キャンプで快適な時間を過ごすためには必要不可欠な存在であり、近年キャンパーに人気の高い「シェルターテント」。
テントによってオリジナルのアレンジができ、さまざまな種類のものが発売されていることも魅力の1つと言えるでしょう。
しかし、便利なシェルターは欲しいけど、どれを購入すればよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、キャンプを快適に過ごせるシェルターテントのメリットや選び方、おすすめ商品12選を詳しく紹介します。
目次
- 1 シェルターテントとは
- 2 シェルターテントを使うメリット
- 3 シェルターテントを使うデメリット
- 4 シェルターテントの選び方
- 5 シェルターテントおすすめ12選
- 5.1 【CAPTAINSTAG】リオーネUVワンタッチシェルター(M-3130)
- 5.2 【THE NORTH FACE】HOMESTEAD SHELTER(NV21904)
- 5.3 【PaaGoWORKS】NINJA SHELTER(CT104)
- 5.4 【DOD】ファイヤーベース(T8-524-BG)
- 5.5 【TOMOUNT】ドームテント
- 5.6 【ogawa】ツインクレスタT/C(3348)
- 5.7 【NEMO】ヘキサライト LE 6P(NM-HEX-6P-LE)
- 5.8 【鎌倉天幕】HIDEOUT-02
- 5.9 【ZANEARTS】ZEKU-M
- 5.10 【MINIMAL WORKS】Shelter G
- 5.11 【ZEROGRAM】Brooks Ground Dome Shelter
- 5.12 【snow peak】ゼッカ(TP-710)
- 6 まとめ
シェルターテントとは
シェルターテントとは、四方と天井を壁に囲う構造で、床にシートがなく地面がむき出しになっているテントを指します。
簡易的に、シェルターと呼ばれることもあります。
フライシートの仕様やメッシュ素材、ポールなどはテントによって異なり、さまざまなテントアレンジが可能です。
また、四方を囲われているため雨や風を凌げて、便利な機能も多く気温に合わせて快適に過ごせることが魅力の1つでしょう。
シェルターテントを使うメリット
オリジナルのテントアレンジが可能
シェルターテントはさまざまなテントアレンジが可能で、設営時の自由度が高いことが1番の魅力と言えるでしょう。
四方のフライシートをキャノピーとして開放するなど、季節や使用人数、天気などによってさまざまな使い方ができます。
また、テント内のレイアウトの自由度も高く、オプション商品も多いため、オリジナルのテントサイトを作れることも魅力的です。
オールシーズン快適に過ごせる
通常のワンポールテントやドームテントと比較し、ドアパネルやベンチレーションを数多く備えているシェルターテント。
夏の暑い時期には簡単に換気ができ、テント内に熱がこもることなく快適に過ごせるでしょう。
また、スカートや煙突穴のついた商品も多く発売されているため、ストーブなどの暖房器具を使用する冬も温かく過ごせますよ。
設営が簡単
シェルターテントはフロアシートがないこともあり、初めての方でも簡単に設営ができる商品が多いです。
寝室に使用するインナーテントも吊り下げ式やワンタッチテントを使用すれば、設営はさらに簡単になります。
しかし、テントのサイズや構造により1人では設営できないテントもあるため、購入前に必ず確認してみてくださいね。
シェルターテントを使うデメリット
インナーテントが必要となる
シェルターテントは泊まりがけでキャンプをする際は、寝室としてインナーテントが必要となります。
コットのみで寝ることも可能ですが、虫や結露問題を考えると、インナーテントを使用した方が安全にキャンプを楽しめるでしょう。
また、商品によってはインナーテントがセットになった商品もあるため、購入前にチェックしてみてくださいね。
耐風性は低い
シェルターテントは、ワンポールやツーポールなどが多くフロアがない構造上、強風や大雨には弱いテントです。
そのため、使用する際は急に強い風が吹いてもよいよう、ガイロープを張ってテントを固定しながら安全に使用するとよいでしょう。
また、ひどい悪天候だと事前にわかる日には、安全のためにシェルターテントの使用を控えることをおすすめします。
価格が高いテントも
シェルターテントはサイズや素材によって価格が高く、アレンジに必要となるオプション商品が別売りとなる商品もあります。
インナーテントなどは、他メーカーのブランドで代用できることもあるので、お金をかけたくない方は確認してみてください。
また、人気の高い商品は品薄状態が続いており、抽選販売で目当ての商品が購入できないこともあるので注意が必要です。
シェルターテントの選び方
サイズは「使用人数+1人分」がおすすめ
シェルターテントを購入する際は、「使用人数+1人分」のサイズを選ぶようにしましょう。
発売されているテントには「使用可能人数」という記載があり、テント内で大人が何人寝られるかを表しています。
使用可能人数通りにテントを購入すると、荷物を置くスペースやゆったりと過ごせるスペースがなく閉塞感を感じてしまいます。
大きすぎるテントは設営や持ち運びが大変なので、「使用人数+1人分」を目安に自分に合ったサイズのテントを選んでくださいね。
テント素材をチェックしよう
シェルターテントで主に使用されている生地は「T/C」と「化繊素材」の2種類になります。
それぞれの特徴を理解して自分に合った生地のテントを選ぶとよいでしょう。
T/C(ポリコットン)
ポリエステルと天然素材のコットンの棍棒生地。
難燃性があり火の粉にも強く、速乾性や耐推移性に優れていますが、重量があります。
化繊素材(ポリエステルやナイロン)
軽量でコンパクトになり、速乾性に優れています。
化学繊維のため火には弱く、焚き火の近くでの使用は注意が必要です。
耐水圧は1,500mmあると安心
キャンプ中は急に雨が降ってくることもあるので、「耐水圧1,500mm」を目安に耐水性を選ぶとよいでしょう。
耐水圧とはテントの生地が染みることなく、どれだけの水量の水に耐えることができるかを表し、高いほど耐水性にも優れます。
しかし、耐水圧の高い生地は通気性が悪くなるというデメリットも。
耐水圧1,500mmを目安に購入し、シーズンごとに防止加工などのお手入れをすると、長くテントを使えますよ。
インナーテントがセットだと便利
デメリットでもお伝えした通り、シェルターテントに泊まるのであればインナーテントは、防虫対策として必須です。
発売されているテントによっては、インナーテントがセットでついていくる商品もあり、とても便利です。
また、「カンガルースタイル」をするために、シェルターテントの中に入れるテントを発売しているメーカーもあります。
オプション商品のインナーテントよりも安価なものもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
あると便利な機能を確認しよう
シェルターテントは備わっている機能によって、オールシーズン快適に使用できます。
暑い夏は「ベンチレーション」や「メッシュパネル」、また複数のドアパネルによって簡単に涼しく換気ができます。
また、寒い冬には「スカート」や「煙突穴」によって、外の冷気を遮断しながら暖かく快適に過ごせるでしょう。
自分がキャンプで使用するシーズンに合わせて、便利な機能がついたテントを購入してくださいね。
初心者におすすめのメーカー
テントを初めて購入される方にもおすすめの、コスパの良いテントのあるメーカーを2つ紹介します。
DOD
大阪に本社を置く日本の人気アウトドアメーカー。
高品質でオリジナル性の高いおしゃれな見た目ですが、購入しやすい価格のテントが多いです。
snowpeak
初心者から上級者まで多くのキャンパーに支持される、新潟県にあるアウトドアメーカー。
業界トップレベルの高品質で、長く愛用できるテントが多いです。
価格帯はどれくらい?
シェルターテントは、5千円~30万円以上までと価格帯にかなり大きな幅があります。
テントの生地やポールに使用する素材やサイズ、メーカーのブランド力により価格が決まります。
しかし、高価なテントが良いテントというわけではないので、自分に合った使い勝手の良いテントを探してくださいね。
シェルターテントおすすめ12選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 |
---|---|---|---|
CAPTAINSTAG リオーネUVワンタッチシェルター | 2.38kg | 180×180×130cm | ポリエステル |
THE NORTH FACE HOMESTEAD SHELTER | 4.54kg | 338×246cm×213cm | ポリエステル |
PaaGoWORKS NINJA SHELTER | 1.6kg | 380×220×140cm | ポリエステル |
DOD ファイヤーベース | 15.1kg | 330×500×240cm | T/C |
TOMOUNT ドームテント | 14.7kg | 390×390×200cm | ポリエステル |
ogawa ツインクレスタT/C | 9.6kg | 305×200×570cm | T/C |
NEMO ヘキサライト LE 6P | 3.6kg | 561×470×226cm | ナイロン |
鎌倉天幕 HIDEOUT-02 | 10.5kg | 480×760×240/220cm | ナイロン |
ZANEARTS ZEKU-M | 12.8kg | 440x220x250cm | ナイロン |
MINIMAL WORKS Shelter G | 6.4kg | 350×300×170cm | ナイロン |
ZEROGRAM Brooks Ground Dome Shelter | 7.9kg | 360x360x190cm | ナイロン |
snow peak ゼッカ | 30kg | 不明 | ポリエステル |
【CAPTAINSTAG】
リオーネUVワンタッチシェルター(M-3130)
夏のビーチや水遊び、ピクニックなどのアウトドアシーンで強い日差しから守ってくれるワンタッチタイプのシェルターです。
重量2.38kgと軽量で持ち運びしやすく、UV-PROTECTION生地という紫外線を98%カットする生地を採用しています。
また、簡単に数秒で設営可能ですが、グラスファイバー製ポールを採用しているため、耐久性にも優れています。
重さ | 2.38kg |
---|---|
サイズ | 180×180×130cm |
素材 | ポリエステル |
【THE NORTH FACE】
HOMESTEAD SHELTER(NV21904)
テント本体のドアとなるパネル4か所にメッシュスクリーンを搭載した、天井高213cmある大型シェルターです。
設営しやすく耐風性に優れたクロスポール構造に加えて、2本の短いポールを設置するため、天井が広く快適に過ごせるでしょう。
また、テント室内にはハンギングループやポケットなど便利な機能があるため、テント内のレイアウトがしやすいです。
重さ | 4.54kg |
---|---|
サイズ | 338×246cm×213cm |
素材 | ポリエステル |
【PaaGoWORKS】
NINJA SHELTER(CT104)
重量1.6kgと超軽量で秘密基地のようにキャンプを楽しめる2人用サイズで、持ち運びのしやすいシェルターです。
軽量な生地とポールの素材により、収納時45×15cmまでコンパクトになるため、徒歩やバイクでキャンプを楽しむ方におすすめです。
また、オプション商品のインナーテントを使用すればダブルウォールテントとして虫の侵入を防ぎながら換気ができます。
重さ | 1.6kg |
---|---|
サイズ | 380×220×140cm |
素材 | ポリエステル |
【DOD】
ファイヤーベース(T8-524-BG)
火の粉にも強いポリコットン生地を採用した、オールシーズン使用可能な4人用サイズのシェルターテントです。
天井高は最大240cmと広々しており、ベンチレーションやメッシュ、スカートがついているため、気温に合わせて快適に過ごせるでしょう。
また、簡単に取り付け可能なフロアシートがセットになっているため、冬でも暖かいドームテントとしても使用可能です。
重さ | 15.1kg |
---|---|
サイズ | 330×500×240cm |
素材 | T/C |
【TOMOUNT】
ドームテント
150Dオックスフォード生地に防水加工を施し、耐水性と遮光性が優れた5人用サイズの大型シェルターテントです。
テントの天井高2mで、8つの窓にはすべてメッシュパネルがついているため、テント室内にいても広々とした開放感を感じられます。
また、スカートや煙突穴、インナーマットがついているため、冬のおこもりキャンプを暖かく快適に過ごせるでしょう。
重さ | 14.7kg |
---|---|
サイズ | 390×390×200cm |
素材 | ポリエステル |
【ogawa】
ツインクレスタT/C(3348)
焚き火の火の粉にも強く、オールシーズン快適に使用できるポリコットン生地を採用した、ツインポールシェルターです。
前後の大型ドアを開けば、タープを使うことなく快適なリビング空間ができあがります。
また、二股ポールやハーフメッシュインナーなど、オプション商品が多く、自分好みのさまざまなアレンジが楽しめるでしょう。
重さ | 9.6kg |
---|---|
サイズ | 305×200×570cm |
素材 | T/C |
【NEMO】
ヘキサライト LE 6P(NM-HEX-6P-LE)
重量3.6kgと軽量で持ち運びのしやすい、4〜6人で余裕をもって過ごせるスペースが魅力のシェルターテントです。
ツインポール設計となっているため、天井の高い部分が多く、設営や撤収も初めての方でも簡単にできるでしょう。
また、ポールやロープを使用すればさまざまなテントアレンジが可能なため、状況に応じて快適に使うことができますよ。
重さ | 3.6kg |
---|---|
サイズ | 561×470×226cm |
素材 | ナイロン |
【鎌倉天幕】
HIDEOUT-02
ツインポール設計により、美しい曲線で構成されたラウンドラインが個性的で、他の人とかぶりにくいシェルターテントです。
複数のメッシュドアパネルやベンチレーションにより、暑い夏でも快適に虫を気にせず空気の入れ替えができるでしょう。
また、複数のドアパネルによりさまざまなアレンジが可能で、ポールの高さを変えて冬に便利なスカートを作ることも可能です。
重さ | 10.5kg |
---|---|
サイズ | 480×760×240/220cm |
素材 | ナイロン |
【ZANEARTS】
ZEKU-M
ワンポールの設計ですがエクステンションフレームというポールにより、天井のデッドスペースを減らしたシェルターテントです。
天井が高いスペースが広く開放的な空間になるため、4~6人の大人が閉塞感なく快適に過ごせるでしょう。
また、本体は6角形ですが5角形のリビングシートがセットになっているため、雨の日でも便利な土間付きのリビングが完成します。
重さ | 12.8kg |
---|---|
サイズ | 440x220x250cm |
素材 | ナイロン |
【MINIMAL WORKS】
Shelter G
ダブルクロスポール仕様となっているので、天井の空間が広くテント内にいても開放感を味わえるシェルターテントです。
ジュラルミン素材のポールを使用しているため耐久性や携帯性に優れ、設営方法が簡単で誰でも簡単にテントを立てられるでしょう。
また、ベンチレーションにはすべてメッシュがついており、暑い夏でも虫の侵入を防ぎながら涼しく快適に過ごせますよ。
重さ | 6.4kg |
---|---|
サイズ | 350×300×170cm |
素材 | ナイロン |
【ZEROGRAM】
Brooks Ground Dome Shelter
6人まで使用できる大型シェルターですが、設営工程をなるべく少なくし、1人でも10分で設営可能なシェルターテントです。
天井の天窓を合わせて窓は10個ついているため、見る角度によってさまざまな景色を見つけられるでしょう。
オプション商品のインナーテントを購入すればドームテントとして使用でき、寒い冬でもおこもりキャンプで暖かく過ごせますよ。
重さ | 7.9kg |
---|---|
サイズ | 360x360x190cm |
素材 | ナイロン |
【snow peak】
ゼッカ(TP-710)
30kgと重量はありますが、前面に取り付けられたパネルにより圧倒的な開放感を味わえる大型シェルターテントです。
天井が高く天窓もついているため、夜はテント内にいながら虫などを気にすることなく星空鑑賞を楽しめます。
また、3人用のインナールームがオプションにあるため、大型のツールームテントとしても使用でき、汎用性の高いテントでしょう。
重さ | 30kg |
---|---|
サイズ | 不明 |
素材 | ポリエステル |
まとめ
今回は、キャンプを快適に過ごせるシェルターテントのメリットや選び方、おすすめ商品12選を詳しく紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合ったシェルターテントを探して、快適にキャンプを楽しんでくださいね。
シェルターテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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