ロードバイクはサイコンを活用することで、走行中に速度や走行距離、ケイデンスやペダリングパワーといったさまざまな指標を確認できます。
サイコンを取り付けるためのマウントにはさまざまな形状があり、サイコン以外にもライトやカメラなども併せて装着したい方は、モデル選びを慎重に行いましょう。
この記事では、ロードバイク用のサイコンマウントをお探しの方に向け、マウントのメリットやデメリット、選び方のポイントを解説します。
記事の最後には、おすすめのサイコンマウント10選もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 ロードバイク用サイコンマウントを使うメリット
- 2 ロードバイク用サイコンマウントを使うデメリット
- 3 ロードバイク用サイコンマウントの選び方
- 4 ロードバイク用サイコンマウントおすすめ10選
- 4.1 【レックマウント】両持ちナロータイプ(BRY-Narrow19+GP)
- 4.2 【レックマウント】片持ちタイプ 左出し(LEZ-AERO12+GP)
- 4.3 【レックマウント】ステム一体型ハンドル用(5P-GM)
- 4.4 【レックマウント】タイプ17 ボルトクランプタイプ(17-GM+GP)
- 4.5 【ロックブロス】サイコン マウント
- 4.6 【ロックブロス】サイコン マウント 一体型ハンドル用
- 4.7 【RAVEMEN】サイコンマウント ガーミンマウント(AOM01)
- 4.8 【LIXADA】アウトフロントブラケット
- 4.9 【Coospo】サイコンマウント
- 4.10 【TOWILD】サイコン マウント ライトホルダー
- 5 まとめ
ロードバイク用サイコンマウントを使うメリット
サイコンの視認性向上
スピードメーターなどのさまざまな便利機能を搭載したサイクルコンピューターは、マウントがない場合にはハンドルやステム上に装着するしかありません。
ハンドルやステム部分は手軽に装着できる一方、目線が下に向くことから、前方から目を離す時間が長くなり危険に繋がるというデメリットがあります。
サイコンマウントの多くは前方にせり出す形でハンドル前方にサイコンをセッティングできるため、視線を大きく外さなくても情報をキャッチできます。
他のアクセサリーもひとまとめにできる
ロードバイクのハンドル周りには、サイコンの他にもライトやベル、アクションカメラなどさまざまなアクセサリーを搭載できますが、ついゴチャゴチャしがちです。
サイコンマウントの中には、いくつかのロードバイク用アクセサリーをひとまとめにできるモデルも販売されています。
ハンドル周りをスッキリさせると見た目だけでなく、アイテムを紛失したり、ハンドルが狭くなって困るといった悩みから解放されます。
ロードバイク用サイコンマウントを使うデメリット
追加費用がかかる
サイコンに付属している純正マウントは、ほとんどの場合特定のサイコンを取り付けられるだけで、その他アクセサリーの搭載は不可能です。
複数のアイテムを搭載できる拡張性の高さを実現するためには、別途サードパーティーマウントの購入は必須と言って良いでしょう。
サイコンマウントはライドを便利にしてくれますが、導入することで走りが速くなるアイテムではありませんので、購入する優先順位には検討が必要かもしれません。
固定力に注意
サイコンマウントに搭載するアイテムは、サイコンやライト、アクションカメラなど高額なものばかりです。
マウントの固定力が低い粗悪品に当たってしまうと、ライド中に折れたり外れたりし、最悪の場合高価で大切なアイテムが壊れてしまうことも考えられます。
このようなことのないよう、サイコンマウントは固定力の高さや、製品の信頼性の高いメーカー品を選ぶことをおすすめします。
ロードバイク用サイコンマウントの選び方
サイコンとの互換性をチェック
サイコンとマウントは、接地面の規格が合致していないと固定することはできません。
サイコンの固定面はメーカーごとに異なる規格で、場合によってモデルごとにも異なる場合があります。
そのため、お目当てのマウントが今お使いのサイコンで使えるかどうかは、マウントの対応メーカーとモデルを確認する必要があります。
購入後に規格が合わないことが発覚することのないよう、必ず事前に確認してください。
片側固定タイプ
ハンドルに固定し一本のアームでマウントを支える片側固定タイプは、純正マウントに多く見られるタイプです。
メリットとしては、見た目がスッキリするほか、付け外しも比較的容易な点が挙げられます。
デメリットとしては、一本のアームでは支えられる重量に限りがあるため、サイコン以外の複数アイテムを載せることが難しい点です。
両側固定タイプ
ステムの両サイドのハンドル部分に固定し、2本のアームでサイコンマウントを支えるタイプです。
2本のアームで支える分重たい物も搭載しやすく、片側固定タイプのデメリットを補完してくれます。
サイコン以外にもライトやGoProなどのアクションカメラを搭載したいという方は、こちらの両側固定タイプが主な選択肢となります。
デメリットとしては、片側タイプに比べて価格が高い点や、ガジェット感あふれる見た目が人によっては苦手に感じるかもしれません。
ステムボルトクランプタイプ
片側固定であれ両側固定であれ、マウントをハンドルに固定するためには、固定するハンドル部分が円形でなければなりません。
カーボンやエアロハンドルなど、特殊な形状のハンドルを使用されている方は、ステムのボルトに固定するマウントがおすすめです。
これは、ステムのボルトを拡張することで、ステムから延長する形でサイコンマウントを設置できるものです。
見た目がスッキリするため最近人気のタイプですが、お使いのステムボルトとの互換性を確認する必要があります。
サイコンマウントのおすすめメーカーは?
サイコン以外にもライトなどのアクセサリーを装着できる拡張性の高いマウントは、「レックマウント」が最も選択肢が豊富で、品質も信頼できるメーカーの一つです。
リーズナブルなメーカーをお探しであれば、「ロックブロス」やロードバイク用ライトを展開する「RAVEMEN」といったメーカーがおすすめです。
マウントに搭載するのはサイコンだけで、他のアイテムの拡張性を求めないのであれば、サイコンに付属する純正メーカーでも十分かもしれません。
サイコンマウントの価格帯は?
サイコンマウントは、前述のレックマウントのように品質の高いメーカーだと、5,000円前後のやや高めの価格帯になります。
一方、リーズナブルなサードパーティー製であれば、1,000〜2,000円程度と比較的安価に手に入ります。
モデル選びに金額は重要ポイントですが、大切なサイコンを搭載する以上、落下や破損などがないように頑丈な商品を選びましょう。
ロードバイク用サイコンマウントおすすめ10選
メーカー・製品名 | 装着箇所 | 形状 |
---|---|---|
レックマウント 両持ちナロータイプ | ハンドル | 両側固定タイプ |
レックマウント 片持ちタイプ 左出し | ハンドル | 片側固定タイプ |
レックマウント ステム一体型ハンドル用 | ステム(ハンドルステム一体型) | 直線タイプ |
レックマウント タイプ17 ボルトクランプタイプ | ステム | 直線タイプ |
ロックブロス サイコン マウント | ハンドル | 片側固定タイプ |
ロックブロス サイコン マウント 一体型ハンドル用 | ステム(ハンドルステム一体型 | 直線タイプ |
RAVEMEN サイコンマウント ガーミンマウント | ハンドル | 片側固定タイプ |
LIXADA アウトフロントブラケット | ハンドル | 片側固定タイプ |
Coospo サイコンマウント | ハンドル | 片側固定タイプ |
TOWILD サイコン マウント ライトホルダー | ハンドル | ハンドル固定タイプ |
【レックマウント】
両持ちナロータイプ(BRY-Narrow19+GP)
両持ちタイプで安定感の高いこちらのマウントは、高さや角度も自由自在なため、見やすい角度でサイコンの表示を確認できます。
人気アクションカメラメーカーであるGoProとのコンボモデルのため、付属するアダプターを使えばマウントの下側にGoProを装着可能です。
こちらのマウントはブライトンのサイコン専用ですが、他メーカーにも対応したモデルも展開しています。
装着箇所 | ハンドル |
---|---|
形状 | 両側固定タイプ |
【レックマウント】
片持ちタイプ 左出し(LEZ-AERO12+GP)
シンプルさが特徴的な片持ちタイプのマウントです。
こちらのモデルはステムの左側に装着するタイプですので、右側には右手で操作しやすいライトなどを装着できます。
GoProやSHIMANOのカメラが装着可能なことに加え、別売りのライトアダプターを使えばライトの装着も可能です。
装着箇所 | ハンドル |
---|---|
形状 | 片側固定タイプ |
【レックマウント】
ステム一体型ハンドル用(5P-GM)
ステム一体型ハンドルは軽量かつエアロなためレースに出場するシリアスレーサーから人気ですが、独特な形状のためマウントが付けにくいデメリットがあります。
こちらのマウントはその欠点を補うモデルで、M5ボルトを使っているダボ穴を、ハンドルの裏側のネジ穴に装着することで利用可能です。
サイコンやGoPro、ライトなどをハンドルの下側に配置できるため、ハンドル周りがかなりスッキリとした印象になります。
装着箇所 | ステム(ハンドルステム一体型) |
---|---|
形状 | 直線タイプ |
【レックマウント】
タイプ17 ボルトクランプタイプ(17-GM+GP)
マウントを固定できない特殊な形状のハンドルをお使いの方におすすめな、ボルトクランプタイプのマウントです。
ボルト固定タイプながら、角度調整と長さ選択ができるという、レックマウントならではの痒い所に手が届くような一品です。
ボルトにより固定力が高いため、重量のあるライトや、ダブル用ベースアダプターを使用したい方からも人気を得ています。
装着箇所 | ステム |
---|---|
形状 | 直線タイプ |
【ロックブロス】
サイコン マウント
片側固定タイプのシンプルなデザインでリーズナブルなサイコンマウントをお探しであれば、こちらのモデルがおすすめです。
対応するハンドル直径は32-35mmと、ほとんどのロードバイク用ハンドルに対応するため汎用性高くお使いいただけます。
サイコンの裏側にはアクションカメラやライトなども装着でき、アダプター不要の使い勝手の高さが人気です。
装着箇所 | ハンドル |
---|---|
形状 | 片側固定タイプ |
【ロックブロス】
サイコン マウント 一体型ハンドル用
高強度のアルミ合金製のため、耐久性の高さはもちろん錆びも発生しにくく、雨天でも安心してお使いいただける一体型ハンドル対応モデルです。
43gの軽量なサイコンマウントですが、下側にはライトやアクションカメラを装着できます。
付属しているベーススタンドでは、ガーミン、キャットアイ、ブライトンのサイコンに対応しています。
装着箇所 | ステム(ハンドルステム一体型) |
---|---|
形状 | 直線タイプ |
【RAVEMEN】
サイコンマウント ガーミンマウント(AOM01)
GoProアダプター付きの片側固定タイプマウントです。
リーズナブルなモデルですが、ベース部分には面取りスロットシステムを採用し、金属の弾性を活用することで確実にサイコンを固定します。
ライトを装着したい方は、別売りの吊り下げアダプターをご購入いただくことで、同じREVEMENブランドのライトを使用可能です。
装着箇所 | ハンドル |
---|---|
形状 | 片側固定タイプ |
【LIXADA】
アウトフロントブラケット
サイコンマウントはブラックカラーが一般的ですが、こちらのモデルはブルーとレッドの可愛らしいラインナップが特徴です。
片側固定タイプのため付け外しはネジ一本と容易で、手軽に気分転換でマウントを交換したいという使い方にもおすすめです。
サイコンの中でもシェアの高い、ガーミンとブライトンの全モデルに対応しています。
装着箇所 | ハンドル |
---|---|
形状 | 片側固定タイプ |
【Coospo】
サイコンマウント
小型かつ軽量で、耐久性にも優れている片側固定タイプのリーズナブルなマウントです。
円形であれば、ハンドルの好きな位置に付けられるため自分好みのポジションでサイコンを確認できます。
ハンドルと干渉する部分にはラバーパッドも付いているため、ハンドルを傷つけてしまう心配もありません。
装着箇所 | ハンドル |
---|---|
形状 | 片側固定タイプ |
【TOWILD】
サイコン マウント ライトホルダー
多くのサイコンマウントはネジやヘックスレンチを使うため、付け外しのたびに工具が必要になります。
こちらのモデルは特殊な工具が不必要で、手で簡単に固定・解除できるため、レンタサイクルなどでも簡単に自分のサイコンを装着できます。
サイコンの他にも、ロードバイク用ライトも装着できる高い汎用性が魅力的です。
装着箇所 | ハンドル |
---|---|
形状 | ハンドル固定タイプ |
まとめ
スピードや走行距離を即座に確認できるサイコンはロードバイクの必須アイテムですが、マウントを活用することでさらに使い勝手が向上します。
ぜひこの記事をご覧になり、お気に入りのロードバイク用サイコンマウントが見つかれば幸いです。
ロードバイク用サイコンマウントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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