現地で調達できる、枝や松ぼっくりなどを燃料にできるウッドストーブは、近年の環境意識の高まりで、注目度が上がっている製品のひとつです。
なかでも二次燃焼タイプのウッドストーブは、湿った枝でも高火力で素早く湯沸かしができ、災害用にも備えておくと非常に重宝し安心できます。
もちろんキャンプでのサブコンロとしても、大型のウッドストーブで美しく大きな焚き火を楽しむこともおすすめです。
今回は、これからの時代に大注目の二次燃焼タイプのウッドストーブを、メリットやデメリットと共にご紹介します。
目次
- 1 二次燃焼タイプのウッドストーブを使うメリット
- 2 二次燃焼タイプのウッドストーブを使うデメリット
- 3 二次燃焼タイプのウッドストーブの選び方
- 4 二次燃焼タイプのウッドストーブおすすめ10選
- 4.1 【Solo Stove】ソロストーブ ライト
- 4.2 【TOAKS】チタニウム コンパクトストーブ(12707)
- 4.3 【Signstek】 小型 ウッドストーブ Type-A
- 4.4 【富士見産業】Field to Summit フレイムストーブL(OF-BFL)
- 4.5 【HIKPEED】キャンプストーブ
- 4.6 【TOAMIT】コンパクト携帯コンロ
- 4.7 【Tentock】チタン ウッドストーブ(NH20RJ005)
- 4.8 【PSKOOK】ウッドストーブ 二次燃焼 (DDL)
- 4.9 【LandField】ランドフィールド ウッドストーブ (LF-CWS030)
- 4.10 【CHANGE MOORE】大型 ウッドストーブ
- 5 まとめ
二次燃焼タイプのウッドストーブを使うメリット
燃焼効率が良い
二次燃焼ができるウッドストーブは非常に燃焼効率がよく、着火も容易で多少湿った薪も燃やすことができます。
すぐに安定した高火力な炎を維持できるので、特に湯沸かしに使い勝手がよく、寒い季節などにもとても重宝します。
大型のタイプはキャンプファイヤーのような大きな炎があがり、グループキャンプやファミリーキャンプでも多いに盛り上がることでしょう。
自然の資源を使えて環境にやさしい
ウッドストーブは枯れ葉や枝など、現地調達可能な資源を活用できるよう設計されていますが、二次燃焼タイプは特に使いやすいでしょう。
自然界の資源はいつも乾燥しているとは限らず、時には湿った状態で使用する場合もあります。
二次燃焼タイプでも、湿った資源は最初大きな白い煙があがりますが、それでも安定して簡単に着火できるのが、普通の焚き火台との大きな違いです。
燃えカスが出ず完全に灰になる
二次燃焼効果により、薪や炭は完全に灰になるまで燃やし尽くすため、後片付けが非常に楽ちんなのも大きなメリットです。
燃え残りの薪や炭は自然界に還すことができませんが、完全に灰になったものは肥料や食材のアク抜き、洗剤としても再利用可能な資源になります。
アルミホイルなどに包み持ち帰る場合も、少量の灰になっているためストレスなく気持ちよく処理することができるでしょう。
煙や匂いが少ない
焚き火特有の煙や匂いが非常に少ないことは、二次燃焼タイプの最大のメリットともいえます。
なぜ二次燃焼タイプは煙が少ないかというと、二次燃焼によって煙と匂いが発生するガスを燃やしてしまうためです。
焚き火は好きだけど匂いが付くのが嫌だという方も多いですが、そんな場合は二次燃焼タイプを選ぶことを強くおすすめします。
二次燃焼タイプのウッドストーブを使うデメリット
本格的な調理は苦手
二次燃焼タイプのウッドストーブは、速やかな湯沸かしは得意ですが、本格的な調理は苦手とする製品です。
炎が安定すると自動的に高火力で燃え続けるため、火力の調整が難しく、繊細さを要求する炊飯などには向きません。
本格的な調理をしたいなら、ウッドストーブの中でも二次燃焼をしないBOX型などをおすすめします。
薪の消費が早い
驚くほど燃焼効率が良い分、薪の消費も驚くほど早いのが二次燃焼タイプの特徴です。
いつもの焚き火台と同じ感覚で薪の用意をすると、あっという間に無くなってしまい、焚き火を満足に楽しむことができません。
二次燃焼のウッドストーブを使用するときは、充分な量の薪の用意をしてキャンプに臨むことをおすすめします。
二次燃焼タイプのウッドストーブの選び方
大きさで選ぶ
ソロ用のコンパクトなサイズが多いウッドストーブですが、グループキャンプ用の大型の製品もあり、用途や使用人数で最適な大きさを選ぶことができます。
小さなサイズは携帯性に優れ、小枝や枯れ葉、松ぼっくりなど自然界の資源を使用するのにぴったりです。
大きなサイズは二次燃焼の炎が美しく燃え上がり、お子様や仲間達とのキャンプを掛け替えのないものにしてくれるでしょう。
軽さで選ぶ
徒歩キャンプやハイキンングなどのお供になることも多いウッドストーブは、一般的な焚き火台よりも、軽さを重視される場合も多いものです。
ステンレス製で二重構造のタイプは、コンパクトなタイプでも重量がありかさばりがちですが、二次燃焼は素晴らしく、車での移動なら最もおすすめです。
組み立て式のコンパクトなタイプは携帯性に非常に優れ、バックパックに入れてどこへでも連れて行ける気軽さがあります。
同じ二次燃焼のウッドストーブでも、それぞれが個性的な製品なので、ご自身のキャンプスタイルに合わせて、最適なウッドストーブを探してみてください。
素材で選ぶ
ウッドストーブは腐食性と耐久性に優れたステンレス製や、より軽量化を目指したチタン製が主流となります。
ステンレス製はコスパも良く最も手に入れやすく、サイズ展開も豊富で初心者の方にも使いやすいでしょう。
チタン製はロングトレイルを歩くハイカー用のブランドからの流れで、よりコンパクトで軽量な製品が多い印象です。
炭素鋼製の無骨な雰囲気のウッドストーブも存在し、重量はあるものの人気が出そうな素材で、非常に魅力的な製品になります。
二次燃焼タイプのウッドストーブおすすめ10選
【Solo Stove】
ソロストーブ ライト
二次燃焼のウッドストーブの元祖ともいえるアメリカ・テキサス発のソロストーブです。
独自の二重構造で非常に高い燃焼効率を実現し、現地調達の小枝や松ぼっくりも簡単に着火できます。
こちらはソロストーブのシリーズ中、225gと最も軽くコンパクトなタイプですが、機能的で非常によく燃え、ウッドストーブの王者とも呼べる名品です。
【TOAKS】
チタニウム コンパクトストーブ(12707)
トークスは主にUL系チタン製品を展開するカリフォルニアのアウトドアブランドです。
高品質なチタン製品でありながらコスパも良く、足跡のロゴマークが特徴的で、思わず所有欲をくすぐられます。
こちらの製品はわずか151gと超軽量で、収納サイズも94×95mmと非常にコンパクトに収まり携帯にもぴったりです。
【Signstek】
小型 ウッドストーブ Type-A
1〜2人で使用するのにぴったりの大きさで、焚き火や調理もやりやすいバランスの良い製品です。
小型のウッドストーブにしては重量がありますが、非常に頑丈な作りで大きめの鍋も安定して使用できます。
グループキャンプでのサブコンロとしても重宝し、キャンプメインでの使用にはとても重宝する使いやすいウッドストーブです。
【富士見産業】
Field to Summit フレイムストーブL(OF-BFL)
こちらは使用サイズが17×24cmと中型なので、ソロキャンプのメイン焚き火台としてもおすすめのウッドストーブです。
長さのある市販の薪でも燃やすことができ、二次燃焼特有の上昇する美しい炎を楽しめます。
調理がしやすい開閉可能な五徳が付属し、小型から大型の鍋まで、安定して乗せることができるのは嬉しいポイントです。
【HIKPEED】
キャンプストーブ
パーツの組み合わせ方で、固形燃料ストーブとしての使い方も可能な、便利で使いやすいウッドストーブです。
固形燃料を使用すれば、肌寒い朝など簡単な湯沸かしに重宝し、かさばるガスバーナーなどを持参する必要がありません。
荷物をコンパクトにしたいソロキャンパーにとって、一台多役の焚き火台は、とても魅力的な製品でしょう。
【TOAMIT】
コンパクト携帯コンロ
1〜2人での使用にちょうど良いサイズのシンプルなウッドストーブです。
16cm以上の鍋を置くことができる手頃な大きさですが重量が64gと超軽量で、気軽にキャンプに持ち出すことができます。
コスパも非常に良く、バーベキューのサブコンロとしてもぴったりです。
【Tentock】
チタン ウッドストーブ(NH20RJ005)
安定性を重視したソロ用のウッドストーブで、200gと軽量ですが、耐荷重が10kgもあり、スキレットやダッチオーブンの調理も可能です。
本体と一体型の五徳は折りたたみができ、5〜20cmの鍋やシェラカップを置くことができます。
チタン製で腐食せず、コスパも非常に良く、初心者にも使いやすいので、とてもおすすめの製品です。
【PSKOOK】
ウッドストーブ 二次燃焼 (DDL)
こちらは2〜3人のキャンプにぴったりの中型のサイズで、様々な用途に使える一大多役の多機能ウッドストーブです。
調理中に薪の追加をしやすいように、側面のバッフルを開閉できるのも嬉しいポイントで、重量はありますがキャンプのお供にベストな製品といえます。
大きく美しい炎を堪能したい方にも非常におすすめの良品です。
【LandField】
ランドフィールド ウッドストーブ (LF-CWS030)
本格的な調理を楽しみたい方にぴったりな、2〜4人用の大きめのウッドストーブです。
耐荷重50kgとダッチオーブンも乗せられる頑丈な仕様で、直径は30cmと充分な面積があり、大きな鍋も乗せることができるのは嬉しいポイントでしょう。
炭を起こしてバーベキューを楽しむのもちょうど良い大きさで、キャンプを楽しむなら最適な製品といえます。
【CHANGE MOORE】
大型 ウッドストーブ
直径44cmと、大人数のグループキャンプにぴったりの大型のウッドストーブです。
二重構造の頑丈なステンレス製で、これぞ二次燃焼と言えるような美しい豪快な炎を楽しむことができます。
広いキャンプ場で、家族や友人達と焚き火を囲みながら寛ぐには最も快適なサイズで、お子様との思い出作りにも一役かってくれます。
まとめ
二次燃焼タイプのウッドストーブは、とても魅力的な製品が多い印象で、大きさや素材などにも個性があります。
キャンプスタイルや用途にマッチすればとても重宝し、非常時や災害時にも助けとなる優れた機能を持つのが特徴です。
今回の記事を参考に、是非二次燃焼タイプのウッドストーブを、キャンプに取り入れてみてくださいね。
二次燃焼タイプのウッドストーブの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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