インナーシャツは寒い冬の保温というイメージがありますが、暑い夏こそ着用していただきたいアイテムです。
速乾性能が高いインナーや、UVカット機能が付いているインナーを着用することで、より快適に夏のライドを楽しめるようになります。
この記事では、夏向けのロードバイクインナーをお探しの方に向けて、メリットとデメリット、選び方のポイントを解説します。
記事の最後には、長袖タイプなどのコスパの高いおすすめインナー10選もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 夏向けロードバイクインナーを使うメリット
- 2 夏向けロードバイクインナーを使うデメリット
- 3 夏向けロードバイクインナーの選び方
- 4 夏向けロードバイクインナーおすすめ10選
- 4.1 【クラフト】ノースリーブメッシュスーパーライト(194378)
- 4.2 【パールイズミ】インナートップス コールド シェイド ロングスリーブ(110)
- 4.3 【おたふく手袋】夏用インナー 長袖丸首 EVO(JW-723)
- 4.4 【ミレー】アンダーウェア ドライナミック メッシュ(MIV01248)
- 4.5 【ミレー】アンダーウェア ドライナミック メッシュ スリーブ(MIV01356)
- 4.6 【ダレビー】アンダーシャツ インナー 長袖(DVJ153)
- 4.7 【ゴリックス】冷感 自転車 夏用 メッシュインナー 長袖Tシャツ
- 4.8 【Morethan】サイクル アンダーシャツ インナー 長袖(LVP-013)
- 4.9 【テスラ】コンプレッションインナーウェア 長袖(MUD71)
- 4.10 【エクシオ】コンプレッションウェア メンズ 長袖(EXIO-R01)
- 5 まとめ
夏向けロードバイクインナーを使うメリット
汗のベタつきを抑える
夏はヒルクライムや信号待ちの際に、汗の蒸発が間に合わず大量に発汗します。
走行中であればそこまで気にならない汗も、コンビニ休憩などの際にはジャージとのベタつきが気になったことがあるのではないでしょうか。
ロードバイク向けのインナーは汗を素早く吸収し、肌と触れている面をサラサラにする効果があります。
夏の走行距離が長く、かつ休憩の機会が多い方ほど、インナーの着用がおすすめです。
パフォーマンスが向上する
レースに出場したり、厳しいトレーニングを積む方は、パフォーマンス向上のためにもインナーを活用しましょう。
インナーの吸汗性は、ヒルクライム後のダウンヒルなどで素早く衣服を乾かし、身体の冷えを防ぎます。
このようなちょっとした疲労の差が蓄積されて、レースの結果に表れます。
気温やコースレイアウトを考慮して、適切なインナーでパフォーマンスを向上させましょう。
締め付けを抑える
サイクルウェアは風によるバタつきを抑えたり、ペダリングの妨げにならないように、身体に密着するように作られています。
特にロードバイクに適したビブショーツは肩に負担がかかるため、インナーを着用し締め付け感を緩めることで、着心地を良くできます。
肌触りにこだわりがある方は、綿などの柔らかい素材が使われているインナーがおすすめです。
涼しく感じる
ロードバイク向けのインナーは速乾性が高く、風を受けて汗が蒸発する際の「気化熱」を発生させることで涼しさを感じさせてくれます。
また、長袖で日光を直接浴びないようにすることも、暑さ対策には重要です。
夏向けモデルの中には、肌に冷たさを与える冷感素材を使うことで、暑さ対策をしているモデルもあります。
素肌の透け防止
生地が薄かったり、色が薄いサイクルジャージの場合、タイトに着ると素肌が透けやすくなりますよね。
そのような時には、インナーを1枚着るだけで、素肌の透けをかなり防止できます。
また、暑い時に風を取り込むためにジッパーを下げることもありますが、インナーを着ていれば素肌が見えませんし、虫が肌に直接触れることも防げます。
日焼け防止になる
日焼けは、肌への長期的なダメージはもちろん、身体に疲労を蓄積させてしまうためデメリットが多く、可能な限り防止することが望ましいです。
日焼け止めを塗ることも有効な手段ですが、汗により落ちてしまうため、インナーでの日焼け防止がおすすめです。
夏向けのインナーの中には、UVカット機能を搭載した長袖で、日焼けを防止できるモデルもあります。
夏向けロードバイクインナーを使うデメリット
かえって暑く感じることも
基本的には、夏向けのロードバイクインナーは速乾性に優れており涼しく感じるようにできています。
しかし、通気性の低いインナーを選んでしまうと、かえって暑く感じてしまうかもしれません。
また、ジッパーを開けて肌に直接風を当てたい方や、服を多く着ることに抵抗がある場合、心理的にも暑く感じてしまうこともあるようです。
吸水速乾性には限界がある
夏向けインナーの多くは、肌から吸い上げた汗をできるだけ早く排出する吸水性を持たせています。
しかし、この吸水性には当然限界があり、走行中に大量の汗をかいた場合には排出しきれず不快感を感じるでしょう。
夏向けのインナーは、常に快適さを保てる万能な商品ではないことを理解した上で、状況に応じてうまく活用することが大切です。
夏向けロードバイクインナーの選び方
長袖タイプは秋冬モデルとの混同に注意
ロードバイクは天候や気温などの自然環境からの影響を強く受けるスポーツのため、季節や気温ごとに異なるインナーがラインナップされています。
日焼け対策などで長袖のインナーをお探しであれば、厚手の生地で作られている秋用や冬用を選ばないように注意しましょう。
ほとんどのインナーには、商品説明において適応する季節や気温が記載されていますので、よく確認の上商品をお選びください。
速乾性重視ならメッシュがおすすめ
ロードバイク用のインナーに使われている素材は、メリノウールなどの天然素材と、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維に分かれます。
メリノウールなどは、天然素材ならではの着心地の良さがありますが、保温性能も高く夏用にはあまり向いていません。
夏用に汗を素早く発散するインナーをお探しであれば、通気性の高いポリエステルなどのメッシュ素材が使われているものがおすすめです。
生地が持つ性能をチェックする
ロードバイク向けインナーは、快適に使用するために各社が便利な機能を開発しています。
インナーの機能は、吸水性や速乾性に加え、抗菌性や防菌性などさまざまです。
日焼け対策に夏用インナーをお求めであれば、長袖でUVカット機能が搭載されているモデルがおすすめです。
記載されている商品説明をよく見比べた上で、あなたが欲しい機能を搭載しているインナーを選びましょう。
適度にタイトがおすすめ
空気抵抗を抑えて快適にロードバイクに乗るために、サイクルジャージはタイトなものがおすすめですが、インナーにおいても同様です。
肌との隙間が生まれやすい余裕のあるサイズ感の場合、汗を効率的に吸収・発散できません。
もちろん、快適な着用感を得るためにも小さすぎるインナーもNGです。
インナーの大きさは、同じサイズ標記でも各メーカーごとに異なるため、メーカーが公表する寸法やレビューを参考にモデルを選びましょう。
デザインはジャージに合わせる
インナーウェアは、ホワイトやブラック、ネイビーなどのオーソドックスなカラーが多く、サイクルジャージに合わせやすくなっています。
ジャージと似た色合いで合わせるのも、敢えて異なる色合いで合わせるのもいいでしょう。
カラーで迷った場合は、ホワイトのインナーが最もベーシックで、さまざまなジャージに合わせやすいためおすすめです。
サイクルウェアメーカーがおすすめ
夏向けのロードバイクインナーをお探しであれば、パールイズミやクラフトなどのサイクルウェアを専門としているメーカーがおすすめです。
ノーブランドの安いモデルも見た目は大きく変わりませんが、生地の機能性はサイクルウェアメーカーには敵いません。
サイクルウェアメーカー以外にも、アンダーアーマーやミズノのようなスポーツメーカーや、ミレーなどのアウトドアメーカーも高機能インナーをラインナップしています。
夏向けロードバイクインナーの価格帯は?
夏向けのロードバイクインナーは、2,000円から3,000円程度で購入可能です。
サイクルジャージと比べると安価なため、夏用に複数モデルを揃えても負担感が少ない点は嬉しいですよね。
快適なインナーを選べれば、ロードバイクに乗ることがさらに楽しみになります。
安いものばかりではなく、ぜひ機能性にもフォーカスしてモデルを選んでください。
夏向けロードバイクインナーおすすめ10選
メーカー・製品名 | 素材 | サイズ | 機能 |
---|---|---|---|
クラフト ノースリーブメッシュスーパーライト | 95%ポリエステル 5%エラスタン | XS〜L | 吸汗速乾、透湿 |
パールイズミ インナートップス コールド シェイド ロングスリーブ | 90% ポリエステル, 10% ポリウレタン | S〜3L | UPF50+、吸汗速乾、抗菌防臭 |
おたふく手袋 夏用インナー 長袖丸首 EVO | ナイロン | S〜3L | UPF50+、吸汗速乾、消臭、接触冷感 |
ミレー アンダーウェア ドライナミック メッシュ | ドライナミック メッシュ ポリプロピレン66% ナイロン28% ポリウレタン6% | S-M〜2XL | 吸汗速乾、ストレッチ |
ミレー アンダーウェア ドライナミック メッシュ スリーブ | ドライナミック メッシュ ポリプロピレン66% ナイロン28% ポリウレタン6% | S-M〜2XL | 吸汗速乾、ストレッチ |
ダレビー アンダーシャツ インナー 長袖 | ポリプロピレン66%、ナイロン28%、スパンデックス6% | M〜3XL | 吸汗速乾、防菌、通気性 |
ゴリックス インナーウェア 冷感 自転車 夏用 メッシュインナー 長袖Tシャツ | ポリエステル90%、スパンデックス10% | M〜XL | 吸汗速乾、抗菌防臭、UVカット、伸縮性 |
Morethan サイクル アンダーシャツ インナー 長袖 | 94%ポリエステル、6%スパンデックス | S〜3XL | 吸汗速乾、抗菌防臭、3D立体縫製 |
テスラ コンプレッションインナーウェア 長袖 | 87% ポリエステル, 13% 合成繊維 | S〜3XL | 吸汗速乾、UVカット |
エクシオ コンプレッションウェア メンズ 長袖 | 92%ポリエステル、8%ポリウレタン | M〜2XL | 冷感、抗菌防臭、吸汗速乾、ストレッチ |
【クラフト】
ノースリーブメッシュスーパーライト(194378)
スウェーデンのサイクルウェアメーカーであるクラフトのこちらのインナーは、ロードバイクの夏向けモデルの大定番です。
「COOLメッシュスーパーライト」と呼ばれる多層構造メッシュ素材を採用し、速やかに吸汗して発散します。
メーカー調べでも、他社の類似製品と比べて、運動後のクーリングスピードが速いことが実証されている高機能モデルです。
素材 | 95%ポリエステル 5%エラスタン |
---|---|
サイズ | XS〜L |
機能 | 吸汗速乾、透湿 |
【パールイズミ】
インナートップス コールド シェイド ロングスリーブ(110)
高品質なサイクルウェアで評価の高いパールイズミの夏用長袖インナーは、身体部分と袖部分に異なる素材を使用しています。
身体の部分にはメッシュ素材を使い通気性と速乾性を確保し、袖の部分には「コールドシェイド」と呼ばれる涼しいUVカット素材を採用する高機能モデルです。
UVカットレベルは最高値のUPF50+を持ち、真夏の紫外線もしっかりとガードします。
素材 | 90% ポリエステル, 10% ポリウレタン |
---|---|
サイズ | S〜3L |
機能 | UPF50+、吸汗速乾、抗菌防臭 |
【おたふく手袋】
夏用インナー 長袖丸首 EVO(JW-723)
コスパの高いインナーを展開するおたふく手袋の夏用インナーは、接触冷感性能や速乾機能に優れています。
また、耐久性の高いコーデュラナイロンを使用しており、ほつれややぶれを気にせず繰り返し洗濯可能です。
UPF50+の高い日焼け防止機能や、「ライクラ」と呼ばれる消臭性のスパンデックスを採用し、リーズナブルながら高機能なおすすめインナーです。
素材 | ナイロン |
---|---|
サイズ | S〜3L |
機能 | UPF50+、吸汗速乾、消臭、接触冷感 |
【ミレー】
アンダーウェア ドライナミック メッシュ(MIV01248)
アウトドアメーカーとして人気なフランス生まれのミレーも、メッシュ素材の高性能インナーウェアを展開しています。
厚みのあるメッシュ素材を採用することで、汗を急速に吸い上げて肌面をドライに保つなど、究極のドライ感を目指して開発されたインナーです。
ブルーやライトグレー、オリーブなどカラーバリエーションも豊富なため、ジャージに合わせてインナーのカラーを選択したい方におすすめです。
素材 | ドライナミック メッシュ ポリプロピレン66% ナイロン28% ポリウレタン6% |
---|---|
サイズ | S-M〜2XL |
機能 | 吸汗速乾、ストレッチ |
【ミレー】
アンダーウェア ドライナミック メッシュ スリーブ(MIV01356)
長袖タイプのメッシュインナーが欲しい方は、ミレーのこちらのモデルがおすすめです。
高い吸汗性を持つため、夏用としてはもちろん秋冬などオールシーズンで活躍します。
柔らかくストレッチ性の高い素材のため、タイトに着ていても動きを妨げません。
なお、腕まで全てメッシュ素材で作られておりUVカット機能はなく、日焼け対策には向いていません。
素材 | ドライナミック メッシュ ポリプロピレン66% ナイロン28% ポリウレタン6% |
---|---|
サイズ | S-M〜2XL |
機能 | 吸汗速乾、ストレッチ |
【ダレビー】
アンダーシャツ インナー 長袖(DVJ153)
こちらのインナーシャツは、4方向への伸縮性の高い素材を使用し、タイトめに着用しても身体へのフィット感が高いモデルです。
身体の過熱を感知し速やかに吸汗することで、肌表面の乾燥を維持する働きをします。
速乾性の高いメッシュ素材のため、真夏はもちろん冬の汗冷えを防ぎます。
オールシーズン使えて、かつリーズナブルな価格でコスパの高いインナーです。
素材 | ポリプロピレン66%、ナイロン28%、スパンデックス6% |
---|---|
サイズ | M〜3XL |
機能 | 吸汗速乾、防菌、通気性 |
【ゴリックス】
冷感 自転車 夏用 メッシュインナー 長袖Tシャツ
インナーとアームカバーを一体にするコンセプトで作られた、長袖の夏向けロードバイクインナーです。
腕周りには日焼け防止のUVカット機能と、通気性に優れた清涼感のある生地を採用し、暑い夏のライドを快適にしてくれます。
首周りの日焼けが気になる方に向け、ハイネックモデルもラインナップしています。
素材 | ポリエステル90%、スパンデックス10% |
---|---|
サイズ | M〜XL |
機能 | 吸汗速乾、抗菌防臭、UVカット、伸縮性 |
【Morethan】
サイクル アンダーシャツ インナー 長袖(LVP-013)
3D立体シームレス縫製で高いフィット感を実現し、優れた吸汗性の生地で汗を素早く吸い上げる長袖タイプのインナーです。
上半身を全て通気性の高いメッシュ生地で覆うため、ロードバイク走行中の風を受けて即座に汗を発散します。
長袖タイプの夏用インナーの中でもリーズナブルなため、初めて夏用インナーを購入する方にもおすすめです。
素材 | 94%ポリエステル、6%スパンデックス |
---|---|
サイズ | S〜3XL |
機能 | 吸汗速乾、抗菌防臭、3D立体縫製 |
【テスラ】
コンプレッションインナーウェア 長袖(MUD71)
ナノドライ繊維と呼ばれる吸汗速乾性の高い繊維を採用し、肌面のさらっとした感覚を維持する夏用長袖インナーです。
肌に密着するストレッチ素材で作られており、身体に適度な圧力をかけることで筋肉の動きをサポートします。
カラーラインナップもとても豊富で、好みの色合いやサイクルジャージに合わせたインナーをお選びいただけます。
素材 | 87% ポリエステル、13% 合成繊維 |
---|---|
サイズ | S〜3XL |
機能 | 吸汗速乾、UVカット |
【エクシオ】
コンプレッションウェア メンズ 長袖(EXIO-R01)
とにかくリーズナブルな夏用長袖インナーが欲しい方は、エクシオのインナーがおすすめです。
テックギアクールという冷感性能に優れた生地は、伸縮性と通気性が高く汗を素早く発散します。
ストレッチ性能も高く、ダンシングやスプリントなどの激しい動きも妨げになりません。
オレンジやパープルなどの珍しいカラーもラインナップしています。
素材 | 92%ポリエステル、8%ポリウレタン |
---|---|
サイズ | M〜2XL |
機能 | 冷感、抗菌防臭、吸汗速乾、ストレッチ |
まとめ
暑い夏のロングライドを乗り切るには、夏向けのロードバイク用インナーの活用がおすすめです。
夏用インナーには、吸汗速乾性やUVカットにより、快適さを維持し身体の疲労を防ぐ効果もあります。
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