YouTube、ライブ配信、オンライン会議などが一般的になり、取り付け型のWebカメラの使用率も高まっています。
その中でも最近人気を集めているのが、ライト付きのWebカメラです。
Webカメラを使う際、明るさを気にして別途でライトを取り付けたり、窓際までパソコンを移動させたりする人は多いです。
しかしいちいちライトを設置するのはめんどうですし、周りにいつでもちょうどよく明るい場所があるとも限りません。
そんな時にライト付きのWebカメラが1つあれば、いつでも周りの照明に左右されず同じ明るさを作ることができるのです。
ライト付きWebカメラを使うメリット
ライトの設置が必要なくなる
Webカメラ使用の際の明るさ調整は通常、リングライトなどの専用のライトをカメラの隣に設置して行います。
効果的ではあるのですが、Webカメラとライトの両方を取り付けるのは意外と難しく、慣れていないとてこずるでしょう。
角度やバランスの調整は、ある程度のテクニックが必要なのです。
ライト付きWebカメラならこのような過程をスキップし、一か所に取り付けるだけで同じ環境が手に入ります。
パソコン周りがスッキリする
Webカメラとライトの両方を別々で取り付けると、コード類などでパソコン周りがゴチャゴチャします。
自宅やいつも使っているオフィスならまだいいのですが、出先や会議室などでは煩わしく感じますし周りにも迷惑でしょう。
ライト付きWebカメラを使いコード1本でカメラ環境を整えれば、ストレスフリーにオンライン会議などに臨むことができます。
設備を安くそろえることができる
別途でWebカメラ用のライトを用意する際、リングライトを使うのが一般的ですが、リングライトもタダではありません。
リングライトの値段の相場は1,000円から3,000円程で、手が出ないほどではないにしても、無視できる出費ではないでしょう。
どうしても独立したライトが必要というわけでなければ、ライト付きWebカメラを使い、出費を抑えるのが無難と言えます。
USBポートが節約できる
カメラにマウス、データを保存したUSBメモリなど、パソコンのUSBポートが渋滞しているという人は多いのではないでしょうか。
それに加えてライトも設置するとなると、USB拡張ハブを使うことになり、さらなる出費とパソコン周りの混沌につながります。
ライトとカメラの両方を1つにまとめてUSBポートを節約すれば、スペースの節約になるのです。
部屋の明るさを気にしなくてよくなる
撮影や会議のために、日の当たる場所や照明がちょうどいい場所を求めて家具を右往左往させた経験がある人は少なくないでしょう。
特にカメラの性能が低いと光を取り込む量が少なく、顔がしっかり映る場所を見つけるのは困難です。
ライト付きウェブカメラを使えば常に正面から光を当てることができるので、そのような照明の問題を気にする必要もなくなります。
ライト付きWebカメラを使うデメリット
サイズが大きい
ライト付きウェブカメラは通常のWebカメラに比べてサイズが大きい傾向にあります。
そのため、パソコンに取り付ける際に上手くバランスを取れなかったり、使用中に落ちてしまったりする確率は増えるでしょう。
また、本体に厚みのあるものが多いため、持ち運ぶ際にかさばるのもデメリットと言えます。
小型のものもありますが、性能は低くなりがちです。
機能が中途半端なことがある
ライトとカメラの両方を1つのデバイスに組み込んでいるため双方の機能が落ち、器用貧乏になっているモデルもあります。
カメラの画質が低かったり、画角が狭かったり、ライトも光量の調整や色合いの変化ができなかったりするものも少なくありません。
最高品質のカメラに、十分な機能を備えたライトが必要という人には、ライト付きウェブカメラは最適なチョイスとは言えないでしょう。
ライトの角度が調整できない
ライト付きウェブカメラは、カメラとライトが常に同じ方向を向いています。
常に正面から顔を照らせるというメリットともとらえることができますが、逆に角度をつけられないというデメリットにもなります。
オンライン会議などでは問題ないでしょうが、動画撮影やライブ配信などで照明を使った演出がしたい人には不便でしょう。
ライト付きWebカメラを選ぶ際の注意点や選び方
設置方法を確認する
Webカメラの設置方法には複数種類があります。パソコンの上に引っ掛けるもの、クリップで留めるもの、据え置きのもの、三脚に取り付けるものなどです。
また、アクセサリーを使って全ての設置方法に対応できるものもあります。
どれが良いというわけでは無く、それぞれに長所と短所があります。
自分の使用用途に合ったタイプの設置方式を、しっかりと確認しましょう。
ソフトウェアやパソコンとの互換性を確認する
購入予定のWebカメラが自分のパソコンで使えるかどうかを確認しておくことは重要です。
基本的に、パソコンとカメラの両方が最新のものであれば問題ありません。しかしどちらかが古く、もう片方が新しいと使用ができない場合があります。
例えば、Windows7以前に作られたWebカメラは、Windows10搭載のパソコンでは認識されない可能性があります。
多少値段が張っても、中古ではなく最新のものを購入することをおすすめします。
ライトの機能を確認する
通常のリングカメラには、光量の調整機能や色合いを変える機能が搭載されているものが多くあります。
しかしライト付きウェブカメラのライトは独立したリングライトよりも機能が少ない場合があり、気をつけなければいけません。
ライトの部分に、自分が必要としている機能があるかどうかはしっかり確認しておきましょう。
ライト以外の機能を確認する
ライト以外の機能も、自分に必要なものが揃っているかを確認しておくべきでしょう。
ライトの質と同様、複数の機能を搭載している分カメラの性能が通常のものよりも劣っている可能性は十分にあります。
また、角度の調整がどれだけ可能か、画角は十分か、マイクは内蔵されているのかなどの問題にも注意が必要です。
確認を怠ると、結局別々でライトもマイクも買う羽目になった、ということになりかねません。
ライト付きWebカメラおすすめ10選
【Spedal】
Webカメラ(966)
Spedalから発売されているWebカメラは、4K、UHD、800万画素と、カメラとしての機能は申し分ありません。
ライトは無段階で明るさを調整が可能です。
それに加え3種類の色の明かりを出すことができ、単体のリングライトと大きく変わらない性能を備えています。
その他にもノイズリダクション、オートフォーカス、プライバシーカバーなどの細かい機能も豊富です。
1万円以下にしては十分すぎる商品と言えるでしょう。
【NexiGo】
Webカメラ(N960E)
NexiGoのリングライト付きWebカメラの特徴は高いfps値です。
fps値とは1秒間に表示されるフレーム数を表す数値で、動画のスムーズさの値として使われます。
一般的なテレビ放送ではだいたい30fpsですが、NexiGoのWebカメラは、その倍の60fpsで動画を表示することができます。
リングライトは、無段階の明るさ調整と3つのモードを使うことができ、普段使いに困ることは無いでしょう。
【OUCAM】
Webカメラ(18-SMY-JP)
OUCAMのWebカメラの強みは、110度という画角の広さです。
一般的なWebカメラの画角は75度くらいで、1人で使うには問題ないのですが、大人数の会議となると少し不便に感じるでしょう。
110度あればおおよそ部屋の半分は映すことができるので、大人数の使用にも適しています。
リングライトは無段階調整可能とはいえ色はホワイトの1色のみですが、2,099円という値段を考えれば十分な機能性と言えるでしょう。
【PAPALOOK】
Webカメラ(PA-PA552)
PAPALOOKのWebカメラは、カメラ、リングライト、マイクの3つが1つになった製品です。
カメラはフルHD1080p、30fps、200万画素と、プロ仕様に近いスペックを備えており、画質重視の方に適しています。
そしてマイクは、2つのAIステレオマイクが内蔵されており、周りの環境音に左右されずに音声を届けることが可能です。
唯一ライトは、機能が3段階の明るさ調整のみですが、7,000円台でこれだけの性能があれば、気になる点にはならないでしょう。
【サンワダイレクト】
Webカメラ(400-CAM100)
パソコン取り付け型のWebカメラには珍しい、据え置き型のモデルです。
高さと角度が調節可能なスタンドとセットになっており、クリップ型のものよりも安定性と角度調整の自由度で勝っています。
ライトは3段階の明るさと3種類の色味を選択することができ、合計6種類の明かりが使用可能です。
カメラも1080p、200万画素、画角84度と、動画撮影には申し分ないスペックを持っています。
【Angetube】
Webカメラ(962)
AngetubeのWebカメラは、5,899円というWebカメラにしては安い値段にふさわしくない高品質のカメラが搭載されていることで知られています。
1080p、30fps、広角78度という基本機能の他に、オートフォーカスや自動光補正、動画の最適化など、機能の多さはデジカメ並みです。
また、Webカメラに意外と少ない機能なのですが、手動でズームができます。
カメラ本体の後ろにボタンがあり、そこを押すだけでズームの調整ができるのです。
【Ushining】
Webカメラ(LR-68)
コスパ重視ならUshiningのWebカメラが良いでしょう。
1080p、30fps、200万画素の高画質カメラ、ノイズキャンセリング機能搭載のマイク、3段階の明るさ調整が可能なリングライト。
この3つがそろって2,580円は破格の安さと言えます。
パソコンへのつなぎ方もUSB端子を差すだけと簡単なので、こだわりはないけどとりあえずWebカメラが必要という方にはピッタリです。
【EMEET】
Webカメラ(C970Lgray)
EMEETのWebカメラは、フルHD、60fps、視野角90度など、高い動画撮影機能を備えた製品です。
オートフォーカスや自動光補正の機能もあり、Web会議やライブストリーミングには十分なクオリティーとなっています。
またトライポッドも付属でついてくるので、パソコンにつけるか机の上に置くか、手で持つかなど様々なスタイルで使用可能です。
【NetumScan】
AutoFocus 1080P Webカメラ(NSK60)
NetumScanのWebカメラはオートフォーカスと自動光補正の機能が優れています。
画面上に映るものを正確に認識し、最適な色と明るさ、フォーカスを提供します。
3色の調整が可能なライトは、どの色も柔らかな色で、目に余計な刺激を与えません。
また、レンズを物理的に覆うカバーが付いているので、セキュリティー面に不安がある人も安心して使うことができるでしょう。
【Tummty】
Webカメラ(1)
1200万画素、4K、HD自動光補正など、優れた画質を持ったWebカメラです。
一番の特徴は、Webカメラには珍しい美肌・美顔機能と、自動加工です。
自動で部屋の環境や顔を分析し、最適な撮影状態や加工を設定してくれる優れものです。
顔の見え方を気にする方は、ぜひチェックしておくべき商品でしょう。
まとめ
オンライン会議やライブ配信をする人が増えてきており、それに伴ってWebカメラの開発も進んでいます。
ライト付きウェブカメラもその開発の1つです。
自分にあったWebカメラが見つかれば、今後の仕事や趣味の幅が大きく広がるでしょう。
ライト付きWebカメラの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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