サーフィンを始めた方がまず準備しなければ、と思いつくアイテムはサーフボードです。
実際、サーフィンで必要になるのは、サーフボード、足の滑り止めのためのワックス、サーフボードの流れ防止のためのリーシュコードです。
そして季節に応じたウェットスーツがあればサーフィンはできます。
ですが、サーフポイントにはプールのように更衣室、ロッカー、シャワーが完備されていない所が多くあります。
そのため、海に入る前や海から上がったときに便利なアイテムがあると、より快適になるのです。
そこでこの記事では、サーフィンの便利グッズをご紹介していきます。
サーフィンの便利グッズにこだわるメリット
快適にシャワーを浴びられる
サーフィンに行く場合、シャワーと更衣室完備というポイントは少なく、外で着替えることが多くあります。
そこで役に立つのが、シャワーヘッド付きホースをポリタンクに取り付けられるアイテムです。
重いポリタンクを抱えて水を浴びるのは大変ですが、ホースとシャワーヘッドが付いているアイテムを使うと快適にシャワーを浴びられます。
ウエットスーツや足が汚れない
バケツの中に足を入れてシャワーを浴び、バケツの中でウェットスーツを脱げば、ウェットスーツが汚れることがありません。
足元の悪いところでの着替えでは、脱いだウエットスーツが砂だらけになることがあります。
バケツに溜まった水でそのままウエットスーツを洗うこともできます。
冬場であれば、バケツにお湯が溜まるので、足元が冷えることもなく快適です。
また、濡れたウエットスーツや濡れものをまとめてバケツに入れて持ち帰ることができます。
快適に着替えられる
フード付きでゆったりとしていて、膝まで覆ってくれるポンチョがあると、快適に着替えることができます。
吸水性が高い生地のポンチョを被った状態で水着やウエットスーツを脱ぎ、そのまま体を拭いて、着替えられる優れものです。
ポンチョの内側にポケットの付いているものもあるので、内ポケットに下着を入れて着替えられます。
人目を気にせず屋外で着替えられるのも人気の理由です。
ウエットスーツを新調しなくても暖かくなれる
ウエットスーツを着る前に、肌に直接塗るホットジェルやウエットスーツ用のカイロを使用する方法があります。
ウエットスーツは年々進化していて、どんどん性能が良くなっています。
とは言え、冬用のウエットスーツは決して安いものではないので、毎年買い替えることはなかなか難しいものです。
そこで活躍するのがホットジェルやウエットスーツ用のカイロです。
体が冷えるとなかなか思い通りに動けなくなるので、寒さ対策をすることも冬のサーフィンでは大切になってきます。
チンクイやクラゲの被害を軽減できる
エビやカニなどの甲殻類の幼生であるチンクイやクラゲに刺されにくくなるクリームや日焼け止めがあります。
チンクイは7月後半から9月頃の満月の翌日や、沖から岸に風が吹くオンショアのときに発生しやすいと言われています。
チンクイに刺されるとチクッとして、体質によっては赤くなり、痒みが出ることも。
また、お盆をすぎるとクラゲが発生しやすくなると言われています。
今日海にチンクイやクラゲがいたよ、と聞くと、サーフィンをするのをためらう人もいるくらいです。
そのようなチンクイやクラゲの被害を軽減できるクリームは、一つ持っておくと安心です。
セキュリティー面で安心できる
ロックを掛け、車のドアの取手やタイヤホイールに取り付けるキーボックスがあると安全で安心です。
車のキーを海辺に持って行って、万が一盗まれたらどうしようと考える方も多いでしょう。
タイヤの上や後方のリアゲートの隙間に車のキーを置くというのは、みんな考えることなのでできれば避けたいところです。
海から上がって、キーが無い、とがっかりしないためにも、キーボックスはぜひ準備しておきましょう。
サーフボードの持ち運びが楽になる
キャリーを使うと、ロングボードの持ち運びが楽になります。
ショートボードは幅が狭く軽いので、片手で簡単に持つことができます。
ですが、ロングボードは幅も重さもあるため、小柄な方や女性であれば運ぶのも大変です。
幅があるため、脇に抱えようとしても手が届かないという場合もあります。
海に向かうときはまだ体力もあり平気でも、海上がりは腕も疲れている状態です。
大切なボードを落としてしまわないためにも、キャリーがあると安心できます。
サーフボードの拭き取りがスムーズになる
水泳選手が使用する吸水性の高いセームタオルを使用すると、洗った後のサーフボードの水分の拭き取りがスムーズです。
サーフボードはワックスが付いているため、バスタオルなどを使用するとワックスが付いてしまうことがあります。
サーフボードの拭き取り専用に、吸水性の高いセームタオルを1枚準備しておくと良いでしょう。
ウェットスーツを着たまま移動できる
一度海に入った後、サーフポイントを移動する際に、車のシートが濡れないようにするシートカバーがあると便利です。
バスタオルを敷いても、背もたれやヘッドレストが濡れてしまい、塗れたバスタオルをもう一度使うのもためらってしまいます。
ヘッドレストに掛けて背もたれ、座席まで覆ってくれるシートカバーがあると、ウェットスーツを着たままの移動も手軽にできます。
サーフィンの便利グッズにこだわるデメリット
準備する荷物が増える
あると色々と役立つ便利グッズではありますが、サーフィンに行く際に準備する荷物が多くなります。
海から帰った後も、便利グッズの片付けや保管場所の確保が必要です。
便利グッズを揃える費用がかかる
ひとつひとつはそれほど高価なものではありませんが、全てのアイテムを揃えるとそれなりの金額になります。
優先順位を付けて、少しずつ揃えていくようにしましょう。
サーフィンの便利グッズおすすめ10選
【タカギ】
アウトドアポンプ(A122AZ)
手持ちのポリタンクにセットするだけで使用できる、空気圧式のシャワーポンプです。
シャワーホースは1.5mと十分な長さがあるので、車にポリタンクを積んだままでもシャワーを浴びたりサーフボードを洗えます。
電池が不要なので、いざ使おうと思ったら電池切れで使用できない、といった心配もいりません。
本体の手押しキャップを上下させてポリタンクの中に空気を貯めると、空気圧で水が出る仕組みです。
そのあとは手元のレバーで簡単に通水と止水ができます。
【TOOLS】
ウォーターボックス
長方形型のバケツで、丸型のバケツに比べると、車の中のスペースを無駄なく使用できます。
ポリプロピレン製のしっかりとした作りで、16リットルと大容量。
そのため、冬用のかさばるウェットスーツもはみ出すことなく安心して入れることができます。
取っ手が飛びだしていない作りなので、裏返してテーブルやワックスを塗る台として使用することもできます。
17色展開で、好みのカラーが見つかりやすいのも魅力です。
【DESTINATION】
ウェット・トートバッグ(DS-05003WBB21)
トートバックタイプの大型ウェットバックで、取り外しができるショルダーが付いているので、電車サーファーにも人気です。
バックの中でウェットスーツを脱げば、足とウェットスーツが汚れることがありません。
また、脱いだウェットスーツをそのまま持ち帰ることもできます。
コンパクトにたためるので、海外にサーフトリップに行く方にもおすすめです。
5色展開で、ロゴ違いのBEARデザインもありますよ。
【TAVARUA】
お着替えポンチョ
マイクロファイバー100%の生地で、吸水性と速乾性に優れています。
ユニセックスタイプで、身丈107cm、身幅70cmのゆったりとした作りです。
着替えるときのみならず、冬場の防風、防寒対策としても使用できます。
ボタニカル柄のNAVY/ BLACK、花柄のBLACK、トロピカル柄のWHITEの4タイプ展開です。
【GELALDO】
HOTGEL REGULAR
ジェル状なので、べたつくこと無くさらさらした塗り心地のホットジェルです。
レギュラーとハードの2種類があり、ハードはレギュラーの2倍の温感があります。
初冬と真冬でレギュラーとハードを使い分けることができます。
温感効果は1〜2時間あるので、ウェットスーツを着る前に塗ると、快適な冬のサーフィンを楽しめるでしょう。
【有限会社アミューズファクトリー】
まじホ
通常のカイロのようにカイロ自体が温かくなるのではなく、海水に反応して炭酸ガスが発生します。
発生した炭酸ガスがウェットスーツと皮膚の間に隙間を作り、体温によって炭酸ガスが温まる仕組みです。
水中カイロ1個の使用で約1時間の保温効果があります。
複数個使用すると発泡量が増え、保温効果を高めることができます。
【マニューバーライン】
SAFE SEA(MU-0868)
クラゲ予防効果があり、子供にも使用できる、SPF50、PA+++の日焼け止めです。
白い色が透明になるまで皮膚に塗りこみ、10分程乾かしてから海に入ると効果的。
男性でトランクスを履いている場合には、トランクスの内側にクラゲやチンクイが入ってくることがあります。
そのため、トランクスの内側にも塗っておくことがおすすめです。
【TOOLS】
キーボックス
車の鍵を入れて、ダイヤル式でロックができるセキュリティーキーボックスです。
金属製のため、ドライバーなどでも壊せない頑丈な作り。
車のドアハンドルに掛けた際に車を傷つけないよう、背面に傷を防ぐシートが付いています。
誰かとサーフィンに行った際も、ロック番号を共有しておけば、別々に海から上がっても荷物を取り出すことができます。
【白浜マリーナ】
CARRY RAKKUN
このキャリーを使用すると、小柄な方や女性でも、楽々とビーチまでロングボードを運べます。
持ち手部分を上にして2個使用することで、ワックスを塗る台としての使用もできます。
車種にもよりますが、車のハッチバックにひっかければ、ウェットスーツのハンガーも掛けられる3way5色展開のキャリーです。
【TOOLS】
シートカバー
車のヘッドレストに掛けるだけで簡単にシート全体を覆うことのできる、防水シートカバーです。
ウェットスーツを着たままのサーフポイント移動時に、車のシートを汚したり濡らすことがない便利なアイテム。
カムフラージュ柄のほか、無地の5色展開があり、計6種類から選択できます。
まとめ
便利グッズを使うと、海に入る前の準備や、海から上がったときの着替えや片付けが楽になります。
沢山のアイテムを一度に揃えるのは大変かもしれません。
ですが、優先順位をつけて少しづつ揃えていくと、サーフィンライフも快適になります。
サーフィンの便利グッズの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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