トラックボールマウスはボールを転がすだけでカーソル操作が可能であり、狭いスペースでも運用しやすいアイテムです。
マウスパッド等も要りませんし、疲労も溜まりにくいですが、細かい作業には不向きという側面もあります。
ですが、トラックボールに慣れている場合、通常のマウスに乗り換えにくく、細かい作業でも扱える製品を求める方も多いでしょう。
そこで本記事では、細かい作業向けトラックボールおすすめ製品を紹介し、メリットデメリットや選び方を解説します。
目次
- 1 細かい作業向けトラックボールを使うメリット
- 2 細かい作業向けトラックボールを使うデメリット
- 3 細かい作業向けトラックボールの選び方
- 4 細かい作業向けトラックボールおすすめ10選
- 4.1 【エレコム】5ボタン トラックボールマウス(M-XT2URBK-G)
- 4.2 【エレコム】EX-G(M-XT3DRBK)
- 4.3 【サンワダイレクト】静音 トラックボールマウス(400-MATB137)
- 4.4 【JUNNUP】ダブルモード トラックボールマウス(M1)
- 4.5 【Nulea】人差し指 トラックボールマウス
- 4.6 【Perixx】PERIMICE-520(PM-520-11447)
- 4.7 【Kensington】Orbit Wired(K72337JP)
- 4.8 【Kensington】USB エキスパートマウス(K64325JP)
- 4.9 【Logicool】M575S
- 4.10 【Logicool】MX ERGO(MXTB1d)
細かい作業向けトラックボールを使うメリット
トラックボールはボールを転がすだけでカーソル操作が行えるため、マウスを左右上下に移動させる必要がありません。
腕に無駄な負担が掛かりにくいため長時間安定して操作しやすく、作業への集中力を維持しやすいのが強みです。
また、ボールだけでカーソルを動かせるため、マウス可動域となる広いスペースを確保する必要がありません。
ほかにも、マウス自体を動かす必要が無いため、マウスを使用する際に必須であるマウスパッドも不要です。
総合的なコストが抑えられるだけでなく、疲労軽減効果や作業の効率化が期待できるアイテムです。
細かい作業向けトラックボールを使うデメリット
トラックボールマウスはマウスを大きく動かす必要はありませんが、指での操作には慣れが必要です。
通常のマウスは特定の指を集中で動かす機会が少ないため、トラックボール使用時に違和感を覚えやすいのが欠点です。
端から端までのカーソル移動は素早く行えますが、ミリ単位での正確なカーソル操作の難しさもあります。
通常のマウスとは大きく使用感が異なるため、トラックボールに慣れてしまうと通常のマウスを使用しにくくなる点にも注意です。
また、トラックボール部分は隙間が多く、使用していると汚れが溜まりやすいため、定期的なメンテナンスが必要になります。
細かい作業向けトラックボールの選び方
接続方式で選ぶ
トラックボールマウスには有線・無線接続の2種類が存在しており、特徴が大きく異なります。
有線タイプはUSBケーブルで端末と接続可能であり、遅延は起きにくいですが、ケーブルの煩わしさが欠点です。
無線タイプはBluetooth等で接続できるため、煩わしさはありませんが、接続遅延が起きてしまう恐れがあります。
接続方式は一長一短となるため、空いているUSBポート等を考慮しつつ、好みの接続を選択しましょう。
ボールの位置で選ぶ
トラックボールマウスのトラックボールの位置ですが、親指・人差し指・手のひらに配置された製品が存在しています。
親指タイプは左右クリックを可能にしつつ、フリーな親指で操作できますが、他のタイプと比べるとカーソル範囲は狭めです。
人差し指タイプは広範囲のカーソルが行いやすく、手のひらタイプは指を使用せずにトラックボールを操作できます。
ボールの位置に関しては手のサイズや慣れが強く影響するため、ご自身の手のサイズ等を考慮して選択しましょう。
dpi数値で選ぶ
dpi数値はカーソル移動距離を指しており、トラックボールマウスにおいてはボールを転がした際の移動距離が該当します。
400dpi~3200dpiあたりが一般的となりますが、数値が高くなるほどにトラックボールの感度が強くなるのが特徴です。
dpiが固定された製品もありますし、ソフトウェアと組み合わせることで自在に調節できる製品も登場しております。
ゆっくりカーソルを動かしたいなら低dpiマウス、素早く動かすなら高dpiマウスを選択するのがおすすめです。
メーカーで選ぶ
トラックボールマウスは家電・デバイスメーカーから登場しており、豊富なラインナップが展開されています。
メーカーによる知名度は様々ですし、同価格帯でもメーカーによって品質に大きな違いが生じることもあります。
失敗しない製品選びはメーカーの見極めが非常に重要ですが、重要視するポイントは製品に対するレビュー評価です。
エレコムやLogicoolは国内での知名度はもちろんですが、4桁を超えるレビューを獲得しており、必見のメーカーです。
価格帯で選ぶ
トラックボールマウスは製品数が非常に多く、3千円以下~2万円越えと幅広い価格帯で展開されています。
しかし、「価格=性能」や機能性に大きく影響するアイテムとなるため、実用性を求めるほどにコストが掛かります。
シンプルな製品なら3千円程度で導入できますが、dpi調節をはじめ、機能を求めるなら8千円~1万円以上の予算が必須です。
予算が限られているなら低価格帯、ある程度の予算が確保できるなら性能や機能にこだわりつつ、手が届く範囲から選択しましょう。
細かい作業向けトラックボールおすすめ10選
【エレコム】
5ボタン トラックボールマウス(M-XT2URBK-G)
ゲーミンググレードの光学式センサーを採用しており、極限まで追従性を強化したトラックボールです。
直径2.5mm大型ボールによりマウスを握った際にフィットしやすく、一切の負担無く操作できます。
ポインター減速スイッチを押すことでカーソル速度を調節できるため、細かい操作も正確に実行可能です。
サイズ/重量 | 12.4×9.5×4.8cm/150g |
---|---|
dpi | 750~1500 |
ボール位置 | 親指 |
接続方式 | 有線 |
【エレコム】
EX-G(M-XT3DRBK)
直径2.5mm大型ボールを配置し、高い追従性で正確なカーソル移動を実現したトラックボールです。
電池可動式を採用しており、最長200日以上連続で使用できるため、こまめなバッテリー要らずで安心して運用できます。
抜群のフィット感だけでなく、左右クリックを含めた合計6ボタンで操作性を向上させている点もおすすめです。
サイズ/重量 | 12.4×9.5×4.8cm/200g |
---|---|
dpi | 750~1500 |
ボール位置 | 親指 |
接続方式 | 無線 |
【サンワダイレクト】
静音 トラックボールマウス(400-MATB137)
4段階のdpiパターンが用意されており、好みのカーソル速度で操作性にこだわれるトラックボールです。
直径44mm大型ボール+5ボタンで構成されているため、手を大きく動かさずにあらゆる操作を完結できます。
有線接続を採用していて接続の安定性が確保されており、遅延が起きる心配も無く、快適環境の構築に最適です。
サイズ/重量 | 17.1×10.3×5.5cm/212g |
---|---|
dpi | 600~1600 |
ボール位置 | 人差し指 |
接続方式 | 有線 |
【JUNNUP】
ダブルモード トラックボールマウス(M1)
マルチペアリング対応ワイヤレス接続により、状況に応じて接続端末を自在に切り替えられるトラックボールです。
1日8時間使用する場合、1回のフル充電で2か月以上連続使用できるため、こまめなバッテリー管理の必要がありません。
800~2400dpiまで幅広く調節できるため、使用感にこだわりやすく、抜群のフィット感も実現しています。
サイズ/重量 | 13.3×9.6×4.8cm/210g |
---|---|
dpi | 800~2400dpi |
ボール位置 | 親指 |
接続方式 | 無線 |
【Nulea】
人差し指 トラックボールマウス
直径44mm大型ボールを配置し、人差し指でのカーソル操作を前提に設計されたトラックボールです。
5つのdpiパターンにより理想の使用感で精密操作を可能にしつつ、ボタン1つで状況に合わせて切り替えられます。
1回のフル充電で3か月連続使用が可能であり、人間工学に基づいて設計されているため、長時間使用しても負担が掛かりません。
サイズ/重量 | 17.8×11.2×6.5cm/195g |
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dpi | 400~2000dpi |
ボール位置 | 人差し指 |
接続方式 | 無線 |
【Perixx】
PERIMICE-520(PM-520-11447)
人間工学デザインで手にフィットしやすく、取り外せるスタンドでポジションにもこだわれるトラックボールです。
デュアルワイヤレス接続に対応しており端末に合わせて運用しやすく、使用時の遅延も抑えてくれます。
垂直・水平移動を可能にするチルト機能により、カーソル操作時のミスが起きにくく、作業効率を高めてくれる点が魅力です。
サイズ/重量 | 13.9×10.2×5cm/136g |
---|---|
dpi | 600~1600 |
ボール位置 | 親指 |
接続方式 | 無線 |
【Kensington】
Orbit Wired(K72337JP)
直径40mm大型トラックボールを中央に配置し、手のひらを中心にカーソルを操作できるトラックボールです。
独自ソフトウェアを活用し、カーソル・スクロール速度を好みで調節できるため、細かい作業でもパフォーマンスを発揮できます。
また、左右対称デザインを採用しているため利き手を問わずにフィットし、快適な作業空間を実現できるアイテムです。
サイズ/重量 | 13×10.5×4.8cm/168g |
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dpi | 400~1600 |
ボール位置 | 手のひら |
接続方式 | 有線 |
【Kensington】
USB エキスパートマウス(K64325JP)
直径55mm大型トラックボールを中央に配置しつつ、周囲の4つのボタンで操作性を高めたトラックボールです。
左右対称デザインを採用しており利き手を問わずにフィットし、パームレストで疲労軽減も期待できます。
また、全体的に傾斜が付くように設計されているため自然な形を維持しやすく、長時間集中状態を維持できる点も好評です。
サイズ/重量 | 15.7×13×6.5cm/372g |
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dpi | 400 |
ボール位置 | 手のひら |
接続方式 | 有線 |
【Logicool】
M575S
右利きデザインを採用し、親指側面側に大きなトラックボールを配置したワイヤレスマウスです。
無線接続でケーブルによる煩わしさが無く、400dpi~2000dpiの範囲から好みのdpiを設定できます。
2.4Gワイヤレス接続により接続時に遅延が起きる心配も無いですし、抜群のフィット感も実現しています。
サイズ/重量 | 13.4×10×4.8cm/145g |
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dpi | 400~2000 |
ボール位置 | 親指 |
接続方式 | 無線 |
【Logicool】
MX ERGO(MXTB1d)
使用時の傾斜角度調節が20度まで可能であり、理想のポジションで操作できるトラックボールです。
dpi調節だけでなくトラッキング速度の調節にも対応しており、状況に合わせた最適な操作性を実現できます。
左右クリックをはじめ、各種ボタンも充実しているため、あらゆる用途で高いパフォーマンスを発揮してくれます。
サイズ/重量 | 13.3×10×5.1cm/259g |
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dpi | 512~2048dpi |
ボール位置 | 親指 |
接続方式 | 無線 |
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