スノーボードは雪や水分が必ず付着し、ボードのエッジ部分にサビが発生してしまいます。
ほかにも、ビンディングの金属部分にもサビが発生してしまうため、シーズン前や使用した後にメンテナンスが必要です。
今回はスノーボード用のサビ取りグッズを詳しく解説し、紙やすりなどの自分で行えるおすすめの商品をご紹介します。
業者に頼むよりも費用を抑えられ、愛着があるボードもメンテナンスを行うことで長持ちさせられます。
スノーボード用サビ取りグッズを使うメリット
サビの侵食を防げる
少しでも錆びている部分があるとそこから錆が広がりやすいですが、サビを取ることで侵食を防ぐことができます。
サビを取らないで放置している状況が長いほど、サビが広がって劣化していきボロボロになってしまいます。
ボードのエッジ部分は水分や湿気が付着するとサビやすいので、シーズン前や使い終わりに錆びていなくてもメンテナンスが必要です。
性能が戻る
ボードはエッジ部分がサビやすく、エッジが錆びると角が丸くなって雪を捉えにくくなり、パフォーマンスが低下します。
雪のつかまりが悪くなると操作性が低くなるので、滑りにくくなってしまいます。
エッジ部分のサビを溶剤で取ったり、細かい目の紙やすりで磨くことで、本来の性能を維持することや戻すことが可能です。
見栄えが良くなる
かっこいい製品を購入しても、サビが酷くなるとどうしても見栄えが悪くなり、モチベーションも低下してしまいます。
サビは侵食する特性を持っているので、少しの錆でも放置してしまうとどんどん拡がっていき、最悪の場合は買い換えが必要です。
スノボシーズン前に磨いたり、こまめなメンテナンスでサビを落とすことで、本来の見た目と性能に戻すことができます。
費用を抑えられる
業者に頼まずに自分でサビを落とす作業をすることで、メンテナンス費用を抑えることができます。
施行の種類や実施する業者によって価格は変わりますが、一般的に5,000円から10,000円の間でメンテナンスが可能です。
しかし、自分で行うのであれば労働力はかかるものの、2,000円程でサビ取りアイテムを購入することができます。
スノーボード用サビ取りグッズを使うデメリット
労働力と時間が必要
ボード全体をサビ取りし、ビンディングなどのアイテムのサビも落とすとなると、かなりの時間と体力が必要です。
さらに、少しでもサビを残してしまうと、そこから侵食が起こりサビが発生しやすくなります。
サビ取りは大きく分けると、紙やすりで削って保護剤を塗るタイプと、侵食を防ぐ溶剤を塗るタイプの2種類です。
削る場合は小さなカスが出てきたり、労働力や時間、スペースが必要になるので、手軽に行うには塗るタイプをおすすめします。
注意点が多い
削る方法でサビを取る場合には、いくつかの注意点があります。
まずは、ソール部分を削らないようにマスキングテープなどを貼り付けて保護する必要があります。
そして、エッジの角を取らないように削る必要があり、丸くなってしまった場合は滑りづらく感じる人も多いです。
そのほかにも、怪我予防のために手袋を着用し施工を行う必要があります。
スノーボード用サビ取りグッズの選び方
価格帯
サビ取りグッズの価格は数百円から2,000円程で、自分で取り組みやすい価格帯で売られています。
価格が安い商品は消しゴムタイプとなっており、擦ってサビを落とす作業だけです。
価格が高い商品はさまざまなものがセットとなっており、本格的に施工できるセットは10,000円以上の商品もあります。
しかし、業者に頼めば1回で5,000円から10,000円の費用がかかります。
本格的に行うキットであれば、自分の納得いく仕上がりや角の調整も行えるので、上級者の人におすすめです。
安価なサビ取りグッズでもこまめなメンテナンスで性能を維持することができるので、費用を抑えたい人におすすめします。
タイプ別で選ぶ
サビ取りは溶剤をサビに塗り侵食を防ぐタイプと、紙やすりなどでサビを落とすタイプに分かれます。
簡単に行えるのは溶剤塗るタイプで、侵食を防ぐ効果とサビを予防する効果を兼ね備えています。
こちらはどなたでも簡単に行えて作業時間も抑えることができるので、作業が苦手な人におすすめです。
紙やすりなどで削るタイプはボードを傷つけないためにマスキングテープをし、作業スペースも必要となります。
削る工程があるので怪我をする可能性があり、作業用の手袋の着用も必要です。
上級者の中にはわざとボードの角を削る場合もあり、好みの角度がある人はこだわれるアイテムとなっています。
そのほかにも、メンテナンス作業が好きな方や愛着を持ってボードを綺麗にしたい方にもおすすめです。
スノーボード用サビ取りグッズおすすめ6選
【GALLIUM】
ラストリムーバー(TU0134)
こちらは消しゴムタイプのサビを擦り落とすグッズです。
消しゴムタイプなので根の深いサビがある場合は取り除くことが難しいですが、表面についているサビを取ることができます。
前のシーズンで使用した水分を除去しておかなかった場合、エッジ部分が錆びている可能性があります。
購入して間もないボードの錆び取りやメンテナンスとしてとても有効です。
湿気でも錆びてしまいますが、シーズン終わりのメンテナンスで侵食を防ぐことができます。
【GALLIUM】
ラストディフェンダー(TU0095)
こちらは棒状になっており、サビ落としとサビ止めを行えるグッズです。
棒状なので裏面を傷つけにくく、薄いボードをなぞるように施工するとサビを落とすことができます。
サビを落とすだけでは予防は難しいですが、こちらはサビ止めもついており誰でも簡単に行えます。
持ち運びにも便利なので、ライディングを終えて水分を拭き取ればどこでも施工でき、数回の使用が可能です。
【SKIGO】
サビ落とし(SBN-2)
こちらはスノーボード専用となっており、従来の製品よりも強力にサビを落とせるグッズです。
サビ落とし用のサンドペーパーを固定して使い、角度は自動的にエッジに合わせることができます。
慣れていない人がサンドペーパーを使用するとエッジを丸めてしまう可能性がありますが、こちらは丸くなる心配はありません。
しっかり固定するのでずれにくく、メンテナンス初心者でも簡単にサビを落とせます。
【KURE】
サビ取りクリーナー(1042)
こちらは塗るだけで簡単にサビを落とすことができるクリーナーです。
車や自転車などにも使用することができ、金属のサビを強力に分解します。
サビに浸透する特殊な浸透剤を採用しており、ジェル状になっているのでたれる心配もありません。
均一に塗れて伸ばしやすい形状をしているのでボードと相性が良く、シーズン中に何度も塗ることができる容量です。
【99工房】
サビ落とし&再発防止剤
こちらは2種類のブラシが付属されており、サビ落とし液に加えてサビを防ぐ油もセットのグッズです。
ブラシはステンレスと真鍮の2種類があり、強く擦ってサビを落とす用と、傷をつけにくく磨ける用に分かれています。
サビを落とすには、サビを露出させてサビ落としを塗り、浸透させる必要があります。
サビが残ったままだと侵食する原因となるので、付属のサビ止め油を塗ることで再発を防ぐことが可能です。
【ソフト99】
サビ取り消しゴム
こちらはこびりついた汚れやサビを擦るだけで綺麗に落とせるグッズです。
エッジは薄い形状をしているので、消しゴムで正確に擦って綺麗にすることができます。
日常的な汚れやサビに使用できる汎用性があり、ボードについている傷あとにも使用することが可能です。
ウレタン樹脂と研磨剤を配合しているので、力が弱い人でも擦るだけで簡単に落とせます。
まとめ
今回はスノーボード用のサビ取りグッズをご紹介しました。
自分でサビ取りやメンテナンスを行うことでさらに愛着が湧くうえ、長い期間使用することができます。
ボードを使用したら水分をよく取って保管し、根の深いサビにならないようこまめな施行がおすすめです。
スノーボード用サビ取りグッズの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方