昨今スポーツシーンでもスマートウォッチの活用が進んでいて、成績アップや体調管理などに有効です。
特に水泳、自転車、長距離走を1つの競技で行うトライアスロンにおいては、スマートウォッチの多彩な機能が活きるでしょう。
しかし過酷な競技であるため、スマートウォッチを使うのであれば、トライアスロンに対応するモデルでなければいけません。
そこで今回は、トライアスロンに対応するスマートウォッチの選び方や、おすすめモデルをご紹介します。
- 釣り歴15年
- 釣り具の販売経験あり
- 全国10都道府県へ遠征
北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
目次
- 1 トライアスロンにスマートウォッチを使うメリット・デメリット
- 2 トライアスロン向けスマートウォッチの選び方
- 3 トライアスロン向けスマートウォッチおすすめ10選
- 3.1 【ガーミン】Forerunner 955 Dual Power(010-02638-D1)
- 3.2 【ガーミン】ForeAthlete 745(010-02445-43)
- 3.3 【ガーミン】Forerunner 255 misic非対応モデル(010-02641-42)
- 3.4 【ガーミン】fenix 7X Sapphire Dual Power(010-02541-47)
- 3.5 【スント】SUUNTO 9 BARO(SS050019000)
- 3.6 【WAHOO】ELEMNT RIVAL(WF140WT)
- 3.7 【ポラール】VANTAGE V2(90082710)
- 3.8 【HUAWEI】HUAWEI WATCH GT 3(WATCH GT3 46MM/BF)
- 3.9 【Amazfit】T-Rex Pro
- 3.10 【Apple】Apple Watch Series 4
- 4 まとめ
トライアスロンにスマートウォッチを使うメリット・デメリット
トライアスロンにおいてスマートウォッチは必須ではなく、タイム計測などは従来型の腕時計でも問題ありません。
ではあえてスマートウォッチを使うメリットはどこにあるのか、また従来型の時計などに比べてデメリットはあるのか解説します。
メリット
液晶ディスプレイの見やすさ・操作感
スマートウォッチの特徴は液晶ディスプレイを搭載している点で、細かい情報を必要に応じて表示できるメリットがあります。
タッチパネルを採用しているものも多く、直観的な操作も可能で、競技中の操作もしやすくなっています。
競技中は少しでも無駄な時間を省きたいので、一目で情報を確認でき、直観的に操作できるメリットは大きいですね。
詳細なデータ管理が可能
スマートウォッチはタイム計測だけでなく、GPS機能や心拍系機能など、様々な情報を取得できます。
これらのデータを有効活用することで、より効率的なトレーニングや、ペース配分などが可能になります。
機種によって取得できるデータは違うので、より本格的に活用したい場合は取得できるデータについてもチェックしておくといいでしょう。
普段使いとの兼用がしやすい
従来型の腕時計の場合、スポーツモデルはあまり普段使いに向きませんが、スマートウォッチは設定次第で使い分けがしやすくなっています。
画面表示も切り替えられるモデルがほとんどなので、利用シーンに合わせた設定も可能です。
普段使いも重視するなら、電子マネー対応や音楽再生機能などの機能もチェックしてみましょう。
デメリット
強度が劣る
スマートウォッチは精密機器なので、強度や剛性などは従来型の腕時計に比べると劣るものが多いです。
画面がディスプレイである関係上、従来型の腕時計よりも強度が出しにくく、特に衝撃に対しては弱くなりがちです。
トライアスロンでは、バイクからの落車など強い衝撃が加わることもあるので、心配であれば耐衝撃モデルを選ぶのがおすすめです。
重さがあるものが多い
スマートウォッチはある程度サイズがあり、バッテリーも従来型の腕時計に比べて大容量なものを使用しているため、重さがあります。
一般的なスマートウォッチは50~80g前後のものが多く、従来型の軽量スポーツウォッチに比べると倍程度の重さです。
スマートウォッチにも軽いモデルはありますが、軽量になるとそれなりに値段が高くなります。
屋内プールで使用できないことがある
屋内プールの多くでは、スマートウォッチの着用を禁止している場所が多いです。
従来型の時計に比べ強度が劣るため、万が一ディスプレイが割れた時に、水をすべて抜いて破片を清掃する手間があるためです。
なお、専用カバーを取り付けることで使用を許可される場合などもあるので、よく行くプールのルールを確認しておくといいでしょう。
トライアスロン向けスマートウォッチの選び方
スマートウォッチも多様化し、より用途に合わせて選ぶことができるようになりました。
トライアスロンに使用する場合はどういったポイントをチェックするべきか、選び方を解説します。
スイムに耐える防水性
まず何より重要になるのが防水性能で、トライアスロン最初の種目でもあるスイムに耐えられる性能のものでなければいけません。
スマートウォッチの多くには基本的な防水性が備えられていますが、生活防水程度では、長時間水に浸けることは想定していません。
また、トライアスロンのスイム種目では水深は浅いものの、水泳の動作は時計への負担も大きいため、水深以上の防水性能が必要です。
基本的には5気圧防水以上でスイミング動作に対応し、10気圧防水ならたいていのマリンスポーツに対応すると言われています。
なお、防水性が十分でも海水から受けるダメージはあるので、海でのスイムに使用した後は真水で洗浄するようにしましょう。
トライアスロン対応アプリの有無
昨今スマートウォッチには各モデルごとの専用アプリが増え、各競技やレジャーに対応するアプリをインストールすることが可能になりました。
メーカーによってはトライアスロン用に開発されたアプリがあり、トライアスロンで有効になるデータを取得できるものがあります。
例えばスイム、バイク、ランそれぞれの種目別にタイムを計測したり、各種目中の心拍数などをデータ化することも可能です。
一般的なスマートウォッチであっても、同様にタイム計測したり、データ取得することは可能ですが、使い勝手は幾段か劣ります。
専用モデルであればより使い勝手も向上するので、トライアスロンに使うスマートウォッチにはそういったものもおすすめです。
バッテリー持ち時間
スマートウォッチは従来型の腕時計に比べてバッテリー持ちは悪く、基本的には長くても数日、短いものでは1日持たないものもあります。
ロングディスタンスなどでは15時間以上の長時間に及びますが、一部のスマートウォッチは対応できません。
準備などの段階も踏まえて、十分バッテリーが持つモデルを用意しておくといいでしょう。
スマートウォッチのバッテリー持ちは、単純なバッテリー容量だけでなく、スマートウォッチの機能にも左右されます。
多機能なものはその分バッテリー消費が激しくなるため、使い方によってもバッテリー持ちが変わるのです。
スペック表にはおおよそのバッテリー持ちが記載されているので、必ず確認するようにしましょう。
サイクルコンピューター機能の有無
トライアスロン種目のバイク種目では、体力的な部分だけでなく、機材の使い方も重要になります。
例えば、走行スピードやペダルを回すケイデンスなどは体力配分にも大きく影響するので、把握するに越したことはありません。
多くの方はバイクにサイクルコンピューターを付けてそれらのデータを計測しますが、スマートウォッチでも取得可能なモデルがあります。
スマートウォッチでデータログを一元化すれば、スイムやランとの関係もわかりやすいですし、データ管理もしやすくなります。
機能を充実させると価格も高くなりますし、必須の機能ではありませんが、利便性を考えればサイコン機能付きモデルがおすすめです。
スマホ連携の有無
スマートウォッチは、基本的にスマートフォンとの連携でデータなどを取得するものです。
スマートフォンのほうがデータの処理能力に長けていて、細かい情報を確認しやすいメリットがあります。
しかし、競技中やトレーニング中はスマートフォンを持ち歩くのが難しいですよね。
そのため、ある程度スマートウォッチが独立して使用できることも重要です。
特に最近増えている安価なスマートウォッチは、ほとんどスマートフォンからの通知を受け取るだけのものもあるので注意しましょう。
トライアスロン向けスマートウォッチおすすめ10選
上記したポイントも踏まえ、トライアスロンにおすすめのスマートウォッチをご紹介します。
専用モデルから汎用品でも使えるモデルまでピックアップしたので、ぜひチェックしてくださいね。
【ガーミン】
Forerunner 955 Dual Power(010-02638-D1)
スポーツ用スマートウォッチを多数販売するガーミンの技術をつぎ込んだ、トライアスロンにぴったりのスマートウォッチです。
ハイエンドモデルならではのスペックで、トレーニングや競技はもちろん、普段使いや睡眠中のサポートにも利用できます。
Dual Powerモデルはソーラー充電にも対応しており、ロングディスタンスにも対応します。
【ガーミン】
ForeAthlete 745(010-02445-43)
ポップなデザインも魅力の、トライアスロン対応スマートウォッチです。
Suica対応で、音楽保存再生機能も付いているので、特にトレーニング中に重宝するモデルと言えるでしょう。
バッテリー持ちは955 Dual Powerに劣り、ミドルディスタンスでギリギリなので、レース用とトレーニング用で使い分けるのもおすすめです。
【ガーミン】
Forerunner 255 misic非対応モデル(010-02641-42)
ガーミンのスポーツ用スマートウォッチとしては手を出しやすい低価格ながら、必要なスペックを充実させたモデルです。
タッチパネル非対応などは上位機種に劣りますが、データ分析機能などは充実していて、GPSモードで30時間とバッテリー持ちも十分でしょう。
初心者や中級者でトライアスロン用スマートウォッチを導入したい方におすすめのモデルです。
【ガーミン】
fenix 7X Sapphire Dual Power(010-02541-47)
充実の機能性で、スポーツシーンから普段使いまで幅広く満足できるガーミンのフラッグシップモデルです。
ソーラー発電も活用することで、スマートウォッチモードで約28日間+約9日間のバッテリー持ちはクラス最高レベルを誇ります。
ただし大型のモデルで着用感もあり重さもあるので、用途に応じて955や255などと使い分けるのがおすすめです。
【スント】
SUUNTO 9 BARO(SS050019000)
トライアスロンのみならずアイアンマンレースなどにまで使用される、スントのフラッグシップモデルです。
最大の魅力はバッテリー持ちで、大容量バッテリーに加え、バッテリー制御機能により優れたバッテリー持ちを実現しています。
過酷なテストの上設計された高い耐久性も魅力で、プロのトライアスリートからの信頼も厚いモデルです。
【WAHOO】
ELEMNT RIVAL(WF140WT)
ワフー(wahoo)は昨今サイコンでシェアを広げているメーカーで、スマートウォッチも使い勝手がよく好評を得ています。
スイムからバイクへの切り替え、バイクからランへの切り替えを自動で行ってくれる優れものです。
実使用中のバッテリー持ちも24時間と十分で、5ATM防水を備えながら、価格がお手頃なのもうれしいですね。
【ポラール】
VANTAGE V2(90082710)
ポーラル社の最上級モデルで、多彩な機能を備えながら軽量でトライアスロンユーザーも多いモデルです。
中でも心拍計の精度が高く、得た情報をもとに補給タイミングなどの通知機能など、ロングディスタンスや長時間のトレーニングに重宝します。
リストバンドなしで34gの軽量設計も魅力なので、トレーニングからレースまでこれ1つで幅広く対応可能です。
【HUAWEI】
HUAWEI WATCH GT 3(WATCH GT3 46MM/BF)
低価格ながら他社のハイエンドモデルに引けを取らない機能性を持ち、トライアスロンモードにも対応するスマートウォッチです。
有機ELディスプレイにより詳細なデータをウォッチ上でも確認しやすく、オフライン環境でのも充実の機能を活用しやすくなっています。
落ち着いたデザインで、普段使いや気軽なワークアウトに使用しやすいもの魅力です。
【Amazfit】
T-Rex Pro
トライアスロンモードも搭載した、耐久性の高いアウトドア用スマートウォッチです。
MIL規格に準じた高耐久な設計になっており、10気圧防水に耐塩水性を有しているので、海水でのスイムにも安心して使用できます。
価格もお手頃ですし、ハードな使用にも耐えられるモデルが欲しい方にぜひおすすめしたいモデルです。
【Apple】
Apple Watch Series 4
本格的なスポーツウォッチではありませんが、非常によくできたスマートウォッチで、トライアスロンに活用する方も多いモデルです。
ワークアウトアプリがアップデートでトライアスロンにも対応したことで、より使い勝手が向上しています。
機能を余すことなく使うにはiPhoneが必要なので、iPhoneユーザーの方におすすめです。
まとめ
スマートウォッチも年々機能が充実し、トライアスロンのような過酷なスポーツにも活用できるようになりました。
成績アップするための情報も取得できるので、ぜひスマートウォッチを生かしてトライアスロンに挑戦してみてくださいね。
トライアスロン向けスマートウォッチの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方