音楽を聴く際に利用されることの多いワイヤレスイヤホン。
テレビの音を聞く際にも、ワイヤレスイヤホンを利用することができます。
テレビ用のモデルを使えば、「テレビの音が聞こえづらい」「家事をしながらテレビを見たい」といった悩みを解消できるでしょう。
本記事では、テレビ用ワイヤレスイヤホンの選び方やメリット・デメリットについて解説します。
おすすめのモデルも6個ご紹介しますので、ぜひ本記事を参考に、テレビをより楽しめる環境を作っていきましょう。
テレビ用ワイヤレスイヤホンを使うメリット
騒音対策になる
「近所の方や時間帯を気にして、テレビの音が上げられない」といったご経験はないでしょうか。
ワイヤレスイヤホンを使えば、テレビから音が発せられなくなるので、騒音対策になります。
料理や掃除をしているときでも、テレビの音量を上げることなく、快適に聞くことができるでしょう。
細かい音が聞き取りやすい
テレビのスピーカーから発せられるサウンドは、どうしても周囲に散ってしまい、細かい音などは聞き取りづらいです。
また、音量を上げ過ぎてしまうと音割れをしてしまい、クリアな音声で楽しむのは難しくなってしまいます。
ワイヤレスイヤホンなら、音量を上げなくても細かい音まで聞き取れるので、より一層テレビを楽しめるようになるでしょう。
テレビ用ワイヤレスイヤホンを使うデメリット
Bluetoothトランスミッターが必要な場合がある
ワイヤレスイヤホンの接続方式は、ほとんどがBluetoothです。
ご自宅のテレビがBluetoothに対応していない場合、イヤホンとは別にBluetoothトランスミッターを購入する必要があります。
数千円で購入することはできますが、ワイヤレスイヤホンとは別にコストがかかってしまいます。
また、Bluetoothのバージョンなども、ワイヤレスイヤホン側とトランスミッター側で合わせておく必要があるので注意しましょう。
音ズレが生じる
ワイヤレスイヤホンでテレビの音を聞く場合、音ズレの問題を避けることはできません。
ほとんどのワイヤレスイヤホンが対応しているコーデック「SBC」では、0.2秒前後の遅延が生じます。
SBCより高品質な「AAC」でも、0.1秒前後の遅延はあります。
極力、音ズレを小さくしたい場合は「aptX LL」に対応したモデルを選ぶと、0.04秒未満の遅延に抑えることが可能。
ただし、テレビやトランスミッターも、同様のコーデックに対応している必要があるので注意しましょう。
テレビ用ワイヤレスイヤホンの選び方
周囲の音が聞けるタイプがおすすめ
ご自宅でテレビを楽しんでいるとき、インターフォンや電話が鳴ることがありますよね。
そうした音を聞き逃さないためにも、周囲の音が聞きやすいタイプのワイヤレスイヤホンがおすすめです。
具体的には、耳を塞がないインナーイヤータイプや、外部音取り込み機能があるモデルを選ぶとよいでしょう。
Bluetoothはなるべく最新バージョンを選ぶ
Bluetoothは、最新バージョンの方が通信速度が速く、通信範囲も広いです。
したがって、古いバージョンのBluetoothよりも安定した接続が可能で、音ズレも小さくすることができます。
現状では、Bluetooth5.0以上の製品を選んでおけば間違いないでしょう。
テレビ用ワイヤレスイヤホンおすすめ6選
【Sennheiser】
MOMENTUM True Wireless 2(M3IETW2)
こちらは、アクティブノイズキャンセリング機能搭載したモデル。
お料理や掃除をしているときも、快適にテレビの音が聞こえるでしょう。
外部音取り込み機能も付いているので、周囲の音も聞き逃しにくいです。
人間工学デザインなので、長時間つけていても疲れにくいのは嬉しいポイントでしょう。
【ソニー】
WF-L900
こちらは、リング状のドライバーユニットを採用しており、耳を完全に塞がないオープンスタイルの構造になっています。
穴が開いているので、周囲の音が聞き取りやすいのはもちろん、耳穴が蒸れにくく着け心地は快適です。
重量もわずか4.1gで、着けていることを忘れてしまうほどの軽量さ。
5種類の大きさのフィッティングサポーターが付属しているので、安定して着け続けることもできるでしょう。
【ソニー】
WI-1000XM2
WI-1000XM2は、左右一体型のワイヤレスイヤホンです。
トップクラスのノイズキャンセリング性能を誇っており、極めてクリアな音声でテレビを楽しむことができるでしょう。
遮蔽性の高いカナル型ではありますが、周囲の音に気を払いたいときは、外音取り込みモードに切り替えも可能。
バッテリーはノイズキャンセリングONなら最大10時間、OFFなら最大15時間もつため、1日中着けっぱなしにもできます。
【Anker】
Soundcore Liberty 4(A3953)
こちらは、ウルトラノイズキャンセリングや外部音取り込み機能を有しているフラッグシップモデルです。
マルチポイント接続に対応しており、2台の端末に同時接続することができます。
また、心拍測定やストレスチェックなどのヘルスケア機能を備えた、珍しいモデルです。
他に類を見ないほどの多機能さで、非常にコスパの良いモデルといえるでしょう。
【Audio Technica】
ATH-ANC400BT
こちらはハイブリッドデジタルノイズキャンセリング技術を採用しており、静かな空間でサウンドを提供してくれます。
ノイズキャンセリングONで最大20時間使用でき、約10分の充電で約170分使用できる急速充電も可能です。
2台同時接続ができるマルチポイント対応で、 バッテリーが切れた際には有線接続に切り替えることもできます。
【JVCケンウッド】
HA-AL102BT
HA-AL102BTは、耳掛け式のワイヤレスイヤホンです。
耳当てのような構造になっているので、周囲の音も聴き取りやすくなっています。
カラーはブラック・シルバー・レッド・ブルーの4色があり、デザインもスタイリッシュ。
シンプルで価格も安いため、試しにテレビをワイヤレスイヤホンで楽しんでみたい、という方におすすめです。
まとめ
ワイヤレスイヤホンを利用すれば、周囲を気にせずにテレビを楽しむことができます。
ただし、テレビがBluetooth対応かどうかを確認し、非対応であればトランスミッターも合わせて購入するようにしましょう。
また、今回ご紹介したモデルは、スマートフォンに繋いで音楽を聴くことも可能です。
ワイヤレスイヤホンがあれば、テレビも音楽もより快適に楽しめるので、ぜひ手に取ってみてくださいね。
テレビ用ワイヤレスイヤホンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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