヘッドカバー(2013btg-usa2-0001)
パターのほかにドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティーの計4点セットとなっています。
USAカラーにスマイルマークが付いており、非常にかわいらしいデザインです。
手編みのようなざっくりとした風合いの4点セットで、番手タグも付いていながら激安価格。
コスパ重視の人や、お揃いのウッドカバーが欲しい人におすすめです。
【広田ゴルフ】
ヘッドカバー
ユーティリティー用のヘッドカバーですが、非常にスリムに作られているので、パターにもピッタリです。
靴下のようにヘッドにフィットする作りで、ピン型だけでなくマレット型にも使用できます。
色はブラック、グレー、ブルーの3種類。
どの色もホワイトのスマイルマークが付いており、シンプルながらかわいらしいデザインとなっています。
【アシックス】
ニットヘッドカバー(GGG881)
グランドゴルフ用のクラブカバーですが、パターカバーとしても使用が可能です。
グランドゴルフのクラブ用ということで広めに作られているので、マレット型やネオマレット型のカバーに適しています。
デザインは黒地に黄色でアシックスのロゴが入っているのみ。
編み目もかなり細かく、カジュアルさを抑えたシンプルなデザインなので、男女問わずおすすめです。
【ゴルフセオリー】
ニットブレードパターカバー(PPC)
プードルが帽子を被っているデザインのピン型のパターカバーで、色はレッド、ピンク、スカイブルー、ベージュの4種類です。
毛糸を活かした垂れ耳と独特の表情で、非常に癒される見た目となっています。
ネック部分は絞りがあまりなく、広い作りとなっているので、ベントシャフトやクランクネックと相性が良いカバーです。
まとめ
パターカバーは付属品としてパターに付いていることも多いですが、自分の好みに合わせて変えてみるのも楽しいものです。
緊張しやすいパット場面でも、ニットのパターカバーの柔らかい手触りでリラックスしてパットができるかもしれません。
ニットのパターカバーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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