海外のドキュメンタリー番組やYouTubeでも見かけることの多いサバイバル術。
そんなサバイバル術を体験してみたいと思う人も多いのではないでしょうか。
ところが、いざサバイバルを体験しようと思っても、どんな道具を揃えたらよいか迷ってしまうことでしょう。
そこで今回は、小さな箱の中に生き抜くためのヒントが詰まった、軍用サバイバルキットをご紹介します。
実際に軍で使用されている商品を厳選しましたので、ぜひ参考にしてください。
軍用サバイバルキットを使うメリット
手軽にサバイバル術を体験できる
ひとことで「サバイバル」と言っても、その体験をするには適切な道具が必要で、何を揃えるかはイチから調べなければなりません。
その点、軍用サバイバルキットには必要最低限のモノが入っているため、必要な道具を調べたり買い揃えたりする必要がありません。
インターネットで気軽に購入することができるので、キャンプのときに持参して、サバイバル体験をしてみるのはいかがでしょうか。
「生き抜く」ために必要なモノが揃っている
軍用サバイバルキットは、世界中で「命を守る道具」として使用されています。
実際にNATOの認定を受けていたり、イギリスの特殊空挺部隊にも採用されたりするほど理にかなった商品なのです。
実際に極限状態で使用する機会はないと思いますが、「生き抜くためには何が必要か?」を知ることができる、とても価値のある商品と言えます。
自分用にアレンジができる
軍用サバイバルキットは、丈夫なブリキまたはアルミ缶に収納されています。
そのため、薬や絆創膏などを追加して、自分専用のサバイバルキットにアレンジすることができます。
引き出しの中に入れておいても邪魔にならないサイズ感なので、一家にひとつ用意しておくのもおすすめです。
軍用サバイバルキットを使うデメリット
一般的な防災目的のものではない
軍用サバイバルキットには、一般的な防災キットに入っているような食料や非常用ブランケットなどは入っていません。
その代わりにカミソリや安全ピン、釣り糸や針など「本当に必要なの?」と思うようなものが入っています。
ですが、例えば釣り糸は、釣りだけでなくケガをした時の縫い糸にもなるという「極限」のアイテムなのです。
そのため、いわゆる一般的な防災目的のものではない、ということは理解したうえで購入を検討するようにしましょう。
値段が高い
軍用サバイバルキットの中には、安全ピンや裁縫道具などの100均でも揃えられそうなものが入っています。
そのため、値段が内容物に見合わないと感じる方も多くいらっしゃることでしょう。
値段が高いと感じる人は、キット内容を真似して100均で揃えるというのも選択肢のひとつと言えるでしょう。
説明書が英語表記
軍用サバイバルキットはアメリカまたはイギリスからの輸入品になるため、取扱説明書は基本的に英語表記です。
そのため、英語が不得意な方はgoogle lensで翻訳したり、YouTube等で使い方を確認したりする必要があります。
販売元によっては、日本語に翻訳した取説を同梱している場合もあるので確認してみましょう。
軍用サバイバルキットの選び方
セット内容で選ぶ
軍用サバイバルキットを選ぶうえでいちばん重要なのは、セット内容の確認です。
サバイバルに最低限必要な水(浄水タブレット)、火を起こすツール、応急処置用品、コンパス等が含まれているかを事前にチェックしましょう。
また、自給自足のサバイバルを体験したければ、容器が火にかけられるものや釣り針、釣り糸が入ったものを選ぶとよいでしょう。
小型なものを選ぶ
サバイバルキットはザックの中に入れる場合もありますが、ベースキャンプから離れて行動することを踏まえて、常に身に付けておくのがベストです。
そのため、ポケットやベルトポーチに収まるような、できるだけ小型で邪魔にならないサイズのものを選ぶのをおすすめします。
耐久性で選ぶ
劣悪な状況下でサバイバルキットを使用する際、道具が壊れていたりマッチが湿っていて使えなかったという事態は避けたいものです。
そのため、軍用サバイバルキットは、過酷な状況にも耐えうる作りになっていることがとても重要です。
特に、キットを保存する容器は重要で、サビに強くて水が侵入しないような防水性の高いものを選ぶようにしましょう。
おすすめのメーカー
軍用サバイバルキットを出しているメーカーとして有名なのは、イギリスのBCB International社です。
1854年に軍用の医薬品を提供したことから始まり、その歴史は150年以上にわたります。
現在ではイギリスの特殊空挺部隊SASやNATO軍にもサバイバルキットを提供しており、その信頼性の高さは間違いありません。
また、アメリカ陸軍、FBIなど多くの政府機関へのサプライヤーでもあるBest Glide ASE社も、高品質のサバイバル用品を提供するおすすめのメーカーです。
軍用サバイバルキットの価格帯
軍用サバイバルキットは海外からの輸入品のため、いちばん安いキットでも6千円台、高いもので1万円程度とやや高めです。
為替や送料、関税の影響により、本国で購入するよりも割高であるのは致し方のないことです。
ですが、自分の身を守るお守り、または家族といっしょにサバイバル体験をするためのツールとして考えると、価値のある買い物と言えるでしょう。
軍用サバイバルキットおすすめ4選
メーカー・製品名 | サイズ | 重量 |
---|---|---|
BCB コンバット サバイバルキット | 11×8× 2.8cm | 195g |
BCB ミリタリー サバイバルキット | 11×8× 2.8cm | 220g |
BCB アルティメット サバイバルキット | 13×9.5×3cm | 275g |
Best Glide ASE Adventurer ベーシックサバイバル缶 | 11.5×8.4× 3cm | 178g |
【BCB】
イギリス軍 SAS採用 コンバット サバイバルキット(CK015)
イギリスの特殊部隊、SASに製品を提供している救命専門機器メーカーである、BCB International社のサバイバルキットです。
サバイバルナイフ、ファイヤースターター、浄水タブレットなど「生き抜く」ための最低限のアイテムが揃っています。
自衛隊のレンジャー訓練で所持する「生存セット」にも似た内容で、軍事評論家の柘植久慶も絶賛したという信頼性の高いキットです。
サイズ | 11×8× 2.8cm |
---|---|
重量 | 195g |
【BCB】
イギリス軍 SAS採用 ミリタリー サバイバルキット(CK019)
先述のサバイバルキットにシグナルミラー、コンドーム、吊り下げハンドル等が追加されたアップグレードバージョンです。
コンドームと聞いて驚かれるかも知れませんが、水を入れたり止血帯にしたりと、サバイバルには欠かせないアイテムのひとつです。
また、付属のマッチは防水・防風仕様になっているため、過酷な環境下での火起こしに役立ちます。
サイズ | 11×8× 2.8cm |
---|---|
重量 | 220g |
【BCB】
イギリス軍 SAS採用 アルティメット サバイバルキット(CK004A)
BCBサバイバルキットの中でもっとも内容物が多く、アルミのケースの内側にゴムパッキンが施された防水モデルです。
そのゴムパッキンは取り外すことができるため、フライパンにしたりメスティンのように鍋として使ったりと自由自在です。
また、付属のマルチツールはコンパクトなのにしっかりとした作りで、キャンプなどのアウトドアシーンでも活躍してくれます。
サイズ | 13×9.5×3cm |
---|---|
重量 | 275g |
【Best Glide ASE】
Adventurer ベーシックサバイバル缶
このBest Glide ASE社のサバイバルキットには、数多くの米軍支給品やNATO承認品が含まれています。
手のひらにすっぽりと収まるほどの小さなサイズなので、ズボンのポケットに入れておいても邪魔になりません。
コンパスやホイッスル、緊急信号用のミラーが入っているため、登山の際の安心材料として持っておくのにも最適です。
サイズ | 11.5×8.4× 3cm |
---|---|
重量 | 178g |
まとめ
軍用サバイバルキットは、生き抜くために必要なアイデアが詰まった、ひとつ持っておいて損はないアイテムです。
この記事を参考に、非常事態に備えるだけでなく、アウトドアでも気軽に試せる軍用サバイバルキットを検討してみてはいかがでしょうか。
軍用サバイバルキットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方