ロードバイクは高機能化が進み、スマートフォンやサイクルコンピューター、ライト、パワーメーターや電動シフトなど、想像以上に多くの電子機器を使います。
これらの電子機器はロードバイクの楽しみを増やしてくれますが、心配の種であるバッテリー切れを防ぐためにもモバイルバッテリーが有効です。
この記事では、ロードバイク向けモバイルバッテリーをお探しの方に向けて、メリットとデメリット、選び方のポイントを解説します。
記事の最後には、ロングライドの持ち運びにも便利なおすすめモバイルバッテリー10選もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 ロードバイク向けモバイルバッテリーを使うメリット
- 2 ロードバイク向けモバイルバッテリーを使うデメリット
- 3 ロードバイク向けモバイルバッテリーの選び方
- 4 ロードバイク向けモバイルバッテリーおすすめ10選
- 4.1 【Anker】PowerCore 5000 (A1109)
- 4.2 【Anker】PowerCore 10000 (A1263)
- 4.3 【Anker】PowerCore Slim 10000(A1229)
- 4.4 【Anker】PowerCore 20100(A1271012)
- 4.5 【Anker】PowerCore Fusion 5000(A1621)
- 4.6 【Anker】PowerCore Essential 20000 PD 20W(A1287)
- 4.7 【Anker】PowerCore III 5000(A1217)
- 4.8 【INIU】モバイルバッテリー 10000mAh(BI-B41)
- 4.9 【エレコム】モバイルバッテリー NESTOUT(DE-NEST-5000GY)
- 4.10 【Philips】5v3a モバイルバッテリー(DLP7721C)
- 5 まとめ
ロードバイク向けモバイルバッテリーを使うメリット
電子機器の充電に役立つ
ひと昔前までは、ロードバイクで使う電子機器と言えばサイクルコンピューターと前後のライト程度だったでしょう。
今やスマートフォンをはじめ、電動シフトやパワーメーター、骨伝導イヤホン、スマートウォッチなどさまざまな機器を活用することが多くなりました。
不測のバッテリー切れに対処するためにも、バッテリーを持ち運ぶことは必須と言っても過言ではありません。
夜間ライドが多い方は必需品
通勤通学などで、夜間にロードバイクに乗る機会が多い方はモバイルバッテリーが必須です。
いざ夜間に乗車しようと思った時に、ライトのバッテリーが切れていた経験がある方もいるのではないでしょうか。
近年では以前と比べて、無灯火の自転車への取り締まりが強化されてきており、ライトの必要性は増しています。
自分自身の身を守るためにも、ライトのバッテリー切れに備えてモバイルバッテリーを持ちましょう。
ロングライドやブルベをするなら必需品
丸一日かけるロングライドやブルベに挑戦する方は、モバイルバッテリーは必携アイテムです。
ロングライドにおいては、機材の故障や落車など不意のトラブルにより、予定通り進めないことが少なくありません。
トラブル発生時にスマホなどのバッテリーが切れてしまうと、焦りにも繋がり危険です。
備えとしてモバイルバッテリーを持っていれば、トラブルが発生しても心に余裕を持つことができます。
ロードバイク向けモバイルバッテリーを使うデメリット
粗悪品に注意
モバイルバッテリーは、メーカー品からノーブランド品まで、とても多くの製品が販売されています。
ECサイト上では、安くてバッテリー容量が多く、レビューの評価も高い商品がたくさん並んでいます。
しかし、実際にはサクラレビューにより、人気があると見せかけている商品も紛れているのも事実です。
レビューを見る際には、高評価だけでなく、低評価の内容もしっかり確認することをおすすめします。
重量が増加する
ロードバイク好きの中には、お金をかけて少しでも軽量化を目指している方も多いでしょう。
モバイルバッテリーは重量が軽くても100グラム以上ありますので、サイクルジャージのポケットに入れるとそれなりに存在感があります。
できるだけ身軽にしたいという方は、軽量なモバイルバッテリーを選ぶようにしましょう。
ロードバイク向けモバイルバッテリーの選び方
バッテリー容量から選ぶ
モバイルバッテリー導入の目的は電子機器の充電ですので、バッテリー容量は最も重要なポイントです。
バッテリー容量は「mAh」という単位でバッテリーの仕様に記載されています。
目安としては、最低限スマホ一回分を充電できるように5,000mAh以上、余裕を持って充電したい人は10,000mAh以上のモデルを選ぶとよいでしょう。
泊まりがけにはコンセント充電タイプが便利
モバイルバッテリー本体の充電方法は、USBケーブルを繋いで充電する方法が一般的ですが、デメリットとして充電にUSBポートとケーブルが必要になります。
モバイルバッテリーによっては、本体にACコンセントが付属しており、電源から直接充電できるモデルもあります。
宿泊が伴ったり、休憩中にモバイルバッテリーを充電する機会がある場合には、コンセントに差すだけで簡単に充電できる後者のタイプが便利です。
携帯性に優れるコンパクトなモデルを選ぶ
ロードバイクは、サイクルジャージやサドルバッグなど、持ち運ぶ物を収納できる場所は限られていますよね。
ブルベのようにモバイルバッテリーを頻繁に使う方でなければ、コンパクトで携帯性に優れたモデルを選ぶのもポイントです。
携帯性を重視するのであれば、バッグやポケットの隙間にスッと入るスティック型やカード型のバッテリーがおすすめです。
防水性能から選ぶ
モバイルバッテリーの中には、防水性能を売りにしているモデルもあります。
突然の雨による水没や故障が心配な方は、防水性が高いバッテリーを選ぶのもよいでしょう。
ただし防水製品であっても、ゲリラ豪雨のように大量の雨にさらされる場面では故障の恐れがあります。
原始的な方法ですが、ジップロックのような密閉できる袋に入れておくのは水への対策として大変効果的です。
接続規格を確認する
モバイルバッテリーの接続はUSBが主流ですが、Type-A、Type-B、Type-Cなどさまざまな規格があります。
モバイルバッテリーへ充電する入力ポートは、Type-B、Cが主流です。
一方、スマートフォンなどへ充電する出力ポートはType-Aが一般的ですが、最新機器の中にはType-Cで出力できるモデルもあります。
スマホやサイコンなど、お使いの機器を充電する際に接続がうまくいくか、よく確認の上モデルを選びましょう。
メーカー品から選ぶ
モバイルバッテリーは精密機器のため、品質や安全面を重視するのであれば有名メーカーから選ぶのもおすすめです。
中でも、モバイルバッテリーを中心にスマホ周辺機器を販売するAnkerは、品質面、性能面ともに最も信頼できるメーカーの一つです。
Ankerは展開しているモバイルバッテリーのモデル数が多く、容量や形状、接続方法など使い方に合わせてお選びいただけます。
モバイルバッテリーの価格帯
モバイルバッテリーは充電というシンプルな機能なため、スペックと価格が比例しやすいツールです。
容量が小さめで価格が安いモデルであれば、1,000円台から購入可能です。
反対に、容量が大きく携帯性に優れたモデルの場合、10,000円近いモデルもあります。
オーバースペックだと価格も高く重量も重くなってしまいますので、予算や使用する頻度に合わせたバッテリーを選ぶようにしましょう。
ロードバイク向けモバイルバッテリーおすすめ10選
メーカー・製品名 | サイズ | 重量 | バッテリー容量 |
---|---|---|---|
Anker PowerCore 5000 | 10.8 x 3.3 x 3.3 cm | 134g | 5,000mAh |
Anker PowerCore 10000 | 9.2 x 6 x 2.2 cm | 180g | 10,000mAh |
Anker PowerCore Slim 10000 | 14.9 x 6.8 x 14 cm | 206g | 10,000mAh |
Anker PowerCore 20100 | 16.8 x 5.8 x 2.2 cm | 356g | 20,100mAh |
Anker PowerCore Fusion 5000 | 7 x 7.2 x 3.1 cm | 189g | 5,000mAh |
Anker PowerCore Essential 20000 PD 20W | 15.8 x 7.4 x 1.92 cm | 345g | 20,000mAh |
Anker PowerCore III 5000 | 10.3 × 6.3 × 14 cm | 113g | 5,000mAh |
INIU モバイルバッテリー 10000mAh | 13.2 x 6.8 x 1.2 cm | 250g | 10,000mAh |
エレコム モバイルバッテリー NESTOUT | 3.6 x 3.6 x 13.5 cm〜3.6 x 8.5 x 12.9 cm | 140〜340g | 5,000〜15,000mAh |
Philips(フィリップス) 5v3a モバイルバッテリー 20000mAh PD 20W | 14 x 6.9 x 2.8 cm | 356g | 20,000mAh |
【Anker】
PowerCore 5000 (A1109)
人気メーカーAnkerのスティック型モバイルバッテリーです。
高さ10cm、幅3cmほどと超コンパクトなモデルのため、サイクルジャージやサドルバッグの隙間に気持ちよく収まります。
超小型ながらバッテリー容量は5,000mAhと、大型のスマホも満充電できるほどの容量を持ちます。
万一のバッテリー切れに備えてお持ちいただくのに最適なモデルです。
サイズ | 10.8 x 3.3 x 3.3 cm |
---|---|
重量 | 134g |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
【Anker】
PowerCore 10000 (A1263)
Ankerの技術を集結したモバイルバッテリーで、10,000mAh級の容量を持つバッテリーの中で世界最小かつ最軽量クラスです。
縦と横の大きさはクレジットカード同等で、重さは卵3つ分のためポケットに入れても重さを感じさせません。
スマホ約2回分の充電が可能なため、サイコンやライトなどロードバイク関連機器のバッテリー切れにも対応できます。
サイズ | 9.2 x 6 x 2.2 cm |
---|---|
重量 | 180g |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
【Anker】
PowerCore Slim 10000(A1229)
スマホを約2回充電できる10,000mAhと大容量ながら、厚みをわずか1.4cmに抑えた超薄型のモバイルバッテリーです。
スマホとほぼ同じ大きさと重量のため、サイクルジャージのポケットに綺麗に収まります。
バッテリー本体の充電には、USB-CとMicro USB入力ポートの2種類あるため、今お使いのケーブルに合わせて使える便利なモデルです。
サイズ | 14.9 x 6.8 x 14 cm |
---|---|
重量 | 206g |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
【Anker】
PowerCore 20100(A1271012)
スマホを最大4回程度充電可能な20,100mAhと、超大容量のモバイルバッテリーです。
スマホをナビとして使いながらロングライドをする方でも安心のバッテリー容量です。
出力ポートが2箇所ついているため、スマホと同時にサイコンやライトなどを充電できます。
20,000mAh級でありながら、重量が缶ジュース一本分の約350gは最軽量級で、ライド中の持ち運びも苦になりません。
サイズ | 16.8 x 5.8 x 2.2 cm |
---|---|
重量 | 356g |
バッテリー容量 | 20,100mAh |
【Anker】
PowerCore Fusion 5000(A1621)
PowerCore Fusion 5000の特徴は、USB充電器とモバイルバッテリーを兼用できる点です。
日頃USB充電器としてお使いいただくだけで、コンセントから自動的にリチウムイオンバッテリーに充電されるため、充電のし忘れがありません。
2wayで使える便利なツールなため、ホテルを転々とするロードバイク旅など、荷物を減らしたい方に人気です。
サイズ | 7 x 7.2 x 3.1 cm |
---|---|
重量 | 189g |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
【Anker】
PowerCore Essential 20000 PD 20W(A1287)
スマホへの急速充電や、タブレット端末など幅広い機器への充電も可能な、最大20W出力に対応するモバイルバッテリーです。
一般的な5W出力に比べて3倍のスピードで充電できるため、緊急時のバッテリー切れでも安心です。
Anker独自の多重保護システムにて作られており、落下などによる衝撃にも強くなっています。
サイズ | 15.8 x 7.4 x 1.92 cm |
---|---|
重量 | 345g |
バッテリー容量 | 20,000mAh |
【Anker】
PowerCore III 5000(A1217)
「とにかく軽量なモバイルバッテリーがいい」という方は、重量わずか卵2つ分の113gと超軽量なこちらのモデルがおすすめです。
超小型ながら5,000mAhの容量がありますので、一般的なロングライドで困ることはないでしょう。
電子回路のショート防止、温度管理など、Ankerの技術により安全性にも配慮されているため、ロードバイク用のバッテリーとしてお持ちいただくのに最適です。
サイズ | 10.3 × 6.3 × 14 cm |
---|---|
重量 | 113g |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
【INIU】
モバイルバッテリー 10000mAh(BI-B41)
安くて大容量なモバイルバッテリーをお探しであれば、1,000円台ながら10,000mAhの容量を持つINIUのこちらのモデルがおすすめです。
厚みはわずか1.2cmと、Ankerにも負けない高い携帯性を誇ります。
過熱防止や漏電保護など、安全性にも配慮されておりロングライドの持ち運びに最適です。
レッドやオレンジ、ブルーなど好みのカラーを選べる点も好評です。
サイズ | 13.2 x 6.8 x 1.2 cm |
---|---|
重量 | 250g |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
【エレコム】
モバイルバッテリー NESTOUT(DE-NEST-5000GY)
エレコムのアウトドアブランドであるNESTOUTのモバイルバッテリーは、ブルベなどの過酷なアウトドア環境にも強いIP67等級の防塵防水性能を持ちます。
外圧に強い丸みを帯びた設計と、リチウムイオン電池をシリコンクッションで包むことで落下や衝撃から守る構造になっています。
使い方に合わせて5,000〜15,000mAhまで、容量別にモデル選択可能です。
サイズ | 3.6 x 3.6 x 13.5 cm〜3.6 x 8.5 x 12.9 cm |
---|---|
重量 | 140〜340g |
バッテリー容量 | 5,000〜15,000mAh |
【Philips】
5v3a モバイルバッテリー(DLP7721C)
電気カミソリや電動歯ブラシで有名なフィリップは、20,000mAhの高性能モバイルバッテリーも展開しています。
iPhone14を約3.6回充電できる容量を持ちますので、ロングライド中にバッテリー切れの心配はありません。
大容量ながら重量は350gと比較的軽く、サイズはサイクルジャージのポケットに収まる大きさとなっています。
サイズ | 14 x 6.9 x 2.8 cm |
---|---|
重量 | 356g |
バッテリー容量 | 20,000mAh |
まとめ
ロードバイクを最大限楽しむには、スマホをはじめサイコンやパワーメーターなど、電子機器の活用が欠かせない時代です。
持ち運びに便利なモバイルバッテリーをお使いいただき、ぜひ快適なライドをお楽しみください。
ロードバイク向けモバイルバッテリーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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