冬のキャンプではしっかりと体を休めるために、暖かくして寝られる冬用の寝袋が不可欠です。
起きている時は、焚き火や薪ストーブで暖をとれますが、寝る時は寝袋の保温力に頼るしかありません。
冬用の寝袋は機能性が高いぶん高価なものも多いので、どれにするか迷っている人も多いことでしょう。
そこで本記事では、冬キャンプ用寝袋を使うメリット・デメリット、選び方やおすすめの商品を紹介しています。
目次
- 1 冬キャンプ用寝袋を使うメリット
- 2 冬キャンプ用寝袋を使うデメリット
- 3 冬キャンプ用寝袋の選び方
- 4 冬キャンプ用寝袋おすすめ10選
- 4.1 【ナンガ】オーロラライト750DX(AURLT750DX)
- 4.2 【イスカ】エアプラス810(1525)
- 4.3 【シートゥーサミット】スパークSPⅢ(ST81234)
- 4.4 【イスカ】アルファライト 1000EX(1257)
- 4.5 【スノーピーク】BACOO550(BDD-022)
- 4.6 【コールマン】パーカー/C-3(2000039288)
- 4.7 【コールマン】タスマンキャンピングマミー L-15(2000022267)
- 4.8 【モンベル】ダウンハガー650#1(#1121380)
- 4.9 【Nuuca】ヒュッゲスリープ スタンダード
- 4.10 【ロゴス】丸洗いアリーバ -15(72940162)
- 5 まとめ
冬キャンプ用寝袋を使うメリット
快適に寝られる
冬キャンプの最大の敵は就寝中の寒さです。
冬キャンプ用の寝袋は、低い気温でも快適に寝られる仕様になっているため、寒さに凍えることなく朝まで快適に眠ることができます。
保温性が足りない寝袋では夜に目覚めてしまうだけでなく、体調が悪くなることもあるので、必ず冬キャンプ用の寝袋を準備しましょう。
災害時にも使える
地震などの災害はいつ、どこで起きるか予測がつきません。
寒い時期に避難所へ行くような事態になった場合、冬キャンプ用の寝袋があると安心です。
災害時には何が起きるかわかりませんので、備えあれば憂いなしです。
冬キャンプに何回も行かない人は、もったいなくて買うのを躊躇するかもしれませんが、災害用と考えて用意することをおすすめします。
冬キャンプ用寝袋を使うデメリット
値段が高い
コスパの良い安価なモデルもありますが、保温性能に優れている冬キャンプ用の寝袋は高価なモデルが多いです。
予算をケチったために寒さに耐えられなかったということにならないために、出費を惜しまず品質のいいモデルを選ぶようにしましょう。
人数分をそろえるにはハードルが高いかもしれませんが、快適に過ごすためには必要なアイテムです。
メンテナンスに手間がかかる
冬キャンプでは寝袋が雪や結露で濡れることが多く、よく乾かさなければカビが生えたり、匂いが気になったりすることがあります。
中綿の素材にもよりますが、専用洗剤で洗ったり中綿がへたらないように、時々袋から取り出して広げたりすることも必要です。
メンテナンスもキャンプの楽しみの一つと考えて、大切に使いましょう。
冬キャンプ用寝袋の選び方
保温性が高い
寝袋には快適使用温度と限界使用温度があります。
快適使用温度は、この温度であれば快適に眠れる温度のことであり、限界使用温度は、工夫次第でなんとか耐えられる限界の温度のことです。
使う場所の最低気温から5℃程度低い快適使用温度の寝袋だと安心です。
寝袋の性能が良すぎて暑すぎる分には対応できますが、その逆は困難ですので、使う人に合わせて余裕のある温度帯のモデルを選びましょう。
保温効率が高いのはマミー型
寝袋にはマミー型と封筒型の2種類の形があり、使用する時期や場所によって眠りやすい形を選ぶことが大切です。
冬キャンプでは、頭から足先までスッポリと覆われているマミー型のほうが、体と密着していて保温効率が高いのでおすすめです。
封筒型は圧迫感が少なくゆったりと寝られますが、体との隙間が多いので保温性はマミー型より低くなります。
中綿はダウンが暖かくてコンパクト
中綿の素材には、ダウンと化学繊維の2種類があります。
ダウンは、保温性が高くて軽量でコンパクトになりますが、水に弱いためテント内の結露に注意が必要です。
化学繊維は、収納時にかさ張りやすいですが自宅で洗濯できるモデルもあり、ダウンに比べると安価でコスパの良いものが多いです。
メーカー
冬キャンプ用寝袋は、アウトドアメーカーや寝袋メーカーから販売されています。
有名なアウトドアメーカーでは、コールマン・モンベル・スノーピーク・ロゴスなど、また、寝袋メーカーではナンガやイスカなどがあります。
無名のメーカーからも販売されていますので、機能面、デザイン、価格などを十分検討し、自分にぴったりの寝袋を選びましょう。
価格帯
冬キャンプ用寝袋は、安価なモデルであれば1万円以下のものから、高価なモデルでは10万円近くするものまであります。
メーカー・機能・デザインなどの違いで、価格帯に大きな幅のあることが特徴です。
特に、有名メーカーの寝袋は機能性と信頼性が高いこともあり、高額になる傾向があります。
冬キャンプ用寝袋おすすめ10選
メーカー・製品名 | 快適使用温度 | 形状 | 中綿の素材 | 収納サイズ |
---|---|---|---|---|
ナンガ オーロラライト750DX | ‐8℃ | マミー型 | ダウン | φ19cm×31cm |
イスカ エアプラス810 | -25℃(限界使用温度) | マミー型 | ダウン | φ21cm×37cm |
シートゥーサミット スパークSPⅢ | -2℃ | マミー型 | ダウン | φ15cm×35cm |
イスカ アルファライト1000EX | -12℃(限界使用温度) | マミー型 | 化学繊維 | φ25.5cm×40cm |
スノーピーク BACOO550 | -1℃ | マミー型 | ダウン | φ21cm×34cm |
コールマン パーカー/C-3 | -3℃ | 封筒型 | 化学繊維 | φ40cm×43cm |
コールマン タスマンキャンピングマミー L-15 | -9℃ | マミー型 | 化学繊維 | φ31cm×49cm |
モンベル ダウンハガー650#1 | -5℃ | マミー型 | ダウン | φ19cm×38cm |
Nuuca ヒュッゲスリープ スタンダード | -6℃ | 封筒型 | 人工ダウン | φ30cm×38cm |
ロゴス 丸洗いアリーバ -15 | -15℃(限界使用温度) | マミー型 | 化学繊維 | φ29cm×42cm |
【ナンガ】
オーロラライト750DX(AURLT750DX)
快適使用温度が-8℃であり、ほとんどの冬キャンプで使える寝袋です。
防水透湿素材が採用されていて、水の侵入を防ぎつつ湿気は外に逃がしてくれるので、快適に過ごせます。
家庭用の毛布対応型洗濯機で水洗いできるので、汗をかいたり汚れたりしても安心です。
快適使用温度 | -8℃ |
---|---|
形状 | マミー型 |
中綿の素材 | ダウン |
収納サイズ | φ19cm×31cm |
【イスカ】
エアプラス810(1525)
厳冬期の3,000m級の山岳などにも使える保温性能の高いモデルです。
この寝袋であれば、寒くて目が覚めたということはなく、朝まで快適に眠れるので、高い保温性を求める人におすすめです。
また、強力な超撥水性能があるので、テント内の結露に触れても、寝袋が濡れることはありません。
快適使用温度 | -25℃(限界使用温度) |
---|---|
形状 | マミー型 |
中綿の素材 | ダウン |
収納サイズ | φ21cm×37cm |
【シートゥーサミット】
スパークSPⅢ(ST81234)
縫い目部分に厚みをもたせたバッフル(隔壁)構造を採用し保温性を高め、氷点下の寒さに対応できる仕様となっています。
収納サイズφ15センチ×35センチ、665gという軽さは、荷物の多い冬キャンプではとても助かるサイズです。
快適使用温度 | -2℃ |
---|---|
形状 | マミー型 |
中綿の素材 | ダウン |
収納サイズ | φ15cm×35cm |
【イスカ】
アルファライト 1000EX(1257)
冬キャンプや車中泊などに使える、日本の冬の定番モデルです。
メーカー独自の中綿を使用しているため、一般的な化学繊維のモデルと比べて軽量・コンパクトで保温性にも優れています。
頭部にあるフードチューブや肩口から空気が逃げるのを防ぐショルダーウォーマーなどが、冷気の侵入と温まった空気の放熱を防ぎます。
快適使用温度 | -12℃(限界使用温度) |
---|---|
形状 | マミー型 |
中綿の素材 | 化学繊維 |
収納サイズ | φ25.5cm×40cm |
【スノーピーク】
BACOO550(BDD-022)
防水透湿素材が採用されているので、汗による湿気は通気パネルから排出され、ダウン内部での結露が軽減されます。
ショルダーウォーマーとフードのドローコードが平型と丸型で使い分けられていて、暗がりでもわかりやすい工夫がなされています。
快適使用温度 | -1℃ |
---|---|
形状 | マミー型 |
中綿の素材 | ダウン |
収納サイズ | φ21cm×34cm |
【コールマン】
パーカー/C-3(2000039288)
幅広い気温に対応できるレイヤータイプの封筒型の寝袋です。
アウターとインナーを組み合わせて使えば、快適使用温度-3℃の環境で使える冬キャンプ用寝袋になります。
洗濯機で丸洗いできるので、いつでも清潔に使えるのはうれしいポイントです。
快適使用温度 | -3℃ |
---|---|
形状 | 封筒型 |
中綿の素材 | 化学繊維 |
収納サイズ | φ40cm×43cm |
【コールマン】
タスマンキャンピングマミー L-15(2000022267)
人の体形に合わせたマミー型の寝袋で、保温性を保ちながら自由に寝返りがうてる快適設計が特徴です。
フード部分を閉めることで冷気の侵入を防ぎ、内部の温まった空気を外に逃がしません。
快適使用温度が-9℃であり、冬キャンプでは強い味方になってくれるでしょう。
洗濯機で丸洗いできるので、汚れた時も安心です。
快適使用温度 | -9℃ |
---|---|
形状 | マミー型 |
中綿の素材 | 化学繊維 |
収納サイズ | φ31cm×49cm |
【モンベル】
ダウンハガー650#1(#1121380)
高品質のダウンをボックス構造で封入し、軽量コンパクトでありながら、高い保温性を実現した冬キャンプ用の寝袋です。
トンネルフードやネックバッフルなど様々な構造により冷気を遮断し、国内2,000m級の冬山でも使用できるくらいの保温力が魅力です。
抜群の伸縮性があり、就寝中の無意識な体の動きを妨げられないため、ぐっすりと眠れるでしょう。
快適使用温度 | -5℃ |
---|---|
形状 | マミー型 |
中綿の素材 | ダウン |
収納サイズ | φ19cm×38cm |
【Nuuca】
ヒュッゲスリープ スタンダード
中綿には、ダウンと化学繊維の良いとこ取りをした人工ダウンを使用し、快適使用温度が-6℃と高い保温性を実現した封筒型の寝袋です。
また、収納方法に特色があり、寝袋を袋に詰め込むのではなく、丸めた寝袋にかぶせる仕組みなので、片付けで疲弊することがありません。
バッグのように肩から掛けられるので、持ち運びにも便利です。
快適使用温度 | -6℃ |
---|---|
形状 | 封筒型 |
中綿の素材 | 人工ダウン |
収納サイズ | φ30cm×38cm |
【ロゴス】
丸洗いアリーバ -15(72940162)
頭までスッポリと覆うマミー型の寝袋で、限界使用温度が-15℃となっており、ほとんどの冬キャンプで快適に寝ることができるでしょう。
銀イオン効能による抗菌防臭加工が施されていて、丸洗いもできるので、いつでも清潔に使えるのは安心です。
足先の形状は、ストレスのかからない自然体の角度にデザインされているので、窮屈に感じることもありません。
快適使用温度 | -15℃(限界使用温度) |
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形状 | マミー型 |
中綿の素材 | 化学繊維 |
収納サイズ | φ29cm×42cm |
まとめ
冬キャンプ用寝袋は、快適に寝るために欠かせないアイテムです。
機能やデザイン、価格帯などさまざまな商品がありますので、冬キャンプ用寝袋を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
冬キャンプ用寝袋の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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