ゴルフにおいて、パターはスコアアップのために最も重要なクラブの1つです。
パターには重さや形、長さが異なるさまざまな種類があり、それぞれ特徴・性能の違いや各ゴルファーへの向き不向きがあります。
特にパターの重量は大きな要素の1つであり、軽いパターと重いパターでは距離感や操作性の観点で大きな違いがあります。
今回はヘッドが軽量のパターに焦点を当て、使用するメリットやデメリット、そしておすすめの軽いパター7選をまとめました。
軽いパターを使うメリット
感覚で距離感を出しやすい
ヘッドが軽量なパターは、感覚で距離感を合わせることが可能です。
ヘッドが軽いため、自分の腕の感覚がクラブに伝わりやすく、繊細なタッチでパッティングすることができます。
パッティングの際、スイングスピードやインパクトの強弱で距離感を合わせる方には特にメリットがあります。
繊細な距離感を狙うことができる
軽量パターは重いパターに比べ操作性が高いため、より繊細な距離のコントロールが可能です。
重いパターはストロークの安定性は増しますが、細かい距離感を出しにくいです。
一方で、軽量パターはストロークを自分の力加減でコントロールしやすいため、より繊細なタッチを実現することが可能になります。
下り傾斜や長い距離のパッティングの際に、軽量パターは繊細にタッチすることができるため3パットを防止できます。
パターがとにかく上達しやすい
軽量パターを使用していると、自然とストロークの感覚やインパクトの強弱が身につくようになります。
そのためパターが上達しやすく、スコアアップを実現することが可能です。
実際にジュニアからゴルフを始める方は、長期的に距離感の感覚を養うために軽量のパターを使用している方が多いです。
長期的な観点でスコアを伸ばしたい方は軽量パターを選ぶことをおすすめします。
軽いパターを使うデメリット
出球が安定しにくい
軽量パターは腕の感覚がストロークに伝わりやすいため、少しの力感の違いで出球に影響が出てしまいがちです。
少しの感覚のズレでフェースの開閉が起き、引っ掛けや押し出しのミスが増えます。
重いパターはまっすぐ動きやすいという特徴があるのに対し、軽量パターはヘッドが動きやすく安定性が劣ります。
ボールが転がりにくい
ヘッドが軽量であるため、しっかりとストロークしないとボールの転がりが悪く、ショートしやすいです。
重いパターはヘッドが走りやすいために、小さいストロークでボールが転がってくれます。
一方で、軽いパターは大きく振り幅を取る必要があり、大きいストロークは大きなミスにつながりやすくなってしまいます。
再現性のある安定したストロークをしにくい
パターの基本は、手の力は使わずに肩の振り幅だけを変えて距離感を合わせることと言われます。
重いパターはヘッドの重量で勝手にストロークされやすいため、手が悪さをしにくいです。
一方で軽いパターはヘッドが軽い分、手が悪さをしやすく、再現性のある安定したストロークがしにくくなってしまいます。
軽いパターおすすめ7選
【PING】
ANSER 2
こちらはピンを代表する軽量パターです。
ヘッド重量は350グラムとミドルサイズですが、グリップの重さとのバランスにより軽量パターに属され、操作性が高いです。
打感が大変良く、インパクトの感覚が手元に気持ちよく伝わってきます。
また、軽量パターでヘッドが小さいにも関わらず、安心感のあるヘッド形状でターゲットに対しまっすぐ構えることができます。
【オデッセイ】
O-WORKS(730696425340)
パター専門のブランド、オデッセイから2017年に発売されたO-WORKSです。
全体重量は513グラムであり、しっかりとストロークができショートパットのミス防止が期待できます。
数ある名器を生み出しているオデッセイの中でも、O-WORKSは群を抜いて操作性が高いです。
軽量パターの特徴を存分に活かすことができ、繊細なタッチを実現できるパターとなっています。
【TaylorMade】
スパイダーGT(N0751425)
テーラーメイドを代表するパター、スパイダーGTです。
軽量パターはピン型のものが多いですが、こちらはアルミニウムを使用することでネオマレット型での軽量化を実現しています。
ネオマレット型であるためヘッドが真っ直ぐ動きやすく、直進性、安定性が向上します。
軽量パターの操作性の高さを維持したまま、安定したストロークでパット数を減らすことが可能です。
【TaylorMade】
TP COLLECTION HydroBLAST
テーラーメイドが2021年に発売したTPコレクションのマレット型軽量パターです。
多くの女子プロゴルファーが使用しており、現代ゴルフのレベルアップを支えている一本です。
素材には303ステンレススチールが使用されており、TPコレクション独自の打感と高級感を生み出しています。
マレット型やパター型、センターシャフトやシャフトの長さの種類に富んでおり、さまざまなスペックから選択できることも特徴です。
【クリーブランド】
ハンティントンビーチ(PHBS204J)
ショートゲーム用のクラブに定評があるクリーブランドの軽量パターです。
345グラムの軽量ヘッドは高い操作性を実現して距離感を出しやすいため、ロングパットでもタッチを合わせることが可能です。
また直進性が高く、左右のミスを防止することができ、ショートパットも自信を持って打てます。
【ミズノ】
T-ZOID(43SP11601)
こちらは、これから上達したい初心者の方におすすめのクラブです。
全体重量519グラムでバランスが良く、ストロークが素直に転がりに反映されるため上達しやすいクラブです。
打感の良さにも定評があり、スコアだけでなくフィーリングという観点からもゴルフを楽しむことができます。
また価格もリーズナブルで、コスパ最強の軽量パターと言えます。
【ヤマハ】
inpres 17
ヤマハが販売するこちらは、シャープな見た目が特徴の軽量パターです。
総重量は510グラムで、圧倒的な操作感による繊細なタッチが実現可能です。
シンプルな見た目で構えていて安心感があり、自信を持ってパッティングができます。
打感と打音が硬めなことが特徴の一つで、打感をダイレクトに手元に感じることができます。
まとめ
軽量パターは感覚でパッティングする方や、その感覚をより繊細に養いたい方におすすめのパターです。
重いパターと比較するとデメリットもありますが、打感の伝わりや繊細なタッチなど軽量パターならではのメリットも多くあります。
今回の記事を参考に自分に合っているパターを見つけ、スコアアップ更新に役立てていただけると幸いです。
軽いパターの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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