ランニング用スマートウォッチは、ランニングやマラソンなどのランナーが使うことを想定して作られたスマートウォッチです。
ビジネスや普段使いするスマートウォッチと何が違うんだろうと思う方もいるでしょう。
長時間ランニングができるように軽量設計にしたり、GPSや光学センサーを用いてパフォーマンスを可視化できたりと、ランナーに特化した機能が詰まっているのです。
そこで今回は、ランニング用スマートウォッチのメリット・デメリットから選び方、おすすめモデルまで厳選してまとめました。
これから本格的にランニングを始めたい方や、機能性に優れたランニング用スマートウォッチをお探しの方は参考にしてみてください。
目次
- 1 ランニング用スマートウォッチを使うメリット
- 2 ランニング用スマートウォッチを使うデメリット
- 3 ランニング用スマートウォッチの選び方
- 4 ランニング用スマートウォッチおすすめ10選
- 4.1 【GARMIN】ForeAthlete 55(010-02562-40)
- 4.2 【GARMIN】Forerunner 255(010-02641-42)
- 4.3 【GARMIN】Venu sq Music(010-02426-70)
- 4.4 【POLAR】Pacer(900102174)
- 4.5 【POLAR】Pacer Pro(900102178)
- 4.6 【POLAR】Vantage M2
- 4.7 【SUUNTO】SUUNTO 5 PEAK(SS050729000)
- 4.8 【SUUNTO】SUUNTO 9 PEAK(SS050522000)
- 4.9 【COROS】PACE 2
- 4.10 【Amazfit】Bip U Pro(A2008)
- 5 まとめ
ランニング用スマートウォッチを使うメリット
ランニングに特化した機能がある
「血中酸素トラッキング」や「最大酸素摂取量(VO2max)計測」などパフォーマンスの指標になる機能を備えたモデルもあります。
これらは通常、大掛かりな器具がないと計測できませんでしたが、スマートウォッチひとつで簡単にデータがとれるので、トレーニング効果が高まりますよね。
また、正確なGPSを用いて走行距離やスピード、気圧高度を検知し、高地トレーニングに活かせるなど、本気のランナーに嬉しい機能を備えたモデルもあります。
データが蓄積される
スマートウォッチは走行距離や心拍数、消費カロリーなど基本的なデータを記録してくれます。
その蓄積したデータを振り返ることで、トレーニング効果を知ることができ、モチベーションの維持につながるでしょう。
過去のデータを見て、今回はさらに良い数値を残そうと思えたり、今までの数値を振り返り自信になったりと、過去のデータは現在に活かされます。
ランニング用スマートウォッチを使うデメリット
充電の手間がある
スマートウォッチは、充電をしなければ使えません。
ランニングに行く直前に、バッテリー切れに気づいたときの悔しさは相当なものです。
トレーニングの前日にバッテリーを確認する習慣をつけると良いでしょう。
充電の手間を省くためにも、なるべくバッテリー持ちが良いスマートウォッチを選ぶのもおすすめです。
ランニング用スマートウォッチの選び方
バッテリー持ち
マラソンやトレイルランニング、トライアスロンなどの長い時間行われるスポーツに耐えられるバッテリー持ちは必須です。
ランニング途中で電池切れしてしまうと、データはおろかタイム計測もできなくなってしまい、トレーニング効果が得られません。
ランニング前にバッテリーの確認は必要ですが、バッテリー性能に優れたモデルであれば、充電の手間も少なく済み、電池切れをおこす心配もなくなるでしょう。
防水機能があるか
屋外で走るランナーにとって防水機能は必須でしょう。
ランニング中に突然雨が降ったり、3000m障害のレースでは水濠があったり、トライアスロンでは泳いだり、と雨や水中で使うこともあります。
防水機能があれば安心してランニングやレースに集中できますよね。
5ATMと呼ばれる「最大水深50m」の防水レベルであれば十分でしょう。
軽さ
マラソンやトレイルランニングなど長時間走るランナーにとって、軽さは重要です。
重いと気になったり、腕が疲れてきたり、走るペースやタイムに影響が出てしまいます。
スマートウォッチをつけていても気にならないくらいの軽さでないと、長時間のランニングには不向きでしょう。
軽さを追求したモデルや、軽さと耐久性を兼ね備えたモデルもあるので、選ぶ際のポイントにしてみてください。
ランニング用スマートウォッチおすすめ10選
【GARMIN】
ForeAthlete 55(010-02562-40)
こちらは初心者でも使いやすいエントリーモデルです。
スマートウォッチモードで14日間稼働とバッテリー持ちが良く、充電の手間が少なく済みます。
重量はわずか37gと超軽量なので、男女問わず着用できるでしょう。
バンドはシリコン素材で、汗をかいても常に快適なので長い距離を走るランナーにもおすすめです。
特にランナーに嬉しいのが、到着予想タイムを割り出してくれる機能で、距離を設定すると現在のパフォーマンスに基づいて、到着予想時間が割り出されます。
ゴールが見えるので自然とモチベーションも上がりますよね。
【GARMIN】
Forerunner 255(010-02641-42)
こちらは「ランナー」のためのトレーニング機能がついているGPSランニング用モデルです。
スマートウォッチモードでおよそ2週間稼働で、49gの軽量設計になっています。
防水にも対応しており、液晶本体はCorning Gorilla Glass 3なので、耐久性もばっちりですね。
トライアスロンモードなど30以上のアクティビティを内臓しており、ランニングだけでなく、激しいスポーツにも対応しています。
血液中に入ってきた酸素のレベルを測って記録することで、疲労と回復の指標になる「血中酸素トラッキング機能」は、体調管理に役立つでしょう。
【GARMIN】
Venu sq Music(010-02426-70)
こちらのモデルの一番の特徴は音楽機能でしょう。
SpotifyやAmazon Musicなどの音楽配信サービスから最大500曲を本体に保存できます。
Bluetoothイヤホンをつなげば、スマホを持たずにランニングできるので、音楽のテンポに合わせて楽しく走れそうですよね。
Suica決済機能もついており、ランニング途中で水分補給や栄養補給もできてしまいます。
【POLAR】
Pacer(900102174)
POLARは1977年より心拍計の開発をしていて、業界でも一歩先を行くブランドです。
こちらは、ペース計測、時間、距離の計測などランナーに必要不可欠な機能を備えた40gの軽量モデルです。
精度の高いGPSであるGLONASS、Galileo、みちびきの衛星サポートで、世界中どこにいても正確な位置情報を教えてくれるでしょう。
1回のフル充電で7日間稼働、GPS使用で最大35時間稼働します。
ゴールを設定できるランニングプログラムを組むことで、5kmランやマラソンなど、目標を立てて走ることができるので、やる気アップにつながるのも魅力のひとつ。
【POLAR】
Pacer Pro(900102178)
こちらは、先述のPacerの進化版で、本気でランニングに取り組む方向けのモデルです。
130を超えるスポーツモードを搭載していながら、重さは41gと軽量性を追求したモデルなので、ランニングはもちろん、さまざまなスポーツを楽しみたい方にピッタリでしょう。
Hill Splitterという上昇・下降自動計測システムは、GPSで得たスピードや距離、気圧高度データから、上昇・下降箇所を自動で検知します。
移動距離やスピード、上り下りの割合などのデータを分析し、トレーニング環境の地形に適応するので、山などの自然を走るトレイルランニングをする方には嬉しい機能ですよね。
【POLAR】
Vantage M2
こちらは、スマートウォッチの基本的な機能は備えつつ、体調管理まで行ってくれるので、ランナーにとって心強いランニング用スマートウォッチです。
夜寝ている間、着用しているだけで回復状態を測定できるので、常に万全な状態で効果的なトレーニングができます。
健康状態の維持と、トレーニングでの目標達成を実現するために、日常生活からサポートしてくれる頼もしい味方になってくれるでしょう。
【SUUNTO】
SUUNTO 5 PEAK(SS050729000)
SUUNTOはスポーツウォッチや精密機器において、世界を引っ張るフィンランド発のブランドで、高い耐久性と北欧独自の美しいデザインが魅力です。
こちらのモデルはわずか39gの超軽量モデルなので、男女問わず長時間のスポーツでも着用できるでしょう。
GPSを使用した3時間のトレーニングを行っても、最大7日間のバッテリー稼働なので、安心ですね。
夜寝ている間も着用していると、睡眠の記録や分析を行ってくれるので、日々の健康管理からスポーツ・アウトドアまで総合的に活躍してくれます。
【SUUNTO】
SUUNTO 9 PEAK(SS050522000)
SUUNTOの中で、いちばん薄く、小さく、そして高いスペックを備えている上に、一歩先を行くようなデザインなので、ランニングやスポーツのみならずファッション性も高いモデルです。
バッテリー稼働はGPS使用で最大25時間、ツアーモードで最大1週間ほどと、マラソンなどの長時間のスポーツにも対応できるでしょう。
トレーニング中の血中酸素レベルを測定できる機能が搭載されているので、普段のトレーニングに加え、高地トレーニングにも活かせます。
標高の高い場所に行くと血中酸素濃度が低くなるので、昼と夜の酸素濃度を測ることで高地への順応度を知ることができ、高地での練習を効果的に行うことができます。
【COROS】
PACE 2
重さは世界最軽量の29gで、レースや試合の邪魔にならず、集中できるでしょう。
通常使用で20日間、GPS使用で30時間と安心のバッテリー持ちです。
GPSにストップウォッチ同様の正確さといっても過言ではないアルゴリズムが組み合わさり、走者の居場所をオートで補正し、ラップタイムや走行した距離の間違いを最小限に抑えられるトラックランモードが搭載されています。
トレーニングを陸上トラックで行うランナーには心強い機能ですよね。
【Amazfit】
Bip U Pro(A2008)
60種類以上のスポーツモードがついており、31gと非常に軽いためストレスを感じず、男女問わず着用できます。
バッテリー稼働最大9日間で、バッテリー持ちは十分でしょう。
心拍数計や睡眠モニタリング機能があったり、血中酸素レベルを測定できたりと、基本的な機能からランナーに嬉しい機能まで兼ね備えたオールラウンドタイプ。
比較的低価格なので、今からランニングを始める方でも手を出しやすいモデルです。
まとめ
今回は、ランニング用スマートウォッチにしぼってご紹介しました。
メリットやデメリットだけでなく、選ぶ際のポイントもまとめたので、ランニング用スマートウォッチを買おうか悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。
ランニング用スマートウォッチの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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