「リフレクター」とも呼ばれる反射板は、夜間でテールライトがない場合には自転車への装着が道路交通法で定められています。
リフレクターは、車からの視認性を高めて安全性を確保するだけでなく、ロードバイクをおしゃれに見せられる便利なツールです。
この記事では、ロードバイク用リフレクターを使うメリットとデメリット、そして選び方のポイントを解説します。
記事の最後には、安全性確保はもちろん、見た目もおしゃれなおすすめリフレクター10選もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 ロードバイク用リフレクターを使うメリット
- 2 ロードバイク用リフレクターを使うデメリット
- 3 ロードバイク用リフレクターの選び方
- 4 ロードバイク用リフレクターおすすめ10選
- 4.1 【キャットアイ】ホイールリフレクター 2個セット (RR-340-WUW)
- 4.2 【キャットアイ】リフレクター リア用(RR-165-SS3R)
- 4.3 【キャットアイ】ソーラー充電式テールライト リフレクター(TL-SLR220)
- 4.4 【QQOLi】リフレクター ホイール
- 4.5 【Saitrewed】自転車スポーク用反射板
- 4.6 【Salzmann・3M】3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ
- 4.7 【TOPEAK】MTX ビームラック リフレクター(TRK-R014)
- 4.8 【CQ】シートポストリフレクター AirTag用
- 4.9 【BSK】ホイールリフレクター
- 4.10 【R250】おにぎりリフレクター(R25-O-REFLECTORM-A)
- 5 まとめ
ロードバイク用リフレクターを使うメリット
法律で着用がほぼ必須である
道路交通法では、夜間だけでなくトンネルや濃霧などの視界が悪い場所では、「尾灯」もしくは「反射材」の装着が義務付けられています。
リアライトを付けていればリフレクターは法律上必要ありませんが、リアライトは電池切れやバッテリー切れのリスクがあります。
万が一のリアライトが使えない自体に備えて、電源が必要ないリフレクターが便利です。
夜間やトンネルでの視認性アップ
リフレクターは、内部の小さなビーズやプリズムで、受けた光を増幅して周囲に拡散させます。
街灯がない夜間やトンネルのような空間では、ライトに加えてリフレクターを装着することで、車からの視認性を高めましょう。
ホイールやペダルのように、回転し続けている部分に装着すると、さらに自動車運転者からの視認性が向上します。
低コストで入手可能
ロードバイク用品は比較的高価なものが多いですが、リフレクターは数百円から購入できる低コストなアイテムです。
安価なモデルでも視認性を高めてくれるため、フロントライトやテールライトなどの他の安全装備と比較して、費用対効果が高いと言えるでしょう。
また、リフレクターは頑丈で耐久性があるため、交換やメンテナンスがほとんど不要で済みます。
ロードバイクをおしゃれにできる
リフレクターは、オーソドックスな赤色だけでなく、黄色やオレンジなどの蛍光色も人気です。
さまざまなカラーのリフレクターを付けることで、シンプルなロードバイクをおしゃれにカスタマイズできます。
色だけでなく、リフレクターの形にはバリエーションがありますので、さまざまなモデルを見比べるとよいでしょう。
ロードバイク用リフレクターを使うデメリット
ライトの代用品にはならない
リフレクターは、暗闇で他者からの視認性を上げるのに活躍しますが、自ら周囲を照らすことはできないため、ライトの代わりにはなりません。
また、道路交通法上でも、リフレクターだけで夜間の走行は認められていません。
前後のライトをしっかりと点灯した上で、補助的にリフレクターを活用することで、暗闇での走行をより安全にしてくれます。
空気抵抗が増す
レースなどに出場される方であれば、フレームやホイールから細かい部品まで、空気抵抗を考慮してロードバイクを組み上げていることでしょう。
リフレクターは自転車に直接装着するため、少なからず空気抵抗は増してしまいます。
リフレクターの装着が義務付けられていないレースなどに頻繁に出場される方は、ベルクロタイプなど付け外ししやすいリフレクターがおすすめです。
ゴチャゴチャした印象になる
ロードバイクのリフレクターはカラフルでおしゃれなモデルも多く、たくさん付けてしまいたくなるかもしれません。
しかし、スポーツ性の高いロードバイクはシンプルなデザインが好まれる傾向にあり、リフレクターを付けることで美観を損なうと考える方もいます。
ロードバイクのデザインとの組み合わせをよく考えて、リフレクターを選ぶとよいでしょう。
ロードバイク用リフレクターの選び方
視認性をチェックする
ロードバイク用リフレクターを選ぶ時には、身を守るためにも必ず視認性をチェックしましょう。
基本的にはサイズが大きいモデルの方が視認性は上がりますが、小さいリフレクターには細かい場所への装着性が高いというメリットもあります。
また、通常の赤色だけでなく、視認性の高い黄色などのリフレクターを組み合わせるのもおすすめです。
ロードバイクに取り付け可能かチェックする
リフレクターを選ぶ際には、ロードバイクに取り付けが可能かを事前に確認しましょう。
ロードバイク用リフレクターの多くは、シートポストやシートステーなどに装着をします。
エアロで径が太かったり、歪な形をしている最新のカーボンフレームの場合、うまく取り付けられない恐れがあります。
スポークに装着するリフレクターも、スポークの太さや形状によっては装着できないことがあるため要注意です。
耐久性をチェック
ロードバイクは高速で走行し、路面からの振動にさらされるため、耐久性の高いリフレクターを選びましょう。
安いリフレクターであっても、粗悪品の場合には簡単にカバーが外れたり、ズレることでリフレクターとしての効果を発揮できない恐れがあります。
固定力を重視するのであれば、ベルクロタイプよりもネジなどで固定できるものがおすすめです。
ロードバイクに合わせてデザインする
一般的には、スポーツ性の高いロードバイクはリフレクターなどが少ないシンプルな見た目が好まれます。
せっかく視認性をアップさせるためにリフレクターを付けるのであれば、ロードバイクの見た目を損なわないデザインがおすすめです。
フレームやバーテープなど、ロードバイク本体と色味を合わせると、統一感が出てより一層かっこよくなるでしょう。
メーカーから選ぶ
ひとえにリフレクターといっても、プリズムやビーズの品質や組み合わせ方によって、光を拡散する能力には違いがあります。
キャットアイに代表される国内メーカーのリフレクターは、高い品質で反射板として優秀な性能を持っています。
安全性を満たしたリフレクターには、「JISマーク」などにより認証されていますので、あらかじめ確認するとよいでしょう。
ロードバイク用リフレクターの価格帯は?
ロードバイク用のリフレクターは、数百円から千円台ほどで購入可能です。
リフレクターは、高額な部品も多いロードバイクの中では比較的入手しやすい価格帯のため、ぜひ視認性のある高機能なモデルをご活用ください。
安いツールのため海外性のモデルも少なくありませんが、口コミなどでよく性能を確認し比較することをおすすめします。
ロードバイク用リフレクターおすすめ10選
メーカー・製品名 | カラー | サイズ | 装着箇所 |
---|---|---|---|
キャットアイ ホイールリフレクター 2個セット | ホワイト | 2.7×5.7×1.0cm | ホイール |
キャットアイ リフレクター リア用 | レッド | 記載なし | シートステー |
キャットアイ ソーラー充電式テールライト リフレクター | レッド | 5.7 x 4.7 x 5.1 cm | シートステー |
QQOLi リフレクター ホイール | レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、ホワイト | 記載なし | スポーク |
Saitrewed 自転車スポーク用反射板 | シルバー | 記載なし | スポーク |
Salzmann・3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ | シルバー | 7cm | スポーク |
TOPEAK MTX ビームラック リフレクター | レッド | 記載なし | リアキャリア等 |
CQ シートポストリフレクター AirTag用 | レッド | 7 x 6.5 x 3.9 cm | シートポスト |
BSK ホイールリフレクター | イエロー | 11.4 x 2.7 x 1.5 cm | スポーク |
R250 おにぎりリフレクター | オーロラカラー | 11cm | サドル |
【キャットアイ】
ホイールリフレクター 2個セット (RR-340-WUW)
創業60年以上で、安心の国内メーカーキャットアイのホイール用リフレクターです。
JIS規格に適合しており、ワンタッチで簡単に取り付けられる機能性がありながらも、お求めやすいリーズナブルな価格となっています。
ストッパーとして金具がついており、知らぬ間にホイールから取れてしまっているということも無いよう丁寧に作られています。
カラー | ホワイト |
---|---|
サイズ | 2.7×5.7×1.0cm |
装着箇所 | ホイール |
【キャットアイ】
リフレクター リア用(RR-165-SS3R)
リーズナブルかつ高品質な、キャットアイが販売するリア用の赤いリフレクターです。
リフレクターは土台が黒いプラスチックが一般的ですが、こちらのモデルはシルバーメッキ風のおしゃれなデザインとなっています。
最新のカーボンフレームより、クロモリフレームなどのクラシックなロードバイクによく似合うリフレクターです。
カラー | レッド |
---|---|
サイズ | 記載なし |
装着箇所 | シートステー |
【キャットアイ】
ソーラー充電式テールライト リフレクター(TL-SLR220)
キャットアイのこちらのモデルは、リフレクターとソーラー充電式テールライトを兼用できる便利な人気商品です。
明るさと振動を検知するセンサーがついており、暗闇で走行すると自動的にライトを点灯してくれます。
直射日光を約4時間浴びるとソーラー充電が完了し、最大連続点灯時間は22時間と、バッテリー切れを心配せずご使用いただけます。
カラー | レッド |
---|---|
サイズ | 5.7 x 4.7 x 5.1 cm |
装着箇所 | シートステー |
【QQOLi】
リフレクター ホイール
個性的でおしゃれなロードバイクにしたい方は、スポークに装着するタイプのリフレクターがおすすめです。
カラーバリエーションも豊富なため、色の組み合わせや装着場所のパターンによって、あなただけのデザインを作り上げることができます。
視認性に自信のあるリフレクター36本と大容量モデルのため、家族や友人とシェアするのもおすすめです。
カラー | レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、ホワイト |
---|---|
サイズ | 記載なし |
装着箇所 | スポーク |
【Saitrewed】
自転車スポーク用反射板
優れたABS樹脂と反射転写フィルムを採用し、軽くて丈夫でありながら反射率の高いスポーク用リフレクターです。
複数本スポークに取り付けるだけで、夜間や雨天時の視認性を高めてくれます。
72本セットの大容量のため、お気に入りのパターンで装着可能です。
カラーバリエーションは、シンプルで視認性の高いシルバー一色となっています。
カラー | シルバー |
---|---|
サイズ | 記載なし |
装着箇所 | スポーク |
【Salzmann・3M】
3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ
大手メーカーの安心感があるスポーク用リフレクターをお求めの方は、アメリカの3M製の反射材を使用しているこちらのモデルがおすすめです。
反射材への加工を施しているSalzmannは、3M社の認定を受けて高い品質を提供しています。
ノーブランド品と比べるとやや価格は高めですが、夜間で自動車のライトを受けた時の反射への評価が大変高いモデルです。
カラー | シルバー |
---|---|
サイズ | 7cm |
装着箇所 | スポーク |
【TOPEAK】
MTX ビームラック リフレクター(TRK-R014)
品質の高いロードバイク用工具などを展開しているTOPEAK(トピーク)が販売している、丸型のリア用リフレクターです。
ネジにて固定するタイプのため、走行中の脱落が心配な方におすすめのモデルです。
トピークのリアキャリアを愛用している方は、同じメーカーのため互換性もあり相性よくご使用いただけます。
カラー | レッド |
---|---|
サイズ | 記載なし |
装着箇所 | リアキャリア等 |
【CQ】
シートポストリフレクター AirTag用
高価なロードバイクの盗難が気になる方は、シートポストに固定するこちらのリフレクターがおすすめです。
AppleのAirTagやGARMINのVariaといったスマホ連携できるGPS端末を内蔵させることができ、万一盗難に遭ってしまっても自転車の位置確認ができます。
リフレクター自体も、高透過なABS樹脂を使用しているため反射率が高い高スペックモデルです。
カラー | レッド |
---|---|
サイズ | 7 x 6.5 x 3.9 cm |
装着箇所 | シートポスト |
【BSK】
ホイールリフレクター
夜間に車からの視認性を高めたい方は、レッドやホワイトに加えて、イエローカラーのリフレクターがおすすめです。
こちらのモデルは安価ながらJIS規格に適合していることに加え、大きい反射面積でハイビームなら450m先からも見える反射性能を誇ります。
取り付けも簡単なため、自分用はもちろんプレゼント用としても人気です。
カラー | イエロー |
---|---|
サイズ | 11.4 x 2.7 x 1.5 cm |
装着箇所 | スポーク |
【R250】
おにぎりリフレクター(R25-O-REFLECTORM-A)
「おにぎり型」とも呼ばれる三角形のかわいらしいリフレクターです。
通常時は黒に近い色合いですが、光を受けるとオーロラカラーで反射し、ドライバーへロードバイクを認知させます。
軽い布製で風にゆらゆらと揺れることで視認性がアップしています。
見た目がキュートなリフレクターが欲しい方におすすめです。
カラー | オーロラ |
---|---|
サイズ | 11cm |
装着箇所 | サドル |
まとめ
ロードバイクで公道を走る上では、ライトに加えてリフレクターを装着することでより安心になります。
リフレクターは光を反射することによる安全性に加えて、ロードバイクの見た目もおしゃれにします。
この記事をご覧になり、お気に入りのおしゃれなリフレクターが見つかれば幸いです。
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