キャンプで翌日に疲れを残さないようぐっすりと快適に眠るために、必要不可欠なアイテムである「寝袋」。
キャンプ初心者の方や、一年で数回しかキャンプに行かないという方には手軽に使えるレンタル寝袋がおすすめです。
しかし、寝袋は形状や機能性などが異なる商品が多く、どれが自分に合うのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、購入せず気軽に使えるレンタル寝袋を使用するメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
レンタル寝袋を使うメリット
キャンプでレンタル寝袋を使用する一番のメリットは、手軽に機能性に優れた寝袋を試せることでしょう。
購入すると50,000円以上かかる寝袋でも、数千円で借りられるため、年に数回しかキャンプに行かない方にもおすすめです。
近年キャンプギアレンタルサービスも増えており、有名メーカーの商品もレンタル可能です。
キャンプ初心者で、購入する前に試してみたい方にも向いています。
また、キャンプ場によっては直接配送サービスのあるため、荷物を減らしてキャンプを楽しめるでしょう。
さらに、レンタル寝袋は使用後はお手入れをせずに返却してよいため、メンテナンスや保管をする手間や時間がかかりません。
手軽に安価でキャンプを楽しみたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
レンタル寝袋を使うデメリット
一方、レンタル寝袋を使用するデメリットもいくつかあります。
もちろんレンタル寝袋は、一度他の誰かが使用した中古品の寝袋となるため、神経質な方には不向きでしょう。
とくに、寝袋は就寝中に使用するキャンプギアのため、人によっては汚れや匂いが気になるかもしれません。
どうしても気になる場合は、寝袋の中に使用する自分用の「インナーシュラフ」を購入するのもおすすめです。
また、レンタル寝袋を使用するには、使用料の他に送料が別途かかる場合が多いです。
使用料と送料を合わせるとやや高価なため、一年に数回キャンプに行く場合は、自分の寝袋を購入した方がコストカットとなります。
キャンプへ行く頻度や使用用途に合わせて、レンタル寝袋を使用するか決めるとよいでしょう。
レンタル寝袋の選び方
使用用途に合った形状を選ぶ
寝袋には「封筒型」と「マミー型」の2つの形状の寝袋があります。
それぞれに特徴があるため、寝袋をレンタルする際は、使用用途に合わせて適切な形状の商品を選びましょう。
封筒型
自宅の布団のように窮屈に感じにくく、広々と寝返りを打つことができます。
ただし、布が多い分かさばりやすく、持ち運びには不便です。
マミー型
ミイラのような形をしており、軽量でコンパクトに持ち運べます。
体に密着するため保温性に優れますが、やや窮屈に感じやすいでしょう。
保温性をチェック
寝袋の保温性は「快適使用温度」で確認できます。
快適使用温度とは、一般的な成人女性が寝袋を使用して寒さを感じることなく眠れる温度帯を指します。
使用予定の地域の最低気温を確認し、「快適使用温度+5℃」を目安に選ぶと安心です。
最低気温と比べて保温性の低すぎる商品を使用すると、寒さで寝られないだけではなく、最悪の場合低体温症となる可能性も。
とくに、冬キャンプをする場合は、十分に注意しながら使用する地域や季節に合わせて選びましょう。
身長に合ったサイズ選びを
寝袋はブランドやモデルによって、いくつかのサイズに分けて販売されています。
ブランドによってややサイズは異なりますが、「ロング」「レギュラー」「ショート」の3つに分かれてる場合が多いです。
自分の身長や体型に合わせて、適切なサイズを選びましょう。
寝袋のサイズが大きすぎると寝袋内に空間が大きく空いてしまい、保温性を十分に発揮できない可能性があります。
ただし、反対に小さすぎると、就寝中に窮屈に感じてしまうため注意が必要です。
中綿素材を選ぶ
寝袋に使用される中綿は「ダウン」と「化繊」素材の2種類があります。
それぞれに使用するメリットやデメリットがあるため、自分の使用用途に合った商品を選びましょう。
ダウン
羽毛素材のことを表し、空気を多く含むため軽量でコンパクトに収納できます。
価格の高い商品が多く、湿度が高いとカビが生える可能性があります。
化繊
比較的安価な商品が多く、メンテナンスも簡単です。
ただし、重くかさばりやすいため、持ち運びに不便でしょう。
ジッパーの位置を確認
寝袋を実際に使う際に、快適さに関わるのがジッパーの位置です。
基本的には右側面にジッパーがついている商品が多いですが、ブランドによってはジッパーの位置を選べます。
また、ダブルジッパーで上下両方向から開閉可能であれば、気温の高いときは簡単に温度調節ができます。
さらに、商品によっては同じモデルの寝袋を連結して使用できるものもあるため、小さなお子さんとのキャンプにおすすめです。
キャンパーに人気の高いおすすめメーカーとは?
キャンパーに人気の高いおすすめメーカーを3つ紹介します。
NANGA
日本のアウトドア用寝袋や衣類の専門メーカーです。
高性能なダウン素材を使用しており、軽量で保温性に優れた寝袋を発売しています。
mont-bell
日本の総合アウトドア用品メーカーです。
寝袋の性能やカラーが豊富なので、自分に合った商品を選べます。
LOGOS
大阪に本社がある総合アウトドア用品メーカーです。
比較的安価で、ファミリーキャンプにおすすめです。
気になる価格帯をチェック
寝袋レンタルの価格は、2,000円から10,000円を上回る商品まで価格帯に幅があります。
ショップによっては送料がかかるため、600円~3,000円程度価格が上乗せされることも。
価格の高い商品は高品質素材を使用している商品や、保温性に優れた商品が多い印象です。
機能性を確認せずに価格の高い寝袋をレンタルすると、使用する地域や季節によってはオーバースペックとなる可能性もあります。
レンタル寝袋おすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 快適使用温度 | タイプ |
---|---|---|---|---|---|
LOGOS 丸洗い寝袋フィールダー | 1.75kg | 80×190cm | モイスポリ | 2℃ | 封筒型 |
mont-bell シュラフ バロウバッグ #3 | 1kg | 183cm | ナイロン | 6℃ | マミー型 |
mont-bell バロウバッグ | 不明 | 183cm | ナイロン | 2℃ | マミー型 |
ISUKA アルファライト 700X | 1.3kg | 81×203cm | ポリエステル | -6℃ | マミー型 |
CAPTAIN STAG シュラフ | 1.2kg | 75×190cm | ポリエステル | 15℃ | 封筒型 |
Coleman コージー C5 | 1.75kg | 84×190cm | ポリエステル | 5℃ | 封筒型 |
LOGOS LOGOS 2in1 | 3.2kg | 150×185cm | モイスポリ | 0℃ | 封筒型 |
mont-bell バロウバッグ | 不明 | 183cm | ナイロン | 不明 | マミー型 |
mont-bell アルパイン ダウンハガー 650 #3 | 0.79kg | 183cm | ナイロン | 5℃ | マミー型 |
NANGA オーロラライト 750 DX | 1.28kg | 183cm | オーロラテックス | -8℃ | マミー型 |
【LOGOS】
丸洗い寝袋フィールダー
自宅の布団のように広々と寝返りを打ちながら眠れる、寝心地の良さを重視したい方におすすめの封筒型寝袋です。
サイドにはダブルジッパーがついているため温度調整が簡単にでき、春~秋にかけての使用に向いていています。
また、自宅の洗濯機で丸洗い可能のため清潔な状態を保つことができ、同じモデルであれば連結して使用でき便利です。
重さ | 1.75kg |
---|---|
サイズ | 80×190cm |
素材 | モイスポリ |
快適使用温度 | 2℃ |
タイプ | 封筒型 |
【mont-bell】
シュラフ バロウバッグ #3
ストレッチ性の高いナイロン生地を採用しているため、マミー型でありながら就寝中に窮屈さを感じにくい寝袋です。
表地に縫い目がないシームレス仕様となっているため、寝袋内の熱を放出しにくく、保温性に優れています。
また、撥水性や速乾性に優れた素材を使用しているため寝汗や結露などによる水濡れにも強く、メンテナンスも簡単です。
重さ | 1kg |
---|---|
サイズ | 183cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | 6℃ |
タイプ | マミー型 |
【mont-bell】
バロウバッグ
高いストレッチ性を誇るナイロン生地を使用しているため、寝心地の良さを重視したい方にもおすすめの寝袋です。
表地はシームレス構造となっているため、コールドスポットができにくく、冷たい外気の寝袋内への侵入を防げます。
また、同じモデルのRジッパーとLジッパーの商品であれば連結して使用できて、小さなお子さんとのキャンプに最適です。
重さ | 不明 |
---|---|
サイズ | 183cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | 2℃ |
タイプ | マミー型 |
【ISUKA】
アルファライト 700X
軽量でコンパクトに持ち運びができる、春から秋にかけてのキャンプや登山中のテント泊で活躍するマミー型の寝袋です。
中綿は「瓦ぶき構造」で構成されているため、冷気侵入の原因となるコールドスポットができることを防ぎます。
また、首元が暖かいショルダーウォーマーや足元が暖かいフットボックスにより、寝冷えすることなく寝心地も抜群でしょう。
重さ | 1.3kg |
---|---|
サイズ | 81×203cm |
素材 | ポリエステル |
快適使用温度 | -6℃ |
タイプ | マミー型 |
【CAPTAIN STAG】
シュラフ
自宅の布団のように寝返りを簡単に打てる封筒型で、持ち運びに便利な収納袋付きのコンパクトな寝袋です。
快適使用温度は15℃以上のため、比較的暖かい季節の使用におすすめで、ジッパーを開ければ敷布団としても使用できます。
また、受け取りや返却は宅急便で簡単に対応できるため、手軽にキャンプを楽しめるでしょう。
重さ | 1.2kg |
---|---|
サイズ | 75×190cm |
素材 | ポリエステル |
快適使用温度 | 15℃ |
タイプ | 封筒型 |
【Coleman】
コージー C5
体格の大きい大人でも広々と寝返りを打ちながら就寝可能な、寝袋の幅84cmで封筒型の寝袋です。
抗菌加工を施したポリエステル素材は、自宅の洗濯機で丸洗いできるため、清潔な状態を保って使用できるでしょう。
また、寝袋の内側には小さなポケットがついており、寝袋の中で失くしがちなスマホなどの収納に活躍します。
重さ | 1.75kg |
---|---|
サイズ | 84×190cm |
素材 | ポリエステル |
快適使用温度 | 5℃ |
タイプ | 封筒型 |
【LOGOS】
LOGOS 2in1
横幅150cmと広々としたダブルサイズ仕様となっているため、小さなお子さんとのファミリーキャンプにおすすめの寝袋です。
ジップを開閉すれば敷布団と掛け布団として、別々の一人用寝袋としても使用できる汎用性に優れた商品です。
また、自宅の洗濯機で丸洗いできるため清潔感があり、他人の使用した寝袋に抵抗があるという方にも向いています。
重さ | 3.2kg |
---|---|
サイズ | 150×185cm |
素材 | モイスポリ |
快適使用温度 | 0℃ |
タイプ | 封筒型 |
【mont-bell】
バロウバッグ
肌触りが良く、引き裂き強度にも優れたナイロン生地を採用した、軽量でコンパクトに持ち運びができるマミー型の寝袋です。
モンベル独自のスーパースパイラルストレッチ システムを採用しているため、就寝中も窮屈に感じることなく快適に眠れます。
また、自宅で洗濯可能で、細菌やダニによるアレルギーを起こしにくいため、清潔な状態をキープできるでしょう。
重さ | 不明 |
---|---|
サイズ | 183cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | 不明 |
タイプ | マミー型 |
【mont-bell】
アルパイン ダウンハガー 650 #3
650フィルパワーの高品質なダウンをボックス構造で封入しているため、冬キャンプでも活躍するマミー型の寝袋です。
ストレッチ性を最大限に活かす「バイアス・ストレッチ」を採用しているため寝返りも簡単に打て、窮屈さを感じにくいでしょう。
また、ショートやロング、レギュラーと3サイズを展開しているため、慎重に合わせて最適な寝袋が見つかります。
重さ | 0.79kg |
---|---|
サイズ | 183cm |
素材 | ナイロン |
快適使用温度 | 5℃ |
タイプ | マミー型 |
【NANGA】
オーロラライト 750 DX
NANGA独自の防水透湿素材であるオーロラテックスを採用した、オールシーズン活躍する高性能なマミー型の寝袋です。
寝袋の構造には台形ボックスキルト構造を採用しているため、ダウンが偏りにくく、ダウンの性能を最大限に引き出します。
また、噛みこみを軽減できるジップには蓄光機能を施しているため、暗闇でもわかりやすく使い勝手も抜群です。
重さ | 1.28kg |
---|---|
サイズ | 183cm |
素材 | オーロラテックス |
快適使用温度 | -8℃ |
タイプ | マミー型 |
まとめ
手軽に使用できるレンタル寝袋は、キャンプ初心者や一年に数回しかキャンプに行かないという方には最適なアイテムです。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合ったレンタル寝袋を選んで、キャンプを快適に楽しんでください。
レンタル寝袋の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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