1000Wのリン酸鉄リチウムポータブル電源おすすめ10選!メリットや選び方は?

キャンプ中映画を見たり冷蔵庫で飲み物を冷やしたりと、優雅なキャンプをしているキャンパーを雑誌などで目にしたことがあるのではないでしょうか。

そんな家電ありきの優雅なキャンプに必須なのが、ポータブル電源です。

でも、ポータブル電源と一言で言っても使われている電池によって大きく性能が変わります。

本稿では、最近最も注目を浴びているリン酸鉄電池を採用したポータブル電源に焦点を当て、メリットデメリットの解説と、おすすめのモデルをご紹介します。

武居巧介
執筆者
  • 海外遠征経験あり
  • 釣り歴30年
  • 年間釣行100日程

千葉県在住の中年アングラー。 幼少期はブラックバスやブルーギル釣りを嗜む。 現在は、国内外を旅をしながら釣り歩くのがライフワーク。 ルアーやヘチ釣りのような隙間時間にふらっと行ける釣りを好む。 海外遠征経験は、中国、モンゴル、タイ、台湾、ミャンマー、ラオス、韓国等。

リン酸鉄リチウム電池とは

リン酸鉄リチウム電池は、ハイブリット車などで使う次世代のリチウムイオン2次電池業界の中で注目されている電池です。

現在最もよく使われているであるコバルト酸リチウム電池に比べて、リン酸リチウム電池は安価で安全性も高く、寿命が長いことが特徴。

安くて便利で安全なので、この先のリチウムポータブル電源の中心になりそうなリチウム電池です。

1000Wのリン酸鉄リチウムポータブル電源を使うメリット

安全性

リチウム電池といっても複数の種類があり、それぞれエネルギー密度に差があります。

例えばモバイル機器に広く使用されているコバルト系のリチウム電池は、バランスが良いもののエネルギー密度が高いので熱暴走の危険があります。

対してエネルギー密度の低いリン酸鉄リチウム電池は、熱暴走の危険性が低いので安全です。

寿命の長さ

リン酸鉄リチウム電池の特徴として寿命が長いことが挙げられます。

レジャーで使用する分には、ほぼ生涯一台で済むほどの長寿命なので、高額なモデルを購入しても日割りで換算すれば非常に安いです。

ソーラーパネルがついているモデルなら、防災にも有用ですのでおすすめです。

コスパがいい

材料が安いため製造コストが低いことから、リン酸リチウムポータブル電源は、同容量の他のリチウムポータブル電源に比べて安く購入できるのも魅力。

安全性と寿命を考えると、とてもコスパに優れているポータブル電源です。

防災用として役立つ

地震や台風、帯状低気圧など災害の話題に事欠かさない昨今。

著者は台風による長期間の停電を体験したことがあるのですが、一番困ったのが電気の確保でした。

特に、スマートフォンが使えないので家族や知人との連絡が取れず、安否確認に時間を要したことからポータブル電源は特におすすめです。

1000Wのリン酸鉄リチウムポータブル電源を使うデメリット

出番が少ない

キャンプで電源を使用する場合、冬キャンプでの電気毛布や映画のスクリーン、冷蔵庫以外にポータブル電源を使用する機会は割と少ないのが現状。

特に、春から秋のキャンプでは、暖房器具が必要ありません。

また、スマートフォンの充電は車やモバイルバッテリーで十分に事足りてしまうので長期のキャンプや車中泊以外では使用頻度は低いでしょう。

重い

軽量タイプでも10kgほどの重さがあるので、駐車場からキャンプサイトまで遠いキャンプ場では持ち運びに不便です。

オートキャンプ場や車中泊など、荷物の移動がほとんどない場合なら気になりません。

ポータブル電源を使用する場合は、荷物の持ち運びを考えてキャンプ場を選びましょう。

値段が高い

リン酸リチウムポータブル電源は、だいたい10万円くらいしますので、数あるキャンプギアの中でも高額です。

コアな旅のスタイルを確立しているキャンパー以外は、そんなに使用頻度が高くないものですが、防災の事を考えると最も頼りになるギアでもあります。

1000Wのリン酸鉄リチウムポータブル電源の選び方

重量

キャンプでの使用を考える場合、重量は出来るだけ軽いモデルを選ぶのが吉です。

平均10kg前後のモデルなら許容範囲、さらに軽量モデルがあれば選定の基準にするといいでしょう。

オートキャンプ場だとしても、テントのそばで家電を使用する場合は積み下ろしが必要ですから、重量は必ずチェックするといいです。

保障期間

リン酸鉄リチウムポータブル電源は高額なので保証期間が長めに設定されているモデルも多いです。

言わずもがなですが、保証期間は長ければ長いほどいいですよね。

長いものでは5年保証などのモデルもあるので、必ずチェックしましょう。

充電サイクル

充電サイクルとは100%の充電が何回出来るかという指標の事で、例えば充電サイクルが3,000回なら3,000回はフル充電できます。

充電サイクルの回数を切っても、蓄電機能が徐々に落ちるだけで使用可能ですが寿命の目安になります。

メーカー

Anker 

世界中に高性能な商品を次々とリリースする人気ブランドです。

特にモバイルバッテリーやポータブル電源においては、リーディングカンパニーを自負している通り世界的信頼を得ている中国のブランドです。

Jackery

ポータブル電源を生み出した老舗企業Jackeryは、中国の深浅にある企業です。

中国で初めてA株市場へ上場に成功したポータブル電源メーカーなので、品質と性能において厚い信頼をあつめています。

EcoFlow

EcoFlow は、中国にあるポータブル電源の製造・販売を手掛ける企業です。

アダプターのないケーブルで効率的な充電できる技術「X-Stream」がタイム誌で紹介された技術力の高さが魅力です。

JVCケンウッド

日本ビクター(株)と(株)ケンウッドが経営統合した日本の電機メーカーです。

映像や音響などの分野のイメージが強いですが、ポータブル電源業界にも参入し高い性能が評価されています。

Evopow 

中国の深浅にあるポータブル電源メーカーです。

創業者が元Google研究開発エンジニアと中国の電池メーカーの会長という、珍しい組み合わせで設立されている企業です。

VTOMAN

リチウム電池の開発と応用分野で国際的に活躍する工場直営店です。

性能が高くコスパの良いことからキャンパーを中心に注目されているブランドです。

価格帯

価格は10万円を切るものから20万円近くまで幅広いです。

ポートの数やソーラーパネルの有無など、装備が充実するほどに価格が上がっていきますので自分の使い方をよく考えて購入するといいでしょう。

1000Wのリン酸鉄リチウムポータブル電源おすすめ10選

メーカー・製品

重量保証期間充電サイクル

EcoFlow ポータブル電源 RIVER 2 Max

7.2kg5年3,000回

Evopow ポータブル電源 ソーラーパネル付き

10kg2年3,000回

Evopow ポータブル電源リン酸鉄リチウム 1500Wh

12.6kg2年3,000回

JVCケンウッド Victor ポータブル電源

21.6kg2年3,000回

VTOMAN JUMP1000 ポータブル電源 

20.62kg18か月3,000回

Anker 757 Portable Power Station

23.88kg5年3,000回

Evopow ポータブル電源 

10kg2年3,000回

Evopow&EEIVOL ポータブル電源

10.4kg2年3,000回

Jackery ポータブル電源 1000 Pro 

11.5kg3年3,000回

Jackery ポータブル電源 1000

10.6kg3年3,000回

【EcoFlow】
RIVER 2 Max

引用:Amazon

重量が軽く保証期間が長い高性能ながら価格の安さが注目のコスパのいいリン酸鉄リチウムポータブル電源。

別売りのソーラーパネルを接続すると、災害時に非常に頼りになります。

USBケーブルもタイプAとタイプCが使えますので、スマホの充電にも便利です。

重量7.2kg
保証期間5年
充電リサイクル3,000回

【Evopow】
ポータブル電源 ソーラーパネル セット

引用:Amazon

電子レンジや炊飯器はもちろん、冷蔵庫も使用できる持っていると安心のリン酸鉄リチウムポータブル電源です。

ソーラーパネルとセットで、ライトもついていることからキャンプはもちろん災害時にも頼りになります。

また、コスパの良さも最強クラスです。

重量10kg
保証期間2年
充電リサイクル3,000回

【Evopow】
ポータブル電源リン酸鉄リチウム 1500Wh

引用:Amazon

1500W大容量とこのクラスでは非常に軽量なので、男性なら一人で持ち運びできるコンパクトなリン酸鉄リチウムポータブル電源。

60Hzまたは50/60Hzの両方対応の製品に使用できるので、使える家電の幅が広くキャンプをより快適にしてくれます。

重量12.6kg
保証期間2年
充電リサイクル3,000回

【JVCケンウッド】
Victor ポータブル電源(BN-RF1500)

引用:Amazon

家庭での使用に特化したモデルで大容量の出力1500wで重量もありますが、安定感があって災害時に頼りになるリン酸鉄リチウムポータブル電源。

便利なのは充電しながら家電が使用できる点で、急な停電の際も全く気にすることなく普段の生活が継続できます。

重量21.6kg
保証期間2年
充電リサイクル3,000回
価格(2023年5月)264,000円

【VTOMAN】
JUMP1000

引用:Amazon

最大15台のデバイスを同時に給電できるアダプターの多さと、スマホの急速充電機機能がついている高性能ながら価格がお手頃なリン酸鉄リチウムポータブル電源でです。

多少重さは感じますがその分性能面でカバーできているモデルですので、体力に自信のある方には、おすすめです。

重量20.62kg
保証期間18か月
充電リサイクル3,000回

【Anker】
757 Portable Power Station(A1770512)

引用:Amazon

リン酸鉄リチウムポータブル電源特有のバッテリーとしての寿命の長さはもちろん、6000系アルミニウム合金でメインフレームにしようしています。

ちなみに6000系アルミニウムは自動車にも採用されている、頑強な素材です。

保証期間が5年と長く、ハードな使用をするキャンパーに特におすすめです。

重量23.88kg
保証期間5年
充電リサイクル3,000回

Evopow ポータブル電源 

引用:Amazon

価格が最大の魅力のリン酸鉄リチウムポータブル電源です。

リン酸鉄リチウム電池特有の寿命の長さと、重量の軽さ、本体のコンパクトさはアウトドアにおあつらえ向きと言えます。

手ごろな値段なので遠慮なく使い倒せるのも魅力です。

重量10kg
保証期間2年
充電リサイクル3,000回

【Evopow&EEIVOL】
ポータブル電源(‎E1000)

引用:Amazon

価格が安く明るいLEDライトが搭載されたリン酸鉄リチウムポータブル電源で、なにより色が軍幕スタイルのキャンパーに好まれそうなのがポイント。

重さは多少ありますが、値段を考えれば及第点だと思います。

キャンプ映えを考えるキャンパーなら衝動買いしたくなる遊び心にあふれたデザインのモデルです。

重量10.4kg
保証期間2年
充電リサイクル3,000回

【Jackery】
ポータブル電源 1000 Pro

引用:Amazon

ソーラーパネルとリン酸鉄リチウムポータブル電源のセットモデル。

どこでも充電ができ、軽量で持ち運びやすいことから長期のキャンプはもちろん、車中泊をしながら長距離を旅する際にも頼もしいモデルです。

高い安全性と長寿命ももちろん併せ持っていますのでお得なセットです。

重量11.5kg
保証期間3年
充電リサイクル3,000回

【Jackery】
ポータブル電源 1000

引用:Amazon

コンパクト設計で軽く使用しやすいリン酸鉄リチウムポータブル電源です。

屋外ではもちろん、充電しながら使用できるので家庭用の災害対策用のバッテリーとしても役立ちます。

特に家族に理解の得られないキャンパーには、この機能を家族にプレゼンすると購入の糸口になるでしょう。

重量10.6kg
保証期間3年
充電リサイクル3,000回

まとめ

キャンプや車中泊の楽しみを増やしてくれる便利なアイテムが、ポータブル電源。

その中でもリン酸鉄リチウムポータブル電源は、その高い耐久性と長い寿命で注目を集めています。

災害時にも役立つアイテムですので、本稿が皆様の商品選定の一助になれば幸いです。

紹介アイテム一覧

1000Wのリン酸鉄リチウムポータブル電源の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

EcoFlow
RIVER 2 Max
Evopow
ポータブル電源 ソーラーパネル セット
Evopow
ポータブル電源リン酸鉄リチウム 1500Wh
JVCケンウッド
Victor ポータブル電源(BN-RF1500)
VTOMAN
JUMP1000
Anker
757 Portable Power Station(A1770512)
Anker
Evopow ポータブル電源 
Evopow&EEIVOL
ポータブル電源(‎E1000)
Jackery
ポータブル電源 1000 Pro
Jackery
ポータブル電源 1000
1000Wのリン酸鉄リチウムポータブル電源
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