秋から冬のキャンプや、まだ肌寒い春先のキャンプで、暖かく快適に睡眠をとるために、電気毛布の導入を考えている方も多いでしょう。
電気毛布をキャンプで使用するには、野外で電気の使用ができるポータブル電源が必要です。
ポータブル電源は電気毛布だけでなく、真夏の扇風機やスマートフォンの充電、ホットプレートなどにも使え、快適なキャンプを楽しめます。
また、災害時の停電にも大いに役に立ち、災害用品として一台備えておくと安心でしょう。
今回は電気毛布対応のポータブル電源を選ぶ際の、注意点や特徴なども交えてご紹介します。
目次
- 1 電気毛布対応ポータブル電源を使うメリット
- 2 電気毛布対応ポータブル電源を使うデメリット
- 3 電気毛布対応ポータブル電源の選び方
- 4 電気毛布対応ポータブル電源おすすめ10選
- 4.1 【Jackery】ポータブル電源 708
- 4.2 【JVCケンウッド】ポータブル電源 626Wh(BN-RB6-C)
- 4.3 【PowerArQ】PowerArQ S7 オリーブドラブ(PA70-OD)
- 4.4 【EcoFlow】ポータブル電源 RIVER Pro 720Wh
- 4.5 【BLUETTI】ポータブル電源 716Wh/218000mAh (EB70S)
- 4.6 【Anker】 PowerHouse 512Wh(A1751)
- 4.7 【GRECELL】140400mAh/519wh ポータブルバッテリー
- 4.8 【AlphaESS】ポータブル電源 500Wh(MS500 ホワイト)
- 4.9 【Jackery】ポータブル電源 400 112200mAh/400Wh
- 4.10 【EcoFlow】ポータブル電源 EFDELTA 350000mAh/1260Wh
- 5 まとめ
電気毛布対応ポータブル電源を使うメリット
キャンプ場で快適に過ごせる
キャンプ場でポータブル電源を使用することで、暑い真夏や寒い冬キャンプも快適に過ごすことができます。
秋〜冬のキャンプでは、起きて活動しているときより、就寝時に暖かく快適に睡眠が取れるかは死活問題です。
そこで、電気毛布を使えば、朝までポカポカとぐっすり眠れ、冬キャンプが楽しいものになるのは間違いありません。
真夏は高温になるテントの中も、ポータブル電源に繋いだ扇風機があれば、熱中症の心配も軽減されるでしょう。
電気を使用する調理器具も使える
家庭でしか使えないと諦めていたホットプレートや小型冷蔵庫も、問題なく使用することができます。
小さなお子様が多いファミリーキャンプでは、特別なキャンプ料理に挑戦したくても難しい場合もあるでしょう。
ポータブル電源を使い、使い慣れた調理器具で素早く調理し、お子様と遊ぶ時間を確保するのに大いに助けになります。
PCで仕事ができる
メリットと言えるのかは少々考えどころですが、PCやタブレットの充電も充分にできるので、キャンプ中に急な仕事が入っても素早く終わらせることができます。
ノマドスタイルで車で好きな場所へ移動しながら仕事をすることもでき、在宅ワークが多い方にも非常に重宝するでしょう。
災害時に役に立つ
災害時や急な停電にもポータブル電源は大いに助けになります。
常にフル充電をして目につくところへ備えておけば、いざというときに慌てることはありません。
LEDライトが搭載したものや、防塵防水機能があるものは特に安心で、土砂崩れや大雨など、不測の事態にも対応できます。
電気毛布対応ポータブル電源を使うデメリット
非常に高価で手が出しにくい
性能的に安心して使用できるポータブル電源は非常に高価で、超小型のタイプでも2万円台から、大容量のものになると10万を超えるものまであります。
ソロキャンプや補助的に少しだけ使用したいなら小型のタイプでも対応できますが、ファミリーキャンプではある程度の容量は必要になるでしょう。
容量が大きくなるほど価格も高額になるので、取り入れる際はよく吟味して選ぶことをおすすめします。
キャンプの醍醐味が薄れる
多少の不便もキャンプの醍醐味ですが、ポータブル電源の快適さは、日常生活の延長線上になり、非日常に没頭できないデメリットがあります。
せっかくの自然の機微や、工夫する創造性が薄れるのは、ソロキャンパーや無骨なスタイルを好む方には物足りなく感じることでしょう。
電気毛布対応ポータブル電源の選び方
容量で選ぶ
電気毛布を快適に使用できる、充分な容量のポータブル電源を選ぶことが最も大切です。
ポータブル電源の容量は、ワットアワーという、Whと表記される単位で知ることができます。
Wは電力を現し、hは時間となり、500Whなら50Wの電化製品を10時間使用、100Wの電化製品なら5時間使用できる計算です。
電気毛布は50Wほどなので、単純に考えると10時間使用できると思われがちですが、家庭用のコンセントは直流電流から交流電流に変換する際、ロスが生じます。
そのため、実際の容量の80%が使用できる容量となり、500Whの場合電気毛布の場合は7時間ほどの使用が可能です。
このことを踏まえて製品選びをすると間違いがありませんが、もっと簡単に選びたい場合もあるでしょう。
電気毛布の使用なら500Whで約6〜7時間、700Whで約8〜10時間、1200Whで電気毛布2枚を8〜10時間と考えても構いません。
出力ポートの数と種類をチェック
ポータブル電源の出力ポートは、主にACポート、DCポート、USBポートの3種類です。
ACポートは家電などのコンセントに使用し、DCポートは車内アクセサリーに、USBポートはスマートフォンやタブレットなどに使用します。
この3種類は標準装備で搭載されてはいますが、容量や性能の違いで数も違ってくるので、必要な出力ポートの数や種類は事前にチェックすることをおすすめします。
出力波形が正弦波のものを選ぶ
ポータブル電源を購入する際は、出力波形が正弦波のものを選ぶと良いでしょう。
正弦波以外の短形波や修正正弦波と記載があるものは、特にスマートフォンやPCなどの精密機器の故障の可能性があります。
ほとんどの製品は正弦波ですが、海外製の激安な製品には正弦波以外のものもあるので、注意してください。
電圧や周波数に注意
日本国内の電圧や周波数に対応した、電気毛布対応ポータブル電源を選ぶことも大切です。
一般的に日本で使用されるコンセントは電圧100V、周波数は西日本で60Hz、東日本は50Hzとなります。
こちらも海外製品は、この電圧と周波数に対応していない製品があるので、購入時は注意が必要です。
電気毛布対応ポータブル電源おすすめ10選
【Jackery】
ポータブル電源 708
高い信頼性とシェア率を誇る、ジャクリの708Whの大容量ポータブル電源です。
700Wh以上のポータブル電源は、電気毛布を10時間安心して使用できる容量で、冬のキャンプや車中泊でも朝までぐっすり眠ることができます。
USB-Cポートを搭載しているので、対応するスマートフォンやタブレットの充電にも重宝する、非常におすすめの製品です。
【JVCケンウッド】
ポータブル電源 626Wh(BN-RB6-C)
ジャクリと国内家電メーカーが手がける安心のポータブル電源で、ハイパワー設計で電気毛布も8時間使用可能です。
純正弦波を採用してるので、家庭で使用できる電化製品や精密機器の使用も問題ありません。
キャンプにぴったりのブラックにカーキのデザインもポイントで、重量6.3kgと軽量なのも持ち運びに便利で重宝します。
【PowerArQ】
PowerArQ S7 オリーブドラブ(PA70-OD)
キャンプシーンに非常にマッチするデザインがポイントの、リン酸鉄リチウム電池を使用した、大容量ポータブル電源です。
電気毛布が12時間使用できるパワフルさで、寒がりの方や女性にもおすすめ。
背面に500ルーメンのLEDライトを搭載しているので、停電などの災害時にも大助かりです。
キャンプにぴったりのオリーブドラブとコヨーテタンの2色から選べます。
【EcoFlow】
ポータブル電源 RIVER Pro 720Wh
こちらの製品は、1.6時間の高速充電を実現し、最大10台のデバイスに同時に供給ができるのが大きなポイントです。
電気毛布は8時間使用可能で、キャンプや車中泊には充分なスペックでしょう。
アプリでの遠隔操作や、エクストラバッテリーの使用で容量を1440Whへと増量できます。
シンプルですっきりとしたデザインで、様々なキャンプスタイルにおすすめです。
【BLUETTI】
ポータブル電源 716Wh/218000mAh (EB70S)
寿命が長く環境に優しいリン酸鉄リチウム電池を使用したポータブル電源です。
716Whと大容量ながらコスパの良い製品で、購入しやすい価格帯なのも大きなポイント。
コスパと容量のバランスが良く、初めてのポータブル電源にもおすすめです。
【Anker】
PowerHouse 512Wh(A1751)
512Whと手に取りやすいスペックとコスパのポータブル電源で、電気毛布は8.2時間の使用が可能です。
Anker独自のシステムで10年使える耐久性を実現しており、従来の製品より容量が2倍、AC出力は2.5倍にアップグレードしています。
コンパクトで使いやすく、シンプルなデザインで、災害時にもサッと持ち出せるおすすめの製品です。
【GRECELL】
140400mAh/519wh ポータブルバッテリー
持ちやすい大きな取っ手とコンパクトなサイズで、女性でも楽々持ち運びができる、キャンプにぴったりのポータブル電源です。
スマートフォンのワイヤレス充電や、災害時の助けになるLEDライトも搭載し、コンパクトながら機能も充実しています。
非常にコスパが良く、比較的気軽に購入できるのも大きなポイントです。
【AlphaESS】
ポータブル電源 500Wh(MS500 ホワイト)
シンプルですっきりとしたホワイトカラーがおしゃれな製品で、電気毛布は7.6時間使用できます。
気軽にキャンプに持ち出すのにちょうど良い、コンパクトなサイズ感で、特に女性のキャンパーにおすすめ。
見かけによらずパワフルで、最大8台同時に出力可能なのもポイントです。
【Jackery】
ポータブル電源 400 112200mAh/400Wh
もっと気軽にポータブル電源を使用したいなら、ジャクリのこちらの製品がおすすめです。
電気毛布は弱の設定で一晩安心して使用でき、非常にコンパクトで持ち運びにストレスがありません。
400Whの製品はコスパも良く、購入しやすいのでキャンプ初心者や、これからポータブル電源を取り入れる方にもおすすめです。
【EcoFlow】
ポータブル電源 EFDELTA 350000mAh/1260Wh
こちらは一晩に2枚分の電気毛布を使用できる、非常に大容量のポータブル電源です。
冷蔵庫や炊飯器などにも使用でき、災害時の備えとして、これ以上心強い製品はないでしょう。
その分非常に高価になりますが、大人数のファミリー キャンプや、電動ドリルなどのDIYにも重宝し、どんなシーンでも安心して使用することができます。
まとめ
電気毛布だけでなく、様々な用途に重宝する電気毛布対応ポータブル電源は、快適なキャンプに欠かせません。
災害時にも非常に役に立つので、一家に一台備があると安心でしょう。
こちらの記事を参考に、電気毛布対応のポータブル電源を取り入れてみてくださいね。
電気毛布対応ポータブル電源の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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