スマートウォッチは、さまざまな健康管理機能を備えています。
近年では、心拍の測定だけでなく、心電図を取ったり睡眠を追跡したりすることも可能です。
なかでも、血中酸素濃度を測定する機能に対する需要は、コロナ禍において高まってきました。
専用の器具を用いなくても、スマートウォッチで気軽に測定できれば、健康管理に大いに役立ちます。
そこで、今回は日本語対応の血中酸素濃度測定機能付きスマートウォッチのご紹介です。
ここでは、数少ない日本製の商品も紹介しています。
目次
- 1 日本語対応の血中酸素濃度測定機能付きスマートウォッチを使うメリット
- 2 日本語対応の血中酸素濃度測定機能付きスマートウォッチを使うデメリット
- 3 日本語対応の血中酸素濃度測定機能付きスマートウォッチの選び方
- 4 日本語対応の血中酸素濃度測定機能付きスマートウォッチおすすめ8選
- 4.1 【Apple】Apple Watch Series 8(A2773)
- 4.2 【Apple】Apple Watch Series 7(A2476)
- 4.3 【Apple】Apple Watch Series 6(A2375)
- 4.4 【Samsung】Galaxy Watch5(SM-R900NZSAXJP)
- 4.5 【Samsung】Galaxy Watch4(SM-R860NZDAXJP)
- 4.6 【Samsung】Galaxy Watch3(SM-R850NZSAXJP)
- 4.7 【Garmin】fēnix 6S(010-02159-7D)
- 4.8 【Sony】SmartWatch 3(SWR50-B)
- 5 まとめ
日本語対応の血中酸素濃度測定機能付きスマートウォッチを使うメリット
呼吸器と循環器の正常性を確認するための指標にできる
スマートウォッチで血中酸素濃度を測定することで、呼吸器や循環器の健康状態を確認することができます。
血中酸素濃度が低い場合は、呼吸器障害や心臓病の兆候がある可能性があります。
ただし、現段階では信頼できるデータとして医療機関に提出できるレベルでない場合がほとんどです。
そのため、あくまで個人的な健康指標として考えましょう。
コロナウイルス感染時の健康指標になる
コロナウイルスに感染した場合、呼吸困難などの症状が出ることがあります。
スマートウォッチで血中酸素濃度を測定することで、迅速に呼吸器の不調を把握し、病気の進行を防止することができます。
また、病気の治癒状況を、ある程度把握することも可能です。
療養中は自宅待機を強いられますから、在宅しながらデータを得られる点は、大きな利点と言えます。
その他の情報と組み合わせてさまざまな疾患に対処できる
スマートウォッチが提供するさまざまな情報と組み合わせることで、さまざまな疾患に対処することができます。
たとえば、血中酸素濃度に心拍数や睡眠情報などのデータを加えて、不眠症やストレスによる心疾患などを予防することが可能です。
これを長期的にデータとして保存し、いつでも参照できる点もスマートウォッチのメリットと言えます。
日本語対応により、日本人なら誰でも簡単に利用できる
どれだけ便利で画期的な機能を搭載していても、これが日本での使用に最適化されていないとまったく意味がありません。
日本語に対応したスマートウォッチであれば、日本人なら誰でも簡単に利用することができます。
説明書やアプリの設定も日本語で行えるため、利用のハードルが低いメリットがあります。
健康管理に取り組む方にとって、手軽さは非常に重要なポイントです。
日本語対応の血中酸素濃度測定機能付きスマートウォッチを使うデメリット
現段階では高精度と言えない
スマートウォッチのセンサーで血中酸素濃度を測定するため、正確な測定ができない可能性があります。
腕は血中酸素濃度測定に最も適した場所とは言えませんし、この技術自体が未だ発展途上です。
そのため、重大な疾患の治療に使用することは避け、日々の健康管理の指標程度に留めましょう。
信頼性に欠けることがある
スマートウォッチの測定結果を信用することができるか、疑問視されることがあります。
現在の技術では、スマートウォッチが信用に足るデータを提供することは困難であるためです。
心臓病や肺疾患などの患者にとっては、この測定が間違っていると大きなリスクになることがあります。
プライバシーが侵害されるかもしれない
スマートウォッチが測定した血中酸素濃度などの結果は、通常はクラウドを経由してアップロードされます。
しかし、これらのサービスにはデータ使用の問題があり、それに対するプライバシー問題もあるため、注意が必要です。
このことから、信頼できるサービスを利用したデータ共有を行うメーカーを選ぶことも重要と言えます。
日本語対応の血中酸素濃度測定機能付きスマートウォッチの選び方
ローカライズが適切に行われているモデルを選択する
これは製品を選ぶうえで特に重要です。
日本語に対応したモデルと謳われていても、実際には粗雑な翻訳がされただけの製品もごまんとあるためです。
AppleやGoogleなど、名前を聞いて信頼できるメーカーのものであれば、このような心配はありません。
「日本語対応」と調べて得られた検索結果のすべてが良いモデルとは言えないことを留意しておきましょう。
操作系がシンプルなモデルを選択する
いくら血中酸素濃度を測定できる機能を搭載していても、ユーザが簡単にこれを行うことができないと意味がありません。
比較的簡単な操作で測定が可能なモデルを選ぶために、各メーカーのサポート記事を確認しましょう。
また、測定を習慣化することも大切です。
この点から、夜間に自動で血中酸素濃度を測定する機能を搭載したモデルを選択することも効果的と言えます。
スマートフォンでもデータが参照可能なモデルを選択する
血中酸素濃度をはじめとして、測定したデータを過去に遡って参照できることは、健康管理において非常に重要です。
そのため、測定した情報をスマートウォッチ本体だけでなく、スマートフォンアプリでも確認できるモデルを選びましょう。
たとえば、Google FitやAppleのヘルスケアアプリケーションなどを使えば、長期に渡り情報を閲覧できます。
これらを選ぶ場合、Pixel WatchやApple Watchを選択することになるでしょう。
日本語対応の血中酸素濃度測定機能付きスマートウォッチおすすめ8選
【Apple】
Apple Watch Series 8(A2773)
現在、最新のApple Watchモデルです。
血中酸素ウェルネスAppを使って、好きなタイミングで血中酸素濃度を測定することができます。
さらに、睡眠中の自動計測にも対応しているので、定期的にデータを収集することが可能です。
また、iPhoneと同様に、自然で適切な日本語が使用可能です。
【Apple】
Apple Watch Series 7(A2476)
1世代前のApple Watchモデルです。
血中酸素濃度測定に関する諸仕様はすべて最新モデルとまったく同様で、全ての恩恵を享受できます。
また、日本語対応に関しても極めて自然で、理解も容易です。
最新のデザインを楽しみつつ、できれば予算を抑えたい人におすすめのモデルです。
【Apple】
Apple Watch Series 6(A2375)
血中酸素濃度を測定できるようになった、初めてのApple Watchモデルです。
血中酸素濃度測定に関する機能と日本語対応については、上記2機種とまったく変わらない快適な性能を備えています。
血中酸素濃度測定に関する機能を満足に使いたいが、価格を可能な限り抑えたい人におすすめです。
【Samsung】
Galaxy Watch5(SM-R900NZSAXJP)
Samsungが販売する最新のモデルです。
基本的なものに加え、体脂肪率の測定など、独特な健康管理機能も備えています。
血中酸素濃度測定に関しては、Apple Watchなどと同様、あくまで個人的な健康管理に利用することができる程度です。
とはいえ、健康管理においては有力な指標とすることができます。
【Samsung】
Galaxy Watch4(SM-R860NZDAXJP)
Samsungの販売するモデルで、現在の最新モデルよりも1世代古いものです。
基本性能こそ劣りますが、健康管理機能の充実度はWatch5に引けをとらない程度です。
また、スマートフォンをはじめとするGalaxy製品との親和性が高く、さまざまな連携を可能とします。
【Samsung】
Galaxy Watch3(SM-R850NZSAXJP)
こちらもSamsung製のスマートウォッチです。
Galaxy Watch史上、初めて血中酸素濃度測定機能を搭載しました。
血中酸素濃度測定の仕様は上記2機種と等しいので、この機能を重視する方にもおすすめできます。
また、上記2機種も含め、日本語対応について高い品質を誇っているので安心です。
【Garmin】
fēnix 6S(010-02159-7D)
こちらはガーミンが開発するスマートウォッチです。
スポーツの記録に適したモデルなので、健康管理機能に寄与するセンサーも多く搭載しています。
血中酸素濃度測定も当然可能で、このモデルでは運動量と関連付けた分析を行います。
さらに、設定によっては1日中一定時間毎に自動計測させることも可能なので、測定を忘れることはありません。
【Sony】
SmartWatch 3(SWR50-B)
ソニーが販売するスマートウォッチで、スマートウォッチとしての基本的な機能を備えています。
また、こちらのモデルは血中酸素濃度そのものを測定することはできませんが、最大酸素摂取量の記録を可能とします。
これは、運動時に体が取り込むことのできる酸素の最大量です。
また、日本製なので、日本語対応に心配する必要はまったくありません。
まとめ
今回は血中酸素濃度測定に絞って解説しました。
スマートウォッチを用いた測定は現在も発展途上の段階にあり、モデル毎の差異が少ないため、むしろ選びやすいと言えます。
この機能を念頭におきつつ、自分が求めるほかの機能に着目して選ぶと良いでしょう。
日本語対応の血中酸素濃度測定機能付きスマートウォッチの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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