スノーボードの板にはワックスを塗る必要があります。
ワックスを塗らないと滑りが悪く、ブレーキが掛かったり、雪質や斜度によっては止まることもあるので定期的に塗りましょう。
専用アイロンでワックスを溶かして塗ることで浸透させ、スクレーパーでワックスを削り落とします。
とはいえ、スクレーパーにも形状や厚みなどいろいろあるので、どれにするか迷ってしまう方もいるでしょう。
そこで、使いやすいおすすめを8選と代用できる物もご紹介していきます。
目次
スノーボードで使うスクレーパーとは
一般的にスクレーパーとは、先端がヘラ状になっていて、テープやテープの粘着などを剥がす際に使用する工具になります。
スノーボードにワックスを塗って浸透させた後、ソールについている余分なワックスを剥がす際に使用するのがスクレーパーです。
一般的に使用されるスクレーパーの材質はステンレスやセラミックなどです。
ですがスノボ用はアクリルが多く、カーボン製もリリースされています。
スノーボードでスクレーパーにこだわるメリット
力が入りやすい
スクレーパーの形状はいくつかあります。
長方形や三角形などがあり、自分で削る際に力が入りやすいものにすることで、短時間で簡単に削ることができます。
ワックスを削るのにはそれなりの力と時間が必要なので、自分に合ったスクレーパーで効率よく削ってください。
かっこいい
スクレーパーにはメーカーのロゴがデザインされているものが多くあり、かっこいいです。
また、カーボン製のスクレーパーはマットな黒色もあり、さらにおしゃれでかっこよく仕上がっています。
ワックス用ボックスにかっこいいスクレーパーを忍ばせておくのもおしゃれですよね。
スノーボード用スクレーパーの選び方
厚み
スクレーパーの厚みは3mm、4mm、5mmなどの種類があり、どれを選択するかは好みです。
3mmは薄く曲がりやすいので力が入りやすいですが、1点に力が集中することにより削るときにムラができやすくなります。
反対に5mmは曲がりにくいので力はいりますが、全体を均一にムラなく削るのに良いです。
硬めのワックスを削るときは5mm、柔らかめのワックスを削るときは3mmと使い分けるのも良いでしょう。
ちなみに4mmのスクレーパーはその中間になり、力や用途に合わせて選ぶことが重要です。
形状
スクレーパーには長方形や三角形など、いろいろな形をしたのもがあります。
どの形が良いかは一概には言えませんが、形状も厚みと一緒で自分の好みです。
三角形のスクレーパーは力が入りやすく、削る面が6面あるのでコスパがいいです。
ですがスノーボード用には1辺が短いので、何度も削る必要があります。
長方形のスクレーパーは1辺が長いのでたくさん削れますが、力が分散しやすいので強い力が必要です。
力がある方は長方形、力が無い方は三角形のスクレーパーを購入すると良いでしょう。
スノーボード用スクレーパーおすすめ8選
【スウィックス】
プレキシスクレーパー(swix-t0823d)
スウィックスの厚さ3mmで長さが128mmの長方形のスクレーパーです。
3mmと厚くはないですが、長さが短い分曲がりにくくはなっています。
スノーボードは幅が広いので、短いと何度も削らないといけませんが、力が入りやすい分削りやすく疲れにくいのが良いですね。
【スウィックス】
スノーボードスクレーパー(SB034D)
スウィックスから厚み5mmで長さが175mmのスクレーパーです。
幅が広いので、スノーボードの板でも少ないスクレーピングでワックスを削り落とすことができます。
厚みが5mmなので、硬めのワックスが削りやすいでしょう。
大きいスクレーパーなので、力のある方におすすめです。
【バートン】
トライスクレーパー(108151)
バートンの三角形スクレーパーになります。
6つの角があり、シャープさをキープしたままスクレーピングしやすいのが特徴です。
エッジのワックスを削りやすいよう、溝があるも良いですね。
カラーもレッドでおしゃれなデザインになっています。
【マツモトワックス】
miniスクレーパー
ホットワックスを塗った後のスクレーピングでの使用目的ではなく、ゲレンデでの使用を目的としたスクレーパーです。
が長さ91mmのミニサイズなので、ウェアのポケットに忍ばせておくと便利です。
滑走前や汚れが付いたときに削れて使い勝手がいいので、1枚持っておくと重宝します。
【マツモトワックス】
スクレーパーブラック
5mmと厚めに作られたブラックのスクレーパーです。
ブラックで見た目もスタイリッシュでかっこいいですね。
硬めに設計されているので、硬いワックスも簡単に剥がすことができます。
長さは130mmとちょうどよく、使いやすい大きさです。
【ガリウム】
スクレーパーM(TU0156)
厚さ3mm、幅が145mmで力が入りやすい形状なので、力に自信がない方でも使いやすいスクレーパーです。
通常、ワックスを塗った際にはエッジにもワックスが付いてしまいます。
しかし、エッジに付いたワックスを削れるエッジスクレーパーも付いているので、気にせずワックスを塗ることができます。
【ガリウム】
カーボンスクレーパー(TU0206)
こちらはカーボンが配合されたスクレーパーです。
幅170mmと少し大きめですが、厚みは3mmと薄く、カーボンの配合により硬めになっています。
従来のスクレーパーと比較すると角が消耗しにくく、シャープナーでのメンテナンスを軽減できるのが嬉しいですね。
剥がしたワックスも付着しにくいので掃除も楽になります。
【SLAB】
カーボンスクレーパー
こちらはカーボンのスクレーパーです。
幅は171mmと大きめで、かつ厚みも5mmと厚くなっています。
カーボンの特性である張りがあり、角が落ちにくい点がスクレーピングにピッタリです。
帯電効果により剥がしたワックスも付着しにくいのが良いですね。
スノーボードのスクレーパーに代用できる物はある?
スクレーパーの材質はアクリルが多く使われています。
アクリル板はホームセンターやネットなどにも売っているので、大きさや厚みが自分好みであれば代用できるでしょう。
ほかには定規も代用できそうですが、厚みが薄いものは削りにくかったり折れたりするので不向きです。
そのため、厚みのある定規で代用するようにしましょう。
スノーボードのスクレーパーの使い方(研ぎ方)
スクレーパーはホットワックス後、角を立てた状態でソールに沿って引くとワックスが剥がれます。
スクレーピングした際に角が丸くなるので、サンドペーパーやスクレーパーシャープナーなどで角を目立てしましょう。
研ぎ方は、サンドペーパーの場合は平らな場所に置いて、垂直になるように丸まった角をスライドさせて削ります。
シャープナーの場合も同じですが、スクレーパーの面をシャープナーの面に当てながらスライドさせるだけで角が綺麗に立ちます。
シャープナーを使用すると簡単にできるのでおすすめです。
まとめ
スノーボードにワックスを塗ることはとても重要です。
そのワックスを削るのに使用するスクレーパーの選び方や使い方で、その後の滑りに影響してきます。
力の入れやすい形状や厚みを考慮しながらスクレーパーを選んで、スノーボードをより楽しんでもらえると幸いです。
スノーボード用スクレーパーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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