夜釣りで集魚灯を使用すれば常夜灯がない場所でも足元に魚を集めることができます。
アジやタチウオなどを狙うときにはマストアイテムと言っても過言ではありません。
しかし、集魚灯は乾電池で使用することができないので電源を確保する必要があります。
そこで今回は集魚灯の使用や照明の確保に適したポータブル電源についてお話させて頂きます。
初めて購入する方も迷わないよう、選び方やおすすめ商品も記載しましたので参考にして頂ければ幸いです。
- 釣り歴20年
- 釣り大会の出場経験あり
静岡県在住。 小学生のころ、父とサビキ釣りをきっかけに釣りに熱中するようになりました。 ルアー釣りがメインですが、餌での上物釣りや底物釣りまで幅広いジャンルを楽しんでいます。 魚は釣るのも食うのも大好きで釣りバカ人生まっしぐらです。 釣り方や魚への拘りが強く数釣りよりも理想の釣りを求めています。 現在の目標はイシダイ70㎝オーバーです。 離島まで足を運んでもなかなか出会えない王者の魅力に憑りつかれてしまいました。
釣りでポータブル電源を使うメリット
集魚灯を使用して魚を一点に集められる
釣り場にポータブル電源を持ち込めば集魚灯を利用して足元に魚を寄せることができます。
コマセを使用しなくても一点にとどまらせることができるので効率良く釣ることができるでしょう。
集魚灯の周りに魚が寄ってくるのでサイトフィッシュングを楽しむこともできます。
小魚を狙って大きなシーバスやヒラメが寄ってくることもあるので大物を狙うチャンスも生まれます。
照明を確保できる
ポータブル電源があれば照明を確保できるので懐中電灯を持ち歩く必要がありません。
周りに迷惑を掛けない状況では照明を付けっぱなしにしておけばファミリーフィッシングを楽しんでも安全が確保できます。
常夜灯のない釣り場でも照明を確保できれば昼の釣りと変わらない快適さを手に入れることができるでしょう。
暑さ、寒さ対策ができる
ポータブル電源は使用する電化製品のワット数にもよりますが3~6時間は電気を使うことができます。
寒い日でしたら電気毛布を使えますし、暑い日でしたらサーキュレーターを回して暑さをしのぐこともできます。
勿論、空調服のバッテリーが切れたときでも充電することができますから暑さ寒さ対策をしながら快適に釣りが楽しめるでしょう。
虫除けができる
夜釣りで集魚灯や照明を使用すると魚だけでなく蚊やガなどの不快な虫も寄ってきます。
実際に釣りをしていて蚊に刺され、集中力をなくしてしまった方も多いはずです。
しかし、コンセントタイプの虫除けをセットしておけば虫によるストレスが軽減されます。
特に女性の方は虫嫌いの方も多いので安心して夜釣りを楽しめるようになるでしょう。
釣りでポータブル電源を使うデメリット
県によっては集魚灯が使えない
ポータブル電源を釣り場に持ち込んで照明を確保したり暑さ寒さをしのぐことは違法ではありません。
しかし、神奈川県のように集魚灯の使用を禁止している場所もあるので使用時には注意が必要です。
また、集魚灯の使用が許可されている県でも、周りの釣り人に迷惑を掛ける様な場所では使用しづらいこともあります。
釣り場に持ち込むのが面倒
ポータブル電源はバッテリーを搭載しているので小型のものでも重くて気軽に持ち運べないデメリットを持っています。
車での釣りでしたら気軽に持ち運べますが、電車や自転車で釣りに行く方にとっては扱いに困るでしょう。
小型のキャリーに乗せて運搬すれば持ち運ぶことはできますが衝撃には弱いので扱いに注意して下さい。
管理する手間が掛かる
ポータブル電源はバッテリーを管理しなければ寿命が短くなるデメリットを持っています。
ACアダプターを繋いだままにはできませんから、残量がゼロにならないよう常に60~80%を維持する手間が掛かります。
また、高温多湿の劣悪な環境に保管することもできないので室内に保管場所を確保しなくてはいけません。
釣り向けポータブル電源の選び方
バッテリーの容量について
ポータブル電源を購入する際は使用する電気量を計算してバッテリー容量を選んで下さい。
例えば、60Wの集魚灯を5時間使用する場合は300Whのバッテリー容量が必要という計算になります。
使用する集魚灯のW数や使用目的によっても異なりますが、釣りの場合は200~500Whの商品を購入すれば良いでしょう。
キャンプや車中泊も考慮して商品を選ぶ場合でも500~700Whの容量があれば十分です。
バッテリーの大きさに比例してサイズや重量がUPするので自分の釣りに合ったものを選択して下さい。
出力ポートをチェック
釣り場にポータブル電源を持ち込む際にはACポートだけでなくUSBポートも搭載したもの選択して下さい。
スマホや空調服の充電にも使えますし、万が一災害にあったときでも便利に使いこなすことができるでしょう。
また、集魚灯を使用しながら電気式の虫除けが使えるようにACポートは最低でも2つ確保して下さい。
同時に給電した場合の最大電力を計算して購入すれば釣り場で使用に困ることはないでしょう。
定格出力は純正弦波を選ぶ
ポータブル電源を購入する際はAC出力の波形も必ずチェックしてから購入して下さい。
安価で高出力なポータブル電源は修正正弦波や短形波の商品が多いので注意が必要です。
投光器のように照明を確保するだけでしたら問題ありませんが家電製品や電子機器を使用する場合は故障の原因となります。
せっかくポータブル電源を購入するのですから災害時の使用も考慮して純正弦波の商品を選んでおくとよいでしょう。
災害時にも使用できる機能をチェック
台風や地震で停電になったときでも電気を確保できるのがポータブル電源を保有するメリットです。
釣り場に持ち込むことが目的であっても災害時に使用できる機能を搭載したものを選択しておくとよいでしょう。
例えば、ライトの機能やソーラーチャージ機能を搭載したもの選んでおけば災害の備えとしても利用できます。
これらの機能は釣り場でも便利に使えますから同スペックの商品で迷ったときには機能が優れた方を選んで下さい。
釣り向けポータブル電源おすすめ10選
【Lacita】
エナーボックス450
90Wのカーチャージャーを搭載しているので車中泊を利用しながら釣りを楽しむことができます。
電池容量が444Whと大きいので重量は増しますがACポートが3つ付いているので集魚灯を使用しながら家電も使えます。
-10℃の過酷な環境でも使用できるので電気ストーブを使用しながらワカサギ釣りも楽しめるでしょう。
【EcoFlow】
ポータブル電源 RIVER
4時間ほどの夜釣りが楽しめる256Wh容量の携帯性に優れたポータブル電源です。
フル充電まで僅か60分ほどですから残量が少なくなっていても支度している間に充電することができます。
重量が3.5kgほどしかないので電車で釣りに出掛ける方もリュックに入れて持ち運べるでしょう。
スマホから残量の管理ができるので釣行頻度が低い方は管理する手間が省けます。
【JVCケンウッド】
ポータブル電源 BN-RB37-CA
見やすい大きな液晶画面を搭載しており使い方も簡単ですから初めてポータブル電源を購入する方におすすめします。
国内品質基準で作られておりサポートや保証もしっかりしているので安心して使用できるでしょう。
手に優しい持ち手が付いているので車から釣り場までクーラーボックスの感覚で運ぶことができます。
【BALDR】
ポータブル電源
容量が小さいので電気ケトルや電気ストーブまでは使用できませんが集魚灯なら問題無く使用できます。
非常にコンパクトで重量が2.5kgほどしかありませんから携帯性に優れた商品をお探しの方におすすめします。
耐衝撃性に優れているので釣り場でハードな使い方をしても簡単に壊れることはないでしょう。
【MARBERO】
ポータブル電源 M82
消費電力の少ない小型のLEDで作られた集魚灯をお持ちの方におすすめの容量が小さいポータブル電源です。
88.8Whの容量しかありませんが短時間の夜釣りでサクっとアジを狙う方でしたらこれで十分です。
重量が僅か1kgと非常に軽く照明機能を搭載しているので懐中電灯代わりに持ち歩くのもよいでしょう。
【Enernova】
ポータブル電源 300W
50Hz、60Hzの切り替えができるので引っ越ししてからも手持ちの家電を使用できるのがこの商品の魅力です。
USBポート、ACポートが付いているので夜釣りを楽しみながらスマホや空調服の充電も可能です。
そして、重量が約3kgと軽いのでアジングを楽しむ釣りガールも気軽に持ち運ぶことができるでしょう。
【DaranEne】
ポータブル電源 NEO300
防塵防水カバーを搭載しているのでサーフから夜釣りでイシモチなどを狙う方の照明確保におすすめです。
50Wの電気毛布や扇風機でしたら5時間ほどできるので気温が安定しない秋でも快適に過ごせます。
ライト機能を搭載しているので照明を持ち込む手間が省けますし、SOS用の緊急ライト機能も搭載しています。
【Anker】
521 Portable Power Station
安価な商品ですがこのポータブル電源を製造しているAnker社は世界100カ国以上で商品を販売しているので安心して使用できます。
バッテリーの劣化を感じる初期容量80%減まで3,000回以上の充電が可能ですから10年近く使えるでしょう。
別売りのソーラーパネルを購入しておけば災害時にも充電しながら電気が使えます。
【Jackery】
ポータブル電源 240
電気毛布を4時間ほど使用できる容量を持っているので朝の2時から6時まで車で仮眠しながら通しで釣りを楽しむことができます。
小さいお子様連れで釣りに行くと必ず飽きてしまうのですがゲーム機でしたら12時間使用できるので非常に便利です。
釣り場では使用する機会がありませんが、電力200W超えるドライヤーなどは使用できません。
【LIPOWER】
ポータブル電源 296Wh
コンパクトで重量も3.2kgほどしかありませんから女性やお子様でも持ち運びやすいポータブル電源です。
照明機能を搭載しているので集魚灯だけ用意すれば快適な夜釣りを楽しむことができるでしょう。
過電流保護機能や過電圧保護といった安全面にも考慮して作られていますから安心して使用できます。
まとめ
釣り場に持ち込む携帯性を考慮しながらも災害を意識してポータブル電源を購入すればもしもの時でも電気が使えます。
純正弦波の商品を購入しておけば釣り場でも家電製品や電子機器を使用できるので非常に便利です。
釣り向けポータブル電源の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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