ゲーミングモニターの中でも目立つ存在のウルトラワイドモニターですが、デュアルディスプレイとは異なったメリットがたくさんあります。
形も様々で、通常のモニターと同じ平面タイプや、最近ゲーミング業界でも増えてきた湾曲モニターもあり、用途によって好きな方を選べます。
その中でも特におすすめしたいのは「144Hz対応のウルトラワイドモニター」です。
この記事では、特にゲームをする上でウルトラワイドモニターがどのくらい便利なのかという所に焦点をあてて解説しながら、おすすめの144Hz対応ウルトラワイドモニターも紹介します。
- PCゲーム歴15年
- 中古PC組立・販売会社に勤務
幼少期からゲームが大好きで、10代後半に初めてゲーミングPCを購入し、そこからPCゲームにのめりこんでいきました。 遊ぶゲームのジャンルは多岐に渡り、流行りのゲームは遊んでみるタイプです。
目次
- 1 144Hzのウルトラワイドモニターとは
- 2 144Hzのウルトラワイドモニターを使うメリット・デメリット
- 3 144Hzのウルトラワイドモニターおすすめ8選
- 3.1 【JAPANNEXT】30インチ フルHD ウルトラワイドゲーミングモニター JN-VCG30202WFHDR
- 3.2 【JAPANNEXT】31.5インチ WQHD(2560 x 1440)144Hz JN-315VG144WQHDR
- 3.3 【Acer】ゲーミングモニター NITRO XZ306CXwmiiiphx 29.5型ワイド 2560×1080 UWFHD 200Hz
- 3.4 【New Bridge】34インチ 湾曲ウルトラワイドモニター ゲーミングモニター 144Hz NB-M34UWQ
- 3.5 【LG】ゲーミングモニター UltraGear 34WP65C-B 34インチ 160Hz
- 3.6 【Innocn】ウルトラワイド ゲーミングモニター 144HZ 40インチ WR40-PRO
- 3.7 【ASUS】ROG Strix XG49VQ スーパーウルトラワイド HDR 曲面ゲーミングモニター 49インチ 144Hz対応
- 3.8 【Acer】49インチ 湾曲液晶ウルトラワイドモニター EI491CRPbmiiipx
- 4 まとめ
144Hzのウルトラワイドモニターとは
まず、ウルトラワイドモニターと通常のモニターとの違いですが、画面比率の違いが一番のポイントです。
ウルトラワイドモニターは縦の幅は変わらず、そのまま横に長くなったものを差します。
具体的な数字でお話すると、通常のゲーミングモニターは「16:9」の画面比率が一般的ですが、それに対してウルトラワイドモニターは「21:9」や「32:9」です。
表示される領域が横に広くなっているおかげで、ゲームにおいて有利な場面が増えます。
更に144Hz以上出せるウルトラワイドモニターも続々と増えており、パソコンのスペックが足りているのであれば144Hz以上に対応したウルトラワイドモニターを選ぶべきです。
144Hzのウルトラワイドモニターを使うメリット・デメリット
通常の144Hzゲーミングモニターを使わず、ウルトラワイドモニターを使うメリットはあるのでしょうか?
また、デメリットについても簡単にまとめます。
メリット
144Hzのウルトラワイドモニターを使うことで得られるメリットは下記の通りです。
- 視野角が広くなり得られる情報が多くなる
- ゲームへの没入感の向上
- ゲーム用途以外でも作業効率アップが見込める
- デスク周りがスッキリする
視野角が広くなり得られる情報が多くなる
先程も少し触れましたが、横に画面が広いことで視野角もかなり広がり、画面から得られる情報が多くなる為おすすめです。
これは、対人ゲームでは索敵や戦闘面で有利に働いたり、MMORPGなどではマップや敵の状態を把握する能力が上がることにも繋がる為、通常のゲーミングモニターとは圧倒的に差が出ます。
画面が大きくなったからといって、リフレッシュレートが下がるわけではなく、144Hz以上に対応したウルトラワイドモニターもあるので、ゲーム用途で購入するならリフレッシュレートにも注目しましょう。
ゲームへの没入感の向上
画面が広く、視野角も広くなるとゲームへの没入感が段違いになります。
特にゲーム用途であれば、より臨場感が増し、平面タイプに比べて端が見やすい湾曲ウルトラワイドモニターがおすすめです。
平面タイプの場合、画面端まで見渡すと視線移動が多くなってしまいますが、湾曲タイプは画面端までの距離が近くなる為、視点移動が少なくなり負担もかなり減ります。
ゲーム用途以外でも作業効率アップが見込める
ゲーム以外でもウルトラワイドモニターは活躍してくれます。
144Hzはあまり意味なくなりますが、例えば映画鑑賞であれば先述した通り没入感も増しますし、その他作業でも画面スペースを広く有効活用できます。
メインがゲーム用途であれば湾曲がおすすめですが、動画編集などには向かないので、そういう場合は平面タイプのウルトラワイドモニターも視野に入れるといいでしょう。
デスク周りがスッキリする
デスクにモニターが2枚あるよりウルトラワイドモニター1枚の方がスタンドやケーブル類でごちゃごちゃしない為、デスク周りがスッキリします。
場合によってはモニターアームを利用しサブディスプレイとして通常のモニターを縦置きする人も居ますが、この辺りは好みです。
勿論、ウルトラワイドモニターに対応しているモニターアームもありますので、どちらも浮かせると、よりスッキリしますしモニター下のスペースも有効活用できます。
デメリット
144Hzのウルトラワイドモニターを使う上でのデメリットにも触れます。
考えられるデメリットは下記の通りです。
- 相応のパソコンスペックが無いと性能を活かせない
- とにかく大きくて幅を取る為デスク環境によっては窮屈になる
- 価格が通常のゲーミングモニターより高い
相応のパソコンスペックが無いと性能を活かせない
一番気にするポイントはここで、いくらゲーミングPCだからと言っても、そもそも144fps以上を出せなければ意味がありません。
ウルトラワイドモニターは解像度が高いので、ゲームの動作が重くなる傾向にあり、通常のゲーミングモニターで144fpsがギリギリ出せるレベルのパソコンだと処理が遅くなり144Hzを活かしきれない可能性もあります。
現在使っているパソコンスペックやグラフィックボードを確認してから購入しましょう。
とにかく大きくて幅を取る為デスク環境によっては窮屈になる
メリットでは、デスク周りがスッキリとお伝えしましたが、デスクのサイズによってはかなり窮屈に感じることもあります。
また、モニターを置いている横に壁や棚などがあると、より圧迫感があったり、モニターを思ったところに配置出来ないことも考えられます。
不安であれば、購入前に公式サイトなどでウルトラワイドモニターの寸法を確認し、実際のデスク幅や壁までの距離などと比べると良いでしょう。
価格が通常のゲーミングモニターより高い
ゲーミングモニターとしてのスペックも高く、高解像度である144Hzウルトラワイドモニターは、通常の144Hzゲーミングモニターに比べて価格が高い傾向にあります。
商品によってはゲーミングモニターが2枚買えるほどの金額になってしまうこともありますので、自分の環境ではデュアルディスプレイが良いのか、ウルトラワイドモニターが良いのかを検討した上で購入すると失敗が少ないです。
144Hzのウルトラワイドモニターおすすめ8選
【JAPANNEXT】
30インチ フルHD ウルトラワイドゲーミングモニター JN-VCG30202WFHDR
ウルトラワイドモニターの中では小さめで、解像度もフルHDに抑えられていますが、湾曲モニターでゲーム用としての使い勝手が良いモニターです。
VAパネルを採用しており、綺麗な描写と1msの応答速度に対応しています。
また、リフレッシュレートについてもディスプレイポート接続時で200Hz、HDIM接続時でも165Hzの高リフレッシュレートである為、コスパ最強です。
【JAPANNEXT】
31.5インチ WQHD(2560 x 1440)144Hz JN-315VG144WQHDR
先述したモニターと比べると解像度を上げた代わりにリフレッシュレートが下がったモデルです。
他にも3辺の薄型フレームで臨場感が更に増すことや、PS5でも使用できるので、パソコンと併用している人にとっては嬉しいポイントです。
パソコンのスペックの関係や、リフレッシュレートより解像度を重視したい人におすすめの商品となっています。
【Acer】
ゲーミングモニター NITRO XZ306CXwmiiiphx 29.5型ワイド 2560×1080 UWFHD 200Hz
白い湾曲ウルトラワイドモニターで、見た目もスタイリッシュでカッコいいモデルです。
チルト角や高さ調整が可能なモニターで、自分の目線に合わせやすく重宝します。
VESAマウントにも対応していますが、75mm×75mmのみ対応となっているのでモニターアームの購入時には注意が必要です。
【New Bridge】
34インチ 湾曲ウルトラワイドモニター ゲーミングモニター 144Hz NB-M34UWQ
ウルトラワイドモニターの中では大きいサイズですが、それに合わせて高解像度になっており、視野角もかなり広いです。
しっかりと144Hzに対応していて、搭載されている端子も多く使い勝手の良さを感じます。
ほぼフレームレスなデザインで実際のインチ数より大きさを感じませんが、スタンドを含めた奥行きは246mmあるので、購入する前に壁との距離も気にしておきましょう。
【LG】
ゲーミングモニター UltraGear 34WP65C-B 34インチ 160Hz
同モデルの240Hz/27インチのゲーミングモニターが人気で使用者も多く、ゲーム機能であるFreeSync Premiumなどはそのままに少しリフレッシュレートを下げ、代わりにウルトラワイドに対応したモデルの為、性能はお墨付き。
ゲーム適正の高いウルトラワイドモニターの中では手の届きやすい価格帯で、144fps以上出せるスペックのパソコンをお持ちでしたら、かなりおすすめな商品です。
【Innocn】
ウルトラワイド ゲーミングモニター 144HZ 40インチ WR40-PRO
このサイズ感で平面かつ144Hzに対応したモニターは少ないのではないでしょうか。
どうしても湾曲ウルトラワイドモニターが苦手な人におすすめで、平面である特徴を活かし、別売りの壁掛けVESAマウントで完全に浮かせて空間を上手く使うと圧迫感が減ります。
ゲームだけではなく、動画編集などの作業にもピッタリな逸品です。
【ASUS】
ROG Strix XG49VQ スーパーウルトラワイド HDR 曲面ゲーミングモニター 49インチ 144Hz対応
かなり大型なモニターで解像度も高く32:9(3840×1080)でありながら144Hzを出せるスペックを持ち合わせており、ウルトラワイドモニターの中でもトップの性能です。
大型である分、湾曲はキツめになっておりますので、すこし圧迫感があります。
しかし、その分より一層ゲームや映画への没入感が高まる商品です。
【Acer】
49インチ 湾曲液晶ウルトラワイドモニター EI491CRPbmiiipx
応答速度は4msで、普通のゲーミングモニターと比べると遅く感じるかもしれませんが、十分すぎる性能です。
49インチ大型モニターですので、PIP(ピクチャー・イン・ピクチャー)やPBP(ピクチャー・バイ・ピクチャー)で利用しても単純に24インチずつくらいのサイズ感で表示が可能。
大きければそれだけ豊富な使い方ができますが、FPSゲームをメインにしたいのであれば、もう少し小さいモニターでも良いかもしれません。
まとめ
144Hzに対応したウルトラワイドモニターは、ゲームの質を上げてくれるだけではなく、臨場感や没入感が段違いです。
予算やスペースに余裕があったり、現状のデュアルディスプレイ環境に満足いかないのであれば、購入を検討することをおすすめします。
144hzのウルトラワイドモニターの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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