泊りのキャンプでは、快適な寝心地の寝袋が必要不可欠です。
寝袋の収納方法といえば、付属の収納ケースに入れたまま、ずっと置きっぱなしという方が多いのではないでしょうか。
たしかに、専用のケースに収納するのが一番コンパクトで持ち運びも便利です。
キャンプアイテムの中ではマイナーな寝袋用ハンガーですが、これがあればキャンプの快適性は格段にアップします。
寝袋用ハンガーの特徴と使い勝手の良いおすすめ商品をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
寝袋用ハンガーとは
寝袋用ハンガーとは、その名の通り寝袋を干すための専用のハンガーです。
普通のハンガーよりも大きめで、寝袋の重みにも耐えられる丈夫な設計になっています。
また、キャンプなどアウトドアに持参できるよう、コンパクトで軽量な商品が多いです。
最近の寝袋は自宅の洗濯機で丸洗いできるものが多く、物干しスペースが広くなくてもハンガーがあれば干すことができます。
キャンプ中にアクシデントで寝袋が濡れてしまったときも、寝袋用ハンガーがあればすぐ干すことができて安心でしょう。
寝袋用ハンガーを使うメリット
大きくて重い寝袋でも安心
体をすっぽりと覆う寝袋はかなり大きくてかさばるため、普通のハンガーではサイズが足りません。
また、寝袋は暖かくフカフカの寝心地にするため、中綿が入っていて重さがあります。
寝袋用ハンガーであれば、大きさも耐荷重も寝袋に合わせて設計されているため安心です。
湿気やへたりを防いでくれる
寝袋は湿気に弱く、汗や朝霜などで湿ったまま収納するとカビてしまう恐れがあります。
ポリエステル製の通気性のよい素材でも、しっかり乾かしていないと一度カビてしまったら除去するのは困難です。
さらに、防寒性の高い中綿がたっぷりの寝袋は、収納ケースに入れっぱなしだと中綿が圧縮されてへたってしまうことがあります。
寝袋用ハンガーで吊るして保管しておくと、湿気やへたれを防いで長持ちするためおすすめです。
寝袋を干す以外にも使える
寝袋用ハンガーは、寝袋を干す以外にも活用することができます。
まず、大きくて重い寝袋と同じように、布団も干すことが可能です。
布団を干せるような物干し竿がない家であれば、キャンプをしない方でも役に立つでしょう。
また、携帯しやすい寝袋用ハンガーをキャンプに持っていけば、寝袋以外にもタオルや上着などなんでもかけられて便利です。
寝袋用ハンガーを使うデメリット
普通のハンガーより高額
寝袋用ハンガーは、普通のハンガーよりもサイズが大きく丈夫で、折りたたみ式や伸縮式などの機能が付いていることが多いです。
そのため、寝袋用ハンガーは普通のハンガーよりも価格が高めになっています。
しかし、ひとつあれば寝袋を干すほかにもいろいろ使えて、キャンプでも自宅でも活躍してくれるためコスパはいいでしょう。
種類が少ない
寝袋用ハンガーはキャンプアイテムの中では必需品とは言えないため、商品の種類はあまり多くありません。
たくさんの種類の中から比較して選びたいという方にとっては、物足りなく感じる場合があります。
ハンガーという形にこだわらないのであれば、物干しとしても使えるアウトドアロープだと種類豊富で便利です。
収納の邪魔になる
寝袋用ハンガーを使う機会はさほど多くないため、普通のハンガーより大きなサイズは普段しまっておくときに邪魔になります。
寝袋を使わない間も寝袋用ハンガーにかけて収納する場合は、専用ケースに収納よりもかなりかさばるというのもデメリットです。
しかし、湿気やへたり防止というメリットも大きいため、高機能で高額な寝袋はハンガーにかけて保管するほうがよいでしょう。
寝袋用ハンガーの選び方
サイズ
寝袋用ハンガーは、自分の寝袋を干せるサイズかどうか確認することがもっとも重要なポイントです。
寝袋の形にもいくつかタイプがあり、封筒型と呼ばれる長方形型の寝袋は横幅が大きめのため、より大きいハンガーが必要になります。
早く乾くように開いて干したいという場合は、好きに長さを調節できるロープタイプがおすすめです。
耐荷重
寝袋は中綿が入っているため、かなり重量があります。
素材がコットンなどの場合はさらに重く、洗濯後の水分を含んだ状態であればなおさらです。
自分の持っている寝袋の重量と洗濯後の重量がどれくらいになるかを確認して、適切な耐荷重のハンガーを選びましょう。
収納方法
寝袋用ハンガーの中には、キャンプに持っていきやすいようコンパクトに収納できる商品も多いです。
商品によって、折りたたみ式のものや伸縮式のもの、組み立て式のものなどさまざまな使い勝手になっています。
自宅で使うことがほとんどなのであれば、収納機能がないほうが安価で上部なためおすすめです。
メーカー
寝袋用ハンガーは商品自体が少ないため、取り扱っているメーカーは限られます。
寝袋を専門に扱う大手メーカーでも、意外とハンガーの取り扱いはありません。
しかし、中にはお手頃価格のキャンプアイテムで人気の「ロゴス」などの商品もあります。
多くは、アメリカの本格キャンパー向けのメーカーや、マイナーメーカーの商品です。
価格帯
普通のハンガーより高額とはいえ、寝袋用ハンガーひとつであれば5,000円以下で手に入ります。
サイズが大きいもの、収納方法の設計が凝っているものほど価格は高めです。
安いものだと1,000円以下の商品もあるため、キャンプをする機会が多い方はひとつ持っておくと便利でしょう。
寝袋用ハンガーおすすめ10選
| メーカー・商品名 | サイズ（幅） | 重量 | 収納方法 |
|---|---|---|---|
| LOGOS 寝袋ハンガー | 86cm | 280g | 組み立て式 |
| Snugpak 寝袋ハンガー | 記載なし | 1.07kg | 収納機能なし |
| MG TRAIL テレスコピックハンガー | 61cm | 55g | 伸縮式 |
| Advanced Displays 寝袋 ハンガー | 63.5cm | 1.36kg | 収納機能なし |
| OutdoorHolic 折りたたみハンガー | 41cm | 90g | 折りたたみ式 |
| メロウストア 日本製 セッティングテープ | 4m | 110g | ロープ |
| Caudblor キャンプ用物干し | 7.9m | 200g | ロープ |
| アルファックス AWAT ハンギングバー | 60cm | 45g | 伸縮式 |
| Prendre 折りたたみハンガー | 40cm | 55g | 組み立て式 |
| ShiLongLLi キャンプストラップハンガー | 3.5m | 600g | ロープ |
【LOGOS】
寝袋ハンガー（72685130）
アルミ製のポールとロープを組み合わせた、軽量でコンパクトな持ち運びしやすい寝袋用ハンガーです。
アルミ製のポールは3段階で長さを調節することができ、洋服から寝袋や布団までなんでも干すことができます。
ポールを分解できる組み立て式になっており、収納時や持ち運びのときはコンパクトにでき便利です。
| サイズ（幅） | 86cm |
|---|---|
| 重量 | 280g |
| 収納方法 | 組み立て式 |
【Snugpak】
寝袋ハンガー（90020）
高機能な寝袋を取り扱うメーカーが、自社の寝袋を最大限のパフォーマンスで維持できるよう開発した商品です。
このハンガーに寝袋をかけることで、常に通気性をよく保ち、中綿も良い状態のまま維持することができます。
シンプルでおしゃれなデザインでインテリアの一部としても馴染むでしょう。
| サイズ（幅） | 記載なし |
|---|---|
| 重量 | 1.07kg |
| 収納方法 | 収納機能なし |
【MG TRAIL】
テレスコピックハンガー
テレスコピックとは望遠鏡（テレスコープ）からとった名称で、その名の通り望遠鏡のように大きさの違う筒を組み合わせたようなハンガーです。
この大きさの違う筒は、伸ばしたり縮めたりすることで干したいものに合わせて長さ調節ができます。
ロープはテントの設営などにも使われるパラコードになっており、丈夫なため重い寝袋でも安心です。
| サイズ（幅） | 61cm |
|---|---|
| 重量 | 55g |
| 収納方法 | 伸縮式 |
【Advanced Displays】
寝袋 ハンガー
寝袋やシーツなど重くてかさばるものを吊るすために設計された、丈夫で使いやすいハンガーです。
シンプルでおしゃれなデザインのため、アウトドアだけでなく家の布団を整理するためにも役立ちます。
横幅が25インチ（約63cm）あり、折り返し部分にマチがあるため、干した時に中に空気が入りやすくすぐに乾く便利な設計です。
| サイズ（幅） | 63.5cm |
|---|---|
| 重量 | 1.36kg |
| 収納方法 | 収納機能なし |
【OutdoorHolic】
折りたたみハンガー
折りたたみ式になっており、かなり軽量でコンパクトなアウトドアハンガーです。
寝袋用としては小さめですが、薄手の夏用寝袋であれば干すことができます。
軽くて丈夫なアルミ製で、なんとひとつあたりの重さは90gです。
どこでも持ち運びしやすいため、キャンプのほか車の中に着替えをかけておくときにも役立ちます。
| サイズ（幅） | 41cm |
|---|---|
| 重量 | 90g |
| 収納方法 | 折りたたみ式 |
【メロウストア】
日本製 セッティングテープ（MO-001A-OT）
日本製の高品質で丈夫な、寝袋などの物干しにも使えるセッティングロープです。
もともとはテントの「小川張り」をするためのアイテムですが、テントを支えられるほどの耐荷重があるため、なんでも干すことができます。
4mもの長さがあるため、寝袋を開いて干すことも可能です。
| サイズ（幅） | 4m |
|---|---|
| 重量 | 110g |
| 収納方法 | ロープ |
【Caudblor】
キャンプ用物干し
最大7.9mあって、家族分の寝袋も一気に干せる便利な物干し用ロープです。
ダイヤルグリップが付いているため、絡まることなくコンパクトに収納する事ができ、キャンプだけでなく長期の旅行でも役立ちます。
ナイロン製のロープは頑丈で弾力性の低いたるみにくい素材になっており、カラビナも金属製で壊れにくく安心です。
| サイズ（幅） | 7.9m |
|---|---|
| 重量 | 200g |
| 収納方法 | ロープ |
【アルファックス】
AWAT ハンギングバー（AP-438007）
最小時15cm最大時60cmと幅広くサイズを調節できる、便利な伸縮式の寝袋用ハンガーです。
収納時にはポケットに入るほどコンパクトになり、気軽にキャンプへ持っていくことができます。
変幻自在のフレキシブルフックは、どんなところでも巻き付けてハンガーをかけることが可能です。
| サイズ（幅） | 60cm |
|---|---|
| 重量 | 45g |
| 収納方法 | 伸縮式 |
【prendre】
折りたたみハンガー（PR-LONGER-BK）
1,000円以下とかなりお手頃価格で、コスパ最強の寝袋用ハンガーです。
軽量で丈夫なうえに錆びにくいアルミニウム合金のポールと、耐久性の高いロープで作られており、重いものを吊るしても安心です。
日光や雨にも強いため、キャンプで大活躍してくれるでしょう。
| サイズ（幅） | 40cm |
|---|---|
| 重量 | 55g |
| 収納方法 | 組み立て式 |
【ShiLongLLi】
キャンプストラップハンガー
寝袋だけではなく、タオルや衣類、ランタンなどなんでも吊るすことができるストラップハンガーです。
フックとループを使いタープポールなどに張れば、寝袋をいくつか並べて干すことができます。
テントやタープを設営するためのセッティングロープとしても使える、大変便利な商品です。
| サイズ（幅） | 3.5m |
|---|---|
| 重量 | 600g |
| 収納方法 | ロープ |
まとめ
せっかくお気に入りの高機能な寝袋を買ったのなら、いつまでも最高の状態で使えるようにしておきたいですよね。
寝袋用ハンガーがあれば、寝袋の劣化を防いでくれて、キャンプ中の急なアクシデントで濡れてしまったときにも使えます。
ぜひ、使い勝手の良い寝袋用ハンガーを手に入れて、キャンプで活用しましょう。
寝袋用ハンガーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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