焚き火をするときの必須アイテム「焚き火シート」は、芝生を焚き火の炎や熱から守り、美しさを保つ重要な役割があります。
素材が異なる焚き火シートの中でも、チクチクしないシリコン製の焚き火シートが人気です。
ですが、多くの商品があり「どれがいいのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、シリコン製のチクチクしない焚き火シートでおすすめの10アイテムと、選び方のポイントも解説します。
チクチクしない焚き火シートを使うメリット
触り心地がいい
シリコン製の焚き火シートはチクチクしないので、触り心地がいいのが人気のポイント。
表面はつるつるしていて、しっかりしたレジャーシートのような質感です。
それに対して、ガラス繊維の焚き火シートは、チクチクと違和感を感じることがあり、「手袋をはめるのが面倒」と感じるかたも多く見受けられます。
そんな方にも、シリコン製の焚き火シートは触り心地がよく、扱いやすいアイテムです。
汚れにくい
シリコン製の焚き火シートは、汚れにくくメンテナンスも簡単です。
シリコンコーティングで汚れがしみ込まないので、さっとふき取るだけできれいになる優れもの。
一方で、ガラス繊維の焚き火シートは、油汚れのシミができてしまい、見た目が悪く、ベタベタすることもあります。
シリコン製の焚き火シートは「管理が楽な道具がいい」という方にぴったりのアイテムです。
水にも強い
シリコン製の焚き火シートは、汚れだけでなく水に強いのも特徴です。
シリコンは水を透さないため、地面が濡れていても、シート上に置いたものは濡れる心配がありません。
焚き火シートは、焚き火台以外にも、薪や火ばさみなどを置く下敷きとしても重宝します。
そのため、薪や道具が濡れることなく、安心して焚き火を楽しめます。
チクチクしない焚き火シートを使うデメリット
価格が高い
シリコン製の焚き火シートは、やや高めの設定です。
ガラス繊維の焚き火シートにシリコンコーティングしたものなので、その分価格は高くなってしまいます。
1,000円以下の商品も多いガラス繊維の焚き火シートに対して、シリコン製は1,000円以上が相場です。
しかし、汚れにくくて耐久性も高く、長く使えるのでコスパは悪くないともいえます。
厚いものはかさばる・重い
厚みがあるものは、熱を防ぐ効果は高くなりますが、その分重くなり、収納サイズも大きくなってしまいます。
ただ、必ずしも分厚い焚き火シートがいいというわけではありません。
長時間の焚き火なら、厚めの焚き火シートがおすすめですが、デイキャンプでは、前者と同じ焚き火シートは必要ないでしょう。
状況に合わせて、ちょうどいい焚き火シートを使いましょう。
チクチクしない焚き火シートの選び方
連続使用温度が500度以上
焚き火は約500〜700度になるため、焚き火シートは「連続使用温度(耐熱温度)が500度以上」のものを選びましょう。
この連続使用温度が高いほど、芝生への影響が少なくなります。
「長時間焚き火をしたい」「環境への配慮を忘れたくない」という方は、連続使用温度が高いものがおすすめです。
焚き火台よりも大きいもの
焚き火シートは、焚き火台より大きいサイズを選びましょう。
焚き火台の4倍程度の大きさがあれば、焚き火台から火のついた薪が落ちたときも安心です。
また、火ばさみなどの道具を置くスペースとして利用すれば、道具がどこにいったのか分からなくなるのを防ぐ効果もあります。
小さすぎては焚き火シートの効果を果たさないので、焚き火台にあった大きさを選びましょう。
両面シリコン加工
シリコン製の焚き火シートを購入するときは「両面シリコン加工」であるかもチェックしましょう。
片面のみシリコン加工の商品は、水は透さないけど、地面に接した面だけ湿ってしまい、汚れたり、乾かす手間が掛かります。
多くの商品は両面シリコン加工されていますが、値段の安いアイテムは要注意。
買ってから後悔しないように、説明欄をしっかり確認しましょう。
カラー・デザイン
焚き火シートは、焚き火の脇役ではありますが、やはり見た目にも満足するものがほしいですよね。
焚き火シート必須のキャンプ場が増え、さまざまなデザインの焚き火シートが販売されています。
無地のベージュや黒が多いですが、自然に馴染むオリーブカラーや、丸い焚き火シートもあります。
ぜひ、焚き火台と相性のいい、お気に入りの焚き火シートを見つけて下さいね。
チクチクしない焚き火シートおすすめ10選
【CYMD】
焚き火シート
厚手で耐久性が高く、長時間の焚き火でも安心できるシリコン製の焚き火シートです。
1.3mmの厚みと、連続使用温度は700度あるので、一晩ゆっくり焚き火を満喫したい方におすすめです。
また、厚みがあり丈夫なので薪や、燃え残った炭を運ぶときも大活躍。
収納袋がついているので、荷物の隙間にすっきり収まり、汚れたままでも持ち帰えれます。
【ZEN Camps】
焚き火シート
連続使用温度が550度と十分なスペックと、選べるサイズ展開がこの商品の魅力です。
小さい焚き火台を卓上で使うときも、焚き火シートがあれば安心です。
50cm×50cmなら、卓上に敷くのにちょうどいい大きさで、テーブルを焦がしたり汚すことがないので片付けも簡単。
両面シリコン加工なので、汚れてもさっと拭くだけできれいになります。
【Hikenture】
スパッタシート
ソロキャンプに最適なコンパクトサイズで、カラー展開が豊富な焚き火シートです。
バイオリンの弦にも使われている、燃えにくい糸で縫製されているので、ほつれにくく長く使える加工が施されています。
また、両面シリコン加工で水に強いだけでなく、シワがつきにくいのもおすすめポイントです。
収納袋に加え、固定用のペグも4本付属で、お得感もあるアイテムです。
【TRUSCO中山】
スパッタシート(SPS1)
トランクカーゴでお馴染みの、トラスコが販売しているスパッタシートです。
ガラス繊維ではなく、耐炎繊維(アクリル)に両面シリコン加工されているので、チクチクする心配はありません。
7つのサイズ展開で、ソロキャンプから、大型の焚き火台まで対応でき、荷物を置くマットとしても活用できます。
テカリがない布の質感と、落ち着いたカラーも人気のポイントです。
【Bemit】
火消し袋 一体型 焚き火シート(4Y405)
焚き火シートとしてだけでなく、燃えた炭を鎮火させる「火消し袋」の役割もあるマルチなアイテムです。
「短時間で焚き火を楽しみたい。でも火が消えるまで時間がかかるのが困る」という悩みを解決してくれます。
また、鎮火させるだけでなく、灰を炭捨て場まで運んだり、残った炭の保管にも大活躍します。
ポケット部分は大きいので、炭の出し入れもスムーズです。
【FUTUREFOX】
ナバホ柄 焚き火シート
多くの焚き火シートは無地ですが、こちらはおしゃれな柄の焚き火シートです。
シートの中央にお気に入りの焚き火台を置けば、インスタ映えするサイトが完成します。
連続使用温度が250度と高くないので、焚き火シートを重ねたり、焚き火台プレートやスタンドを併用しましょう。
「人と違うものがほしい」「おしゃれなものがほしい」という方に一押しのアイテムです。
【DOD】
タキビバビデブー(FR1-904-KH)
インパクトのあるネーミングと、ウサギのマークがかわいい焚き火シートです。
みんなで焚き火を囲むのにぴったりの八角形も、人気のポイントです。
カラーは自然になじむカーキとタンの2色展開で、うさぎのマークがついた収納袋がセットでなので、コンパクトに収納できます。
高温の焚き火には弱いので、高さのある焚き火台を使うのがおすすめです。
【GOGlamping】
スパッタシート
最も高温となる熾火状態でも、耐熱温度が約800度のこの焚き火シートなら安心です。
また、付属のペグで6カ所固定すれば、長い芝生のサイトでもゴワゴワせずにシートを設置できます。
両面シリコン加工なので、地面が湿っていても薪がぬれる心配がありません。
しなやかな素材なのでコンパクトに折りたためて、景観を邪魔しないナチュラルカラーも好評です。
【ChillCamping】
焚き火シート
フラットで使えるのはもちろん、角のスナップをとめると縁を立てて使える焚き火シートです。
風が強い日の焚き火でも、縁があれば灰が飛び散りにくく、片付けも簡単です。
また、うっかり落ちてしまった火のついた薪が、芝生に転がるのを防ぐ効果もあります。
機能性だけでなく、黒いクールなデザインも人気のポイントです。
【ELUTENG】
焚き火シート
円形、もしくは五角形や六角形の焚き火台と相性抜群の、丸形の焚き火シートです。
四角形の焚き火シートと違い「斜めになってる気がするな」と、向きや方向を気にすることなく使えます。
また、耐熱温度は550度なので、調理をして、ゆっくり焚き火を楽しむ時間も確保できます。
角がなく面積が狭いため、コンパクトになるのもメリットです。
まとめ
チクチクしないシリコン製の焚き火シートは、管理も簡単で、芝生へのダメージを軽減できます。
ですが、火のついた薪をシートの上に放置すると、穴が開いたり、芝生が焦げることもあります。
焚き火シートを過信せず、自分の目でしっかりと火を見守りましょう。
チクチクしない焚き火シートの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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