誰しも自分のお気に入りを見つけたら、次はもっと上のランクを試してみたくなるのはごく自然なことです。
有線イヤホンでは、一般的に1万円以下をエントリークラス、2万円台に入るとミドルクラスと言われます。
エントリークラスでお気に入りのイヤホンを見つけたら、ミドルクラスのイヤホンが気になりだしたという方も多いはずです。
そこでこの記事では、ワンランク上の高機能な2万円台の有線イヤホンおすすめ10選をご紹介します。
2万円台の有線イヤホンを使うメリット
ワンランク上の音楽体験
ミドルクラスの有線イヤホンになると、エントリークラスからはワンランク上の音質になります。
例えるなら、積んでるエンジンがよりパワフルになり、ガジェットから本格オーディオの扉を開くイメージです。
これまで慣れ親しんできた楽曲がまったく違った聴こえ方をする、ワンランク上の音楽体験が待っています。
高級感
ミドルクラスになると、音質面だけでなくデザインや素材もグッと高級感が増すのが魅力です。
エントリークラスに比べると、高音質化に伴いイヤホン本体も大型化するので、よりデザイン性が増し洗練されます。
音質面だけでなく所有する喜びも満たしてくれるうえ、音楽を楽しむ時間をさらに濃密なものにしてくれます。
リケーブル
2万円台の有線イヤホンになってくると、耳掛け式でケーブルを着脱できるモデルが多くなります。
ケーブルを着脱できるということは、断線対策になると同時に、ケーブル交換で音質を変えるリケーブルの楽しみが増えます。
付属のケーブルだけでなく他社のケーブルに変えることで、さらなる高音質化を実現することも可能です。
バランス接続
私たちが日頃聴いている一般的な音は、実は左右の音が一部重なったアンバランスな音です。
それに対して、左右の音を完全に分離して一つ一つの音をより明瞭に聴かせるのが、バランス音です。
バランス接続に対応したケーブルにリケーブルすることで、よりディープな音楽の世界に没入することができます。
聴こえなかった音が聴こえてきます。
自分の好みの音質を追求できる
リケーブルをはじめ、ミドルクラスの有線イヤホンは、ある程度自分好みにカスタマイズすることができます。
エントリークラスに比べ各メーカーの個性もより際立ち、自分が心地よく感じる音質をもっと深く追求することができます。
今まで気づかなかった自分の趣向を発見できたり、新たな音楽との出会いが待っているかもしれません。
2万円台の有線イヤホンを使うデメリット
コスト
2万円台のイヤホンになると、イヤホン自体も高価になりますが、故障した時の修理代もコストがかかります。
車のように維持費や税金が常にかかるものではありませんが、いざという時にはそれなりの金額が必要です。
さらに、音質にこだわって音楽プレイヤーやケーブルを揃えていくと、コストはもっとかかります。
普段から大事に使いましょう。
選択の基準
この辺りの価格帯になると、かなり個性的な音作りやデザインも増え、選択肢が拡がります。
音質が大事なのは大前提ですが、なにを基準に選ぶのかというのが難しくなります。
そのため、自分の中に何か一つ基準を決めておくと良いでしょう。
もしエントリークラスで気に入ったものがあれば、その上位機種を試すのはセオリーです。
本領を発揮できない
オーディオの世界に入ってくると、決して扱いやすいモデルばかりではなくなってきます。
再生する機器にそれなりの出力が要求されたり、アンプを経由しないと本来の力を発揮できないモデルもあるのです。
一例として、インピーダンスと呼ばれる値が大きいと、再生側の出力をより必要とするので注意しましょう。
購入店舗が限られる
よりハイエンドになればなるほど、取り扱う店舗は限られてきます。
イヤホン専門店やオーディオコーナーが充実した大型家電量販店でないと、なかなか実機に触れることは難しくなります。
視聴しないで購入するというのはリスキーなので、まずはオーディオに精通した店舗スタッフに相談することがおすすめです。
沼にハマる
よく正解のない世界にハマることを「沼」と呼びますが、イヤホンもまた然りです。
ミドルクラスだけでもかなり幅広い選択肢がありますが、その上のハイエンドになるとさらに混沌とします。
それだけのめり込めるのは幸せなことですが、貪欲になりすぎて散財してしまっては元も子もありません。
自分を見失わないように気をつけましょう。
2万円台の有線イヤホンおすすめ10選
【JVCケンウッド】
HA-FX850
JVCケンウッドのハイレゾ対応イヤホンです。
オーディオファンからも評価の高い、ウッドコーンスピーカーで培った技術をイヤホンに注入しています。
他に類を見ない木製のハウジングは、美しい響きと自然な音の広がり、圧倒的な臨場感を生み出します。
ヴォーカルの息遣い、弦楽器の減衰していく細部まで美しく奏でるイヤホンです。
【SONY】
XBA-N1
ハイレゾに力を入れるソニーのケーブル着脱式イヤホンです。
独特の突起したドライバーシステムによって豊かな広帯域再生を実現し、音の広がりと引き締まった低音が特徴です。
ケーブル表面に細かい溝を施すことにより、ケーブルの絡みやタッチノイズを低減し、取り回しも良くなっています。
伝統のソニーサウンドを体感しましょう。
【Sennheiser】
IE200(700249)
ドイツのゼンハイザーの定番イヤホン、IEシリーズのエントリーモデルです。
耳掛け式でゼンハイザーが一貫してこだわっている、ダイナミックドライバー搭載のイヤホンです。
普通のイヤホンでは感じられないリスニングの楽しさ、情景を感じられることをコンセプトとしています。
ワンランク上の世界に踏み出す最初の一台に最適です。
【SHURE】
AONIC 3(SE31BABKUNI-A)
高い遮音性と音のディティールの再現性が特徴のシュアのイヤホンです。
AONICシリーズで最も小型ながら、聴かせるサウンドは力強くかつ繊細な音作り。
マイク付きのリモコンを搭載しているので、音声通話やリモート会議でも明瞭な音声での会話が可能です。
過度な味付けのないバランスの良いイヤホンと言えます。
【Westone Audio】
UM PRO10
プロの現場を支え続けるウェストンのインイヤーイヤホンです。
プロミュージシャンからの厳しい要求さえも応える音質チューニングを施し、低音から高音まで原音に忠実な音を奏でます。
フラット傾向な音質なので、音源そのものの良し悪しが分かりやすく感じられるイヤホンです。
豊富なイヤーピースが付属しているので、しっかりとあなたの耳にフィットしてくれます。
【qdc】
NEPTUNE(QDC-5915)
美しいスケルトンの筐体が目を引く、中国のqdcが生み出した大ヒットイヤホンです。
バランスド・アーマチュア型ドライバー1基というシンプルな構造ながら、低域から高域まで自然でクリアなサウンドを聴かせます。
海の神ネプチューンの名の通り、海を思わせるマイカ(雲母)で装飾した紺青色のフェイスプレートは息を呑む美しさです。
【KINERA】
Kinera Freya
エントリークラスでもコスパの良いイヤホンを発売している、キネラのハイブリッド型イヤホンです。
ドライバー構成は、バランスド・アーマチュア3基+ダイナミック1基のハイブリッド構成です。
全音域での解像度の高さとバランスの良さで、全方向型のサウンドメイクを実現しています。
高級感あるデザインは、所有欲も満たしてくれます。
【FiiO】
FiiO FD3 PRO
新製品が発表される度に話題をさらう、フィーオのインイヤーイヤホンです。
独自の特許技術をベースとしたセミオープン設計の筐体は、優しく聴き疲れしないサウンドを実現し、耳を保護します。
2.5mm/4.4mmのバランスプラグが標準装備されているので、あらゆるバランス接続が可能です。
音楽を楽しむリスニング機として最適です。
【水月雨(MOONDROP)】
KATO
ステンレス鋼筐体を採用し、広い再生周波数帯域を実現した、ムーンドロップの耳掛け式カナル型イヤホンです。
2年以上の開発期間を経て誕生した新世代フラッグシップ・ダイナミックドライバーで、歪みのないサウンドを提供します。
まるでスピーカーで聴いているかのようなサウンドは、オーディオファンも納得の高音質です。
【final】
B2(FI-B2BSSD)
日本のファイナルが放つカナル型有線イヤホンです。
後発のAシリーズにも引き継がれる多角形の立体的なデザインが目を引きます。
歌声や楽器を美しく響かせ、他のイヤホンにはない唯一無二の音作りはファイナルでしか味わえません。
高出力のプレイヤーもしくはアンプと組み合わせることで、さらにもう一つ音質アップします。
まとめ
2万円という金額をイヤホン1台に出すのは、なかなか勇気がいることですよね。
それでも、そこには未知の上質な音楽体験が待っています。
ぜひ、ミドルクラスのイヤホンでワンランク上の世界を体感してくださいね。
2万円台の有線イヤホンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方