初心者から中級者レベルになったゴルファーが、買い替えの際に選択肢に入れるのが「タイトリストのアイアン」です。
プロも数多く使用しているタイトリストのアイアンは、ゴルファーの憧れでもあります。
そんなプロからアマまで多くの人を魅了するタイトリストのアイアンですが、他のメーカーと比べて何が違うのでしょうか。
今回はおすすめのタイトリストのアイアンセットや、歴代の名器と呼ばれた人気モデルも合わせて紹介していきます。
目次
- 1 タイトリストのアイアンを使うメリット
- 2 タイトリストのアイアンを使うデメリット
- 3 タイトリストのアイアンの選び方
- 4 タイトリストのアイアンおすすめ10選
- 4.1 【タイトリスト】AP2 714 アイアン
- 4.2 【タイトリスト】AP2 712 アイアン
- 4.3 【タイトリスト】MBアイアン 712 6本セット
- 4.4 【タイトリスト】T400 アイアンセット2022モデル(544R)
- 4.5 【タイトリスト】T300 アイアンセット2022モデル(539R)
- 4.6 【タイトリスト T200 アイアンセット2022モデル(538R)
- 4.7 【タイトリスト】T100 アイアンセット2022モデル(537R)
- 4.8 【タイトリスト】T100s アイアンセット 2022モデル(545R)
- 4.9 【タイトリスト】620 MB アイアン(541R)
- 4.10 【タイトリスト】620 CB アイアンセット(540R)
- 5 まとめ
タイトリストのアイアンを使うメリット
種類が豊富
タイトリストのアイアンは、現行モデルが7種類と種類が豊富ですが、ラインナップにはある特徴があります。
それは、幅広い層に向けてというよりは、中級者~上級者の細かい要望に応えるラインナップになっている点です。
特にロフト角は細かい違いがあるので、自分に合ったアイアンを選べば、スコアを大幅に縮めることも可能です。
プロ使用モデルが使える
タイトリストのアイアンは、ツアーでのプロ使用率も高いので、プロと同モデルを購入することができます。
プロが使用しているから自分に合うとは言えませんが、「プロと同じクラブを使える」と思うだけで気分が上がるものです。
ゴルフはメンタルも重要なスポーツなので、気分よくラウンドするための手助けになるでしょう。
シャープな見た目と打感の良さ
プロからアマまでファンの多いタイトリストのアイアンですが、選ばれる理由の1つは「見た目」と「打感」です。
小ぶりでシャープなヘッドと、芯を食った時の打感が他のアイアンにはない魅力となっています。
これが、一度タイトリストのアイアンを使うと、その後も使い続ける根強いファンが多い理由です。
タイトリストのアイアンを使うデメリット
初心者向けではない
タイトリストのアイアンの多くは、中級者から上級者、アスリートをターゲットに開発しています。
そのため、コントロール性が高い反面スイートスポットが狭く、ミスにシビアな面があるのです。
コントロール性を重視するゴルファーには最適なのですが、弾道が安定しない初心者の場合は、これが大きなデメリットとなります。
少しの当たりの違いで弾道がブレるので、扱いにくいと感じてしまうかもしれません。
飛距離重視ではない
タイトリストのアイアンは、ロフト角が大きいモデルが多く、いわゆる「ストロングロフト」と呼ばれるものが少ないのが特徴です。
ロフト角が大きくなると、打感とコントロール性能が上がる反面、飛距離は落ちるというデメリットがあります。
そのため、飛距離重視の人にとっては、ロフト角の大きさがデメリットとなるでしょう。
タイトリストのアイアンの選び方
ヘッドと大きさ
大きいヘッドは、広いスイートスポットと構えた安心感で、芯を外してもある程度飛距離が出るので初心者向きです。
逆に小さいヘッドは、スイートスポットが狭く芯に当てづらくなる半面、繊細なショットができるため中級者や上級者に好まれます。
ミスに寛容な大きいヘッドは初心者向けと言われ、細かいコントロールができる小さいヘッドは中級者~上級者向けと言われます。
ヘッドの大きさによって操作性や飛距離は変わってくるので、自分が何を重視するかで選ぶといいでしょう。
ヘッドの形状
ヘッドの形状は大きく分けると「マッスルバック」「キャビティバック」「中空構造」の3種類です。
マッスルバックは、小ぶりでシャープな見た目で操作性が高いのが特徴ですが、芯を外すと弾道が暴れるシビアな面があります。
キャビティバックは、フェースの裏側がへこんでおり、ショット時のブレを防いでまっすぐ飛ばせるヘッドです。
中空構造は、ヘッド内部が空洞になっている作りで、見た目とミスの寛容さを両方備えたヘッドとなっています。
キャビティバックや中空構造は初心者~中級者向け、マッスルバックは中級者~上級者向けと言えるでしょう。
ロフト角
ロフト角が1度違うと飛距離が1~2ヤード変わるとも言われるほど、ロフト角はアイアンを選ぶ上で非常に重要です。
ロフト角が大きいと打感が良くスピンがかけやすい反面、飛ばし系のアイアンと比べると飛距離は落ちます。
反対に、ロフト角が小さいとまっすぐ飛び飛距離が伸びる反面、スピンがかけにくくなるので操作性では劣ります。
飛距離を求めるのであればロフト角が小さいものを、操作性を求めるのであればロフト角が大きいものを選ぶのがおすすめです。
素材と製造方法
ヘッドの素材と製造方法は大きく分けて「軟鉄鍛造」と「ステンレス鋳造」の2種類です。
軟鉄鍛造は、熱した鉄を叩いて強度を高めながら形にしていく製法で、ライ角やロフト角の細かい調整ができます。
打った感覚がダイレクトで伝わりやすく打感も良いのですが、スイートスポットが狭いのでミスにシビアなのが難点です。
ステンレス鋳造はステンレスを型に流して作る製法で、複雑な形状でも大量生産できるのが特徴です。
ヘッドが硬く、強い反発力で芯を外しても飛距離が伸びるので、初心者向きと言われています。
コントロール性や打感重視なら軟鉄鍛造、飛距離やミスの強さ重視ならステンレス鋳造がおすすめです。
価格帯
タイトリストのアイアンは現行モデルの場合、単品で2万円代、5本セットで11万~14万円程度が主流です。
そのため新品をセット購入すると、ドライバーを買う以上の出費となってしまいます。
しかし、旧モデルにも「名器」と呼ばれ、今でも人気の高いアイアンは数多くあります。
例えば、2011年に発売され今でも人気の712シリーズは、アイアンセットで2万円代と非常に安く販売されています。
そのため、最新モデルにこだわらないのであれば、旧モデルも視野に入れて選ぶと出費を抑えられるでしょう。
タイトリストのアイアンおすすめ10選
製品名 | 長さ(#7) | ロフト角(#7) | ライ角(#7) |
---|---|---|---|
714AP2 | 37インチ | 33度 | 63度 |
712AP2 | 37インチ | 34度 | 63度 |
712MB | 37インチ | 35度 | 63度 |
T400 | 37インチ | 26度 | 63度 |
T300 | 37インチ | 29度 | 63度 |
T200 | 37インチ | 31度 | 63度 |
T100 | 37インチ | 34度 | 63度 |
T100S | 37インチ | 32度 | 63度 |
620MB | 37インチ | 35度 | 63度 |
620CB | 37インチ | 34度 | 63度 |
【タイトリスト】
AP2 714 アイアン
2015年マスターズで優勝したジョーダン・スピースが使用していたことで、有名になったアイアンです。
そのため、2013年発売とかなりかなり古いモデルですが、現在でも愛用している人がいる名器となっています。
トゥとソール部分に「タングステンウエイト」を配置することで、左右のヘッドのブレを軽減。
適度な操作性と直進性を兼ね備えたアイアンで、今でも根強い人気のモデルです。
長さ(#7) | 37インチ |
---|---|
ロフト角(#7) | 33度 |
ライ角(#7) | 63度 |
【タイトリスト】
AP2 712 アイアン
2011年発売で、「タングステンウエイト」を配置することにより、左右のブレを防いで安定した弾道の打ち出しが可能です。
キャビティヘッドで714より大きめに作られているので、構えた時の安心感が高く初心者にも打ちやすい作りとなっています。
スピン性能より、まっすぐ飛ばせることを重視する人におすすめのアイアンです。
長さ(#7) | 37インチ |
---|---|
ロフト角(#7) | 34度 |
ライ角(#7) | 63度 |
【タイトリスト】
MBアイアン 712 6本セット
712AP2と同様の2011年発売の旧モデルとなっていて、打った感覚をより繊細に感じたい上級者向けのアイアンです。
マッスルバックのスリムなフェースとソールが特徴で、構えた時もコンパクトで細かい操作性に優れています。
ミスにシビアですが、芯を食った時はマッスルバック特有の打感の良さを感じることができるので、根強いファンがいるモデルです。
長さ(#7) | 37インチ |
---|---|
ロフト角(#7) | 35度 |
ライ角(#7) | 63度 |
【タイトリスト】
T400 アイアンセット2022モデル(544R)
ネックの曲がりが大きく、フェースを後ろに下げて力を乗せる作りになっているので、力強い弾道を打ち出せます。
ロフト角もシリーズ最小の26度(7番アイアン)で、低弾道で飛距離が出るアイアンです。
Tシリーズは、数字が上がるにつれて飛距離が出てやさしいモデルになるので、T400は幅広い層が使えるようになっています。
長さ(#7) | 37インチ |
---|---|
ロフト角(#7) | 26度 |
ライ角(#7) | 63度 |
【タイトリスト】
T300 アイアンセット2022モデル(539R)
ロフト角が29度(7番アイアン)とT400より大きいので、飛距離と高さを兼ね備えたバランスの良いショットが可能です。
幅広のキャビティバックでミスに強く、ソール部分のタングステンにより低重心で上がるボールを打ち出すことができます。
Tシリーズの中では、飛距離と操作性のバランスが取れたモデルとなっているので、中級者向けのアイアンとなっています。
長さ(#7) | 37インチ |
---|---|
ロフト角(#7) | 29度 |
ライ角(#7) | 63度 |
【タイトリスト T200 アイアンセット2022モデル(538R)
T300よりシャープでコンパクトな見た目でありながら、飛距離と高弾道も適度に兼ね備えたモデルです。
ロフト角はT300より1度高い30度で、ヘッド内部の新開発素材が芯を外した時でもボール初速を上げ、強いインパクトを実現。
厚めのマッスルバックと「マッスルプレート」により、ヘッドのブレを抑えて、ダイレクトな打感を感じられるようになっています。
長さ(#7) | 37インチ |
---|---|
ロフト角(#7) | 31度 |
ライ角(#7) | 63度 |
【タイトリスト】
T100 アイアンセット2022モデル(537R)
Tシリーズでは一番小さなヘッドと最大ロフト角で、ヘッド上部のみがキャビティ構造になっているのが特徴です。
スリムなソール幅で振りぬきやすい作りとなっており、プロでも愛用者が多いアイアンとなっています。
細かく繊細なコントロールができるので、数ヤード単位で打ち分けたい人やスピンをしっかり調整したい人に最適のアイアンです。
長さ(#7) | 37インチ |
---|---|
ロフト角(#7) | 34度 |
ライ角(#7) | 65度 |
【タイトリスト】
T100s アイアンセット 2022モデル(545R)
T100のロフト角を2度下げたストロングロフトタイプで、より直進性の高い強弾道を打ち出せるようになっています。
ヘッド形状はT100とほぼ同じですが、フェース裏側の特殊ポケットがあることにより、ボール初速が向上。
それにより、T100よりもロフトを立てつつ打ち出し角を上げることができるので、飛距離アップと高弾道の両立が実現しました。
長さ(#7) | 37インチ |
---|---|
ロフト角(#7) | 32度 |
ライ角(#7) | 63度 |
【タイトリスト】
620 MB アイアン(541R)
操作性の高さと打感の良さが特徴で、飛距離よりも正確性を求めた、タイトリストの中でも上級者向けのアイアンとなっています。
軟鉄鍛造製法のコンパクトヘッドでフェースの開閉をしやすいので、球筋の細かい打ち分けが可能です。
また、吸い付くような柔らかい打感で、ボールがどう当たったかが手に細かく伝わる作りになっています。
長さ(#7) | 37インチ |
---|---|
ロフト角(#7) | 35度 |
ライ角(#7) | 63度 |
【タイトリスト】
620 CB アイアンセット(540R)
コンパクトヘッドで、フェースの開閉がしやすいので操作性に優れ、打感も良いのが特徴となっています。
ロングアイアンはトゥとヒール部分にタングステンが入っているので、飛距離を伸ばしつつ高弾道のボールが打ち出せる作りです。
キャビティバックですが、620MBと同様に上級者向けになるので、操作性重視の人におすすめの1本となります。
長さ(#7) | 37インチ |
---|---|
ロフト角(#7) | 34度 |
ライ角(#7) | 63度 |
まとめ
タイトリストのアイアンは難しいイメージがありますが、操作性を重視する人には最適のクラブです。
ミスにシビアな分、長く使えばスイングの上達にもつながるのでぜひお試しください。
タイトリストのアイアンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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