ワンタッチタイプと聞けば、Burton独自開発のステップオン型のビンディングが思い浮かぶでしょう。
ここ数年で他のメーカーもBurtonと共同開発を進め、その利便性より今や大注目のビンディングとなっています。
まだ商品としては限られますが、大きな魅力をもつアイテムです。
今回はワンタッチタイプのスノーボード用ビンディングについて解説し、ワンタッチで装着できるおすすめ製品5選をご紹介します。
目次
ワンタッチタイプのスノーボード用ビンディングを使うメリット
着脱が圧倒的に楽
ワンタッチタイプは、従来のようなつま先と足首のストラップを使用しません。
独自のコネクションポイントや金具などで、ワンタッチでバインディングとブーツを固定することができるためです。
リフトを降りて立ったままでの装着や、慣れればワンフットのまま滑走しながら簡単にボードの着脱が可能になります。
朝イチのパウダーを逃さない
スキー場によっては、山頂までゴンドラやリフトの乗り継ぎを要する場合があります。
ワンフットで乗り継げるコースであれば良いですが、少しの距離でもビンディングを締めないと危ない場合、乗り継ぎに時間がかかってしまいます。
ワンタッチであればタイムロスなく山頂へ向かうことができ、朝一でもノートラックのパウダーを逃すことはないでしょう。
機能性も劣らない
ストラップがないと聞くと、ホールド感や安全面で不安になる人もいるかもしれません。
しかし、各メーカーが開発してきたワンタッチタイプは、信頼の塊と言っても過言ではありません。
間違いないホールド感と快適な使用感が保証されています。
バインディングとブーツが独自のコネクションや金具でロックされることで、しっかりと固定されて耐久性も申し分ないです。
ワンタッチタイプのスノーボード用ビンディングを使うデメリット
専用ブーツが必要
ステップオンのビンディングは、全てのブーツが合うわけではありません。
コネクションや金具がきちんと付いている専用のブーツが必須となります。
そのため、ブーツを購入したばかりという場合などは、結局購入しなおす必要があります。
次の買い替えの時期や、二足持ちという場合に購入すると良いでしょう。
デザインが限られる
Burton独自のステップオンシステムにおいては、2017年に初期のものが発売されています。
このようにワンタッチタイプのビンディングにおいては歴史が浅い背景から、デザインは限られたものになっているのが現状です。
しかし、ここ数年では他のメーカーもBurtonとのパートナーシップを結び、共同制作が進んできました。
そのため、今後はデザインが豊富になっていくことが予想されます。
結局時間がかかる場合も
友人やグループでの滑走時、ステップオン未使用者がいると結局待機時間がかかります。
また、ステップオンには「装着の際にブーツとバインディングの間に雪が溜まらないよう注意は必要」との案内も。
これはどの型のビンディングにおいてもそうですが、雪が凍りついたり挟まることで、スムーズに着脱できない場合を指しています。
ドライバーやスクレーパーを所持し、雪を払う対策があると良いでしょう。
ワンタッチタイプのスノーボード用ビンディングおすすめ5選
【Burton】
ステップオン
専用のブーツは必要ですが、どの板にも対応しているBurtonのRe:Flexがステップオンになりました。
フレックスはスムーズで安定しており、優れたレスポンスがあります。
ハイバックのフォワードリーンは垂直となっていますが、角度を微調整してスタンスを調整できるところは嬉しいポイントです。
圧雪されたゲレンデの雪面から自然の中の地形まで対応してくれます。
【Burton】
Genesis
ジェネシスと言えば、2枚重ねになったハイバックです。
ブーツをハイバック全体で保護してくれるため、ヒール側への荷重を均一に伝えてくれて、安定したホールド感を与えてくれます。
洗練されたデザインで最高レベルのサスペンションが実感できるでしょう。
また、足裏にあるクッションによって、長い時間のライディングも負担なく楽しむことができます。
【K2】
Clicker X HB
つま先とかかとのコネクションポイントで超高速のボードレスポンスが実現でき、エッジからエッジへの乗り換え時も反応性は抜群です。
足を置く部分は3度の傾斜がついており、力が伝わりやすくなっています。
フォワードリーンはツール不要で調整ができるため、シーンに合わせてすぐに行えます。
【YONEX】
Accublade XTR AB(yone19xtr)
こちらは元々自転車のペダルロックで評判だったSHIMANOが独自販売していました。
そしてSHIMANOがスノーボード事業から撤退後、YONEXが現在まで発売しています。
ステップインの簡単な着脱で、絶妙な反応性です。
金具につま先を合わせてかかとを踏み込むことで、素早く装着ができます。
フリーライド以外のシーンでも操作性が良いおすすめのビンディングです。
【FLUX】
DS STEP ON(23stepon-flux-002)
ビンディングではFLUXが世界で初めてBurtonとパートナーシップを締結しました。
そして世界に先駆け、2022年秋に日本で発売されました。
FLUXのメインモデルのDSで採用されているフリースタイルに特化したハイバックと、足元は雪が入りにくいフットベットが採用されています。
ステップオンにさらにFLUXらしいデザインが魅力的です。
まとめ
Burtonのステップオンをはじめとし、各メーカーから続々と出てきているワンタッチタイプのビンディング。
機能性はもちろん、デザイン性から見ても目が離せない注目のアイテムと言えます。
ワンタッチタイプのスノーボード用ビンディングの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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