スケボーの重要なパーツのひとつである「ウィール」ですが、一口に言っても「ハードウィール」と「ソフトウィール」の2種類が存在します。
今回はその中でも「ハードウィール」についてのご紹介。
「そもそもハードウィールとは?」
「いろいろ種類があってどれを選べばいいかわからない!」
「ウィールに〇〇mmと書いてあるけどなんのこと?」
スケボーを始めたばかりの頃はこのような疑問が生まれるかと思いますが、この記事にてベストなハードウィールを見つける事ができるでしょう!
目次
- 1 スケボーのハードウィールとは
- 2 スケボーでハードウィールを使うメリット・デメリット
- 3 スケボーハードウィールの選び方
- 4 スケボーハードウィールおすすめ10選
- 4.1 【SPITFIRE】FORMULA FOUR
- 4.2 【SPITFIRE】CLASSICS
- 4.3 【MINI LOGO】A-CUT ハードウィール(WSBCMLAC25390W4)
- 4.4 【SM BLANKS】103A コニカルシェイプ
- 4.5 【PIG WHEELS 】TOXIC PROLINE
- 4.6 【SPITFIRE】YUTO SUMRAI CLASSIC
- 4.7 【OJ Wheels】Elite Nomads
- 4.8 【BONES】STF RETROS V1
- 4.9 【Chocolate】WCH2-E2 WHITE
- 4.10 【ELEMENT】ELEMENT x PEANUTS Collection(BB027-300)
- 5 まとめ
スケボーのハードウィールとは
ハードウィールとはシンプルに「トリック用のウィール」と思って頂ければと思います。
ソフトウィールと比べグリップ力が抑えられていますが、そこが大きなポイント。
抵抗が少ない為、トリック時に素直な反応をしてくれます。
また文字通り硬い車輪となっている為、使用する場面としては主にスケートパーク内と路面状況の良いストリート(街中)となります。
ウィールには「直径の大きさ」「形状(シェイプ)」「硬さ」の違いが存在します。
小さなウィールなので微妙な違いに感じるかもしれませんが、この違いによってトリックのしやすさや安定感に大きな影響が生まれます。
特によくスケートパークに行かれる方はこの「ハードウィール」の種類をよく吟味していただいた方が良いでしょう。
スケボーでハードウィールを使うメリット・デメリット
メリット
トリックがしやすい
ハードウィールのそもそもの目的でもあり、第一に挙げられるメリットでもある「トリックのしやすさ」。
固く小さく軽いこのウィールを使用することで、より鋭く直感的なデッキコントロールにつながります。
さらに上述した通り「固く小さく軽い」この三拍子が揃ったハードウィールではグリップの抵抗が抑えられることにより「パワースライド」や「ドライブ」などのオシャレトリックもメイクしやすくなります!
スピードが出しやすい
これについては路面状況に大きく左右される点でもありますが、とても綺麗な路面(新しく舗装されたコンクリート、大理石のようなタイルの上、スケートパーク内)ではより硬めなウィールを使用するととてもスピードに乗りやすくなります。
冒頭の文章でも記載させて頂きました「特によくスケートパークに行かれる方」は、普段使っていたウィールの硬さや形状(シェイプ)を見直してみるだけで、いつも以上にトリックのしやすさや快適さが増すことでしょう!
ウィールバイトしづらい
ウィールバイトとは、ウィールとデッキが当たって急ブレーキが起きてしまうことを指します。
ハードウィールを使用している場合、ウィールバイトが起きることはほとんどありません。
大きなソフトウィールをそのままつけた場合はターンするたびにウィールバイトが起きてしまうでしょう。
(そのような事にならないようにライザーパッドというトラックとデッキの間に挟んで車高をあげるパーツも存在します。)
デメリット
振動や音が大きい
未舗装路のストリート(街中)などでは、少し小石混じりなコンクリート道路などがあるかと思います。
そのような場所でハードウィールをつけて滑った場合、足の裏が痺れるほどの振動とキャリーケースを10個引っ張っているほどの音が鳴ります。
ただし、ストリートには驚くべき隠しスポットが数多く眠っています。
そのような場所で使用できるイチオシのウィールを記事の終盤でご紹介させて頂きます。
摩耗しやすい
どのようなウィールでも必ずすり減っては行きますが、やはりトリックをメインとして使用されるこのハードウィールは特にすり減るスピードが早く感じます。
特にメリットの点で説明させていただいた「パワースライド」や「ドライブ」など横滑りをさせる系のトリックを頻繁に行うと非常に早いスピードで摩耗します。
摩耗しても使える事には使えますが、乗り心地が悪くなったりスピードが出しづらくなったりしてきますので、そのような状態になった場合はウィールの向きを反対にして取り付けたり、買い替えを検討された方が良いでしょう。
安定感はソフトウィールに劣る
この点はそもそもの目的(トリック用なのかクルージング用なのか)が異なる内容となるのですが、やはりどのような道路でも快適に安定して滑る事ができるソフトウィールに比べると幅も硬さも異なるハードウィールなのでやはり安定感はソフトウィールより劣ります。
ただし、上述しました通りトリックをメインとして使用していくのであれば必ずハードウィールを使用していくと思いますので特にデメリットとして考えなくても良い点かもしれません。
スケボーハードウィールの選び方
硬さ
硬さは数字で表記される場合がほとんどです。
ハードウィールですと96A〜103Aぐらいの硬さがメインで、この数字が大きければ大きいほど硬いという事になります。
初めてウィールを選ぶ方はストリートでもパークでも問題なく使用できるオールラウンダーな99Aのウィールを選ぶと良いでしょう。
形状(シェイプ)
シェイプはこだわる人はこだわります。
シェイプの種類はクラシック、コニカル、ラジアル等がメインとなります。
クラシックは文字通りスタンダードな楕円形状で設置面が狭く、クセのない乗り心地になります。
テクニカルなトリックを行うときに優位になります。
コニカルは角張った形状で設置面が広く安定感のある乗り心地になります。
荒れた路面やボウル、ランプでのライドにてその実力を発揮します。
ラジアルはグリップ力が強く、パンクしづらい丸みを帯びた形状です。
丸みを活かし安定感のあるグラインドを行う事ができます。
ちなみに筆者は安定感と角張ったシルエットが特徴的なコニカルシェイプがとても好きでよく愛用しています。
ストリートorパークorアール
わかりやすく表現するため、ここではストリートを普通の公園や街中のことを指します。
またパークは「ボックス」「レール」などのセクションを用いたトリックを行う場所を指し、アールは「ミニランプ」や「ボウル」のことを指すこととします。
ストリートでは路面状況の良い場所だけではありませんが、パークには無い奇跡のような隠しスポットや天然スポットが数多く眠っています。
そのような場所で滑りたい時は少々柔らかめの96~99Aを選ぶとよいでしょう。
ちなみに筆者は以前96Aの比較的柔らかめなウィールを使用していましたが、少々荒れた道でも快適に滑る事ができました。
(それ以前は101Aを使用しており、悪路だと失速や振動の大きさが目立ちました。)
逆にほとんど綺麗な路面やスケートパークでしか滑らないと言う方は硬めの101A〜を選ぶと良いでしょう。
スケボーハードウィールおすすめ10選
【SPITFIRE】
FORMULA FOUR
ウィールの王道、スピットファイアの99Aコニカルシェイプのハードウィール。
99Aというオールラウンダーな硬さとコニカルシェイプの安定感を兼ね備えた万人受けのウィールです。
王道メーカーの安心さと、その安定した乗り心地をいつものライドに取り入れてみてはいかがでしょうか。
【SPITFIRE】
CLASSICS
同じくスピットファイアより、101Aクラシックシェイプのハードウィール。
硬度101A、形状はクラシックとなっておりますため、主にパーク状態の良い舗装路にてその実力を発揮します。
テクニカルなライドや、圧倒的なスピード感、パワースライドやドライブをライン(一連のトリックの流れ)に取り入れる方などはこちらのウィールを強くお勧めします。
【MINI LOGO】
A-CUT ハードウィール(WSBCMLAC25390W4)
トリック用ウィールとしては圧倒的な柔らかさを誇る90Aのハードウィールです。
かなり荒れたアスファルト路面でも振動を抑え、ACUT(コニカルシェイプに似ている)の設置面の広さにて安定感のある走りを魅せます。
主にストリートで滑るスケーターにイチオシのウィールです。
また、MINI LOGOはシンプルなデザインにする事により低価格にて販売する事が可能となったウィールです。
初心者の方から、消耗の激しいプロの方まで幅広いスケーターにお勧めできるウィールです。
【SM BLANKS】
103A コニカルシェイプ
SM BLANKSより103A コニカルシェイプのハードウィールです。
SM BLANKSは日本ブランドでスケーター応援価格のスケボー専門店です。
こちらの商品もなんと2000円という圧倒的な低価格。(2022/09/01現在)
また、かなり硬めな103Aですがコニカルシェイプであるという不思議な組み合わせ。
この組み合わせによって安定感とスピード感を同時に手に入れる事ができるでしょう。
また、商品説明にもある通り「ドライブ」がとても入れやすくなっていますので、安定感のあるテクニカルなトリックをメイクする事ができます。
【PIG WHEELS 】
TOXIC PROLINE
PIG WHEELSより101A クラシックシェイプのハードウィール。
耐久性や性能、スピード感はもちろんのこと、何よりもこの可愛いデザインが魅力的です。
他のウィールにも言える事ではありますが、ハードウィールの選び方のひとつとしてやはりデザインも重要なポイントかと思います。
【SPITFIRE】
YUTO SUMRAI CLASSIC
今や世界で注目され、様々な大会で活躍しているオリンピアン堀米雄斗の1stプロウィール。
こちらの商品は現在かなり人気ですので、お買い求めはお早めに!!
スピットファイアのロゴがJapanらしいサムライになっていますね。
こちらのウィールのアートワークを手掛けたのは北海道・札幌のスケーター熊谷伸哉さん(通称クマさん)です。
飾る用と使う用の2セット欲しいくらいにかっこいいデザインですね。
硬さは101A、形状はクラシックなのでこのウィールをつけてパークで目立っちゃいましょう!
【OJ Wheels】
Elite Nomads
OJ Wheelsより硬さ95A、サイズ57mmのハードウィール。
柔らかめなウィールはもちろんのことですが、そのサイズにも注目して頂きたいです。
上記で紹介してきたウィールの中では圧倒的なサイズ感。
さらにそこに柔らかさを追加すると… もうお分かりですね。
そう、とてつもない安定感が生まれるのです。
この安定感を手に入れてしまえば、どのような悪路のストリートも怖くありません。
トリック用で使用するのはもちろんですが、少し近くのコンビニに行くときなどにも丁度良いタイプのウィールですね。
【BONES】
STF RETROS V1
BONESより103A 53mmのハードウィール。
スケートボードの為に考えられた最高品質のウレタンを使用したそのウィールは圧倒的な品質と耐久性が魅力的。
とくにBONESのウィールはパンクしないことで有名です。
文字通り骨の様に硬いこのハードウィールを使って骨身に染みるシブいトリックをメイクしてみてください。
【Chocolate】
WCH2-E2 WHITE
Chocolateより99D 52mmのハードウィール。
こちらのウィールはオールラウンダー向けとなっております。
そしてこのとても可愛らしいポップなデザインが特徴的なこのウィールは、お子様やガールズスケーターにもオススメできますね。
また、形状はコニカルシェイプとなっておりますので初心者の方にもうってつけのウィールとなっております。
【ELEMENT】
ELEMENT x PEANUTS Collection(BB027-300)
ELEMENTより99A 52mmのハードウィール。
超有名スケートボードブランドELEMENT(エレメント)とあのスヌーピーが奇跡のコラボ!
これまたお部屋に飾っておきたくなるような可愛らしいデザインですね。
各ウィールにそれぞれ異なったデザインが施されているため、カラフルで個性的なセットアップが組めることでしょう。
硬さやサイズに関してもオールラウンダー向けとなるため、重複した内容となりますがお子様やガールズスケーター、初心者の方にもお勧めできるウィールとなっております。
まとめ
今回ご紹介したハードウィールはあくまでも一部となります。
他にも様々なデザインのウィールや、硬度&シェイプの組み合わせなどが存在します。
是非今回の記事を参考にしながらご自身にマッチするベストなハードウィールを探してみてください。
スケボー ハードウィールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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