キャンプをたっぷり楽しむためには、2日目も元気に活動できることが重要です。
そのためには、夜にしっかり睡眠をとる必要があります。
季節によって気温が大きく変わるため、寝袋も気温に合わせて選ぶ必要がありますが、季節ごとに何個もそろえるのは大変ですよね。
そこでおすすめなのが、春夏秋と3シーズン使える寝袋です。
この記事では、3シーズン用寝袋について、メリットや選び方を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
3シーズン用寝袋を使うメリット
急な冷え込みでも快適
春や秋は、日中の太陽が出ているときは暖かくても、夜になると急に冷え込むことがよくあります。
また、夏でも朝方は思ったより寒いということがあるため、幅広い気温に対応できる寝袋が必要です。
3シーズン用寝袋であれば、春秋の寒暖差が激しいときも、夏の少し暑いときも、安心して使うことができます。
寝袋をいくつも買う必要がない
季節ごとに専用の寝袋を買えたら最高ですが、費用がかかりすぎますし、何より収納場所に困ります。
また、寝袋をいくつも買おうとしたら、費用も馬鹿になりません。
3シーズン用寝袋であれば、これひとつで冬以外はずっと使うことができます。
また、商品によっては初冬でも使うことができ、電気毛布やインナー寝袋を併用することで冬の使用も可能です。
冬用に比べると安い
寝袋は、性能によって金額も大きく変わります。
一番金額に影響する性能が、最低何度まで使用できるかという耐寒性です。
冬用の寝袋は、-10度以下対応の商品だと、2万円以上する商品も多くあります。
それに比べて、3シーズン用寝袋はお手頃価格で入手しやすく、インナー寝袋を併用すれば冬も使えてコスパ抜群です。
3シーズン用寝袋を使うデメリット
真夏には暑すぎる
3シーズン用寝袋は、春秋の夜の冷え込みにも対応できるよう暖かい作りになっています。
保温性が高く厚みもあり、普段は心地よい眠りを提供してくれるでしょう。
しかし、真夏の夜に使うときは、中に入って眠ると暑すぎて眠れなくなってしまいます。
そのため、夏は敷布団のように体の下に敷いて、薄手のブランケットをかけて眠るのがおすすめです。
冬には使用できない
幅広い時期に快適に使えるよう設計されているため、極端に気温には向いていません。
そのため、真夏と同様に冬の使用も難しくなっています。
商品によっては初冬までは使える性能のものもありますが、0℃以下の気温の時期は冬用寝袋を使うのがおすすめです。
3シーズン用寝袋を冬に使用したい場合は、冬用のインナー寝袋や電気毛布を併用しましょう。
常に使うので消耗しやすい
3シーズン用寝袋は、ひとつあれば長い季節で使えるすぐれものです。
しかし、キャンプシーズンに毎回同じ寝袋を使っていると、すぐに汚れてしまったり、消耗して破れてしまったりします。
よくキャンプに行くという方は、洗濯機で丸洗いができるタイプの商品や、耐久性の高い生地を使用した商品がおすすめです。
3シーズン用寝袋の選び方
使用可能温度
3シーズン用寝袋の中でも、商品によって耐寒性には大きな違いがあります。
主に、6月から9月のキャンプシーズンにしかキャンプをしないという方であれば、使用可能温度が5℃以上あれば十分です。
もっと長い時期に使いたいというキャンプ好きの方は、使用可能温度が0℃から-5℃の寝袋だと快適に眠ることができます。
サイズ
寝袋のサイズ選びはもっとも重要なポイントです。
第一に、体の大きさにぴったり合ったサイズを選ぶ必要があります。
快適な睡眠のためにも、ある程度ゆとりのあるサイズを選びましょう。
しかし、サイズが大きすぎると寝袋と体の間にすきま風が入りやすくなるため、耐寒性を重視するなら大きすぎないように注意が必要です。
寒いときに厚着をして寝袋に入ることや、インナー寝袋を使うことも考慮して、慎重にサイズを選んでください。
タイプ
寝袋には主に「封筒型」と「マミー型」の2種類があります。
封筒型は、ゆとりのあるサイズ感で寝袋の中で寝返りをうてるため、布団のような快適な寝心地になっています。
夏場の使用を重視する場合は、敷布団としても使いやすい封筒型がおすすめです。
マミー型は体にフィットする形になっており、コンパクトで軽量なため持ち運びしやすく、寒い時期に向いています。
メーカー
3シーズン用寝袋は、寝袋の中ではもっとも一般的な商品です。
そのため、大手メーカーから海外のマイナーメーカーまで、幅広い取り扱いがあります。
老舗アウトドアメーカー「コールマン」の封筒型寝袋や、コスパのよい「Naturehike」のマミー型テントなどはとくに人気です。
ほかにも、海外メーカーの格安な商品や、デザイン性が売りの商品などさまざまなため、自分の使い方に合ったものを選びましょう。
価格帯
3シーズン用寝袋は、安いものだと2,000円代で購入することができます。
安いものは使用可能温度が高めですが、暖かい時期のキャンプであれば十分でしょう。
素材や機能性にこだわると、5,000円以上する商品が多くなります。
さらに、使用可能温度が0℃以下の耐寒性を重視した寝袋は、1万円以上することもあり高額です。
3シーズン用寝袋おすすめ10選
マーカー・商品名 | サイズ(cm) | 素材 | タイプ |
---|---|---|---|
LICLI 丸洗いできる 封筒型 シュラフ | 210×75 | ポリエステル | 封筒型 |
wolfyok outdoors 寝袋 夏用 4in1多機能 | 210×75 | ポリエステル | 封筒型 |
CAPTAIN STAG 寝袋 シュラフ | 200×85 | ポリエステル・綿 | 封筒型 |
Naturehike 寝袋 手足が出せる シュラフ | 220×95 | コットン | マミー型 |
CANWAY 寝袋 2人用 防水シュラフ | 220×150 | ポリエステル | 封筒型 |
VASTLAND 封筒型 クッションシュラフ | 190×80 | ポリエステル | 封筒型 |
QEZER ダウン シュラフ | 215×80 | ダウン | 封筒型 |
Snugpak マリナー マミー ライトジップ | 220×80 | ポリエステル | マミー型 |
QEZER ダウン寝袋 マミー型 | 215×80 | ナイロン・ダウン | マミー型 |
DOD わがやのシュラフ | 200×230 | ポリエステル・コットン | 封筒型 |
【LICLI】
丸洗いできる 封筒型 シュラフ
約900gと軽量で、安くて使いやすい3シーズン用寝袋です。
軽いうえにコンパクトで、5℃からでも使用できるため、標高の高い登山でのキャンプでも活躍してくれます。
保湿性・吸水性・通気性にもすぐれているため、汗をかく暑い時期でも快適です。
また、自宅の洗濯機で丸洗いが可能で汚れてもすぐに洗えるため、常に清潔を保てます。
サイズ(cm) | 210×75 |
---|---|
素材 | ポリエステル |
タイプ | 封筒型 |
【wolfyok outdoors】
寝袋 夏用 4in1多機能
季節やシーンに合わせて、4つの使い方ができる3シーズン用寝袋です。
寒いときにはジッパーを全てしっかり締めて、少し暑いときには足元を開けて、真夏にはフルオープンにして2人用の敷布団にもできます。
また、手足を自由に出してスマホをいじったり、読書をしたりすることも可能です。
サイズ(cm) | 210×75 |
---|---|
素材 | ポリエステル |
タイプ | 封筒型 |
【CAPTAIN STAG】
寝袋 シュラフ(M-3413)
バイカラーでカラフルな裏地がかわいい3シーズン用寝袋です。
ゆったりサイズの封筒型で、布団のような快適な寝心地になっています。
寝袋の中の生地は、綿100%で敏感肌の方でも安心な、とても心地よい肌触りです。
冬の初めでも十分使えるほど暖かく、厚みがあって真夏に敷布団にするにもぴったりで、幅広い時期に使用できます。
サイズ(cm) | 210×75 |
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素材 | ポリエステル・綿 |
タイプ | 封筒型 |
【Naturehike】
寝袋 手足が出せる シュラフ
モコモコの芋虫のような形で、ベージュカラーがおしゃれなデザイン性も高い寝袋です。
頭をすっぽり覆うドローコード設計で、寒いときは暖かく、安心感があってぐっすり眠れます。
シュラフの両側にジッパーが付いているため、寝ている最中に手だけ出して飲みものを飲んだりするにも便利です。
サイズ(cm) | 220×95 |
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素材 | コットン |
タイプ | マミー型 |
【CANWAY】
寝袋 2人用 防水シュラフ
2人並んでゆったり眠れる、防水機能もすぐれた寝袋になります。
軽いですが暖かく、万が一テント内に雨や朝露が侵入してもしっかり撥水してくれるため、どの季節でも安心です。
寝袋の上下を分離して、それぞれ1人用の長い寝袋と短い寝袋として使用することもできます。
サイズ(cm) | 220×150 |
---|---|
素材 | ポリエステル |
タイプ | 封筒型 |
【VASTLAND】
封筒型 クッションシュラフ
シンプルな封筒型で、3色のおしゃれなアースカラーから選べる3シーズン用寝袋です。
横幅が80cmとかなり広めで、ゆったり寝心地のよいサイズ感になっています。
ふんわりとした化繊の中綿は保温性と保湿性にすぐれ、寒い夜も体を暖かく保つことが可能です。
寝袋の内側はウォッシャブル加工により、コットンのようにサラッと爽やかな触り心地で夏でもべたつきません。
サイズ(cm) | 190×80 |
---|---|
素材 | ポリエステル |
タイプ | 封筒型 |
【QEZER】
ダウン シュラフ
中綿には本物のダウンを使用し、超軽量ながらも保温性の高い3シーズン用寝袋です。
収納時サイズも29cm×16cmとかなりコンパクトで、登山キャンプやツーリングキャンプにも向いています。
中綿の量によって、使用可能温度が0℃か2℃か2種類選べますが、どちらでも3シーズン使うには十分でしょう。
サイズ(cm) | 215×80 |
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素材 | ダウン |
タイプ | 封筒型 |
【Snugpak】
マリナー マミー ライトジップ(SP92883OL)
快適温度-2℃、最低使用可能温度-7℃の、3シーズン用としてはかなり耐寒性の高い寝袋です。
この耐寒性でお値段1万円未満なのは、かなりコスパがよいと言えます。
体にフィットするマミー型で、より保温性を増すことができる設計です。
吸放湿性にもすぐれており、丸洗いも可能なため、汗をよくかく夏でも使いやすい商品になっています。
サイズ(cm) | 220×80 |
---|---|
素材 | ポリエステル |
タイプ | マミー型 |
【QEZER】
ダウン寝袋 マミー型
総重量620gと軽量で収納サイズもコンパクトな、登山キャンプにもぴったりな3シーズン用寝袋です。
生地には耐引裂性ナイロン生地を使用し、耐摩耗性や防水性にすぐれています。
また、中綿にはナチュラルダックダウンがたっぷり入っており、軽さと暖かさの両立を実現しています。
サイズ(cm) | 215×80 |
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素材 | ナイロン・ダウン |
タイプ | マミー型 |
【DOD】
わがやのシュラフ(S4-511)
なんと4人家族で一緒に寝られる、特大サイズの3シーズン用寝袋です。
小さいお子さんと一緒のファミリーキャンプにぴったりでしょう。
また、上下で1枚ずつ折りたたみ、2人用寝袋2つ分としても使用できます。
4つのシュラフを使用しようとすると、かなり荷物になりますし、収納にも時間がかかりますが、この商品であれば問題ありません。
サイズ(cm) | 200×230 |
---|---|
素材 | ポリエステル・コットン |
タイプ | 封筒型 |
まとめ
快適なキャンプのために、寝心地のよい寝袋は欠かせません。
キャンプシーズンの春から秋までずっと使える寝袋がひとつあれば、使い勝手がよく便利です。
夜はぐっすり眠って、次の日もめいっぱいキャンプを楽しめるように、自分にぴったりの寝袋を見つけましょう。
3シーズン用寝袋の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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