近年はコロナ渦の影響もあり、YouTubeをはじめ、様々な動画・ライブ配信の需要が増加傾向にあります。
ご自身で撮影した動画を編集したり、ライブ配信の切り抜き動画等を作成される方も多いでしょう。
しかし、動画ファイルは容量が大きく、ストレージを圧迫してしまうため、外付けSSDを検討される方も多いと思います。
そこで本記事では、動画編集に最適な外付けSSDを紹介し、使用時のメリットデメリット・選び方も解説します。
目次
- 1 動画編集向け外付けSSDを使うメリット
- 2 動画編集向け外付けSSDを使うデメリット
- 3 動画編集向け外付けSSDの選び方
- 4 動画編集向け外付けSSDおすすめ10選
- 4.1 【バッファロー】250GB ポータブルSSD(SSD-PUT250U3-B/N)
- 4.2 【エレコム】両対応 外付けSSD(ESD-EWA0250GBK)
- 4.3 【エレコム】500GB 外付けSSD(ESD-EMA0500GBK)
- 4.4 【Samsung】T7(MU-PC500T/EC)
- 4.5 【ウエスタンデジタル】500GB ポータブルSSD(WDBAGF5000AGY)
- 4.6 【Glyph】Atom EV(A500EV)
- 4.7 【KIOXIA】960GB 外付けSSD(SSD-PK960U3-BA/N)
- 4.8 【HP】1TB ポータブルSSD(3SS21AA#UUF)
- 4.9 【Plugable】2TB 外付けSSD(TBT3-NVME2TB)
- 4.10 【トランセンドジャパン】4TB ポータブルSSD(TS4TESD380C)
- 5 まとめ
動画編集向け外付けSSDを使うメリット
端末の容量を圧迫しない
動画ファイルは画質等で差はありますが、容量が大きく、ファイル数が増えるほどにストレージを圧迫します。
ノートパソコン・タブレット端末等は初期容量が500GB~1TBとなるため、すぐにストレージ不足に陥ってしまいます。
ですが、外付けSSDはUSB接続等で端末に接続するだけで容量を拡張し、素早い転送速度で動画保存が可能です。
転送速度が速い
外付けSSDは端末に直接接続するだけで容量を拡張できるだけでなく、優れたデータ転送速度が強みです。
近年の外付けSSDは最大2,000MB/秒以上で転送できる製品も登場しており、容量が大きくてもスムーズに保存できます。
1GB越えのデータ・ファイルも最短1分程度で転送できるので、大幅な時間の短縮が見込めます。
携帯性に優れている
外付けSSDはノートパソコン・タブレット端末など、初期容量からの拡張が難しい端末での使用を想定し、設計されています。
あらゆるシーンに適応できるようにサイズを抑えつつ軽量に設計されており、片手でも容易に持ち運べる携帯性を実現しています。
小物入れ・バッグ等に収納してもかさばらず、常に端末とセットで携帯し、管理できるのが強みです。
耐久力に優れている
外付けSSDは簡易的なストレージ拡張を可能にしつつ、大容量データ・ファイルをスムーズに転送できるのが強みです。
さらに、コンパクトサイズながらも頑丈に設計されており、落下・接触等による耐久性にも優れています。
ちょっとした衝撃程度では破損する心配も無く、大切な動画データを安全に管理できます。
動画編集向け外付けSSDを使うデメリット
コストが掛かる
外付けSSDはコンパクトで持ち運びやすく、端末に接続するだけでストレージ容量を拡張できるのが強みです。
しかし、HDDよりも転送速度・耐久性等に優れている分、製品価格も比例して高額なるため、相応のコストが掛かります。
最低限の実用性でも1万円前後は掛かり、深くこだわる場合は3万円以上の予算が掛かる点には注意です。
単体容量が少ない
外付けSSDは転送速度に優れていますが、単体のストレージ容量が小さく、容量次第ではすぐに圧迫されてしまうのが欠点です。
動画の本数が少なかったり、フルHD解像度の動画なら問題はありませんが、4K解像度の動画を扱う場合は注意です。
扱う動画本数が多かったり、高解像度の動画を保存する場合、容量不足に陥りやすいため、逐一管理する必要があります。
動画編集向け外付けSSDの選び方
転送速度で選ぶ
外付けSSDは転送速度で優れていますが、製品によって500MB/秒~2,000MB/秒と速度が違ってきます。
転送速度は秒間に転送できる最大容量を表しており、速いほどに瞬時に転送できますが、製品価格も高騰する点に注意です。
画質等による差はありますが、10分~20分程度の動画なら500MB/秒~1,000MB/秒でも問題はありません。
ですが、10GB~100GB単位のファイルも扱うのであれば、2,000MB/秒以上の製品を視野に入れておきましょう。
容量で選ぶ
外付けSSDは簡易的にストレージ容量を拡張できますが、250GB~4TBと容量は幅広く展開されています。
動画ファイルは大きくても一桁GBとなるため、最低限の250GBでも扱う量が少なければ問題はありません。
ですが、アウトソーシング等で編集を引き受ける場合、多くの動画ファイルを扱うため、最低でも1TBが必須です。
ご自身で投稿する動画本数だけでなく、外注で編集等を引き受けるなら2TB~4TBも視野に入れておきましょう。
接続規格で選ぶ
外付けSSDに採用される接続規格ですが、USB3.1~3.2/Thunderboltと種類が存在し、接続速度が異なります。
端末との接続速度はSSDの転送速度にも影響があり、優れているほどに遅延が起きにくく、スムーズに転送可能です。
しかし、速度に比例して高額になる傾向にあり、Thunderbolt規格対応は4万円以上の予算が必須です。
USB3.1~3.2でも動画ファイルなら支障はありませんが、よりこだわるならThunderboltも視野に入れましょう。
メーカーで選ぶ
動画編集向け外付けSSDは国内外を含む、家電・デバイスメーカーから豊富なラインナップが登場しています。
メーカーによって極端に品質の差が存在するわけではありませんが、国内メーカーならコスパの良さからエレコムがおすすめです。
海外メーカーなら、Samsung・HPあたりが高品質でおすすめですが、高額な予算を用意できる方向けになります。
メーカーだけで判断が付けられないなら、製品ページをチェックし、れびゅいー評価で判断するのがベストです。
価格帯で選ぶ
動画編集向け外付けSSDは家電・デバイスメーカーから登場しており、1万円前後~5万円越えの価格帯で展開されています。
5千円以下で導入できる製品もありますが選択肢が限られるため、豊富な選択肢から選ぶなら1万円前後のコストが掛かります。
ですが、価格に容量・転送速度が比例する傾向にあるため、容量や速度を重視する場合は相応の予算確保が必須です。
容量・速度にこだわるなら、最低でも2万円~3万円程度の用意が必要になる点には注意しましょう。
動画編集向け外付けSSDおすすめ10選
メーカー・製品名 | サイズ/重量 | 容量 | 転送速度 | 接続規格 |
---|---|---|---|---|
バッファロー 250GB ポータブルSSD | 6.8×2.3×1.1cm/17g | 250GB | 430MB/秒 | USB 3.2 |
エレコム 両対応 外付けSSD | 7.2×2.3×0.9cm/16g | 250GB | 600MB/秒 | USB 3.2 |
エレコム 500GB 外付けSSD | 6.7×2.2×1cm/15g | 500GB | 500MB/秒 | USB 3.2 |
Samsung T7 | 8.5×5.7×0.8cm/58g | 500GB | 1050MB/秒 | USB 3.2 |
ウエスタンデジタル 500GB ポータブルSSD | 10×5.5×0.9cm/46g | 500GB | 1050MB/秒 | USB 3.2 |
Glyph Atom EV | 14.1×7.4×4.2cm/221g | 500GB | 1000MB/秒 | Thunderbolt3/USB 3.2 |
KIOXIA 960GB 外付けSSD | 9.5×7.5×1.1cm/90g | 960-GB | 550MB/秒 | USB 3.2 |
HP 1TB ポータブルSSD | 14.1×7.2×1.8cm/215g | 1TB | 2400MB/秒 | Thunderbolt3/USB 3.2 |
Plugable 2TB 外付けSSD | 10.8×6.4×1.3cm/176g | 2TB | 2400MB/秒 | Thunderbolt3/USB 3.2 |
トランセンドジャパン 4TB ポータブルSSD | 9.7×5.4×1.3cm/75g | 4TB | 2000MB/秒 | USB 3.1 |
【バッファロー】
250GB ポータブルSSD(SSD-PUT250U3-B/N)
スライド式でスティックタイプに設計し、コンパクトサイズで仕上げた外付けSSDです。
USB 3.2+最大430MB/秒の転送速度により、大容量の動画ファイルをスムーズに保存できます。
Type-A対応端末に幅広く運用可能であり、ゲームキャプチャー・録画した映像などを保存できる点もおすすめです。
サイズ/重量 | 6.8×2.3×1.1cm/17g |
---|---|
容量 | 250GB |
転送速度 | 430MB/秒 |
接続規格 | USB 3.2 |
【エレコム】
両対応 外付けSSD(ESD-EWA0250GBK)
Type-A/Type-C両端子を搭載し、接続端末に応じてスライドで切り替えられる外付けSSDです。
コンパクトサイズながらもUSB 3.2+最大600MB/秒転送速度により、スムーズなデータ保存が行えます。
容量の少なさが懸念点ですが、幅広い端末で高速接続を可能にしつつ、1万円以下で導入できるコスパの良さが魅力です。
サイズ/重量 | 7.2×2.3×0.9cm/16g |
---|---|
容量 | 250GB |
転送速度 | 600MB/秒 |
接続規格 | USB 3.2 |
【エレコム】
500GB 外付けSSD(ESD-EMA0500GBK)
スライド式キャップレスを採用しており、スティックタイプで携帯性を高めた外付けSSDです。
Windows/MacOSをはじめ、PS4等のゲーム機にも対応しており、キャプチャー動画も保存できます。
端末によってはType-C変換アダプタが必要ですが、500GBの容量を搭載し、コストが抑えられている点も魅力です。
サイズ/重量 | 6.7×2.2×1cm/15g |
---|---|
容量 | 500GB |
転送速度 | 500MB/秒 |
接続規格 | USB 3.2 |
【Samsung】
T7(MU-PC500T/EC)
Type-A/Type-C両端子で互換性を高めつつ、パスワードロック機能を搭載した外付けSSDです。
USB 3.2+最大1050MB/秒転送速度により、大容量ファイルをスムーズに転送できます。
容量も500GBが確保されていますし、2mからの落下テストをクリアする耐久性を備えている点もおすすめです。
サイズ/重量 | 8.5×5.7×0.8cm/58g |
---|---|
容量 | 500GB |
転送速度 | 1050MB/秒 |
接続規格 | USB 3.2 |
【ウエスタンデジタル】
500GB ポータブルSSD(WDBAGF5000AGY)
コンパクトサイズで携帯性を高めつつ、豊富なカラーバリエーションから選択できる外付けSSDです。
容量500GBで大容量ファイル・データを多数保存できますし、パスワードロックで確実に保護できます。
USB 3.2+最大1050MB/秒転送速度も実現しつつ、1万円前後で導入できるコスパの良さも好評です。
サイズ/重量 | 10×5.5×0.9cm/46g |
---|---|
容量 | 500GB |
転送速度 | 1050MB/秒 |
接続規格 | USB 3.2 |
【Glyph】
Atom EV(A500EV)
Type-C/Thunderbolt規格を採用し、転送時の状態をランプで確認できる外付けSSDです。
コンパクトながらも500GB容量を搭載し、最大1GB/秒転送速度で超高速なデータ転送が行えます。
優れたパフォーマンスに比例し、コストは割高ですが、程よい容量でパフォーマンスを求める方におすすめです。
サイズ/重量 | 14.1×7.4×4.2cm/221g |
---|---|
容量 | 500GB |
転送速度 | 1000MB/秒 |
接続規格 | Thunderbolt3/USB 3.2 |
【KIOXIA】
960GB 外付けSSD(SSD-PK960U3-BA/N)
コンパクトサイズ+軽量アルミ素材で設計されており、優れた携帯性と耐久力を備えた外付けSSDです。
Ubilityソフトウェアを使用したセキュリティ機能に対応しており、保存データを確実に保護できます。
約1TBの容量を搭載し、容量不足に陥りにくく、Type-A/Type-C対応端末に互換性を持つ点も好評です。
サイズ/重量 | 9.5×7.5×1.1cm/90g |
---|---|
容量 | 960GB |
転送速度 | 550MB/秒 |
接続規格 | USB 3.2 |
【HP】
1TB ポータブルSSD(3SS21AA#UUF)
コンパクトサイズながらも1TB大容量を搭載し、Type-C/Thunderbolt端末に接続できる外付けSSDです。
Thunderbolt3+2400MB/秒で転送できるため、動画ファイルだけでなく、あらゆるデータを瞬時に転送できます。
接続ケーブルが短いため、設置位置は限られますが、優れたパフォーマンスを求める方に最適です。
サイズ/重量 | 14.1×7.2×1.8cm/215g |
---|---|
容量 | 1TB |
転送速度 | 2400MB/秒 |
接続規格 | Thunderbolt3/USB 3.2 |
【Plugable】
2TB 外付けSSD(TBT3-NVME2TB)
Windows/MacOSへの互換性を持ち、2TB大容量で高解像度の動画も多数保存できる外付けSSDです。
Thunderbolt3/USB 3.2で端末と高速接続を可能にしつつ、最大2400MB/秒でスムーズに保存できます。
接続ケーブルが短いため、設置位置は限られますが、大容量且つ優れたパフォーマンスを発揮できる点が好評です。
サイズ/重量 | 10.8×6.4×1.3cm/176g |
---|---|
容量 | 2TB |
転送速度 | 2400MB/秒 |
接続規格 | Thunderbolt3/USB 3.2 |
【トランセンドジャパン】
4TB ポータブルSSD(TS4TESD380C)
ポータブルサイズで持ち運びやすく、最大4TB容量であらゆるデータを多数保存できる外付けSSDです。
Type-A/Type-C両端子で各種端末に接続し、最大2000MB/秒で大容量ファイルをスムーズに転送できます。
落下・防水・防塵加工で耐久力も高く、管理ソフトでセキュリティ面を強化できる点もおすすめです。
サイズ/重量 | 9.7×5.4×1.3cm/75g |
---|---|
容量 | 4TB |
転送速度 | 2000MB/秒 |
接続規格 | USB 3.1 |
まとめ
動画編集向け外付けSSDを使用することにより、端末のストレージを圧迫することなく、大切な動画を管理できます。
基本的に高額なコストが掛かる点には注意し、迷った際には本記事を参考に選んでいただければ幸いです。
動画編集向け外付けSSDの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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