冬キャンプでは気温が氷点下に下がる可能性が高いので、快適に眠れる冬用の寝袋が欠かせません。
冬用寝袋は保温性の高さが重要なため高額なモデルが多く、購入するのをためらっている人も多いでしょう。
しかし、保温性に優れ快適に眠れる寝袋でも1万円以下で購入できるものもあります。
そこで本記事では、1万円以下の冬用寝袋を使うメリット・デメリット・選び方・おすすめの寝袋を紹介しています。
目次
- 1 1万円以下の冬用寝袋を使うメリット
- 2 1万円以下の冬用寝袋を使うデメリット
- 3 1万円以下の冬用寝袋の選び方
- 4 1万円以下の冬用寝袋おすすめ10選
- 4.1 【コールマン】Sleeping Bag Mummy Style(569148)
- 4.2 【コールマン】コールドウェザーマミースリーピングバッグ(2000023506)
- 4.3 【ウミネコ】マミー型ダウンシュラフ(UM-SH-01)
- 4.4 【YOGOTO】マミー型ダウンシュラフ
- 4.5 【Bears Rock】マミー型寝袋-15℃(FX-451G)
- 4.6 【Fengzel Outdoor】手が出せる封筒型寝袋400G
- 4.7 【Tooge】ダウンシュラフ2.3kg
- 4.8 【archi】封筒型ワイドサイズ寝袋
- 4.9 【HAWKGEAR】マミー型シュラフ
- 4.10 【PYKES PEAK】 封筒型シュラフ2000g
- 5 まとめ
1万円以下の冬用寝袋を使うメリット
キャンプ費用を抑えられる
冬キャンプではテントやタープ以外にも薪ストーブやコット、煙突ガードなど揃えたいアイテムがたくさんあります。
ただでさえお金のかかる冬キャンプですので、1万円以下の手ごろな価格の寝袋であれば、出費を抑えることができます。
浮いたお金で他のアイテムを揃えられるので、特に初心者の方にはおすすめです。
人数分を揃えやすい
人数の多いファミリーキャンプなどの場合、数万円もする高価な寝袋を人数分揃えるのはたいへんです。
その点、1万円以下の寝袋であれば、気兼ねなく人数分を揃えられます。
1人だけ3シーズン用の寝袋で寒さをガマンする、といった悲惨な状況は避けられるでしょう。
気軽に試せる
高価な寝袋の場合、思っていたものと違っても買い替えるのは難しいですが、1万円以下の寝袋であれば、それほど難しくないでしょう。
いきなり高価なモデルを買うのが不安な人や、ずっと使い続けるかわからない人にとって、まずは安い寝袋から始めるのがおすすめです。
1万円以下の冬用寝袋を使うデメリット
品質の悪い商品もある
安い寝袋の中には、中綿が少なく地面の凹凸を直に感じるものやファスナーの開閉に問題があるものなど品質の悪い商品もあります。
中綿がダウンの場合は稀に獣臭がするものもあります。
しかし、商品すべてが悪いわけではなく、個体差によって当たりはずれがあるようです。
そのため、レビューなども参考にしながら、品質の良い寝袋を見つけるようにしましょう。
収納時にかさ張りやすい
安い寝袋は収納時にあまりコンパクトにならないものが多いので、持ち運ぶにはかなりの大きさを感じます。
車で運ぶ場合は支障ありませんが、ツーリングなどには持って行きにくいかもしれません。
また、付属の収納袋に入れるのに苦労する商品もありますので、何回か練習してスムーズに収納できるようにしておく必要があります。
1万円以下の冬用寝袋の選び方
保温性
寝袋には快適使用温度と限界温度が記載されています。
快適使用温度は寒さを感じることなく快適に眠れる温度の目安であり、限界温度は工夫次第で何とか使用できる限界の温度のことです。
冬用の寝袋を選ぶときには、使う場所の想定気温から5℃以上低い快適使用温度を選ぶのが良いと言われています。
限界温度を下回る環境で使用するのは、命に危険が及ぶこともありますので注意してください。
形状
寝袋の形状にはマミー型と封筒型の2種類があり、冬キャンプでは保温性に優れているマミー型がおすすめです。
マミー型は頭から足先まで全身を包み込むタイプの寝袋で、体と密着しているため冷気が入り込むのを防ぎ、保温性が高い特徴があります。
封筒型は長方形の寝袋で足先まで広いため、圧迫感がなくゆったりと寝られますが、保温性はマミー型に比べて劣ります。
中綿の素材
中綿の素材にはダウンと化学繊維の2種類があります。
ダウン素材は軽量でコンパクトに収納できますが、水濡れに弱く、洗濯などメンテナンスに手間がかかります。
化学繊維の寝袋は収納時にかさ張りますが、簡単に洗濯できて値段が安いのが特徴です。
多少お金がかかってもコンパクトさを重視する場合はダウン、収納がかさばってもコスパを重視する場合は化学繊維がおすすめです。
メーカー
有名無名を問わず様々なメーカーから1万円以下の冬用寝袋は販売されています。
有名どころであれば、コールマンやLOGOSがありますし、ウミネコやBearsRockといった日本のアウトドアメーカーからも販売されています。
あまり聞き馴染みはないかもしれませんが、人気があってよく売れているYOGOTOやWhiteSeekといったメーカーもおすすめです。
価格帯
概ね8,000円前後のモデルが多いですが、安価なモデルであれば4,000円前後で購入できるものもあります。
値段が高ければ良いというわけではありませんので、使う人の年齢や使用環境などを踏まえて、必要なスペックの寝袋を選びましょう。
1万円以下の冬用寝袋おすすめ10選
メーカー・製品名 | 快適使用温度 | 形状 | 中綿の素材 |
---|---|---|---|
コールマン Sleeping Bag Mummy Style | -18℃(限界温度) | マミー型 | ポリエステル |
コールマン コールドウェザーマミースリーピングバッグ | -8.5℃ | マミー型 | ポリエステル |
ウミネコ マミー型ダウンシュラフ | -15℃ | マミー型 | ダウン |
YOGOTO マミー型ダウンシュラフ | 0℃ | マミー型 | ダウン |
Bears Rock マミー型寝袋-15℃ | 0℃ | マミー型 | ポリエステル |
Fengzel Outdoor 手が出せる封筒型寝袋400G | -5℃ | 封筒型 | ダウン |
Tooge ダウンシュラフ2.3kg | -10℃ | 封筒型 | ダウン |
archi 封筒型ワイドサイズ寝袋 | -15℃(限界温度) | 封筒型 | ダウン |
HAWKGEAR マミー型シュラフ | 0℃ | マミー型 | ポリエステル |
PYKES PEAK 封筒型シュラフ2000g | -5℃ | 封筒型 | ポリエステル |
【コールマン】
Sleeping Bag Mummy Style(569148)
頭まですっぽり包み込まれるマミー型の寝袋です。
ダブルジッパー仕様で、足だけや手だけ出したい時も簡単に温度調節できて便利です。
中綿が丈夫で乾きやすいポリエステルを使用しており、洗濯機で丸洗いできるので、長く清潔に使えます。
限界温度が-18℃なので、0℃前後の冬キャンプなら十分に活躍してくれる寝袋です。
快適使用温度 | -18℃(限界温度) |
---|---|
形状 | マミー型 |
中綿の素材 | ポリエステル |
【コールマン】
コールドウェザーマミースリーピングバッグ(2000023506)
熱を閉じ込める構造の中空繊維を使用しているため、快適使用温度が-8.5℃、限界温度が-17.8℃とたいていの冬キャンプで使える寝袋です。
ジッパーの隙間から入り込む冷気を遮断するドラフトチューブと肩周りのショルダーウォーマーなど嬉しい機能も装備されています。
中綿は耐久性のあるポリエステル素材なので、洗濯機で丸洗いできるのはうれしいポイントです。
快適使用温度 | -8.5℃ |
---|---|
形状 | マミー型 |
中綿の素材 | ポリエステル |
【ウミネコ】
マミー型ダウンシュラフ(UM-SH-01)
1万円以下にも関わらず、600FPのホワイトダックダウンがたっぷり充てんされているため、保温性は十分です。
安価なシュラフには珍しいショルダーウォーマーやインナーチューブなども装備されていて、快適使用温度が-15℃というのもうなずけます。
ダブルファスナーを採用しているので、足元だけオープンにするなど気温に合わせた温度調節が簡単にできます。
快適使用温度 | -15℃ |
---|---|
形状 | マミー型 |
中綿の素材 | ダウン |
【YOGOTO】
マミー型ダウンシュラフ
中綿に約1,000gのダウンを使用しており、総重量が約1.6kgと軽量でコンパクトに収納できるため、持ち運びしやすい寝袋です。
限界温度が-15℃、快適使用温度が0℃ですので、たいていの冬キャンプで活躍してくれることでしょう。
ダブルファスナーで温度調整が簡単にできるのもうれしいポイントです。
快適使用温度 | 0℃ |
---|---|
形状 | マミー型 |
中綿の素材 | ダウン |
【Bears Rock】
マミー型寝袋-15℃(FX-451G)
一般の寝袋より空気含有量が多く抜群の保温力があり、柔らかくふんわりとした触り心地のいい寝袋です。
大きめに作られているので、ゆったりとくつろげますし、ジッパーが中央にあるため出入りしやすくなっています。
中綿に使用している3Ⅾ中空化学繊維は、洗濯しても伸び縮みしにくいため、繰り返し洗えていつでも清潔に使えます。
快適使用温度 | 0℃ |
---|---|
形状 | マミー型 |
中綿の素材 | ポリエステル |
【Fengzel Outdoor】
手が出せる封筒型寝袋400G
寝袋から手と足が出せるようになっていて、入ったまま本を読んだり、スマホを操作したり、歩き回ったりできます。
封筒型ですが、頭をカバーできるフードがついているので、マミー型のように全身をスッポリと包み込んで眠ることができます。
かなりコンパクトに収納できるので、持ち運びも苦になりません。
快適使用温度 | -5℃ |
---|---|
形状 | 封筒型 |
中綿の素材 | ダウン |
【Tooge】
ダウンシュラフ2.3kg
ダックダウンが1,500g充てんされていて、快適使用温度が-10℃と高い保温性を実現しており、冬キャンプの強い味方になってくれるでしょう。
ファスナーの開き方が左向きと右向きがあり、それぞれ購入すれば連結して使えるので、ファミリーキャンプにおすすめです。
ファスナーを全開すると布団のようにもなるので、使い道が広がります。
快適使用温度 | -10℃ |
---|---|
形状 | 封筒型 |
中綿の素材 | ダウン |
【archi】
封筒型ワイドサイズ寝袋
全長2.2mの封筒型寝袋で足元が広々としているため、高身長の人でもゆったりと寝られます。
封筒型ですがフードがあり、頭までスッポリとカバーできて温かい空気が逃げにくくなっています。
肌の接する内側は柔らかめの生地なので、寝心地も抜群です。
ダウン専用洗剤を使えば洗濯機で丸洗いできるので、いつでもきれいな状態で使えます。
快適使用温度 | -15℃(限界温度) |
---|---|
形状 | 封筒型 |
中綿の素材 | ダウン |
【HAWKGEAR】
マミー型シュラフ
冬キャンプで使用できる寝袋でありながら、コストパフォーマンスがとても高い人気のモデルです。
汗をかいても洗濯機で丸洗いできるので、衛生面を気にすることなく寝られます。
カラーバリエーションも豊富で、お気に入りのカラーを選んで冬キャンプを楽しめます。
快適使用温度 | 0℃ |
---|---|
形状 | マミー型 |
中綿の素材 | ポリエステル |
【PYKES PEAK】
封筒型シュラフ2000g
中綿は繊維が空洞になっており、保温性と軽量性を兼ね備え、寝心地、保温性とも抜群です。
アーチ形のフードがついていて頭までスッポリと収まるので、冷気をシャットアウトし温かい空気を逃がしません。
快適使用温度が-5℃なので、たいていの冬キャンプで活躍してくれることでしょう。
快適使用温度 | -5℃ |
---|---|
形状 | 封筒型 |
中綿の素材 | ポリエステル |
まとめ
1万円以下の冬用寝袋でも保温性と快適性に優れたモデルはたくさんあります。
高価な冬用寝袋を購入するか迷っている方はもちろん、コスパの良いモデルを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
1万円以下の冬用寝袋の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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