スピアフィッシングにおいて、モリの性能によって漁獲量の成果が変わるといっても過言ではありません。
また、銛先にはパラライザー・チョッキ・三又・羽根など、さまざまな種類があり、シーンによって使い分けが重要です。
この記事では、スピアフィッシング用のモリにこだわるメリット・デメリットについて解説します。
そのほかにも、モリの選び方やおすすめの商品もご紹介していきます。
スピアフィッシング用モリにこだわるメリット
漁獲量が増える
モリにこだわると、性能の高いモリを使用するようになっていきます。
折れにくくしなやかで、かつ耐用年数も高い、カーボンシャフトを素材に使用しているモリなどが代表的です。
魚を突いたときにバラす確率が減るので、漁獲量が増える点は大きなメリットと言えるでしょう。
使い勝手が良く長持ちする
付属しているアメゴムや、接続部分の取り外し一つとっても、モリにこだわると性能が高くなり使い勝手も良くなります。
また、壊れにくい製品を入手することで、金属腐食によるポールの折れや銛先の破損が防げます。
よって、一つの商品を長い期間使用できるので、買い替えなどをしなくても良い点がメリットです。
スピアフィッシング用モリにこだわるデメリット
チョッキ銛先のロストがコスト高
パラライザーや三又に代表される銛先は、頑丈なので滅多なことでは破損しません。
しかし、スピアフィッシングが上達すればするほど、漁獲量の信頼性からそれらの銛先を手放し、チョッキ銛の愛用者が増えます。
チョッキ銛の銛先は、破損・ロストしやすいうえに、こだわると値段も高くなります。
穴突きで岩に刺さったり、突いた魚が根に潜ると、銛先はロストしないといけません。
よって、チョッキ銛先のロストはコストが高いと言えるでしょう。
長尺のモリは使い手を選ぶ
モリにこだわると、大物を突きたい願望が強くなり、長尺のモリにシフトする傾向があります。
貫通力・水中での推進力・獲物との距離などの理由から、素人使いのヤスとは一線を画す長尺のモリですが、デメリットもあります。
漁獲量は確かに増えますが、水中での取り回しが悪い・穴突きが困難・重量がある点などがデメリットと言えるでしょう。
スピアフィッシング用モリの選び方
長尺のチョッキ銛を選ぶ
チョッキ銛は銛先が獲物に刺さると、銛先だけ体内に残るので、身切れや刺さりが甘いという理由以外では、魚を逃しません。
チョッキ銛先が高価である点や、ラインブレイクのリスクなどもありますが、それを補い余りある性能を兼ね備えています。
穴突きや、テトラポットの下を狙ってスピアフィッシングをしていた方は、漁獲量の増加を狙ってチョッキ銛にすると良いです。
また、ポールは3本から4本継ぎで、2m以上の長尺のモリを選択するのが良いでしょう。
長さがある分、突く対象との距離も取れるので、魚の警戒心が高まる危険性を回避できるためです。
そのほかにも、モリの水中での推進力や、ゴムを限界まで伸ばすことができるという利点も含まれます。
有名なスピアフィッシングメーカーを選択する
スピアフィッシングにおいて、有名なスピアフィッシングメーカーを使用することは非常に重要です。
その理由として、部品の交換が容易である点が大きいでしょう。
モリは、固い魚の骨や、時として岩を突くこともあります。
その場合、大抵のモリは破損してしまううえ、経年劣化によるガタつきや錆なども避けては通れません。
そのようなときに、有名な大手メーカーであれば、本体を丸々買い直さなくても、該当部分の部品だけを購入できるのです。
有名な大手スピアフィッシングメーカーは、シュノーケルやフィンなどを除き、モリだけでいうと2社挙げられます。
その2社とは、アメリカの「Ultimate Dive」と日本の「SPEAR SEALS」です。
オーダーメイドのモリと比較しても、安価で使い勝手も悪くないので、おすすめできるメーカーです。
スピアフィッシング用モリおすすめ7選
【Ultimate Dive】
チョッキ銛
2016年にアメリカにて誕生した、新生スピアフィッシングメーカーのチョッキ銛です。
ラインブレイクが多いとの声を受け、旧モデルより強度を上げて製造されています。
さらに、水の抵抗が少ないダイニーマラインを採用することで、水中での大物との駆け引きも可能となっています。
【SPEAR SEALS】
銛4点セット
メイドインジャパンのスピアフィッシングメーカーである、SPEAR SEALSのパラライザー銛です。
お求めになりやすい価格にもかかわらず、グラスファイバーを素材に使用しており、ハイクオリティな製品となっています。
パラライザーとなっている銛先の素材には銅が使用されており、かつメッキ加工仕上げのため、耐久性も高いです。
【Ultimate Dive】
スピア
耐久性や耐水性に優れ、水中での取り回しも楽にできる、グラスファイバー製のポールを使ったモリです。
最大全長は銛先を含めると135cmで、長尺のモリとは異なり、穴付きやテトラポットの下に居ついている魚に対して効果を発揮します。
銛先はライオンフィッシュバーブとなっていて、平面が広いので魚に当たる確率が上がるため、漁獲量も増えるでしょう。
【BUNDOK】
モリ（BD-617）
銛先が3本又になっている、長さ調節が可能なモリです。
モリの長さは最短で725mm、最長で1,285mmとなっていて、狙う魚や生息場所によって長さが変えられるのがメリットです。
3本継ぎで3m近くあるモリと比較すると、青物や回遊魚より、ロックフィッシュや小魚などの魚種に向いていると言えるでしょう。
【WanFengXue】
8mm手釣り銛
良質なステンレス鋼をポール部分の素材に使用し、優秀な耐久性が特徴的なモリです。
ポールと銛先の接続には、8mmのねじ穴式のコネクタを使用しており、比較的容易に取り外しが可能です。
10cm×10cm×45cmの収納袋が付属しているので、携帯が便利なうえ、銛先の保護カバーにより安全性も保たれています。
【DE WEL】
モリ
伸縮機能が付いており、スピアフィッシングをする場所や狙う魚によって、長さを変えられるモリです。
185cmの長さは、モリでいうと中程度の長さの部類に入りますが、水中での取り回しや携帯には適している長さです。
ステンレス製なので、海水による腐食や錆に対しても耐久性を持ち、長く愛用することができます。
【SPEAR SEALS】
チョッキ銛4点セット
SPEAR SEALSは、モリのポールや銛先のスペックをある程度統一しているので、銛先が折れたりしても安心です。
スペアパーツが豊富に揃えられていることで、本体を買い替える必要がなく、長い期間使用できます。
全長270cmと長尺のタイプに分類され、回遊魚や大型魚などを狙う際にも適していると言えるでしょう。
まとめ
この記事では、スピアフィッシング用のモリについてご紹介しました。
破損してしまった代替部品の入手難度や、モリの種類による漁獲量の変化についても理解できたのではないでしょうか。
おすすめの商品ラインナップもぜひ参考にして選んでみてください。
スピアフィッシング用モリの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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