ロードバイクで使用するライトといえば、ハンドルにつけるフロントライトや、シートポストにつけるリアライトが一般的でしょう。
夜間にロードバイクに乗る機会が多い方は、ヘルメット用のライトも併せて使うことで、さらに安全にライドを楽しめます。
そこでこの記事では、ロードバイクでヘルメット用ライトを使うメリットとデメリット、そして選び方のポイントを解説します。
記事の最後には、取り付け簡単で安全性も高めてくれるおすすめヘルメット用ライト10選もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 ロードバイクのヘルメット用ライトを使うメリット
- 2 ロードバイクのヘルメット用ライトを使うデメリット
- 3 ロードバイクのヘルメット用ライトの選び方
- 4 ロードバイクのヘルメット用ライトおすすめ10選
- 4.1 【キャットアイ】ヘルメットライト DUPLEX(SL-LD400)
- 4.2 【キャットアイ】セーフティライト WEARABLE mini ライト 自転車 rear(SL-WA10)
- 4.3 【キャットアイ】セーフティライト SYNC WEARABLE(SL-NW100)
- 4.4 【HLOMOM】ロードバイク ヘルメットライト
- 4.5 【Leynatic】ロードバイク ヘルメットライト
- 4.6 【roseddy】ロードバイク フロントライト テールライト セット(JP-ZXCD3)
- 4.7 【TOPEAK】テール ルクス(TMS071)
- 4.8 【ジェントス】LED ヘッドライト(CP-195DB)
- 4.9 【ジェントス】LED ヘッドライト USB充電式(WS-200H)
- 4.10 【ジェントス】LED ヘッドライト ガンビット(GB-143D)
- 5 まとめ
ロードバイクのヘルメット用ライトを使うメリット
好きな方向を照らすことができる
ハンドルにつけるフロントライトは通常、前方を固定して照らすことしかできません。
ヘルメットに装着するライトのメリットは、自分の目線に合わせて照らしたい方向を照らせる点です。
たとえば、照明のない暗い道をダウンヒルする際には、適切にカーブを曲がるためにあらかじめ視線を向ける必要があります。
夜間に峠道を走る機会がある方は、ヘルメットライトの活用を強く推奨します。
手元を照らすことができる
万が一照明のない道路でチェーン落ちやパンクなどのトラブルに見舞われても、ヘルメット用ライトを装着していれば容易に修理の作業ができます。
また、ブルベのように長時間ロードバイクを走行する場合、バッテリー節約のためにサイコンの照度を落とす人もいるでしょう。
サイコンの照度を落としても、ヘルメット用ライトを装着していればすぐに画面を確認できます。
他者に存在をアピールできる
前方しか照らせないフロントライトは、夜道では他者から見て横からの視認性が低い点が弱点です。
ヘルメット用ライトは好きな方向を照らせるため、脇道から出てくる車や自転車に目線を向けることで、自分の存在をアピールできます。
また、ヘルメット用ライトはフロントライトよりも位置が高いため、ガードレールなどの障害物にも隠れにくく、視認性をアップできます。
予備のライトになる
夜間のライド中、フロントライトの充電切れを心配しながら走ることは想像以上にストレスがかかります。
ヘルメット用ライトをあらかじめ装着していれば、万が一フロントライトがバッテリー切れを起こしても、予備ライトとして活躍します。
他者からの視認性を上げて安全性を向上させることに加え、電池切れに怯えることなく安心して夜のライドを楽しめるようになるでしょう。
ロードバイクのヘルメット用ライトを使うデメリット
首への負担が増す
当然と言えば当然ですが、ヘルメット用ライトをつけることで頭部の重量が増すため、首や肩への負担は増してしまいます。
ロードバイク用ヘルメットは200〜300g程度と軽量に作られているため、ライトを付けて100g以上増えてしまえばその差は歴然です。
首への負担が気になる方は、ヘルメット用ライトの重量もよく確認しましょう。
専用モデルは少ない
現状、ロードバイクのヘルメット専用のライトとして販売されているモデルはそこまで多くありません。
ヘルメットはメーカーやモデルによって形状がかなり異なるため、一つの装着方法で全てのヘルメットへの互換性を持たせることが難しいためです。
モデル選びの選択肢を広げるには、ロードバイク用に限らず、ヘルメットの上から装着できるヘッドライトから探すことをおすすめします。
ライド前の準備が増える
気軽にロードバイクに乗るには、できるだけ荷物は少ない方がいいですよね。
ヘルメットライトは装着の手間やバッテリー、電池容量の管理が必要なため、ライド前の準備の工程が増えてしまいます。
手間をできるだけ少なくしたい方は、装着や充電、電池交換が簡単なモデルを選びましょう。
ロードバイクのヘルメット用ライトの選び方
軽量なモデルを選ぶ
ライトを付けることで頭部の重量が増えると首や肩に負担がかかるため、できるだけ軽量なモデルから選ぶことをおすすめします。
目安としては、100g以内程度のモデルから選べばストレスが少ないでしょう。
ただし、基本的には軽量なモデルほど光量が落ちる傾向にあるため、明るさとのバランスを見ながらモデルを選ぶことが重要です。
明るさをチェックする
周囲を照らすことがヘルメット用ライトの目的のため、明るさのチェックはマストです。
ライトの明るさは、「ルーメン」と呼ばれる指標で表されます。
メインのフロントライトやリアライトを補助する目的でヘルメットライトを使うのであれば、20〜30ルーメンあれば十分でしょう。
一方ブルベに参加される方のように、メインライト級の光量を求める方は100ルーメン以上あるヘルメットライトがおすすめです。
防水性能を確認する
夜間かつ雨のライドは視認性がとても低く危険が増すため、より一層ヘルメット用ライトの重要性が高まります。
雨に振られても浸水することなく使えるよう、必ず防水性能をチェックしてください。
防水性能はIPX0〜8までの9段階で表されますが、雨の中で長時間使用する可能性がある方は、IPX6以上の防水性能があるものがおすすめです。
ヘルメットへの取り付けやすさをチェックする
ヘルメットもライトもモデルによって形はさまざまですが、お使いのヘルメットに取り付けやすいライトを選ぶことをおすすめします。
バンド固定やダイヤル固定など、モデルによって固定方法が異なりますのであらかじめ確認しましょう。
また、ライド中に風や振動を受けてずれてしまわないよう、固定力も大切です。
あまりつけ外しをしないという方は、固定力が高いタイラップなどで固定してしまうのも一つの手です。
電池かバッテリーか
ヘルメット用ライトは、大まかに電池タイプとバッテリータイプに分かれます。
電池タイプは高い光量を出せるメリットがありますが、電池切れのたびに電池を交換する手間とお金がかかります。
バッテリータイプはランニングコストは低く済みますが、一回あたりの使用時間が短い点がデメリットです。
どちらも一長一短ですので、好みや使い方に合わせて選ぶとよいでしょう。
メーカーから選ぶ
ロードバイク向けのヘルメット用ライトを選ぶのであれば、キャットアイなどのロードバイク用ライトを展開しているメーカーが最もおすすめです。
ライトとしての性能を追い求めるのであれば、ジェントスなどのヘッドライトメーカーは品質が高く、ヘルメットの装着にも向いています。
ライトは安全性にも関わるため、安心できるメーカー品から選ぶことを推奨します。
ヘルメット用ライトの価格帯
ヘルメット用ライトは、スペックに比例する形で価格が高くなります。
光量がそこまで必要なく小さいライトで十分という方は、1,000円前後で購入可能です。
一方ブルベで使われるような高スペックなヘルメットライトになると、5,000円近いモデルも少なくありません。
普段ロードバイクで走る夜道の明るさや、夜に走行する頻度などを考慮し、予算に合ったモデルを選びましょう。
ロードバイクのヘルメット用ライトおすすめ10選
メーカー・製品名 | 用途 | 光量 | 重量 | 駆動方法 |
---|---|---|---|---|
キャットアイ ヘルメットライト DUPLEX | フロント・リア | 30ルーメン(フロント) | 51g | 乾電池式(単4乾電池2本) |
キャットアイ セーフティライト WEARABLE mini ライト 自転車 rear | リア | 記載なし | 12g | リチウム電池 CR2032x1 |
キャットアイ セーフティライト SYNC WEARABL | リア | 最大50ルーメン | 21g | 充電(リチウムイオン) |
HLOMOM ロードバイク ヘルメットライト | フロント・リア | 最大100ルーメン | 57g | 充電(リチウムイオン) |
Leynatic ロードバイク ヘルメットライト | フロント・リア | 最大200ルーメン | 前後各21g | 充電(リチウムイオン) |
roseddy ロードバイク フロントライト テールライト セット | フロント・リア | 最大50ルーメン(リア) | 前後各21g | 充電(リチウムイオン) |
TOPEAK テール ルクス | リア | 記載なし | 14g | リチウム電池 CR2032x1 |
ジェントス LED ヘッドライト | フロント | 最大120ルーメン | 69g | 乾電池式(単3乾電池1本) |
ジェントス LED ヘッドライト USB充電式 | フロント | 最大600ルーメン | 105g | バッテリー/乾電池(単4乾電池3本) |
ジェントス LED ヘッドライト ガンビット | フロント・リア | 最大250ルーメン | 106g | 乾電池(単4乾電池3本) |
【キャットアイ】
ヘルメットライト DUPLEX(SL-LD400)
数少ないヘルメット専用に作られたこちらのヘルメットライトは、キャットアイ製で高い品質を誇ります。
取り付けのラバーバンドが大きめに作られており、ほとんどのヘルメットに装着可能です。
フロントとリアを同時に照らせるため、暗い道での安全性をグッと高めてくれます。
ヘルメット用ライトの定番商品ですので、商品選びに迷った方はこちらのモデルがおすすめです。
用途 | フロント・リア |
---|---|
光量 | 30ルーメン(フロント) |
重量 | 51g |
駆動方法 | 乾電池式(単4乾電池2本) |
【キャットアイ】
セーフティライト WEARABLE mini ライト 自転車 rear(SL-WA10)
重量わずか12gと超軽量で、重さを感じさせないリア用ヘルメットライトです。
付属しているラバーバンドでヘルメットに装着することも、クリップでサドルバッグやウェアに装着することもできる便利なモデルです。
小柄な見た目ですが明るさは十分で、リア方向にロードバイクの存在をしっかりと知らせてくれます。
耐水モデルのため、雨天での使用も安心です。
用途 | リア |
---|---|
光量 | 記載なし |
重量 | 12g |
駆動方法 | リチウム電池 CR2032x1 |
【キャットアイ】
セーフティライト SYNC WEARABLE(SL-NW100)
ラバーバンドとクリップにより、ヘルメットはもちろんロードバイクのさまざまな場所に装着できるリアライトです。
商品名の「SYNC」は、同じシリーズであればライト同士が連携し、一つのライトを点灯するだけで全てのライトを点灯できます。
6種類の点灯モードがあるため、周囲の明るさや電池容量に合わせて適切なモードを選べる点も好評です。
用途 | リア |
---|---|
光量 | 最大50ルーメン |
重量 | 21g |
駆動方法 | 充電(リチウムイオン) |
【HLOMOM】
ロードバイク ヘルメットライト
太めのゴムバンドで、しっかりとヘルメットに固定できるライトです。
800mAhの大容量バッテリーで、最も明るい点灯モードで5,5時間、長時間モードで86時間も点滅します。
IP66等級の防水性能を持ちますので、通常の雨であれば浸水の心配もありません。
見た目は大きめですが、重量は57gと軽量で首への負担も少ないライトです。
用途 | フロント・リア |
---|---|
光量 | 最大100ルーメン |
重量 | 57g |
駆動方法 | 充電(リチウムイオン) |
【Leynatic】
ロードバイク ヘルメットライト
ヘルメット装着可能なこちらのモデルは、フロントとリアライトが独立しておりそれぞれヘルメットの好きな位置に付けられます。
フロントライトは4パターンの点灯モードがあり、最大200ルーメンの明るさで安全性を向上してくれます。
リアライトは6パターンのモードを使い分けることができ、後ろ方向にしっかりと存在をアピール可能です。
用途 | フロント・リア |
---|---|
光量 | 最大200ルーメン |
重量 | 前後各21g |
駆動方法 | 充電(リチウムイオン) |
【roseddy】
ロードバイク フロントライト テールライト セット(JP-ZXCD3)
フロントとリアのセット商品で、コスパの高いヘルメットライトをお求めであれば、こちらのモデルがおすすめです。
円形のかわいらしい形でコンパクトなため装着性も抜群で、高輝度LEDを採用しており他者からの視認性もバッチリです。
それぞれ21gと超軽量なため、ヘルメットに装着しても重さを感じにくい点も好評を得ています。
用途 | フロント・リア |
---|---|
光量 | 最大50ルーメン(リア) |
重量 | 前後各21g |
駆動方法 | 充電(リチウムイオン) |
【TOPEAK】
テール ルクス(TMS071)
ロードバイク用の工具などで有名なTOPEAK(トピーク)のリア用ヘルメットライトです。
14gとリアライトの中でも最軽量級で、重さを極限まで削りたい方にぜひお使いいただきたいモデルです。
点灯と点滅の2モードあり、それぞれ50時間と100時間連続使用できる性能を持ち、夜のロングライドでも安心してお使いいただけます。
用途 | リア |
---|---|
光量 | 記載なし |
重量 | 14g |
駆動方法 | リチウム電池 CR2032x1 |
【ジェントス】
LED ヘッドライト(CP-195DB)
ライトを直接ヘルメットに取り付けることが難しい方は、ヘッドライトの使用がおすすめです。
ジェントスのこちらのヘッドライトはアウトドア向きの小型かつ軽量で、ロードバイク用としてもぴったりです。
120ルーメンの明るさを誇り、対向車両に対して目線を合わせれば自身の存在をしっかりと知らせることができます。
IP64等級の防滴性能を持ちますので、多少の雨でも安心して使えます。
用途 | フロント |
---|---|
光量 | 最大120ルーメン |
重量 | 69g |
駆動方法 | 乾電池式(単3乾電池1本) |
【ジェントス】
LED ヘッドライト USB充電式(WS-200H)
最大600ルーメンで最大照射距離146mという圧倒的な光量を誇るこちらのヘッドライトは、夜の峠道など街灯がない場所を走る方におすすめです。
600ルーメンでは明るすぎる場所では、エコモードに切り替えることで30ルーメンの控えめな明るさにもできます。
専用のバッテリーと乾電池どちらでも使えるハイブリッドタイプです。
用途 | フロント |
---|---|
光量 | 最大600ルーメン |
重量 | 105g |
駆動方法 | バッテリー/乾電池(単4乾電池3本) |
【ジェントス】
LED ヘッドライト ガンビット(GB-143D)
ジェントスのこちらのヘッドライトは、サブLEDに赤色を備えており、後向きに装着すればリア用としてもお使いいただけます。
フロントライトも最大250ルーメンで109mの照射距離を確保できるため、暗闇でも道を照らせる十分な明るさがあります。
価格と明るさのバランスが良く、コスパ重視でヘッドライトを選びたい方におすすめです。
用途 | フロント・リア |
---|---|
光量 | 最大250ルーメン |
重量 | 106g |
駆動方法 | 乾電池(単4乾電池3本) |
まとめ
ロードバイクで夜道を走るにはライトが必須ですが、ヘルメット用のライトを併用することでより安全性を高められます。
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